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三匹のおっさん ふたたび



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三匹のおっさん ふたたびの評価: 4.46/5点 レビュー 112件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全100件 81~100 5/5ページ
No.20:
(5pt)

ステキすぎる!三匹のおっさん!

剣道の達人キヨ、柔道家で居酒屋の元亭主シゲ、機械にかけては天才的なノリ。あの3人組が
帰ってきた!今回も、笑いあり涙ありの人情ドラマが盛りだくさん♪ さて、3人の活躍はいかに?
6編+「植物図鑑」クロスオーバー作品「好きだよと言えずに初恋は、」を収録。

シリーズ1作目も面白いと思ったが、今回は面白さがパワーアップしていた。平凡でおだやかな
生活。ときに、それが破られることもある。3人が遭遇するできごとも、喜怒哀楽さまざまだ。
キヨの息子の妻・貴子のパート先での問題、シゲのよく行く本屋でのできごと、父親ノリの再婚
問題に心が揺れる早苗のこと、ゴミの不法投棄に奔走する3人、地域の祭に立ちはだかる問題、
そしてキヨの妻・芳江に絡む「偽三匹のおっさん」。どの話も身近に感じすぎて身につまされる。
本当にその通りと、読みながらしっかりとうなずいている自分がいる。
酸いも甘いも噛み分けることができる、三匹のおっさんのような人たちが近所にいてくれたなら
どんなにいいだろう。生きているといろいろなことがあるものだ。それをどう乗り切るかで、
そこからの人生観がまるで変わってしまう。彼らがいたなら、どんなことでもきっとうまく解決
してくれるに違いない。
ユーモラスな中にも人生の悲哀がちりばめられ、深い味わいのある作品になっている。さまざまな
問題提起もあり、考えさせられる部分も多々あった。読後感もよく、読み応えのある面白い作品だった。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.19:
(5pt)

あとがきまでもが素敵です

有川氏の作品は姿勢が漢前で濃やかで、読んでいるうちに未発達だった心のどこかが育てられるような心地になります。
あとがきにベストセラーの果たす役割について述べられており、「シアター」でもそうでしたが、健全な経済観念に触れてたいへん心が温まりました。
面白い本というものは読むのに多少のエネルギーが要ります、泣いたり笑ったり怒ったり悔しがったり、ああだったらこうだったらと考えたりするものなので。
少し時代がかった深い人情を匂わせる語彙の力やキャラ同士のやり取り、その裏の感情の描写に息を詰めてしまうせいでもあります。
元気のない時は「面白いのは分かってるけれど読むのが多少おっくう」と思いますが、読み終わったときにはそれ以上の元気が沸き上がってくる、これはそういった作品です。少なくとも私にとっては。
至らない人間にも本当の意味で「優しい」ところへ軽く柔らかく着地する、さすがの大人ラノベでした。
挿絵の方は賛否両論あるかと思いますが、ラノベのお約束(漫画に近いか漫画そのものの表紙や挿絵を使用する)と考えると、むしろ正統派かと思われます(笑)
各方面へのラブが濃いわりに男女ラブ方向にはなんか薄い須藤氏の作風がミスマッチのようでいて、合体技でいい味を出しているように感じられます。妙な味のようでいて、無いとさみしい、と思っているうちにだんだんコレじゃないとダメという味付けの料理のような。

とりあえず早苗ちゃんの所属していた「軍隊のごとき家庭科部」の詳細が気になるので、激しく続刊を希望します(笑)
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.18:
(5pt)

すっかり心を掴まれて・・・。

この手の作品が好きな人には、たまらない1冊です。文庫を待っていたら、自分にカビが生えそう?と思うくらいはまります。もっともはまった人しか買わないですが。昭和のノスタルジィという見方もありますが、これぞあるべき日本の姿と言っても過言ではないでしょう。お隣さんを町内を家族を大事にするなんて当たり前のことが、見えてこない今だからこそ、小説に癒されても罰は当たらないでしょう。
個人的には、これこそ映画化していただきたいのです。
キヨさん中井貴一。ノリさん水谷豊。シゲさんはどなたがいいかなとか、真剣にキャスティングしてしまいたくなります。
どうぞ、この心地よいエンターティンメントにはまってください。生きる希望に出会えますから。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.17:
(5pt)

愛と素直と正義? の昭和ノスタルジィの名作

一気呵成に読んでしまった。登場人物の一人一人が実に愛らしい。
○○はこれからどうするのだろう? その一人一人に知らぬ間に感情移入してしまい、心配で心配でたまらなくなって読み進んでしまう。
こんなことはまったくジャンルは違うが「三国志」以来か?
「三匹のおっさん」の続巻。
定年を機に暇になったかつての幼馴染、悪がき三人組のおじさんが自警団を組む。
嫁さん、娘夫婦、孫とのやりとり。つっけんどんでありながらぎくしゃくしながらも底辺にあるのは愛と素直と正義(と本人たちは思ってるみたい)。
物語は六編。主婦のパート先のもめごとだったり、突如降って湧いた再婚話に右往左往したり……。そのテーマは常に我々庶民の生活半径500メートル圏内のものばかり。
全編に渡って、時に昭和のノスタルジイを、時に平成の閉塞感を。でも人間というものを見限らない愛と強さを感じる。
痛快無比、時間を忘れて心地よく人を愛せるようになる。そんな一書である。
ぜひ続刊を期待したい。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.16:
(5pt)

我慢できずに読んでしまいました

「三匹のおっさん」が凄く面白かったのですが、これが単行本が出てから文庫化されるまで約3年、今回の「ふたたび」も同じペースなら相当待たなくてはと思っていたのですが、我慢できずに読んでしまいました。

前作を読んでらっしゃらない方にも十分に面白さは伝わると思いますが、やはり「三匹のおっさん」を読んで、主要登場人物の人間関係を把握してから、本作をお読み頂くのがお勧めです。

今回も、愉快痛快壮快な6話が存分に楽しめます。細かいことにクレームを付けておられる方もいらっしゃるようですが、本作は大人の童話といっても良いお話です。そういう細かいところを気にするよりも、単純に楽しむのが正解だと思います。

次回作もありそうな終わり方で、早くも次回作が楽しみです。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.15:
(5pt)

文庫まで待てませんでした

「三匹のおっさん」が凄く面白かったのですが、これが単行本が出てから文庫化されるまで約3年、今回の「ふたたび」も同じペースなら相当待たなくてはと思っていたのですが、我慢できずに読んでしまいました。

前作を読んでらっしゃらない方にも十分に面白さは伝わると思いますが、やはり「三匹のおっさん」を読んで、主要登場人物の人間関係を把握してから、本作をお読み頂くのがお勧めです。

今回も、愉快痛快壮快な6話が存分に楽しめます。細かいことにクレームを付けておられる方もいらっしゃるようですが、本作は大人の童話といっても良いお話です。そういう細かいところを気にするよりも、単純に楽しむのが正解だと思います。

次回作もありそうな終わり方で、早くも次回作が楽しみです。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.14:
(5pt)

前作よりも良い!

前作よりも良い!続編は前作よりももっと視線が広がります。更に事件というか出来事が極々自然でそこら辺に溢れた日常という感じです。
それなのに、話は読者を飽きさせない。
日常の欠片を切り取った話というのはダレ易いものが多く、私の好みではないのですが、これはそのジャンルでは最近で一番良かったです。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.13:
(5pt)

大好きです

三匹のおっさんふたたび。
今回も三匹のおっさんたちの
筋の通った行動に
面白く頷きながら読みました。

三匹のおっさん
ではちょっと過保護で世間ずれしていた
母貴子にクローズアップしたお話。
あぁ。
あるよね、こういうの。
と苦笑い。
でも意外にもたくましく乗り切る貴子に
やっぱり息子の祐希を育てたお母さんなんだなぁと
嬉しくなりました。

まさに、「大人を見て子供は育つ」というテーマを盛り込まれた
今回のお話。
いまどきの若い子は、という前に
自分を振り返る事は大切ですね。

そして。
本文中にも触れられたエピソードがあるんですが
それについて、
あとがきにも書かれています。
このあとがきも、有川さんらしく
格好良い。
ぜひ、最後の最後まで読んでほしい一冊です。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.12:
(5pt)

苦い。苦いけれども…

一作目は勧善懲悪のストーリーで、メインは三匹が敵を倒すことだった。
この二作目は、メインは三匹ではなく三匹の周りの人のお話。
倒すことがメインではなく、人が成長する過程を描いたストーリーなので、後味は苦い。
一作目のようにスカッとしない話もある。

でもだからこそ、応援したくなる。
理不尽な人や事柄に負けないでほしいと読んでいて真剣に思った。

彼らの続きが読めますように。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.11:
(4pt)

身近な問題をテーマに

作品に登場するキャラクターがしっかりしているので、印象に残ります。
読んだあとも、キャラの性格などがはっきりと頭に残るくらいです。

作品の内容ですが、ファンタジーのようなものではなく、ごくごく身近でも起こりうることが
テーマになっている短編物です。性格や職業の全く違うおっさん3匹が地元のために活躍する
という物語で、問題に対して奮闘します。その奮闘内容ではうなずけるような内容が多く、現
実社会でも見直さなければならないことも多かったです。

非常に読みやすい作品で、すらすらっと読めます。一作目を読まずとも楽しめる内容となって
いますが、一作目から読むことをお勧めします。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.10:
(5pt)

一作目よりもじわっときます

一作目を興味本位で読んでからずぶずぶはまり、書店で新刊を見つけてから迷わず手に取りました。
やはり購入してよかった。
前作よりも三匹が迎え撃つ諸問題の根は複雑化して前作ほど勧善懲悪、という体ではありませんでしたが
だからこそ各話ごとの登場人物の人間らしい葛藤や心意気や職にかける意地や優しさがじんわりしみて
胸に迫って仕方なく、ページをめくる手が思わずのろのろと遅くなるほどでした。
須藤先生の描かれる画も登場人物を本当に生き生きさせてくれて嬉しかったです。
個人的には第二話が大好きでラストには思わず目頭が熱くなりました。
最後のあとがき、作品や登場人物、ひいては本の流通に関わる全ての人への想いが伝わってきて
胸が熱くなり、買ってよかったと心から思います。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.9:
(4pt)

前作とは少し違う

有川作品らしくキャラが立っていて、しばらくぶりに読んだのだがすぐにキャラ達を思い出すことができた。

前作とはちょっと違って、おっさん達による痛快お裁きストーリーというよりも、おっさんの周りの人たちの心温まるストーリーがメインのような気がした。

だからちょっと違うおもしろさになっているが、おもしろことには違いないのでご安心を。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.8:
(5pt)

うれしいオマケ付き

正義の味方としての三匹のおっさんの活躍場面だけでなく、それぞれの家族の一員の悩みや問題にスポットが当てられます。
全体を通して、高校生の恋愛が少しずつ進展していきます。
それぞれ読みどころがあって、楽しく読めます。

巻末に『植物図鑑』とのクロスオーバー作品
「好きだよと言えずに初恋は、」が掲載されています。
甘く切ない初恋話です。
恋愛小説の名人の作と言えるでしょう。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.7:
(5pt)

あの作品とリンク?(ネタバレあり)

この作者独特の、テンポの良い会話、爽やかな読後感は折り紙つき。 1作目で登場した脇役達にも新しいエピソードと過去が描かれ、人物のディテールがより深く生き生きとしてきました。 この作者の他の作品には、吐き気を催す邪悪ッ的な輩も結構いますが、このシリーズでは悪人は若干ソフト気味で、そういう点では安心してページをめくる事ができます。 ひとつ気になったのは2話目の中で「東京の劇団」というフレーズが出てきます。これはひょっとして、「シアター!3」とのクロスオーバーの布石? 巻末に、「植物図鑑」とのクロスオーバー短編が収録されていたので、勘繰ってしまいました。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.6:
(5pt)

「水戸黄門」なき世の 勧善懲悪なう

もちろん「三匹」とあれば、「三匹が斬る」あるいは、そのモチーフとなった先達作品が念頭にあるのだろうが、敢えて「水戸黄門」を持ってきてみた。
このシリーズは、市井の「捨て置けない問題」に、義侠心厚い(熱いの方が当たってそうな人もいるが)三匹+αがお節介な親切をしていくのが基本だが、個々のアラスジを素人が書いてもどうにもピンと来ない。しかし、一旦読み始めると、泣き笑いから、おっさん達の配役やらまで次々と読者の頭を駆け巡るのは、正に有川マジック。

第1作では、正に「懲悪」という悪者と三匹の爽快な働きが描かれていた。しかし、第2作では、敢えて、悪者然とした連中は多くは登場しない。三匹が不完全燃焼なエピソードもあるし、「勧善懲悪」とは無関係な話もある。それでも、否、そうであるが故に、読者の心は腑に落ち、決して嫌な後味は残らない。これは、大きく見得を切るものではないが、「勧善」が現代的にまた読者の心に染みる形で基調となっていることが本作のポイントだろう。

「水戸黄門」が完全に絵空事にされ終にはブラウン管(これも死語だが)から退場した世では、善も悪もステロな形が薄れているし、その中で皆がどこかにモヤモヤを抱えて過ごしている。なんなんだろ、このモヤモヤ、なんか嫌だな、でもどうしたらいいんだろ?
「三匹のおっさん」は一つの解だが、別にあの三匹だけが出来る芸当じゃない。本作では、三匹に関わる人々が三匹とは違う自分なりの取り組みに試行錯誤する。その試行錯誤の中で、小さいがそれでも一歩前に踏み出すラストがあって、読者はカタルシスを得る。
一つのリトマス試験紙として、第二話でのラストに心動かされるか、それと、第四話でのキヨさん(三匹のリーダー格)が初めて仲間や孫に教えられるくだりがあると思う。持ちつ持たれつだが、脇の人々にリアリティ&スパイスを持たせる技では、有川さんはダントツといつもながら感服させられる。

ポイ捨てゴミ、万引き、知人同士のイサカイ・・・それは老若男女を問わず、今を生きるなら避けて通れない。そんな小さな出来事を、嫌味もケレンもなくスッとする短編に仕上げていく力量は、有川浩ならではといえる。
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No.5:
(4pt)

味わいに奥行きが出ています。

1作目は、理屈抜きに爽快でした。
世間的にじいさん扱いされているオヤジたちが、町内レベルの正義の味方で
縦横無尽に活躍する、冒険活劇でした。
2作目は、この冒険の要素に登場人物の心模様が投影され
何ともいえない奥行きのある味わいになっています。
パートでの人間関係、しつけの悪い若い親、中高生の万引き
町内行事との関わり方。
どれも身近にありそうなトピックです。
爽快な中に、少し身近な現実への問題提起もあり
なかなか興味深い仕上がりです。
オススメの1冊です。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.4:
(5pt)

渋みを増した「三匹」の活躍・人間ドラマの苦さも

前作は、定年世代の三人が自警団「三匹」を立ち上げて生き甲斐を見つけ、男をあげた痛快な物語で、孫世代の祐希や早苗たち高校生の自然な感性がそれにからんで、心あたたまる商店街のファミリードラマになっていました。

 今度は、事件解決が中心というよりも、人間ひとりひとりの生き方に焦点があてられ、前半は、パートに出て苦労する清一の嫁、万引きに悩む書店長、泥棒をとらえた則夫にロマンティックに惚れてしまうお見合い相手の女性、と、それぞれの抱える優しさや生きづらさが等身大に描かれます。
 後半では世代の問題もとりあげられ、不法ゴミ投棄をするのは若者だけではないことがわかった「三匹」がちょっと苦い思いをしたり、商店街の次世代が協力して寄付を集め、お祭りの再開を成功させたり、しかも最終話ではなんと、「三匹」の活躍に触発されたらしい「偽三匹」も登場し、お互いぎくしゃくするうちに、自分たちの鏡を突きつけられた思いがするなど、人間ドラマの彫りが深くなりました。
 前作の「スカッと解決」の痛快さは薄れたものの、「三匹」は存在感と渋みと、そしてなにより影響力を増したようです。

 たとえば、遠くの大学を受験するはずだった祐希が、
「逃げようとした万引き中学生を一喝で従わせた清一の胆力と真っ当さを家族の距離で見ていたい。・・ちょっと手伝ってくれ、と頼まれたときに、「おう」と腰を上げられる位置にいたいのだ」
 と、家にとどまるため、志望校を偏差値の高い県内の大学に変える場面があります。以前はやる気がなかったのに、剣道場にも復帰するなど、いつしか祖父に心服してしまい、両親をもおとなびた目線でかばうようになった彼の成長は著しいです。

 三世代が支える「商店街」全体に厚みが出てきたところで、古武士のようなヒーロー『三匹』の次なる活躍が待たれます。


三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
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No.3:
(5pt)

痛快さと懐かしさ第2弾

還暦ヒーロー3人組と子、孫が織りなす痛快シリーズ第2弾、今回三匹が斬る
近所の悪は本の万引き、ゴミ問題、放火魔等厄介な問題に立ち上がります。又
真ん中世代のキヨの息子夫婦の頑張る姿も見どころで前作同様楽しめます。
この作品が人気があり幅広い読者層に支持されるのは前作同様、痛快な話である
一方、きっと世代間で遮断されがちな個々の人となりを浮き上がらせてるところ
です。時代劇を現代でやったらというテーマが見事に描かれており、お薦めの一冊
です。
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.2:
(5pt)

まちにまった ふたたび

剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械をいじらせたら右に出る者なしのノリ。
「還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか!」と、ご近所の悪を斬るあの三人が帰ってきた!
書店万引き、不法投棄、お祭りの資金繰りなど、日本中に転がっている、身近だからこそ厄介な問題に、今回も三匹が立ち上がる!
ノリのお見合い話や、息子世代の活躍、キヨの孫・祐希とノリの娘・早苗の初々しいラブ要素も見逃せない、痛快活劇小説第2弾!
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601
No.1:
(5pt)

待っていましたよ!

爽快感抜群の三匹のおっさんの続編です。
前作はじーばー世代と孫世代がメインでしたが、今回はパパママ世代がメイン。
前作ではあまりいい印象をもてなかった祐希の両親が頑張ってる姿や、「良く出来た息子」のイメージしかなかった康生の葛藤なんかも丁寧に描かれていて、ああ、やっぱり有川作品はいいな・・・!と思える一冊でした。
もちろん三匹の素敵っぷりも健在です。パパママ世代の視点から見る三匹はまた違った良さがあって良い!
今回は挿絵だけでなく、前回のあらすじのような感じで、挿絵を描かれている須藤真澄さんのマンガも収録されていておお!!っととても得した気分になりました。
須藤さんで三匹のおっさんのコミック化あったらいいのにな・・・と思っていたのでちょっとだけ叶って嬉しい。
また続きが出るといいな・・・!と心から願ってしまう、素敵な作品でした!
三匹のおっさん ふたたびAmazon書評・レビュー:三匹のおっさん ふたたびより
4163812601

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