星の旗

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評判

星の旗の評価:

3.00/5点 レビュー 3件。 - ランク

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Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全4件 1〜4 1/1ページ
No.4
(5pt)

最高のストーリーテイラー!

「悪魔の飽食」は、事件性、歴史的価値が、ストーリーを殺していた。それはそれで、事実(らしきもの)の発見が強く、納得できるものであった。

ところが、この作品のストーリー性は見事である。細部は、この際、問題ではない。似たような境遇の、元特攻隊員が、「これだけは、48年経っても、絶対に許せない」と、巨悪に立ち向かう決心をする。繰り返し、繰り返し出てくる「生ける屍たち」が、他人をバカ死にさせておいて、自分だけ甘い汁を吸って生き残った上官たちに、はむかうようになる心理的葛藤が、ストーリーにうまくとけこんでいる。

それは、明らかにフィクションでありながら、表面的なストーリーの裏にある心の闇にふれる形で、進んでいく。テレビを観るように読めば、隠されたストーリーは見えないかもしれないが、目を閉じて、心のひだを読みとるように入っていけば、そこには「人間存在の、たえがたい暗さ」がみえてくる。ある意味では、野間宏の「暗い絵」をほうふつさせる力作である。
星の旗(上) (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 星の旗(上) (光文社文庫)より
B009KZ63V6
No.3
(5pt)

最高のストーリーテイラー!

「悪魔の飽食」は、事件性、歴史的価値が、ストーリーを殺していた。それはそれで、事実(らしきもの)の発見が強く、納得できるものであった。

ところが、この作品のストーリー性は見事である。細部は、この際、問題ではない。似たような境遇の、元特攻隊員が、「これだけは、48年経っても、絶対に許せない」と、巨悪に立ち向かう決心をする。繰り返し、繰り返し出てくる「生ける屍たち」が、他人をバカ死にさせておいて、自分だけ甘い汁を吸って生き残った上官たちに、はむかうようになる心理的葛藤が、ストーリーにうまくとけこんでいる。

それは、明らかにフィクションでありながら、表面的なストーリーの裏にある心の闇にふれる形で、進んでいく。テレビを観るように読めば、隠されたストーリーは見えないかもしれないが、目を閉じて、心のひだを読みとるように入っていけば、そこには「人間存在の、たえがたい暗さ」がみえてくる。ある意味では、野間宏の「暗い絵」をほうふつさせる力作である。
星の旗〈上〉 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 星の旗〈上〉 (光文社文庫)より
4334729576
No.2
(5pt)

最高のストーリーテイラー!

「悪魔の飽食」は、事件性、歴史的価値が、ストーリーを殺していた。それはそれで、事実(らしきもの)の発見が強く、納得できるものであった。

ところが、この作品のストーリー性は見事である。細部は、この際、問題ではない。似たような境遇の、元特攻隊員が、「これだけは、48年経っても、絶対に許せない」と、巨悪に立ち向かう決心をする。繰り返し、繰り返し出てくる「生ける屍たち」が、他人をバカ死にさせておいて、自分だけ甘い汁を吸って生き残った上官たちに、はむかうようになる心理的葛藤が、ストーリーにうまくとけこんでいる。

それは、明らかにフィクションでありながら、表面的なストーリーの裏にある心の闇にふれる形で、進んでいく。テレビを観るように読めば、隠されたストーリーは見えないかもしれないが、目を閉じて、心のひだを読みとるように入っていけば、そこには「人間存在の、たえがたい暗さ」がみえてくる。ある意味では、野間宏の「暗い絵」をほうふつさせる力作である。
星の旗〈上〉 (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 星の旗〈上〉 (カッパ・ノベルス)より
4334071090
No.1
(5pt)

最高のストーリーテイラー!

「悪魔の飽食」は、事件性、歴史的価値が、ストーリーを殺していた。それはそれで、事実(らしきもの)の発見が強く、納得できるものであった。

ところが、この作品のストーリー性は見事である。細部は、この際、問題ではない。似たような境遇の、元特攻隊員が、「これだけは、48年経っても、絶対に許せない」と、巨悪に立ち向かう決心をする。繰り返し、繰り返し出てくる「生ける屍たち」が、他人をバカ死にさせておいて、自分だけ甘い汁を吸って生き残った上官たちに、はむかうようになる心理的葛藤が、ストーリーにうまくとけこんでいる。

それは、明らかにフィクションでありながら、表面的なストーリーの裏にある心の闇にふれる形で、進んでいく。テレビを観るように読めば、隠されたストーリーは見えないかもしれないが、目を閉じて、心のひだを読みとるように入っていけば、そこには「人間存在の、たえがたい暗さ」がみえてくる。ある意味では、野間宏の「暗い絵」をほうふつさせる力作である。
星の旗 上 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 星の旗 上 (角川文庫)より
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