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(短編集)
“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)2
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“文学少女”と恋する挿話集(エピソード)2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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短編種の2作めですが、こちらはメインストーリではサブキャラの森ちゃんと彼氏の反町君からみた「文学少女」シリーズの別の側面が見れます.どんな大変な重苦しい話でも他人から見ればただの恋バナであり、おせっかいの森ちゃんを彼女に持った反町の苦悩が面白く、笑いました.本シリーズの男性陣はみんなネクラで病的なので反町のようなシンプルで普通のキャラがでてくるとほっとします.本編では悲劇のヒロインのななせですが、反町視点ではストーカーぎりぎりの危ない女。どんなに美人でもこれはドン引きでしょう。今回の引用はハイネ、バイロン、中也、タゴールと封名な作詩家でしたが、詩はにがてですね。意味不明ですもん。反町は結構はまっていましたが、個人的には?????って感じでした. | ||||
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言葉を選ばずに書けば、人気作であるのだからとことん稼ごうという版元の商魂が露骨です。 全部ではありませんが、クダラナイ話が数本あります。これで笑ったら版元の思う壺。 読者の惨敗です。そして、私は帰宅途中のバスの中で笑ってしまいました。 そんな小説です。 | ||||
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反町と森の二人をネックとした短編集。 あと、琴吹ななせが主人公の物語もあります。 短編という物語の短さから、内容的には日常の些細なことを題材にしたものが多いのですが 反町と森の心の動きは初初しくて良いです。 基本的に心葉と遠子は、この巻では脇役ですが 遠子の天真爛漫な態度は可愛らしく感じるのは相変わらずです。 | ||||
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心葉、遠子先輩が物語を紡いでいた裏で、その周りの者達も「自分の物語の主人公」をもちろん演じていた訳で、今巻ではその辺がメインとして描かれています。最後に心葉にななせの為に平手を食らわせた「例の森さん」、その森さんに惚れている反町、そしてななせとこの3人を中心に話は進行していきます。 読んでの印象としては、「事情をよく知らずに心葉を傍から見ていたら……」ってな感じですか。そりゃ森さんも怒るよ、反町も訝るよ、ななせも乙女にもなるよ……。ななせは行動が男から見て、ちょっと乙女入り過ぎ。重い――その想いは純粋なんだろうけど、深く知れば知るほどに「それ重過ぎるよ!」という感想しか……。過去と現状と進むべき未来と、心葉を正しく理解し導いていた遠子先輩が最終的に心葉にと寄り添えたのが、よーく納得出来ました。 DQNネームの悲劇、謂われなき性的志向の決め付けの悲劇、好きな人の為に頑張り過ぎちゃったファッションの悲劇――この辺りには大いに笑わされ、そして同時に極めて同情いたしました。野村先生、読者層の好きなものをよくお分かりでいらっしゃる!今後もこうした方面での暴走――もとい頑張り、期待しています。 遠子先輩の行動に関しての諸々のものが、今巻では特に印象に残ったかもです。心葉のアレな噂を聞く度にそれとなく探りを入れ、反町の恋の指南をしてやり、サービスカットも忘れないと正に八面六臂の活躍ぶり。その全てが愛おしい、その全てが素敵です、やはり貴方こそが真に”文学少女”です!そんな遠子先輩の、”文学少女”シリーズのファンに全力でお勧めしておきます。 | ||||
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表紙はななせが担当してますけど。 読んでみれば、森ちゃんの話がたっぷりでした。 本編での森ちゃんは、ななせの友達として出演するだけの所謂背景キャラの1人でした。 今回は、そんな森ちゃんに焦点を当てて、森ちゃん視点での"文学少女"になっていましたね。 名前をからかわれるのが好きじゃない森ちゃんが、とっても可愛い1冊となっております♪ 勿論、主要メンバーはそれとなく姿を見せていますから、本編好きな人でも十分楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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“文学少女”シリーズ引っ張り過ぎじゃないかなぁ、なんて続巻が出たらついつい買っちゃうくせに思ってしまう。 いや、面白いし人気があるのは分かるんだけど……ああも、キッパリとした形で本編を終わらしたんだから、『見習い』も含めて長々と続けるのは正直どうかと。 ましてや今回の叶わぬことが確定してる色恋沙汰の裏側なんて、……息苦しいやら暑苦しいやら。溜め息しか出てこないわけでして…… やるせないので勘弁してほしいっす。 | ||||
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・恋する"詩人" 琴吹ななせの親友・森ちゃんの彼氏が主役の話 ・心葉くんて●●? の誤解シリーズ(幕間) ・琴吹ななせの恋愛レポート そんな感じの構成です。 恋する挿話集のタイトルに偽り無し、なのですが、 琴吹さんの日記(顔文字乱舞)にドン引きしてしまいました。 「普通すぎるから嫌い」という千愛嬢に同意してしまうというか。うーん。 なんか甘すぎるケーキをお茶無しで食べた後のような読後感。 本編のほんわり淡白orどろどろの雰囲気が好きな人には、 「高校生恋模様全開!!!」みたいな今回のは好き嫌い別れるかも… 前巻の"見習い"と今回の"詩人"反町君側のお話はそこそこ読めたんだけどなぁ。 | ||||
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思えば琴吹さんが初めての表紙である。なのに相変わらず笑っていないのだが、おそらく最初で最後であろう、琴吹さんが声を上げて笑う場面が1箇所、ト書きだけだが描かれている。束の間に訪れた刹那の安息ではあるが、これが心葉からもたらされたものではないところが切ない、本編の裏ストーリーとも言える挿話集第2巻である。 『FB Online』で既読の作品も多数あろうが、ここは改めて最初から読み直して欲しい。心葉が「ロリコン・男色・マザコン」という、強烈ながら腐女子の皆様ががっつり喰い付きそうな疑惑を持たれるエピソードを挿みつつ、琴吹さんを軸にした裏側のストーリーが、森ちゃんと反町くんの快活でラヴリーな物語とともに進んでいく。どこまで進むかと言うと、本編の最後までである。本編での琴吹さんの、主に悲劇的に描かれたエピソードの裏側で、森ちゃんが懸命に琴吹さんを励まし、それに巻き込まれる形で関わっていく反町くんが描かれている。反町くんの視点が多いため、心葉・遠子先輩・琴吹さんの関係を、やや遠巻きに見ている反町くんの客観的かつ常識的な感想が心地よい進行役を果たしている。確かに一途過ぎる琴吹さんは少し重いよね、森ちゃんも少し世話焼き過ぎだよね、と共感を呼ぶ視点である。しかし、それだけに琴吹さんが可哀想であり、森ちゃんの悔しさも理解し、真相が不明ながら陰日向に一生懸命に力を貸そうとする反町くんのイイ男っぷりも出ているのである。 実は反町くん、意外に遠子先輩と関わっていたのね、というエピソードも多く、手渡された本を面倒がりながらも読み始めるとどっぷり浸かってしまう、その感化のされっぷりも可笑しい。見事に本巻のコメディアンを勤めながら、琴吹さんを陰で支え、森ちゃんとのラヴも成就させた反町くんが天晴れな1冊である。森ちゃんに、あれだけNGだった「下の名前で呼んで」なんて言わせたんだもの。いろいろとエラいよ反町くん! | ||||
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66ページにて明らかになる、森ちゃんの衝撃の名前!! というか、家族揃ってですか……よかった、ウチの親はセンスが普通で。 ああいう名前を付けられると、将来子どもはグレるは会社に採用されないわで大変でしょうよ。 反町くん、君にはとても共感できる。感受性豊かなのに、常識人なんだもん。森ちゃんや琴吹さんにドン引いているのが普通の男の反応です。 ……女性の皆さん、本当なんかごめんなさい。 ……今回はとことん男子向きですな、中身が。特に143ペー(つるーん)、え? ジッ!?(←靴箱で履き替えたらなぜか転んだ自分) 多少の笑いはあれど、本当に悲しい切ない短編集(作家裏話など)です。全く、なんで書き下ろしのあれを最後に持って来たんですか、野村美月先生…… それでも星五つを付けたい自分。辛い描写ばかりでも、読む価値はとても高い。 | ||||
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この本が出るのをずっと待っていました。 とあるシーンで思わず落涙してしまいましたが、このシーンを読んで思いっきり泣ける若い子たちがとてもうらやましく思います。 ななせ派の方は必読です。 | ||||
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本編の裏側にあったななせや森ちゃん、反町君の物語。 ななせは一人じゃなくて、周りにちゃんと支えてくれる人達がいたことにほっとしました。 森ちゃんは脇役にしておくのが勿体ないなぁ。 すごく可愛いです、性格も名前も。 応援したくなるカップルがまた一つできました。 読むのが辛い部分も多かったです。 不器用で一途なななせが可愛いだけに、彼女の恋を応援したくなってしまうだけに、 結末を知っているので苦しくなってしまいました。 彼女には絶対に幸せになってもらいたいなぁ・・・。 その辺りをこれからも補完してもらえるとうれしいです。 | ||||
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短編集一巻と同じく、話のテンポは良いです。 ただ、今回ストーリーの中心になるキャラがななせの親友である森ちゃんと、その森ちゃんに片思いしている反町くんという本編では超脇役と初登場キャラ。 しかもその反町くん視点での話が多いです。 心葉や遠子も登場してますが、一巻より外伝色が強いので、メインキャラが好きな人にはちょっとオススメ出来ないです。 本編の森ちゃんですら「え、ちょっとおせっかい過ぎない?」と思っていた私には、短編集の森ちゃんはウザく感じました。 ななせのためによかれと思って色々やってるのはわかるんですけどねぇ…。 | ||||
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琴吹ななせの側にいつもいた、森ちゃんと反町くんの初々しいエピソード集でもあるし、本編で突き放された感があるななせを支えてくれる人はちゃんといたんだよ、というお話でもある。そして、知らなくても大丈夫だけれど、知ればもっと本編の内容が深まる追加パーツでもあるだろう、そんな短編集です。 本編で描かれる恋愛はかなり重たいものが多かったので、この本での森ちゃんと反町くんのやり取りには癒される。相手のちょっとした行動で一喜一憂しちゃって、かわいい〜みたいな。それなのに、反町くんと遠子先輩が詩集を通じて少しずつ仲良くなっていって、そして卒業式の日に反町くんに重要な役割を演じさせるという、影で本編を支えるという構成もにくい。二人にはななせも助けられたと思うし。 小さなエピソードが積み重なって一つの流れを作り上げている気がします。 | ||||
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