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イビサ



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【この小説が収録されている参考書籍】
イビサ
イビサ (講談社文庫)
イビサ (角川文庫)

イビサの評価: 3.81/5点 レビュー 21件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全21件 21~21 2/2ページ
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No.1:
(5pt)

最高傑作!

「イビサ」とはなにか?それは地中海に浮かぶスペイン領の小さな島の名にすぎない。そこになにがあるというわけではない。いわば「イビサ」とは空虚の象徴でしかないのだ。村上龍はアメリカに打ちのめされた作家として出発したが、本書で村上龍が立ち向かうのは巨大なカテドラルのような文化と伝統に裏打ちされたヨーロッパという他者だ。セックスとドラッグに色取られた旅は、ヒロインを感覚の極限へといざなっていく。自意識は破壊され、錯乱の扉は開かれる。そのとき、人は気付くのだ。他者が地獄であること、そして自分は空っぽであることに。無意識過剰の想像力がフルスロットルで噴出する本書、「イビサ」は間違いなく村上龍の最高傑作である。
イビサ (角川文庫)Amazon書評・レビュー:イビサ (角川文庫)より
4041586135

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