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(短編集)
旅猫リポート
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旅猫リポートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全231件 221~231 12/12ページ
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40歳を過ぎるとフィクションで涙を流すことはめっきりなくなるのですが、いやあギリギリでしたねえ。犬目線だったら即K.Oでしたが・・ 主人公を育てた叔母さんにシンパシーを感じました。 悪気はないのに無自覚にヒトと軋轢を生む行動や物言いをしてしまい、後悔して修復をこころみるけど更に誤解を生んで反省して開き直って・・・ やさしさを上手に伝えられなくても、やさしさを上手に受け止めてくれる人の存在に気づくことで幸福は生まれるのではないかと思います。 | ||||
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ノラ猫のナナは、車のボンネットの上がお気に入り。 そこでサトルと出会った。 カリカリをもらい、時々触らせてやる、対等の付き合いだった。 しかし、車にハネられ瀕死の状態で助けられてからは、ナナは サトルの親友になった。 幸せな5年が過ぎ、ナナと一緒に暮らせなくなったサトルは、必死で 引き取り手を探す。 古くからの友人たちのところに出かけては「やはり、ダメだ」と 諦めて次に回る。 みんな、引き取るといっているのに…。 先住ネコと相性が…とか、犬と折り合いが…とか言っては、次の友人の ところに行く。 まるで旅をすること自体が目的のように、旅を楽しんでいる彼らがいる。 別れの旅なのに、すればするほど離れられなくなる旅となるのだった。 物語は、ナナが語り、次々登場するサトルの友人が語る。 次第に明らかになってゆくサトルの半生。 一緒にいられない事情。 命を助けられたネコが示す飼い主への愛情は、決して虚構ではない。 本書が描きだすネコと飼い主との関係は、ネコ好きの人の心を捉えて 離さないことだろう。 | ||||
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クスっと笑ってしまうところから始まり読みやすい作品でした。 猫と主人公の悟の旅がはじまるところから どういう内容で進行していくか、なぜ旅をしないといけないか もしかして?と思ったら、その通りの内容でした。 想像通りでしたが・・・涙を誘います。 読みながら、家で飼っている猫を何度も何度も抱きしめました。 猫だけでなく、きっと皆さんが飼っている生き物はこういう気持ちがあるんだろうなと 思います。 大切に育てます。猫にもあなたに出会えて良かったと思われたい。 本のように悟への愛、私のこともそう思ってくれていたらいいなぁと思いました。 小学生の子供が今読んでいます。 | ||||
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猫好きの方なら号泣必至。そうでない方も人生の機微にふれ、思わず涙ぐむに違いない。 作者、有川浩さんは、猫のことを、そして猫と人間の結びつきを真に知り尽くしている方だなと思った。 すぐに読めてしまうけれど、行き着く結末が、少々怖いのと宝物のようなこの物語が、終わってしまうのが、もったいなくて、わざとゆっくり読み進んだ。 ただ悲しいだけで終わらず、命のつながっていく、すばらしい余韻を心に残してくれた。 今年読んだ本の中で最も心を揺さぶられたと断言できる。 | ||||
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いきなり、猫目線の語りで スタートした時は マズい、中高生向けな感じかな? とも思いましたが 40代の私でも楽しめました 楽しくて、温かい良作で 高校生の子供にさっそく 薦めました | ||||
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これまでの有川さんの作品とは、かなり違った雰囲気の作品でした。ロードムービー、なのでしょうね。 去年まで、犬ではありますが、飼っていた者(癌で一年間闘病生活をして最後まで自宅で介護して看取りました)としてはあまりのせつなさに最後は号泣でした。 動物を主役にした作品、特に猫では作中にあるハイライン『夏への扉』、内田百'閧の『ノラや』、ギャリコの『ジェニイ』『トマシーナ』に勝るとも劣らない一冊でした。 命を精一杯生きるものは本当にいとおしい。そう思える一冊です。そして悩みが多くて結構! 悩みなくて、何が人であるのだか……。 私はそう思います。 亡き児玉清さんへのオマージュ。『コロボックルシリーズ』を託されたのでしたね。それらへの有川さんの思いも読みとれます。 良作です! | ||||
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■有川浩の新刊。「空飛ぶ広報室」「ヒア・カムズ・ザ・サン」「県庁おもてなし課」など、最近の有川浩の作品はちょっとあっさりしていて泣けるシーンがほとんどなかったけど、今回はやってくれた。あざといくらい泣けるポイントを押さえ、最後50ページくらいずっと涙ぐみっぱなし。作者が泣かせに来ている事が分かっているのだが、それでもグイグイと引き込まれて、ついにはいい年のおっさんが鼻水が出てしまうほど、号泣してしまう。最後の方はもう「ええぃ、くそ、分かったよ。泣かされてやろうじゃないか」と開き直って、思いっきり泣きながら読んだ。涙と鼻水でグシャグチャになりながら読んだ。凄い、気持ちよかった。 ■これは、変に泣くのを我慢したり、誤魔化したりせずに、思い切って泣きながら読むべき本。なので、人目がある通勤途中や喫茶店などではなく、自宅でじっくり読むべき。泣ける物語だけど、決して悲劇的ではなく、どこか暖かさのなる悲しさ。だから、遠慮なく泣ける。そして、泣いた後、凄いすっきりする。何か心地良い。清々しい気持ちになれる。悲しいけど、優しく、温かい物語。 ■今年一番の小説でした。 | ||||
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有川さんの小説は初めてですが、ぱらりとめくってあらわれた 美しい猫の挿絵にひかれて「週刊文春」の連載で読みました。 この連載が続いている間中、発売日がとても待ち遠しく感じられたものです。 ロードムービーを観るように私も一緒に旅をさせてもらいました。 まだ読んでいない方、これから読める方が羨ましいです。 単行本になった表紙も素敵。 部屋にあって、ふっとそこへ目をやると 温かく軽やかに続く猫と青年のふたり旅の世界の入り口がそこに待っています。 今もこうして読んだあとに思い出されるのは、 負けん気の強い雄猫の瞳からまっすぐに見上げたような自然。 そこに漂う命あるもののぬくもりとしめやかな風。 移ろう季節を惜しむように、ふたり(猫と青年)がたどる旅。 心優しい懐かしい人たちとの再会を経て、やがて、ふたりはある目的の地へと向かいます。 少年の日の思い出の猫との出会い、仲が良かった友だちとの出会いと別離、 誰もがこどもでいられた世界、こどもではいられなくなっていく世界。 この物語を読んで優しい気持ちになれるとしたら、 誰にもある大切な何かを言えずにきてしまったあの日、 遠いあの日に帰って、もう一度会いたい懐かしい人に、 「気にしなくていいんだよ」と言って肩をたたいてもらえたような、 気がするからかもしれません。 心地良い読後感の1冊です、猫を愛する方ならなおいっそう楽しめるでしょう。 | ||||
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(本文の内容は直接触れないようにしております) 有川浩先生の最新作、堪能しました。 今までの作品とは少し違った、今までに無い優しさを持った物語で、読み終わりがとても心地が良かったです。 読みはじめてみると、出だしが意外な形でしたので『果たしてこれで大丈夫なのだろうか…?』とも思いました。 見事なまでに杞憂で、流石は有川先生と言うべき素晴らしい表現力で魅せられました。 内容も安定して非常に精巧で、読み進める度に作品の温もりと奥深さににどんどん引き込まれて、ラストには思わずホロリと…… (普段は本を読んでも泣かないのですが、それでも堪えられませんでした) また、一ファンとして(だからこそ?)印象深かったのがReport3冒頭のとあるシーン。 ちょっとびっくりしましたが、非常に有川先生らしいシーンだなぁと感じました。 非常に良作でした。文句なしです。 ファンは勿論のこと、普段本を中々読まない人にもオススメしたい一冊です。 | ||||
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発売日に購入しました。 帰宅まで待ちきれず、職場での休憩時間に読み始め、続きが気になって帰りの バスの中でまた読み出したところ… どうしようもなくなって本を閉じました。 だって、こんなにたくさんの人がいるところで泣くわけにはいかないでしょう? そして帰宅後。 ジワっとというレベルを超え始めたのでまた本を閉じました。 明日、目を腫らして仕事するわけにもいかないよね… 文字通り「泣く泣く」休日前まで我慢して、読み終えた次の日は やっぱり瞼が重くなってました(泣笑) でも心はスッキリ晴れ晴れです! 昔飼っていたカギしっぽの猫を思い出しました。 昔の友達の顔を見たくなりました。 有川先生、素敵なお話をありがとうございます。 初レビューがこの作品で本当に良かったです。 | ||||
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有川さんらしい素敵な一冊!! 猫への愛がつまってます。 独特な猫目線での語りに ぷっと吹き出す場面もたくさん。 かと思えば後半は泣かされっぱなしでした。 やっぱり有川さんの書くおはなしが好きだなぁとしみじみ実感!! | ||||
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