友罪
評判
友罪の評価:
3.99/5点 レビュー 112件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全220件 121〜140 7/11ページ
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友罪の評価:
3.99/5点 レビュー 112件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
少しの勇気がなかったばかりに、中学時代の友人を自死させてしまった益田。
その母親。
元AV女優で、そのことをネタに脅され逃げ続けている美代子。
子供の無免許死亡事故で、今も贖罪を続けている山内。
前代未聞のケースのサポートに全力を傾けたあまり家庭が崩壊してしまった弥生。
そしてその前代未聞の事件、少年期に児童連続殺傷事件を起こし、日本を震撼させた加害者。
今はインターネットがあるから、隠そうとしても情報は溢れている。いくらでも調べられる。
地方都市でひっそりと、息をひそめるように生きていくことすらもできないのが現状なのか。
本作は加害者目線で描かれていない。「あの事件の犯人」と同僚になった益田の目線である。
はじめは否定、次に疑問、そして確定......。
疑問ですらぎこちない態度になりうる要素。確定となったら、どんな態度をとれるか?
友人としてそのまま変わらずにいられるか。―――普通の人間なら無理だろう。
益田の煩悶が手に取るようにわかる。
益田だけではなく、美代子の視点でも描かれている。昔AVに出たばかりに、バレては 仕事を変え、住居も変える。これは本人が任意で出演んだから、という意見もある
だろうが、その過去を悔やみまっとうにやり直したいという人だっているだろう。
美代子の心のありようを、人間の弱さと強さをもって描いている。
加害者のその後を鋭く描いている本作、そして一貫して少年犯罪を描いている作者。
本作のラストには救いがある。もちろん賛否別れるであろう。しかしそこに作者の
優しさを感じた。