ローカル線で行こう!

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ローカル線で行こう!の評価:

3.76/5点 レビュー 34件。 B ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全66件 21〜40 2/4ページ
No.46
(3pt)

大きく膨らむ後半に前半とのギャップが

異端者が死に体の組織に飛び込み,冷ややかな目を浴びつつも徐々に受け入れられ,
お金ではなく知恵でアイデアを捻り出し,最後は一丸となって難題を乗り越える…と,
おおよその軸はこのように流れで,ありがちな設定ながらもテンポ良く進んでいきます.

ただ,中盤を過ぎて以降,県や国などのこれもわかりやすい悪役とシナリオを用意し,
いわゆる巨大権力と小さな田舎町,鉄道会社の対立構造へとなっていく膨らませぶりは,
赤字解消に奔走する前半とのギャップが大きく,その前半の方がシンプルで楽しめた印象.

また,その悪役を退ける終盤も,エンタメゆえの都合の良さや予定調和はともかく,
奇策や痛快なやり取りは見られず,それらに絡んだある事件にまつわる展開にしても,
話の運び方,畳み方が大雑把で,却って全体をゴチャつかせているように感じられます.

このほか,決着をもって万事解決,安泰とするのではなく,厳しい状況は続くとし,
町や企業,暮らしの抱える将来と真剣に向き合うことを促す締めは良かったのですが,
主要人物らのその後や彼らの恋愛模様などが,たびたび触れていた割には曖昧に終わり,
そのため,気持ちの良さや未来を窺わせる余韻も薄く,スッキリしない後味が残りました.
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.45
(3pt)

大きく膨らむ後半に前半とのギャップが

異端者が死に体の組織に飛び込み,冷ややかな目を浴びつつも徐々に受け入れられ,
お金ではなく知恵でアイデアを捻り出し,最後は一丸となって難題を乗り越える…と,
おおよその軸はこのように流れで,ありがちな設定ながらもテンポ良く進んでいきます.

ただ,中盤を過ぎて以降,県や国などのこれもわかりやすい悪役とシナリオを用意し,
いわゆる巨大権力と小さな田舎町,鉄道会社の対立構造へとなっていく膨らませぶりは,
赤字解消に奔走する前半とのギャップが大きく,その前半の方がシンプルで楽しめた印象.

また,その悪役を退ける終盤も,エンタメゆえの都合の良さや予定調和はともかく,
奇策や痛快なやり取りは見られず,それらに絡んだある事件にまつわる展開にしても,
話の運び方,畳み方が大雑把で,却って全体をゴチャつかせているように感じられます.

このほか,決着をもって万事解決,安泰とするのではなく,厳しい状況は続くとし,
町や企業,暮らしの抱える将来と真剣に向き合うことを促す締めは良かったのですが,
主要人物らのその後や彼らの恋愛模様などが,たびたび触れていた割には曖昧に終わり,
そのため,気持ちの良さや未来を窺わせる余韻も薄く,スッキリしない後味が残りました.
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.44
(4pt)

調査と構成力

最初に登場人物がたくさん出てくるのが難点かも・・

通勤の行き帰りに読むには、記憶力が衰えかけた世代だと

先頭に「主な登場人物」がまとまっていると助かる気がする。

モデルがあるにしても読みごたえがある作品となっている。
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.43
(4pt)

調査と構成力

最初に登場人物がたくさん出てくるのが難点かも・・

通勤の行き帰りに読むには、記憶力が衰えかけた世代だと

先頭に「主な登場人物」がまとまっていると助かる気がする。

モデルがあるにしても読みごたえがある作品となっている。
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.42
(5pt)

ローカル

赤字の鉄道を再起させる社長が知恵を絞ってアイデアを考えて行動する姿が素晴らしいです
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.41
(5pt)

ローカル

赤字の鉄道を再起させる社長が知恵を絞ってアイデアを考えて行動する姿が素晴らしいです
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.40
(2pt)

リアリティのあるストーリの割に細部の詰めが甘くて萎える

赤字ローカル鉄道を再生しようと、カリスマ新幹線車内販売員の女性が社長に抜擢されて活躍するというお話。
帯紙には「読めば元気が出てくる痛快鉄道再生ミステリ」、裏表紙には「お金がないなら知恵を出すのよ!」などと刺激的な文言が並ぶ。
書店に平積みになっているのが目について読了。真保作品は初読。

結論から言ってしまうと、この文庫で500ページ超という分量の割には、かなりいまいちです。

この売り文句と表紙絵から考えると、鉄道ネタに詳しい読者、経営再建や地方再生に興味のある読者、といったところを対象に書かれたものなのだと想像するのだが、その分野の詰めが妙に甘くて読んでいて引っかかるのが難点。

鉄道の話では、どうも話し言葉が付け焼刃知識的な感がぬぐえない。もっとも引っかかったのは、地元に昔から住んでいると思われる町長や社長祖母の「電車通勤」「終電」などという謎の言葉。この路線は第三セクター化される前から、非電化(ディーゼル車による運行で、電車は走らない)であるという設定のはずなのだが、いずれも学齢期を都会で過ごしたとでもいうのだろうか?(ちなみにこういう路線沿線の方は、首都圏などに住むものが「終電」と呼ぶ概念を、ふつう「終列車」「最終」などと呼称すると思います。)

経営的な話では、ごく初歩的なおかしな計算式でもって一気に萎えた。
必要な車両改装費が200万円、期待できる「売上」が一列車あたり20万円、10回の運行で「投入資金の回収が見込める」、「初年度のみ初期投資で次々の黒字が計上できる」って。(笑
冒頭あたりで、「彼女にバランスシートが読めますか?キャッシュフローの正確な意味すら知っているかどうか怪しい」とまで言わせておいて、この計算ですかという感じで、何かの冗談なのかと思った。

行政がらみでは、個人情報保護法のきわめて典型的な初歩的誤り(目的外利用)を、県とはいえ幹部職員として採用されているような者がスルーするのはあまりにもおかしくて吹いてしまった。聞かれたほうの会社の対応も、そんなのを「東京本社の許可が必要」なんて答えてないで、駄目にきまっているではないですか。

もちろん、地道な経営改善のアイデアだしや、行政や融資元など含めたステークホルダとの交渉ごと、経営改善の方向ではあるもののまだまだ目標までは遠い、など、全体としてはあるていど現実的にリアリティのあるストーリー展開は読んでいてなかなか面白い。しかしそうであるからこそ、こういった枝葉末節な致命的誤りがちょこちょこみられるのはちょっとまずい気がする。最初からファンタジーやおふざけ小説なら問題ないのでしょうが、ちょっと色々な意味でチェックが甘かったのでしょう。残念。
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.39
(2pt)

リアリティのあるストーリの割に細部の詰めが甘くて萎える

赤字ローカル鉄道を再生しようと、カリスマ新幹線車内販売員の女性が社長に抜擢されて活躍するというお話。
帯紙には「読めば元気が出てくる痛快鉄道再生ミステリ」、裏表紙には「お金がないなら知恵を出すのよ!」などと刺激的な文言が並ぶ。
書店に平積みになっているのが目について読了。真保作品は初読。

結論から言ってしまうと、この文庫で500ページ超という分量の割には、かなりいまいちです。

この売り文句と表紙絵から考えると、鉄道ネタに詳しい読者、経営再建や地方再生に興味のある読者、といったところを対象に書かれたものなのだと想像するのだが、その分野の詰めが妙に甘くて読んでいて引っかかるのが難点。

鉄道の話では、どうも話し言葉が付け焼刃知識的な感がぬぐえない。もっとも引っかかったのは、地元に昔から住んでいると思われる町長や社長祖母の「電車通勤」「終電」などという謎の言葉。この路線は第三セクター化される前から、非電化(ディーゼル車による運行で、電車は走らない)であるという設定のはずなのだが、いずれも学齢期を都会で過ごしたとでもいうのだろうか?(ちなみにこういう路線沿線の方は、首都圏などに住むものが「終電」と呼ぶ概念を、ふつう「終列車」「最終」などと呼称すると思います。)

経営的な話では、ごく初歩的なおかしな計算式でもって一気に萎えた。
必要な車両改装費が200万円、期待できる「売上」が一列車あたり20万円、10回の運行で「投入資金の回収が見込める」、「初年度のみ初期投資で次々の黒字が計上できる」って。(笑
冒頭あたりで、「彼女にバランスシートが読めますか?キャッシュフローの正確な意味すら知っているかどうか怪しい」とまで言わせておいて、この計算ですかという感じで、何かの冗談なのかと思った。

行政がらみでは、個人情報保護法のきわめて典型的な初歩的誤り(目的外利用)を、県とはいえ幹部職員として採用されているような者がスルーするのはあまりにもおかしくて吹いてしまった。聞かれたほうの会社の対応も、そんなのを「東京本社の許可が必要」なんて答えてないで、駄目にきまっているではないですか。

もちろん、地道な経営改善のアイデアだしや、行政や融資元など含めたステークホルダとの交渉ごと、経営改善の方向ではあるもののまだまだ目標までは遠い、など、全体としてはあるていど現実的にリアリティのあるストーリー展開は読んでいてなかなか面白い。しかしそうであるからこそ、こういった枝葉末節な致命的誤りがちょこちょこみられるのはちょっとまずい気がする。最初からファンタジーやおふざけ小説なら問題ないのでしょうが、ちょっと色々な意味でチェックが甘かったのでしょう。残念。
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.38
(4pt)

よくある同系列の作品と同じとも言えるが・・・

大赤字で潰れる寸前の組織を再生させる作品は、珍しくない。
本作もその手のものと、似たような匂いはする。
だけど、再生させるまでのストーリーに加え、邪魔をする犯人を突き止めるミステリー要素も加わって、ひと味違う作品に仕上がっている。

「この手の作品は、もう飽きたから読まない」という人に読んでほしい。
面白いと思うことは間違いないと思う。
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.37
(4pt)

よくある同系列の作品と同じとも言えるが・・・

大赤字で潰れる寸前の組織を再生させる作品は、珍しくない。
本作もその手のものと、似たような匂いはする。
だけど、再生させるまでのストーリーに加え、邪魔をする犯人を突き止めるミステリー要素も加わって、ひと味違う作品に仕上がっている。

「この手の作品は、もう飽きたから読まない」という人に読んでほしい。
面白いと思うことは間違いないと思う。
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.36
(4pt)

現実はそんな簡単じゃないとは思うが、面白かった

最初はローカル線を女社長が先頭に立って悪戦苦闘立て直す話かと思ったが
実際は立て直しは順調にいくがそれを邪魔する何者かがいて…と言う軽いサスペンス
的なノリの話。ただ非常に読みやすくスイスイと読めてしまう。

ローカル線の立て直しについて、特に秘策等がある訳ではなく、出てくるアイデアも
斬新なものではないが、これだけ皆一丸になって取り組んだらもしかしたら上手く
いくかも、と思わせる何かはある。

ただ肝心のサスペンス的要素の方は筋書きが粗く、うーんと言う感じ。東北地方に放射性物質
の処分場と言うのもブラックすぎてどうかと思った。

面白い話なのに少し残念。
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.35
(4pt)

現実はそんな簡単じゃないとは思うが、面白かった

最初はローカル線を女社長が先頭に立って悪戦苦闘立て直す話かと思ったが
実際は立て直しは順調にいくがそれを邪魔する何者かがいて…と言う軽いサスペンス
的なノリの話。ただ非常に読みやすくスイスイと読めてしまう。

ローカル線の立て直しについて、特に秘策等がある訳ではなく、出てくるアイデアも
斬新なものではないが、これだけ皆一丸になって取り組んだらもしかしたら上手く
いくかも、と思わせる何かはある。

ただ肝心のサスペンス的要素の方は筋書きが粗く、うーんと言う感じ。東北地方に放射性物質
の処分場と言うのもブラックすぎてどうかと思った。

面白い話なのに少し残念。
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.34
(4pt)

軽く読める作品

地方の赤字路線を立て直すべく、送り込まれた女性が主人公のお話。

大人の事情ってやつで、潰したいけど自分が責任を取るのは嫌だからというので、適当な理由をつけて送り込まれた何も知らない女の人が、奮闘して赤字廃線路線を立て直してしまうお話。
ご都合主義的なところや、浅いなって思うところはありますが、そもそも、そんなにリアリティを求めている雰囲気を出していない小説ゆえに、特に違和感を抱かずに読めました。

後味が良い作品が好きな方は、頑張る主人公がいますし、深すぎない作品なので、サクサクっと読めるので良いのではないでしょうか。
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.33
(4pt)

軽く読める作品

地方の赤字路線を立て直すべく、送り込まれた女性が主人公のお話。

大人の事情ってやつで、潰したいけど自分が責任を取るのは嫌だからというので、適当な理由をつけて送り込まれた何も知らない女の人が、奮闘して赤字廃線路線を立て直してしまうお話。
ご都合主義的なところや、浅いなって思うところはありますが、そもそも、そんなにリアリティを求めている雰囲気を出していない小説ゆえに、特に違和感を抱かずに読めました。

後味が良い作品が好きな方は、頑張る主人公がいますし、深すぎない作品なので、サクサクっと読めるので良いのではないでしょうか。
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.32
(4pt)

軽く読める作品

地方の赤字路線を立て直すべく、送り込まれた女性が主人公のお話。 大人の事情ってやつで、潰したいけど自分が責任を取るのは嫌だからというので、適当な理由をつけて送り込まれた何も知らない女の人が、奮闘して赤字廃線路線を立て直してしまうお話。 ご都合主義的なところや、浅いなって思うところはありますが、そもそも、そんなにリアリティを求めている雰囲気を出していない小説ゆえに、特に違和感を抱かずに読めました。 後味が良い作品が好きな方は、頑張る主人公がいますし、深すぎない作品なので、サクサクっと読めるので良いのではないでしょうか。
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.31
(4pt)

敢えて突っ込まずに楽しむ

『大赤字で廃線寸前の第3セクター・ローカル線を素人社長が立て直す』という割りとよくあるテーマなのだが、これは上手く出来ているほうではないかと思う。ハードな文体の多い真保裕一ではあるが、代表作『奪取』で実証済みなように実はコミカルな文体も得意としており、今回はそのコミカル路線で肩の凝らない再生物語となっている。ただ単純に再生物語にしないで、後半はミステリー要素も強くして真保裕一らしさをしっかり出している。
真面目に読もうとすると突っ込みどころ満載で不快に感じる方もいるようだが、普段どちらかというとハードな内容が多い作者が、わざわざコメディタッチで書いているわけだから、そこは敢えて突っ込まずに受け流し、エンタメ作品として割り切って楽しむのが良いのではないだろうか?
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.30
(4pt)

敢えて突っ込まずに楽しむ

『大赤字で廃線寸前の第3セクター・ローカル線を素人社長が立て直す』という割りとよくあるテーマなのだが、これは上手く出来ているほうではないかと思う。ハードな文体の多い真保裕一ではあるが、代表作『奪取』で実証済みなように実はコミカルな文体も得意としており、今回はそのコミカル路線で肩の凝らない再生物語となっている。ただ単純に再生物語にしないで、後半はミステリー要素も強くして真保裕一らしさをしっかり出している。
真面目に読もうとすると突っ込みどころ満載で不快に感じる方もいるようだが、普段どちらかというとハードな内容が多い作者が、わざわざコメディタッチで書いているわけだから、そこは敢えて突っ込まずに受け流し、エンタメ作品として割り切って楽しむのが良いのではないだろうか?
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.29
(3pt)

鉄道は沿線住民の人生も乗せている

作者お得意の「小市民」+「業界の裏側」小説。JRから分離され、第三セクターとなるが赤字の連続で社員のモチベーションもまったく上がらず、お荷物鉄道となってしまったローカル線が舞台。

この鉄道を立て直す使命を課せられたのは、なんと新幹線の女性カリスマ車内販売員からヘッドハンティングされた新社長。かたや県庁からの出向者である公務員は問題なく期間を満了し、県庁に復帰することだけが希望。ちょっとこの設定は映画にもなった「県庁の星」の二番煎じ感も漂うが・・・。

さらに地元の政治家、まったくヤル気のない現場、怪しげな建設コンサルタント、中央官庁や政界などを巻き込みながら懸命にもがいて、(小さいといえば小さな)陰謀を暴き、見事にハッピーエンドとなる。この作者ならではの安定感が光り、上手な小説作法に感心ながら、安心して最後までイッキに読み進められる。
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926
No.28
(3pt)

鉄道は沿線住民の人生も乗せている

作者お得意の「小市民」+「業界の裏側」小説。JRから分離され、第三セクターとなるが赤字の連続で社員のモチベーションもまったく上がらず、お荷物鉄道となってしまったローカル線が舞台。

この鉄道を立て直す使命を課せられたのは、なんと新幹線の女性カリスマ車内販売員からヘッドハンティングされた新社長。かたや県庁からの出向者である公務員は問題なく期間を満了し、県庁に復帰することだけが希望。ちょっとこの設定は映画にもなった「県庁の星」の二番煎じ感も漂うが・・・。

さらに地元の政治家、まったくヤル気のない現場、怪しげな建設コンサルタント、中央官庁や政界などを巻き込みながら懸命にもがいて、(小さいといえば小さな)陰謀を暴き、見事にハッピーエンドとなる。この作者ならではの安定感が光り、上手な小説作法に感心ながら、安心して最後までイッキに読み進められる。
ローカル線で行こう! Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう!より
4062182173
No.27
(3pt)

とびきり面白い作品とは感じられない

経営不振のローカル線を立て直すというベタなストーリー。内容的には複雑な思惑や色恋沙汰を詰め込みつつもシンプルにまとめれていて読みやすい。しかし、どれもこれもご都合的な解決方法でとびきり面白い作品とは感じられない。
ローカル線で行こう! (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: ローカル線で行こう! (講談社文庫)より
4062933926