友罪

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

友罪の評価:

3.99/5点 レビュー 112件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.99pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全220件 141〜160 8/11ページ
No.80
(5pt)

徹夜本です!

薬丸さんの小説は、どれも最初からひきこまれ、読み始めると中断不可能になってしまいます。 抜群の面白さです。 ハズレがない作家です。 乱歩賞をとった 「天使のナイフ」も、近年レベルの落ち続ける同賞の流れの中で、完璧といっていいほどのレベルを見せていましたが、本作は切なさとハラハラドキドキが 最初からずっと続き、本から離れられません。 まさに天才です。 近年の乱歩賞作家の中でも一際レベルの高い本物の作家ですね。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.79
(4pt)

人の思いがリアルに刺さる

もし自分の友だちに、同僚に、昔犯した凶悪犯罪の犯人がいたら、あなたはそれでもその人と関係を続けることができますか… 今の自分には非常にキツイ、心に刺さる物語だった。 一度罪を犯したものは、その後生きていることを赦されるのだろうか。 ちゃんとした生き方をしてはいけないのだろうか。 世間や周囲の反応をリアルに感じているボクには、 共感できるところが多く、望みの見えないものに思えたが、 ちゃんと発散させて物語が終わっていたのでそこは救いがあってよかった。 最後はぐいぐい読まされた。 面白かった。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.78
(5pt)

色々と考えさせられた着眼点の勝利

テーマが興味深い。 登場人物は極端にキャラ付けされている人達が多いが、そうすることでよりシンプルにテーマをつきつける形になっていて僕はこれで良かったと思う。 しかし、実際に親友が過去に凶悪犯罪を犯していたとしたらと考えると、いくら子供の頃の話とはいえ受け入れるのはきつい。 元AV女優の女性を愛するのとはハードルの高さが全く違う。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.77
(4pt)

先が読みたくなる

空き時間に本を読むスタイルなのですが、早く先が読みたいと思わせる本でした。 最後が「そういう終わらせ方?」って消化不十分気味になりますが、全体としては〇。 評価は4.5と行きたいところですが、その様には付けられないので、4としました。 時間が経つと、ああいう終わらせ方しかないのかな?って気もします。 とにかく、引きつけられるので、読んで損はないと思います。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.76
(2pt)

設定が都合よすぎな感が……

テーマに興味を引かれて買いました。
スッキリした文章で読みやすく、面白いと言えば面白かったけど、浅すぎる感も否めない。
読み終えられたのは、内容そのものよりテーマによるところが大きかったと言える。

途中から、周りの人間の設定や、主人公たちの状況が世間に明るみに出ることに、随分都合の
いい人がたくさん出てくることに気づいてその時点で大分シラけたのですが、とりあえずどうなる
のかとの思いだけで読了となりました。

主人公がジャーナリスト志望なのはいいとしても、中学時代に友達を裏切って自殺させた過去が
あって、元カノは人気女子アナ。
同僚には若気の至りでAVに出た女の子、さらに息子が酒気帯び運転で罪を犯してしまった人も
いる。

ただ普通の生活をしてきた人、というのが中心人物に一人もいないから、あまりリアリティが
感じられなかったし、鈴木の罪も、彼らのために、むしろ軽くなってしまった印象さえあった。

本書の核となる、
「周りにそんな犯罪者がいて、その口から罪を直接聞かされても、友達でいられるのか?」
についても、

たぶん無理。

という答えは、本書を読む前も読んだ後も変わらなかったから、この本はさほど参考というか、
私には衝撃はなかったことになる。

後半、主人公の書いた記事が知らぬ間に世に出るシーンも、週刊誌で働いたことがあるのだから、
彼らのやり口くらい想像できろよなー、と思ってしまいました。
先輩記者にスマホを簡単に渡して目の前で画像の転送までさせたい放題なんてバカすぎる。
その辺りでオチも想像できてしまいました。

美代子は大した事件の経験もない、ただ地味な人生を送り続けてきた女の子という設定のほうが、
過去のある益田との対比になってよかった気がします。

他の方も書いてますが、このテーマは別の作家さんだとどうなるのか、とても気になりますね。

誰か書かないかな。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.75
(3pt)

悪くはない

こういう時代なんだな と、なんだか空恐ろしくなった。 しかしオチのつけ方が甚だ不満。 もっと人間たちのぶつかり合いが読みたかった。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.74
(2pt)

全体的に大味

テーマは重く非常に興味深い。 でもその掘り下げ方が詰めが甘いというかなんというか・・・。 登場人物の描き方はステレオタイプで、どこかで読んだことがあるような印象である。 いって見れば、一流の素材を使った凡庸な料理。 吉田修一がもしこのテーマで書いたならもっともっと読み応えのあるものになっただろうな、と思わせる。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.73
(5pt)

今度こそ、大きな声で言うよ。きみが死んだら、ぼくは悲しい

少年時代に子どもを殺してしまった鈴木くん。
同級生を自死させてしまった益田くん。
単身の寮長、山内さん。
鈴木くんの「母」、白石さん。
暴力男に貪られ、追い回され、徹底的に辱しめられる藤沢さん。
皆、家族とはともに生きられない。

「あの人はひとり」だと、においでわかる、と鈴木くん。
「ひとり」をわかる鈴木くんは、「友」を求める。味方になってくれなくても、厳しい言葉を投げつけられても、ぼくが死んだら悲しいと言ってくれる友達でいてほしいと。
きみが死んだら、ぼくは悲しい。ぼくが死んだら、その人が悲しんでくれる。
友情、いや、人と人とのつながりの根源。

鈴木くんの気持ち。
ぼくが自殺したら悲しい、ぼくが必要だと言ってくれる友達に出会えてとてもうれしい。
逃げても逃げても過去に追いかけられる。
普通に生きることが許されない。
死にたい。生きる価値がない。
ぼくを縛らないで欲しい。
ぼくには行くところがない。ここにおいてください。
ぼくみたいに大きな罪ではないだろうけど、きみも何かの罪で苦しんでいるのではないの。
どうやって生きていけばいいのかわからない。罪に苦しんでいる誰かと一緒に悩み、考えたい。どう生きていけばいいのかを。

鈴木くんのまわりの人たちの気持ち。
彼は間違いを犯したけれども、化け物なんかではない。
子どもを殺したことのある人間と顔を合わせるのが恐い。
彼の過去を告白されるのが恐ろしい。
憎悪はない。ただそばにいてほしくない。
犯した罪を反省しているのか。
被害者や遺族に対して罪を償いたいと思っているのか。
もう人を殺すことはないのか。
おまえと一緒にされたくない。
彼にも生きる場所が必要だ。その邪魔をしたいとは思わない。彼がこれからどう生きて行くのか見てみたい。
彼がしたことを知って、友達だと思えますか。好きでいられますか。恋人でいられますか。
彼には、根無し草の生き方しか残されていないのだろうか。何十年もそうするしかないのか。そう思うと、胸が締め付けられる。
彼の優しい面、弱さ、強さ、まっとうさを、おれは知っていた。だけど、それを他の人に伝えると、彼を擁護していると思われてしまう。
過ちを繰り返さず、自分の罪を深く見つめ、被害者や家族への償いの気持ちを深め、強く生きてほしい。たった一人でも、彼に寄り添う人がいてほしい。

きみが何の反省もせずに、のうのうと生きているなどとは、思っていない。
きみの優しさも知っている。
きみと一緒にいて危険だと感じたことはない。
遺族の言葉に共感するが、きみには、逃げないで、生きていってほしい
自ら死を選択しないでほしい。
ふたたび、きみの顔を見たい。

登場者の気持ち、心持ちに胸が詰まる思いで一挙に読み、最後の十数頁で、涙がこぼれた。

ただし、疑問も残る。元犯罪者を人間扱いしない表現、女性を性の奴隷とする描写。それを克服しようとする文脈であっても、文脈から独立して、傷ついた人をふたたび傷つける暴力を持っている。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.72
(4pt)

被害と加害

もしも、親友がかつての少年事件の犯人だったら。これも、薬丸岳はまたまた足を踏み入れたなー。たしかに、あの中学生はいま、あの高校生だった犯人は今、この日本のどこかで息をひそめながらか、堂々とか、すっかり記憶を封印してか、とにかく生きているのである。そして、そんな彼と知らずに友人になってしまったら、そして過去の犯罪に気づいてしまったらどうするかテーマはだいぶ重い。過去の傷、いじめや親の自殺、身体の欠陥、そういった被害的な面を本人からの告白などで知ると、なぜか、その人にもっと深くコミットした気になって、友情は深まる。だが、加害事実の場合は?よく、芸能人でもいじめられていた過去を話す人は多い。しかし、苛めまくっていた過去も均等にあるはずだが、全くでてこないのはやはり、加害と被害ではステージが違うからだと思う。卑怯かもしれないが、大人はきれいごとが好きなのだ。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.71
(5pt)

現代ミステリーの傑作。

現代の「罪と罰」、考えらせる作品である。 罪を犯した人の更生、非常に重い題材。 でも作者の描写能力が高いので、どんどん物語にのめりこめた。 この手の現代ミステリーでは久々の満足感を味わえた。 薬丸岳の最高傑作だろう。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.70
(1pt)

甘すぎるお話

鬼畜にも劣る犯罪歴を持つ男を美化しすぎている。周囲の人間たちが愚かで醜いので、鈴木という男がとてもピュアで優しく見えるのだが、その男の嘗て行った行為は幼児の目玉をくりぬいたことなのである。にもかかわらず、少年法に守られて社会に復帰しているのである。殺された幼児やその親の測り知れない無念さを考えたら、鈴木は人並みの生活、ましてや喜びなど絶対に味わうべきではない。
この本は、いかなる犯罪者であっても更生の機会は与えられるべきだし、周囲も理解すべきだと主張しているようだ。甘美なラストで終わらせることで、何にでもすぐに感動したがる人の涙腺を緩めることには成功しているが、私としては到底認められるべき話ではない。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.69
(3pt)

どこかにあるフィクション

しょせん小説だからと割り切れないところにリアリティと切実さがある 友人の内面をあれこれ深く分析したり、描いたりしないで、適当なところでとどめておいたのはいい判断だと思う どんな人間にだって彼を理解することはできないのだから どういうふうに決着をつけるのかが気になって一気に読み進めてしまう こうきたかぁ・・・でもだれもが納得するラストは難しいんだろうなぁ この題材を取り上げ勇気をもって世に問うた作者の姿勢に敬意を表したい
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.68
(4pt)

薬丸岳作品

今、薬丸岳さんの作品にハマってます。 登場人物の多くが、結構、波瀾万丈エピソードを持っているので少し???と思いましたが面白かったです。 他作品も現在読んでます!
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.67
(5pt)

秀逸な作品。

「デビュー前からずっと書きたい題材でした」という作品、迷わず手にしました。 猟奇的な殺人を犯した者が未成年であり、精神的に障害有りとの事で医療刑務所、 そして中等少年院を経て社会に復帰する。 勤務先や仕事仲間とやがて上手くつきあえる様になるが、やがて暴かれる過去の 殺人。 重い内容でしたが、読み応え十分でした。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.66
(4pt)

読んでよかった

考えさせられる内容で、先が気になり、一気に読んでしまいました。
14歳の時、残酷な殺し方で子どもたちの命を奪って、少年院に入り、ようやく出てきた鈴木。
保護している人たちの手から逃れ、普通の生活をしようとする。

生きる喜びを知らなければ、命を奪われた悲しみもわからない。
だから、鈴木が子どもたちの命を奪った自分の罪の深さを本当に知るためには、
楽しいことをたくさん経験して、生きる喜びを知らなければならない。
だけど、子どもたちの命を奪った鈴木に、人生を楽しむ資格があるのだろうか。

とても難しいテーマですが、鈴木の生い立ちや犯行に至るまでの心理などはいっさい
書かないまま、今の鈴木だけを見せてくれることで、困惑するまわりの人たちの心情がわかりやすく伝わってきました。
登場人物が裏表のない人たちというか、ちょっとステレオタイプというか、
あんまりリアルに伝わってくるものがなかったので、小説の出来としてはどうだろうというところはありますが、
読んでよかったと思いました。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.65
(5pt)

涙が垂れた

許す許さないではなく、ただただ生きていて欲しい。 それだけは紛れもない本心でありたい。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.64
(5pt)

心が揺さぶられる、重い問いを投げかける作品

ステンレス工場で働き始めた益田純一は、同じ日に入社した鈴木秀人という男とあることが
きっかけで親しくなる。鈴木は無口で暗い男だったが、しだいにほかの者たちとも打ち解けて
行く。だが、鈴木には重大な秘密があった。そのことに気づいた益田は・・・。

14年前に益田の郷里で起きた殺人事件。それは、14歳の少年による残虐な事件だった。
「黒蛇神事件」と呼ばれ、いまだに人々の記憶の中にある事件・・・。その犯人が鈴木では
ないのか?もし、犯人だったとしたら、今までどおりに付き合えるのか?鈴木が益田を慕えば
慕うほど、益田は苦悩する。
奪われてしまった命はもとには戻らない。死んでしまった者は生き返ることはない。被害者の
家族にしてみれば、鈴木は一生許すことのできない相手だ。だが、作者は読み手に対し、重い
問いを投げかける。「罪を犯した者は、いつまでもその罪から逃れられないのか?どんなに後悔
しても、どんなにまじめに生きていこうとしても、社会から受け入れられることはないのか?
罪の意識にさいなまれながらひっそりと日の当たらない場所で生きていくしかないのか?」と・・・。
けれど、付き合っている者が残虐な殺人者だったと知ってしまったら、今までと同じ関係を
けていけるだろうか?いつもと同じような顔をして相手と向き合えるだろうか?たぶん、私には
できない。きっと相手から遠ざかってしまうだろう。そうすることがいいとは思えなくても。
相手を傷つけてしまうとわかっていても。
「人と深く接しようと思わなければ、誰も傷つけることはなかった」
この鈴木の言葉が、たまらなく切ない。鈴木のしたことは絶対に許せることではない。けれど・・・。
心が複雑に揺れ動いた。
益田の悲痛な叫びが、鈴木に届くのだろうか?ラストでは思わず涙がこぼれた。鈴木はどんな
ことがあっても生きていかなければならない。それが彼の義務だと思う。
重い内容だけれど、心を強く揺さぶる感動的な作品だった。オススメです。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.63
(3pt)

イマイチでした

評判が良いみたいなので、今度こその『天使のナイフ』超えか?と
期待してたのですが今ひとつでした。
何と言いますか、過去に犯した殺人があまりにも洒落になってない外道級
すぎて、「過去の罪は赦されないのか?」とか「友人が過去に殺人を犯して
いたら?」みたいなことを考えるまでもなく、問答無用で赦せないとしか
思えないんですよね。
最後の手紙で美談っぽく締められてますが、これ、子供を殺された親御さん
からしてみれば、ありえないでしょう。
これが「不可抗力で殺してしまった」とか「殺した相手が外道だった」とかの
同情の余地有りな罪だったら、また話は違ってくるのですが。

加えて、ちゃちなご都合主義が目立ちます↓

・女先生の息子、いきなり「ホントはお母さんに愛されたかったんだ!」モード
 に変わり過ぎ
・女アナウンサー、ピュアすぎ
・「過去の事故でトラウマを抱えている男」が、身近に都合良くいすぎ

などなど。
いじめを苦にして自殺した男の子のお母さんも、何をやりたかったのか
よくわからないですし。
元AV女も、重要人物のようで、実はあまり物語の本筋には絡み切れて
ないですし。
更生施設の話も、ほとんど意味なかったような。
なんか、全体的にまとまりが悪いと言いますか、説得力が薄いなーと感じてしまいました。

ということで、星三つです。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.62
(5pt)

登場人物それぞれの罪と罰・・・

主な登場人物は4名。
過去に幼い子供2名を殺害した鈴木秀人(本名は青柳)。
鈴木と同一日に会社に入社した益田純一。
鈴木に異性として惹かれる藤沢美代子。
鈴木の少年院時代の担当精神科医であり、母親代わりの白石弥生。

鈴木は、過去に自分が犯した罪に、現在も苛まれている。
しかし、必死にもがいている。
完全に改善した訳ではないかもしれないが、彼なりに生きようとしている。
自分が殺した被害者に対し、贖罪の意識を持とうとしている。
そんな中で、益田と言う友人の存在は大きなものであった。

益田はジャーナリストを志望している。
そのこともあって、鈴木の正体に気付くこととなる。
彼なりに葛藤はあったが、結果として鈴木のことが週刊誌に出てしまう。

結果、鈴木は姿を消す。
何処かで生きているのか?自殺しているのか?
最後に益田が見せた鈴木への想いとは?

子供を殺した加害者の、その後を描く非常に重いテーマである。
鈴木以外にも、主な登場人物の各々が罪と罰を背負っている。

人はそんなに強くはない。
故に、迷うことがある。間違うこともある。
だから、誰かと一緒に居たいと思うのだろう。
誰かと悩みを共有したいのだと思う。

文章は非常に読みやすく、一気に読んでしまった。
ラストは非常に切ない。
しかし、希望を見出せるものであった。
鈴木と益田の今後が良い意味で気になる・・。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790
No.61
(4pt)

考えさせられながら読む

重くて答えの出ないテーマを取り上げた作品です。 どんな結末でも正しい回答なんてないし、それには同調も異論もあるかと思います。 それぞれ重い過去を背負った男女3人を中心に周囲の人々を巻き込んでストーリーは読者を引き込みます。 実際に起きた事件をモチーフにその犯人のその後が描かれていますが、深く関われば関わるほどいろいろと考えさせられます。 私にとってはラストは釈然としないものでしたが、テーマからは明るい感じで終わるなんてことはないのですが、これも一つの答えという事でしょう。
友罪 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 友罪 (集英社文庫)より
4087453790