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(短編集)
櫻子さんの足下には死体が埋まっている
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櫻子さんの足下には死体が埋まっているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 41~59 3/3ページ
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話題になっていたので買ってみましたが、 とても内容が深くて面白いです!! 続編も買ってしまいました! | ||||
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語りての立ち位置というか、何故主人公にくっついているのか分からないので不自然。折角の骨の薀蓄も肝心の謎解きに直結していない。むしろ解剖学の教授で死体好きの美人とかの方がピッタリしたかも。物語が割とウェットなのと主人公のドライさの対比は面白かったので、続篇に期待。 | ||||
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ミステリを読みたくなって、購入しました。 書店でもこちらのレビューでも割と評価が高かったので期待して読んでみましたが… 期待外れの一言です。 ミステリ要素はほぼなく、携帯小説でというのも頷けます。 携帯小説だったら良い方なのだと思いますが、キャラクターも櫻子さんという美しい骨が好きなお嬢様と高校生とどれだけぶっ飛んだ設定なのかと思ったが、そうでもなく美しい骨が好きな標本士の描写も少なく、自称大人びた平凡高校生もただの高校生で話自体もあっさりと終わってしまいこのシリーズをこの先買う事はないなと思いました。 今後に期待を込めて星2つかな… | ||||
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書店で表紙を見たときから、安吾の言をもじったタイトルが印象に残っていた。しかし、ビブリア古書堂シリーズやタレーランのシリーズがきっかけとなってライトミステリーが続々出てきてどうしても「亜流だろ」という思いが先行し、買う気にならなかった。 ところが「本の置き場所がもう限界だから何とかして」という家内の要望に応えるべく、Kindle Paperwhiteを購入し、娯楽として読むだけのものを中心にKindle本に移行することに決めたところ、Kindle本のセールスに本書が含まれていて、エイヤッと購入した。 読んでみると面白い。「人の死なないミステリー」といううたい文句の万能鑑定士Qシリーズのファンなのだが、その作品群と比してこちらは人死にを厭わない(何しろメインが「骨」なのだから当然だ)。推理については「それって本当に詰んでる?」と思えなくもないが、とにかく桜子さんのキャラに含まれる適度の毒が私には小気味よかった。ファンになったので思わず第2作も買ってしまった(もちろんKindleでね)。 こういう出会いもあるものだ。 | ||||
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気軽に楽しく読めますよ。シリーズで読もうと思います お勧めです | ||||
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軽い気持ちで購入したが、なかなか読みごたえがあった。続編も購入予定だ。 | ||||
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二人の関係が分からないまま話が進むので、もやもや感はあるのですが、あくが強くきれいなキャラと、いけてないキャラが絡みながら、謎を解くのが面白いです。まだ、一話しか読んでませんが、推理があくまで予想の域を出ないので、その点は残念です。 | ||||
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携帯小説と聞くと全力で侮ってしまうのだが、そんな偏見を覆される。いやはや、侮れない。 情報の出し順が、ミステリとしては大変お行儀が悪い形。探偵の頭の良さを最大に演出すべく、解決部分で初めて証拠を開示してドヤと言う。しかし、にもかかわらず、楽しめる。法医学知識を使った謎解きは専門的なしっかりしたもので、唸らされた。見れば分かる証拠を隠して探偵を有能に見せかけられると怒りたくなるが、先に示されてもどうせ見抜けないものなら、探偵の知識に感心するのみだ。実際の所、不満はない。(「開示されていれば見抜けたぞ!」という向きは不満を覚えるかもしれない) 読者に情報を過不足なく渡すべきワトソン役の観察眼が不十分でホームズ役がひとりで推理を進めていったらという感じ…いや、そういえば、ワトソンはしばしば十分な情報をくれなかった。ワトソンが言及していない(故に読者に伝わっていない)ものをホームズが指摘して衒学トークで謎を解いてしまうことがある。あんな感じの小説である。すると、本作はホームズみたいなのだ、といえるか。 また、現在のものではない、未来から振り返ったような視点の記述がしれっと挟まれる。歴史物以外では最近あまり見かけなくなったが、連載小説華やかなりし頃は先をほのめかして興味を繋ぐためによく使われた手法。ネット小説や携帯小説で復権しているらしい。これがまだ描かれていない将来を示唆して興味を掻き立てる方にうまく働いていた。 登場人物の関係がどういう事情によるものなのか判然としないのが残念だが、これはまあ、こういうキャラミスとして読むものなのだろう。キャラとキャラの今の関係が分かれば経緯などは現状どうでもいい、推理に必要ないしいずれ過去編でもあれば語るよ、というわけである。 フェアプレイ精神だとか拘泥したカリカリチューンの本格ミステリが忘れてしまった面白さを持っている小説なのではないかと。 | ||||
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レビューが賛否両論という感じなので、どうかなと思って読んでみたけれども、私的にはアタリでした。 確かに、「謎解き」を楽しむタイプのミステリーではないし、文章もちょっと「ん?」ってところはありました。 でも、なかなかキャラが立っているし、なによりも、なんだか美味しそう!! 舞台は北海道旭川で、旭川市の名産を中心に、北海道の美味しいものがたくさん出てきます。 その描写と、主人公が実に美味しそうに食べる様が、こちらもジュルリと来てしまいます。 主人公は、高校生なのに、こんなに年上の女性の家に入り浸っていて大丈夫だろうか?友達いるんだろうか?なんて余計な心配をしてしまったりもしますが、「食べ物に釣られる」ところには非常に共感できました。 無神経な発言も多い櫻子さんですが、時に見せる不器用な優しさが「ずるい」です。 | ||||
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内容も満足しております。 以下の作品が好きな方にオススメします。 ビブリア古書堂の事件手帖・珈琲店タレーランの事件簿 キャラミスというのでしょうか、こういった作品が最近は好きなので買ってよかったです。 | ||||
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表紙や作品紹介からイメージする内容とは違いましたが、なかなか面白いです。 骨マニアである櫻子さんのキャラが気に入るか、否か。 それがこの作品を好きになるかの最初の分かれ道だと思います。 骨とか死体から想像するような猟奇的な内容でもなければグロテスクな内容でもないので、 気軽に手にして頂ければと思います。 | ||||
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骨を愛する人嫌い大人の女性、という響きにはなんだか素敵な響きがありますが(しかも名前が櫻子さん)、なかなか強烈な毒があるキャラクターで、個人的には不快感を覚えるレベルでした。 相方の少年も、気遣いだけは大人並みにあると自称するわりに、というか自称する時点で大人ではないですし、いまいち好感が持てませんでした。 人嫌いで無神経な櫻子さんを憎みつつもなんだかんだでついていく、という関係性は面白い気がしますが、理由が単に美人だからというだけに思えてしまって、そこもなんだかな、という感じ。 ただ、一巻だけでは明かされていない二人の出会いだとか、櫻子さんの過去の話があるでしょうから、今後続巻を読み続けていけば印象は変わるだろうと思います。この巻単体だけでは評価が難しいですね。 | ||||
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友人にすすめられて購入しました。 これは面白いですね! 殺人事件など、一般の人間にとっては非日常であるはずのそれ。 それをいい意味で日常化している。常に傍にあるもののように感じられるように書いてあります。 よく考えてみればそうなのです。いまやニュースをつければ、殺人の報道がない日はありません。悲しいことに、それは日常なのです。 扱われている事件そのものは大きなものではありません。それも、事件を日常とするのに役立っているかと。とても身近なもののように感じます。悪い言い方をするならば、よくある展開。 ただ、さくさく読めて、嫌な読後感はありません。それはおそらくキャラクターのせい。 謎説きのメインは櫻子さん。この櫻子さんという女性が本当に希有で、死体や骨に興味ある人間(そして生きている人間には頓着なく、殺人に対してもあまり痛みを感じているようには見えない)というのは大抵がサイコパス的に描かれるものですが、彼女はあくまで学術的興味に従って動いているだけで、つまり非常に素直で真っ直ぐな女性なのです。子供っぽさを感じるほど、猪突猛進。 物語は主人公である僕という少年の独白で進んでいきます。一人称です。それも、読みやすさ、入り込みやすさの理由だと思います。 主人公は、何の変哲もない少年なのです。極々一般人。いい意味で凡人。つまり、読者と同じ目線に立っているわけです。 読者よりも少しだけ櫻子さんの近くにいるこの少年は、人間味に欠ける櫻子さんとは対照的に、あまりに平凡。凡庸。だからこそなのですが、あくまでストーリーテラーとして櫻子さんをしっかり引き立てながら、読者に近い感覚での感情の移り変わりを見せてくれます。 でも、語り過ぎない!ここ重要だと思います。自分の感情を語り過ぎていない。その少年の語り口は、見事に我々を引き込み、楽しませてくれます。 携帯小説という売り文句が、いい意味で邪魔しているのではないかなと思います。 携帯小説なんかという先入観を持たずに、どうか読んでほしい。そう思いました。 | ||||
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お嬢様で無類の骨好きの標本士「櫻子さん」が探偵役、特徴のない男子高校生が助手役。 櫻子さんの「骨好き」という奇妙な嗜好で、人使いが粗く無遠慮な物言いでありながら、時々垣間見せる可愛さで、その魅了がよく描写されています。 謎解きは捻りも深みもさほどではないですが、オカルト一切無しで標本士としての人体知識による冷静な化学的分析は中々勉強になります。 なお、グロテスクなのではと心配する方もいるでしょうが、描写は控えめで、作品全体に清涼感を出すよう著者の配慮を感じます。軽く読むのにおすすめできます。次巻にも期待したいです。 | ||||
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『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』です。 表紙イラストと、作品舞台が旭川であることと、キャラミステリーという売り文句にひかれて買いました。 ただし絵があるのは表紙だけで、口絵もモノクロ挿画もありません。 内容は、連作短編のような感じの三作です。 巻末に参考文献と取材先が書かれてあって、法医学的な部分はしっかりしているようです。 ただ、全体としては何もかもが中途半端で惜しいと思いました。 物語の舞台が旭川というのも、旭川であることがストーリーの根幹にかかわっているでもなく、それでいてなまじ実在の地名などを出しているせいで、どっちつかずな印象でした。連作の第二話は旭川ではなく海沿いの田舎町が舞台ですし。 キャラ二人の関係性は、文学少女シリーズを縮小したような感じと思いました。20代後半のお嬢様の櫻子さんにはいいなずけもいるので、男子高校生主人公と深い関係になれる期待も持てないですし。櫻子さんのサバサバした性格は好感を持ちました。 事件と推理に関しては、確かに櫻子さんの法医学知識は活用されているものの、骨ではないので、骨好きという設定が若干浮いて感じました。 また、全体的な文章が、読みにくいわけではないのですが、書かなくてもいいことまで書いているので、間延びして感じました。具体的にいうとたとえば、第一話で母が身分証明書を確認するシーンなどは、詳細に書かなくても、運転免許証を確認した、とだけ記せばすむことですし。 全体としては、つまらないとまではいえませんが、あれこれ欠点が惜しかったです。 ★3 | ||||
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自身の実家が舞台の小説と聞いて、珍しく思って購入しました。 流行のラノベかと思って正直期待していなかったのですが、表紙がイラストというだけで軽めのミステリーという立ち位置だったようで、予想外に楽しんで読めました。 扱われている事件そのものは大きなものではありません。非常に身近な題材である気がします。 この櫻子さんという女性が本当に希有で、死体に興味ある人間というのは大抵がサイコパス的に描かれるものですが、彼女はあくまで学術的興味で骨と死体に純粋な関心を見せます。死体に重きを置くミステリーであるのにけしてグロテスクな印象ではないのはそのせいでしょう。 そして物語は主人公である僕という少年の独白で進んでいくのですが、時に人間味に欠ける櫻子さんとは対照的に、あくまでストーリーテラーとして櫻子さんをしっかり引き立てながら、純真で穏やかな感情の移り変わりを見せてくれます。突出したわざとらしい個性はありませんが、田舎育ちで家族思いの純朴な少年という好感を抱かせながら作品に感情移入させてくれますし、時折見せる地元へのシニカルな評価はいずれは巣立つ若者らしい背伸びや、故郷を愛する気持ちを伺わせて微笑ましいです。 私は携帯小説というもののを読まないので比べて評価が出来ませんが、少なくとも文章面において他作にひけを取っているようには感じませんでしたし、むしろ女性の作家さんらしい読みやすい丁寧な印象を受けました。 短編3作という構成でしたがどれも切り口が違って面白かったです。また食事のシーンは生唾が出ました。 ただあえていうならば、この作品をミステリーとして楽しむにはある程度の法医学知識が必要だと思います。おそらく作者は医療業務に従事られているのでしょう、私も医療関係者なので随所に隠された伏線を拾えて楽しかったのですが。 後から櫻子さんが説明してくれるので、読むと法医学と骨に詳しくなれる人体雑学本として楽しむのも手だとは思うのですが、それだと謎解きという切り口では物足りなさが残るかも。 ただ非常に面白い作品だった事は間違いないと思います。人の死なないミステリーが流行のようですが、ミステリーはやっぱり人が死んで欲しいものですし、死者を死体と記号化していない点にも好感が持てました。死者を通して遺族や被害者の想いを描いた悲しくも暖かい作品でした。 今回は名前だけの登場だった櫻子さんの許嫁、公安に属するという謎の美男子有原さんが出ることを楽しみに、続刊を待とうと思います。 | ||||
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設定はまあまあ面白いが、ミステリーにしてはパンチが足らない。ホラーテイストなら心霊探偵八雲のような独特の雰囲気にも欠ける。 人物配置もxxxHOLiCのような立ち位置だが、主人公にツッコミ力などが欠ける普通過ぎる存在の為に、櫻子の魅力が引き出せていない。 携帯小説出にしては地の文もあり、よく出来ている方だが句読点がやたら多くて読みにくい。 その為に文章がスラスラ読めない。そこがやはり書籍作家に劣るところだろうか。 | ||||
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携帯小説レベルです。内容もどこかで見たような事件が起こり、どこかで見たようなオチがつき、どこかで見たような締め方で終わります。 櫻子さんはいいキャラしてると思います。どことなく既視感はありますが。ただ主人公にはもう少し、なにかが欲しい。上記のようにどこかで見たような事件でも、体験した人(主人公)の性格によっていろんな見方や見解が出てきて「あぁ、こんな考え方もあるのか。こういう見方もできるのか」といった感動を期待してしまうのですが、そこもどこかで見たような見解なので、だいぶ弱いかなと。こういう作品はその部分がメインだと思うので、一話読了後に物足りない感が残ってしまいます。 ただ櫻子さんはいいキャラしてますし、もっとオリジナリティのあるものになると一気に化けると思います。 文章力については他の作家の方々に比べるとどうしても見劣りしますが、読んでいてストレスになることはないので携帯小説にありがちなゲシュタルト崩壊する心配はないかと思います。 今後に期待して★3つです。 | ||||
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まず、携帯小説だったって事に驚きました。そんなクオリティじゃないです!!その宣伝は、マイナスイメージだと思います。その色眼鏡は捨てるべき! そして、タイトルのイメージから、もっと猟奇的なものを想像していたんですが、とても冷静な法医学系ミステリーでした。 とにかく不思議な作品です。日常系ミステリーのようで、人の死ぬ安楽椅子系ミステリー。 ただ、トリックや派手な殺人劇ではなく、身近な事件簿といった感じ。 日常と非日常の間でゆらゆらするような、奇妙な作品でした。 読了感も独特で、結論としてはとっても面白い作品です。悲しくて、切なくて、優しい気持ちになります。 次巻が楽しみです。 | ||||
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