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真夜中へもう一歩
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真夜中へもう一歩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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江口寿史氏の描いた表紙の女性がずーっと、私の中では「冴子」姫でした。 単行本を購入し、初めて読んだのが大学生、それから幾度となく読み返しましたが、文庫本になっていることを知り、アマゾンでゲット。 文庫本は通勤の電車で読めるのが、とても快適。 「リンゴォキッドの休日」も、文庫を2冊(角川版と新潮版)もっております。 二村シリーズではありませんが、「さまよう薔薇のように」の文庫が出た際も、やっぱり手軽に読みたいが為、入手しました。 「あじゃぱん」「スズキさんの~」なども文庫化されているので、また入手して読んでしまいそうです。 | ||||
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時代があまりに、古いが昭和生まれの、私には、 とても、面白く読ませていただきました。 | ||||
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二村永爾シリーズの第2弾!警察に属しながらも、フリーの立場の(休暇中の警官)二村が大学病院内の遺体安置所から消えた遺体を探す出だしさる事ながら、また素晴らしい文体です、リズムです、スタイルです。 カッコイイとはこういう事なのだと、気付かせてくれる大人の小説です、カッコイイのにこっぱ恥ずかしくない、そんな小説です。キメセリフも、臭くなくて、必要以上に飾らないし、直接的表現を控え、比喩がまた絶妙、そんな小説です。 今回も様々なものに関与があり、それぞれの思惑なり動機があるのですが、中でも私は医学生田沼が気に入りました。彼の彼なりのスタイルが私には共感できました。今回のストーリーと本の分量を考えると、もう少しコンパクトに出来たかな?とも考えますが、それでもよかったです。 また、私の好きな作家の高橋 源一郎さんの解説が良かった。いつも通りのただの感想レベルの私事なのですが、芸になっていて私は好きです、彼の小説は最初の何作かで(私の中では)終わってしまったのでしょうけれど、こいうった解説や書評エッセイみたいなものがくだらなくて好きなのです。その源一郎さんと矢作さんとのこういった繋がりがまた不思議です。 「リンゴォ・キッドの休日」が好きだった方には是非オススメ致します。 | ||||
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1985年、大学生の時ほんとうにハマッてました。映画化してほしい1本です。司城氏との共作ブロードウェイの戦車、暗闇にノーサイドも大好きなんですけど。復刻してください。 | ||||
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二村永爾シリーズ第二弾。 舞台が広がって、山梨、海老名、横浜を行ったり来たりする。あと、番外でハワイ。 慌しい。登場人物が多い。みんな忙しそうだ。移動も多い。死体すらたくさん移動する。 高橋源一郎が「解説」(解説になっているかどうかは別にして、すばらしい文章だ)で、探偵小説(これは刑事が主人公だけど)の本質は、何か、多分大切な何かを探す行為にある、というようなことを書いている。これが書かれた1985年、バブルに向かって、いろいろなことがわらわらごちゃごちゃになって見えにくくなっていた日本では、大切な何かを探すのは、2006年とはまたちょっと違った理由で結構骨の折れることだったのかもしれない。 ということで、『リンゴォ・キッド』なんかに比べると慌しすぎる印象を受けるが、まあ、ファンなので、おもしろくないはずがない。 | ||||
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江口寿史イラストの単行本版から二十年が経つ。 ここに来てようやく、本作は初文庫化された。 第一作『リンゴォ・キッドの休日』や、第三作にして最新作 『THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ』ほどの凄絶さはないが、 しかし読んで裏切られることはない良作だ。 全然解説になっていない高橋源一郎の解説もまた良し。 個人的に、四月再版された『マイク・ハマーへ伝言』と、 『リンゴォ・キッドの休日』とが横に並んでいるのを見て感慨深かった。 あとは『さまよう薔薇のように』や『神様のピンチヒッター』、 『死ぬには手頃な日』などが残っているが、この様子なら遠くはなさそうだ。 一矢作ファンとして、今はこの幸福を素直に楽しもうと思う。 | ||||
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売り文句を付けるとしたら、こんな感じかな? あの快作『リンゴォ・キッドの休日』の二村永爾が帰ってきた。 病院から消えた死体を追う内、遭遇するもうひとつの死体、銃、そして女。 二村刑事シリーズ、待望の第二作。 今回も軽快な会話と、巧妙な比喩は健在でした。 それに加えて、その後の作品を匂わせるような言葉も。「スズキっていうのが怪しいな、シトロゥエンに乗っているんだろう」私はでたらめを言った。 「そこまでは分かりません」 『スズキさんの休息と遍歴 またはかくも誇らかなるドーシーボーの紀行』 スズキさんが愛息と共にシトロゥエンに乗って繰り広げる、 現代のドン・キホーテ物語。「家へ帰るよ。眠るんだ」 「こんな時間からか」 「見てくれよりずっと年をとってるんだ。眠くてしかたない。 眠って、ライオンの夢を見るよ」 『ライオンを夢見る』 平成十六年刊 ヘミングウェイ伝説を追った、魅惑の紀行文集。 短編『コンクリート謝肉祭』収録。 こんな風に、ほんの少しだけ想像を膨らませてくれるのが、 氏の魅力の一端でもあるわけです。 見かけられましたら、是非ご一読を。 | ||||
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