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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全563件 321~340 17/29ページ
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村上春樹本来の作品が好きな人には物足りないというか、彼の作品にしては読み手の期待を良い意味でも悪い意味でも裏切る作品でした。 あっけない・・・というか。作品自体は読みやすいので村上春樹初心者にはおすすめです。彼の作品がこの本とはかけ離れているものが多いので この本が好き!という方には他の本はおすすめしません。それぐらい読みやすく、ファンには少し物足りない感が残る作品でした。 とはいえそれなりのメッセージ性のある作品だと思います。彼の作品に共通する主人公は「孤独」それも半端なく孤独。 今回も序盤はそんな重苦しい雰囲気で始まりますが、終盤につれ、時が止まった16年前からココロに血がかよう描写は個人的に好きです。 (突然、僕が俺になったり、恋愛に悩みいてもたってもいられず真夜中に電話してしまう・・・など) 自分自身もちょうど、多崎つくると同世代、高校生の頃を思い出し、少し甘酸っぱい気持ちになる作品ではありました。 クロとあったことでつくるの止まっていた時間が16年前から動き出す(血が通いだす)あたりからは清々しささえも感じました。 が、欲を言えば村上春樹特融の言い回しがくどい(この作品では特に!)のともう少しシロの人物像を丁寧に表現してほしかったです。 | ||||
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最近話題の本で期待した内容でした。さらに次なる続刊が楽しみです。 | ||||
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ネタばれになるので、内容は書きませんが、発売日から数日購入が遅れましたが amazonにだけ在庫があり、すぐに入手できてよかったです。 | ||||
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とりあえず 村上作品は 全て読んでいますが 今回のは読みやすく 解り易いのではないのかな。 全部読んでいますが 好きというわけではなく ただなんとなく 読みたくなる・・・ ある意味 不思議な作家です 僕は 村上春樹さんの作品は 長編よりも短編 短編よりもノンフィクション(アンダーグラウンド等) それよりも旅行記 (辺境 近境 や 雨天炎天 など) が好きです。 俺って 変だよね。 でも そうなんだよなー | ||||
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こんなことくらいで…というようなことで、人生が終わったと感じてしまう喪失感を感じたことのある人。 頭ではこんなことくらいでなんて自分は弱いんだろうってわかってはいるし、どうすべきかは わかっているんだけど、どうしても戻ってしまうトラウマがある人。 そういう想いをしたことのある人には、大きな大義とかではなく、何かしら響く言葉が拾えそうな小説だと感じました。 「君に欠けているものは何もない。自信と勇気を持ちなさい。君に必要なのはそれだけだよ。」 私はこの言葉を拾いました。 「 | ||||
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村上春樹です。多かれ少なかれ春樹です。☆ひとつで悪たれる人も、☆五つを評価する人も、買った時点で祭りの参加者です。小中学生も読んでるんだろうなあ。久々に庄司薫と、橋本治を思い出しました。赤青白黒桃色。今現在の日本国を代表する作品です。販売部数も含めて。 | ||||
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村上作品はどれも人間の奥底を描いており、やや難解に思っていたが、この作品は主人公とそれを取り巻く友人達との心の葛藤を描いていてわかり易く、面白かった。、主人公が心の巡礼に出る訳だが友人の一人が殺されたりして、これ推理小説のジャンルに迷い込むのではないかと思わせる場面もあった。ところでこの主人公は何でこんなに鉄道の駅に惹かれたのか?最後までよく判らなかった。 | ||||
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読み進むにつれて、どんどん惹き込まれた。期待をもって読み進めるのが楽しみになり、結局、徹夜で、読んでしまいました。 | ||||
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特に村上氏の小説の熱心なファンではなく、中古品が安くなるのを待っていたのですが、皆さんのレビューに待ちきれず、購入しました。きれいな商品でした。おわけして下さった方、ありがとうございます。 彼の小説を読み込んでいるわけではないので、新鮮な気持ちで接しました。構成が上手くて、引き込まれるように読みました。 カティーサークがどんな味か知らなくても、そういうディーテイルが物語の味付けをしていると思います。 つくるさんを渦巻く人と人のつながりがもたらす物語の進行は、虚構ではありますが、必然的に存在し得ると思えます。ハッピーエンドを見なくても、この物語は完結していると思います。この物語のミステリー的な要素などを除いて核となる人と人のケミストリーがつくる小宇宙。それは、物語のようににかっちりと完成したジグソーパズルのようでなくでも(欠けているパーツもあるかもしれませんが)、いろんな形で、誰にも存在し得るするものだと思います。 | ||||
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村上さんなりに様々な天災や事故、事件などで過去に 傷ついた者の心をどうやって癒してあげられるのか、 小説家として何をしてあげられるのか、ということを 考えられたのだと思います。 トラウマをかかえてずっと生きていくより、ちょっとずつ 前向きに、触れたくないものにも目を逸らさないで、 理解して納得して受け止めて、でもそれでも悲しいけど、 時間の流れと共に薄らいでいくんだよ。と、語っている気が します。 レビューではないですが、以前村上さんが読者に書いたメール文を 紹介します。(ずいぶん前ですが) 「言葉というのは痛烈な武器になり得ます。 言葉は誰かを傷つけるためではなく、愛する人に 気持ちを伝えたり、自己の未知の領域を 探索するために使いたいものですよね。 ネットでも一般メディアでも、きちんとした事実を積み重ねて 他人を批判するのはかまわないんだけど、単なる推測・仮説の 延長線上で決め付けをする人が少なくないような気がします。 そういうのって、自分がやられても、他人がやられていても、 なにか後味がよくないですよね」 大騒ぎしているのはマスコミで、買う買わない、 読む読まないは読者です。 彼はただ、小説を書いているだけなのに・・・。 村上春樹であるがゆえの苦悩ですね。 かわいそうに。 | ||||
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届けてくれてから、早速読んで見ました。 今までの小説よりすらすら進んで、すごく読みやすかったです。 内容に同感したり、言葉使いに夢中になったりしました。 | ||||
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2013年4月12日(金曜日)に文藝春秋社から発売された、 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 [単行本]」。 商業的なおはなしでは、 発売日の12日までに用意されたのが50万部、一週間後で累計100万部だそうです。 プロモーションでいうと、 深夜0時に販売開始を開始したリアル書店や、 大量入荷した書籍のタワー積みなども披露されていました。 作品の内容ですが、 私にとっては、「1Q84」のふたごかな、と思うのです。 村上春樹の作品って、あるひとつのテーマが、視点を変えて、 ふたつの作品で共有されている、ように思えることがあります。 「多崎つくる」と「1Q84」。 これはあるひとつのテーマを視点を変えて共有している、ふたごかな、とおもうのです。 社会現象とも言えるほど熱狂していますが、ここはひとつ 気持ちを落ち着けて、視点の変化を楽しんでみようと思います。 | ||||
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読み終えました。 村上春樹初心者の方にもとっつき易いのでは? お勧めです。 | ||||
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村上春樹さんの世界観に忠実な作品という気がする。だから面白く拝読したが、途中から原因が何となく推察できてしまった。仲間の一人一人の心の葛藤が掘り下げられていたら、もっとのめり込めてかもしれない。最後は果たして?不安と期待と・・、面白いけど私としては続編を書いてもらって、色彩という意味の神秘的な何かがもっともっと続いて欲しい! | ||||
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可もなく不可もなくという既読感でした。「人物を掘り下げて描写をすることに力を入れた」というふうなことを村上春樹さんはどこかで仰っていましたが、最初は確かにぐいぐい引き込まれました。こんなに面白い発想ができるなんて、やっぱりすごいな、、、なんて。「精神を病む」・「異次元の世界」というのが村上ワールドであるとすれば、まさに村上春樹さんらしい作品であると思います。 | ||||
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名古屋が舞台だとは、ビックリです。 名古屋って、なんだかいつも、物差しきっちりで測れない、半端な空気があるとおもうのですが… | ||||
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いつの間にか村上春樹は権威になってしまったようです。 TVドラマを論じるとの同じようなレベルで面白い・面白くない、 価値があった・無かった、と書評されるようになり、 あげくの果ては、政治家に対するごとく容姿やファッションまで扱下ろされる始末。 しかも扱下ろしたことに「すっきりした」と共感する人が大勢いるらしい。 そもそも権威とは無関係な中間小説的な立ち位置だったはずだが、 ノーベル賞候補になった事などが影響しているのだろうか。 とても興味深くかつ不思議な現象です。 本書は全くもっていつもの村上春樹です。ここでいつもの村上春樹を もって来る事で、読み手を明確に選別する役割を果たすような気がします。 ベストセラーとなる事で不必要に広がってしまった読者層から、 今後村上春樹を読み続ける人と読まない人を選別する。 「価値が無い」と判断した人にとっては、今回の約1700円で今後の 村上氏の著作分の数万円を払わなくて済むのだから幸福なのでは? ひとつ言える事はベストセラーだろうが何だろうが、ノーベル賞を取ろうが、 取るまいが、村上春樹はいつも通りの村上春樹的作品を書き続けるだろう、 という事だ。 | ||||
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割と早い時期に ”色彩をもつ と 持たない” の理由が解り 意外と解りやすい作品と安心しながら 読み進みました。 今回初めて 読み聞かせをして気付いたこと。音読しやすい! 文章が滑らかなんです。その発見で 興奮しました。 私の半生の中にも 経験したような事がたびたび出てきます。表現できなかった過去経験を文章化してくれている。 半日の集中で 全部読み切れました。第2部も出るのでしょうね。 期待しています。 | ||||
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妻のため購入しました。大変満足したようです。ひとまづ読み終わったので夫の番がきました。読み出してすぐ引き込まれ、昼食中や睡眠時間を削って読んでます。 | ||||
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春樹さんの著書はすべて読んでいて(翻訳も)、インタビュー記事などもついつい気になってチェックしてきた読者ですが、今回の新刊が出るに当たっては、過度な期待はしていなかったせいか(ワクワクはしていましたが、「今までで一番の作品が出るかも!」とは全く思ってなかった)、特にがっかりもしなかったし、思ってたより良かったなぁ、『1Q84』より好みかも、と思えて、自分の中では好きな作品のわりと上位にランクインしました。 だから、多くの低評価のレビューを読んでいて、そこまで失望するほど酷くはないのでは…という気持ちになってしまいました。小説は出逢うタイミングによって感じ方が違ってくるものだし、勿論、人それぞれ好みの問題もあるし…。今作も、何年も経ったら、評価も変わってくるのかもなーと感じています。 そもそも、「絶対に村上春樹を読むべきではない人種」は、世の中にかなりたくさんいると思うし、本来、この小説は、大げさにベストセラーなんかになってしまうこと自体がおかしいのだから、この世間の騒ぎっぷりは、本当に異常で馬鹿馬鹿しいこと限りないです。村上春樹のただの一小説に過ぎないのに。「合わないものは、合わない」、当然です。 とは言え、大した戦略なんてしなくても、本人が目立たない努力をしたとしても、もはや絶対に騒がれることからは逃れられないだろうし、ある意味、本を出すたびボコボコに叩かれることは間違いないので、春樹さんも気の毒です。ご本人は、殆ど言いがかりに近いような、見当違いの非難でも、もう慣れっ子だろうし、悪評すら肥やしにしてしまいそうなタフな方なんでしょうけど、きっとそれなりに疲れるだろうな、と心配になります。 でも確かに、アンチ春樹の人が、どういうところに嫌悪感を抱くのかは、レビューを読んでいて、なるほどねぇ、と納得はしました。 正直、私も、今回は、主人公には多少イラッとはしました。こんなことは初めてですが。沙羅も嫌いなタイプで、もう少しマシな女性の設定にはできなかったのか?少しも魅力がわからなかったし。それに、現在の日本社会との微妙なズレの感覚も確かに否めないし、現代のこの世代の描き方にもやや無理がある様で、違和感は感じてしまいました。 それと、瑣末なことですが、私も愛知で生まれ育ってきた者ですが、うーん…何だかニセ愛知っぽい、と引っかかりました。ついでに、名古屋の若い女性の生き方(仕事、結婚、その後…)のくだりは、変なイメージを勝手に植えつけられては迷惑だと感じたし、何となく実は女性一般を一段下に見ているのでは、と感じてしまい、少し不愉快でした。 でもやはり、そのような幾つかの引っかかりは、このお話の中では大きな問題ではないので取っ払うことにして、主人公の深刻な苦しみはわかる気がするし、どんな人でも、生きるということは生半可なことではないと思うので、何を苦しいと思うかというより、どれだけ苦しんだか、ということを受け止めると、「甘ったれてる」とか、「取るに足らない話」とか、軽々しく扱う気にはなれませんでした。きっと個々の人生、苦しみは、比較できるものではないし。この物語を通して、心が癒されたと感じる人もいると思います。(素直に読めば、心に響くものが感じられると思うんだけど…今までとは違う特別な何かを求めてしまうため、純粋に読めなくなっている読者も多いのかも?) それに、今作も、作家として真摯な姿勢で臨んだのだと思うし、やはり敬意は示したいです。 これからも過剰な期待はしないし、目新しい奇抜な変化は求めないし、荘厳で長大な集大成的な作品を無理に書いて欲しいとも望んでいません。変に偉そうに悟りを開いたように語る老人になってしまったら何だか嫌だし、ガツガツした露骨な野心も見たくないです。 作品が長くて物語のスケールが大きければ優れているというわけではないし、石頭のカタブツ作家にはなってほしくないので、ある程度の、「軽さ」みたいなものも、失わないでいてほしい気がします。今作は、今の感じでちょうど良かったと思うし、あくまでも個人的な物語で、安心しました。 「この時期だから!」と、世界のムラカミを主張したようなギラギラの作品じゃなくて良かったです。 個人的意見ですが…『ねじまき鳥』が、テーマとしても普遍的で、一番、春樹さんの個性にもしっくり調和していて、深く掘り下げることに成功していたように感じています。あの辺りが大きな成長期であり、作家として脂の乗っりきった時期だったのではないかと。 嫌いとか受け付けないとか言っている人も、何だかんだ言って、わざわざ読んで、いちいち文句を言わずにはいられないほど、「無視できない存在」なわけだから、やはり村上春樹は「興味深い」と思います。私も、生涯、読み続けてしまうことは間違いないです。 ただ、現役の日本人作家の中ではダントツに興味深い作家だと思っていますが、ノーベル文学賞に関しては「取らなくて良い」と思ってます。正直、春樹さんの良さ、面白さは、そういうところとは離れたところにあると感じてきたので。もし結果的に受賞したら、「よかったね!すごいね!」と嬉しくは思うかも、というのが本音です。 今後、彼がどこに向かっていくにしても、のんびり見守っていきたいです。 好き嫌いというより、一作家人生に興味を持ってしまった以上、「ふーん、そうかそうか」と、何が来ても、どうなっても、丸ごとありのままを一応、受け取るつもりです。そんな風に思える作家は、そんなに多くはいません。 私みたいな読み手は少数派かもしれませんが、色んな批評があって、オーバーに持ち上げられたり、極端にけなされたり憎まれたり、それがあまりにも激しくて、そういう点も含めて、面白いよなー…と思ってます。ここまで有名になると、誰にも理解できないような孤独もあって大変だとは思いますが、しぶとい春樹さんなら大丈夫だと思うので、今後の動向が楽しみです。 | ||||
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