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七つの会議
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七つの会議の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全292件 81~100 5/15ページ
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『』『』『』『』など数々の大ヒット人気ドラマの原作を手掛けるベストセラー作家・池井戸潤による中堅メーカーを舞台に組織の不正について描かれた経済小説『七つの会議』! 本作は2011~12年にかけて発表され、2013年に〈主演:東山紀之〉、そしてこのたび本日映画化公開〈監督:福澤克雄、主演:野村萬斎〉となった作品である。 大手総合電機の雄・ソニックの子会社である中堅電機メーカー・東京建電! その社内で会議で居眠りする事から“居眠り八角”と呼ばれる万年係長のぐうたら社員・八角民夫(50歳)。ある日、彼は年下の上司でエリート課長・坂戸宣彦をパワハラで訴えた。そして役員会が下した人事で坂戸の後任として新課長に就任した原島万二。今回の坂戸への裁定と不可解な人事に納得しない原島だが独自の調査でやがては自社における恐るべき実態を知る事になる…。 池井戸さんといえば、銀行、大手企業、町工場(下請け業者)という図式で物語を作るのがウマいが、本作でも下請けである老舗のネジ作りの町工場・ねじ六が取引先である東京建電から一方的なコストカットの要求や値段設定で無理難題を突き付けられる展開はまさにお手の物だが、下請けの立場からはキツイ内容だ。取引が破談になって資金繰りに苦しみ、従業員の人員削減など取引先に振り回される様子が描かれ、下請けの苦労がよくわかる。 本作では組織ぐるみで隠ぺいする「偽装」を告発する内容だが、読んでいてを思い出した。組織のトップが偽装に関与しながら現場の社員には分かっていても自身の立場や多額の弁償等で会社が倒産する事を恐れて止める事をできず、やり過ごすなか一人の人が組織が告発する事はリスクが大きい。 本作の中でも事実を知ってしまったもののどうする事もできず、ジレンマに陥るのだがそうしたなかで昼あんどんのような“居眠り八角”が実はばりの働きをするので面白いし、いかにも池井戸先生らしい展開だ。 個人的には、女子社員の浜本優衣が自身の立ち上げた企画で社内でドーナツ販売をする挿話が好みで最初は却下された企画が採用され、重苦しい会社組織の中でいろんな難題をクリアしながら実現に向けて動こうとする浜本の仕事に対する生き生きしていた様子が一服の清涼剤となっている。 | ||||
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映画公開するとのことで、上映前に読んでおきたく購入。 いやぁ〜企業の不祥事、品質の大切さが如実に描かれている様が身に沁みて感じることができ、知らず知らずのうちに引き込まれてしまう作品です。 流石と思える作品です。 | ||||
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ご存知、2月1日から、野村萬歳さん主演での映画が始まる池井戸潤氏の同名タイトルの原作です 元々は、2012年に日経電子版に連載され、その後、加筆がなされていることや、会議とはいいにくいものもありますので、7つのエピソードがあると考えて頂ければよいでしょうか かなり、ミステリー的要素があり、ネタバレにもなりますので、ほんのさわりを 物語の舞台は「ソニック」という大手総合電機の雄の子会社の「東京建電」 この会社の営業のエース課長が、万年係長の男から、「パワハラ」で訴えられ、通常であれば、闇に葬られそうな事案ですが、なぜか、エース課長は、そのまま人事部付になってしまいます その理由を、7つのエピソードで、すこしずつ核心に迫りながら、最後の章で全体像がわかるという仕掛けになっています 子会社とはいえ、大企業に分類される規模の企業だけに、様々な類型の人物が登場します 最後の章で、答に触れた時、「その時、一体、自分なら、どういう判断・行動をしただろうか」と考えさせられる小説です しかし、池井戸潤氏は最新の「下町ロケット」でもそうですが、様々な企業の内幕を調べ、ミステリー的要素と合わせるのがうまいですね 本書も、一気呵成に読んでしまいました 「池井戸標準」の面白い作品だと思いますし、どのように映画化されているのかが楽しみになってきました | ||||
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他の池井戸作品同様、悪はきちんと痛い目を見ることになりますが、「下町ロケット」「半沢直樹シリーズ」などのそれと比べるとあっさりしており、末路は後日譚として語られるのみです。そのため「倍返し」的な展開を求める人には少し物足りないかもしれません。 小説に求めるものは人それぞれですが、本作品は痛快な勧善懲悪を求める人より、「何のために働くのか?」の答えを現在進行形で探しているサラリーマンにお薦めしたいです。主人公八角(途中まで原島が主人公で八角はヒールだと思っていた汗)の生き方、考え方は、きっとその答えの1つになると思います。 ところで、大手町から横浜に来たついでに橋本に寄ったという話が出てきますが、横浜と橋本は同じ神奈川県でも「ついでに寄る」ような距離ではないです。そこも後でツッコミ入るかなと思っていましたが、何もなかったですね・・・。 | ||||
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先に読み終えていて良かったと思いました。 池井戸さんの小説の中で上位に入る作品です。 引き込まれるように読み終えました。 読後感も爽快でした。 余談ですが実写化される八角さんのイメージが ちょっと違ったのですが野村萬斎さんも好きなので、良いかなと。 | ||||
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全体を通して人間の裏の部分というか、むしろ本質と言えるところが見えてきます。 池井戸さんの作品は大好きですが、私の中ではこれが一番です。 | ||||
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一度読んですっかり忘れてたので、読み返しました。 邪道かもしれないですが、配役と照らし合わせて読み進めました。 途中、女子社員の章は読み飛ばして次の章に行ったものの、 あ、これも大事な伏線だ!と、戻って読むという… 自分の会社員人生とも照らし合わせると、またこれも一興。 結局、人としてどうあるか、神は天から見ているのかもしれないです。 自分の保身ではなく、会社のためにしたんだ、だったらいいのか。 それは結局のところ、保身なのだと。 そういうことなのだなあ。 | ||||
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面白い! ページをめくる手を止められなくなります! 全て想像の上をいく展開で母にもプレゼントで送ったところ面白くて久しぶりに読書にハマったとのこと! 詳しく書いてしまいたくなる気持ちをぐっっっと抑えてます。 誰かに読ませたくなる本です。 | ||||
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一気に読んでしまったがそれだけおもしろかった。サラリーマンは大変だ。 | ||||
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池井戸潤作品。おすすめ。 複数の会議、人物像を描き出すことを通して、ある企業の根幹を揺るがす事態の全容とそれがどのように起こったかが明かにされる。 点が徐々に線や面として見えてくる面白さがある。 | ||||
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まず、書籍で楽しめる。今なら、東山紀之主演DVDで楽しめる。 来年の新春には、野村萬斎さんほか、綺羅星がずらりとならぶ映画で楽しむことができる。 経営は数字、だが数字のうらには、ヴァーチャルではなく、リアルが伴う。 日本の産業が、品質管理を標ぼうして、世界の工場として進展していた時代があった。 ジャパン アズ ナンバーワン とか言われて、繁栄の後に、結局は骨を抜かれてしまった状態が続いていた。 会社は会議で動くもの、最近の会議は踊りはしないだろうが、従来産業の忖度(そんたく)会議と、きわめて新しいIT産業系のネット会議に、2分されてきているのかもしれない。 事業のカナメの判断をする場合もあるだろう。またつなぎやネジの役割を果たすこともあるだろう。 ただ言えることは、品質は工業にとっては、致命的に重要な要素であることだ。 QCD(品質、コスト、納期)はやはりすべてを並び立たせることは難しい要素なのだろう。 その中で、ユーザーにとっての最良と、提供者の最良を、いかに成り立たせることができるか。 偉くならないと、なかなか重要な決断はできないもの。 また役職者の判断が、組織や会社にとって、正しいものであるとか、適正なものであるとか、確認することも難しい。 だからこそ、こういった、悩める組織小説を読んで、自らを投影して考えることが、重要なのだと思う。 池井戸作品、楽しいですよね。 | ||||
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題名からして、7つの短編集かと思って読み始めた。すぐに、全体が1つの企業をめぐるストーリーになっていることに気付いたが、この小説が優れているのは、1つ1つの章にそれぞれまとまりがあって、読み応えがあるところだ。それぞれの章で登場人物が置かれるのは、個人の良心と企業の論理の板ばさみになる苦しい状況。各章ごとの主役となる人物の生い立ちと、なぜそのような行動をとるかも、よく描けている。サラリーマン経験者なら身につまされるし、この先どう展開するんだろうと、各章ごとにドキドキしてしまった。私の読者体験の中でこんな本は稀であり、筆者は大した才能の持主だと感嘆させられた。 本書では、企業による製品の欠陥隠しがテーマになっているが、ここ数年日本の製造業で相次いで発覚したデータ捏造や欠陥隠しの数々を考えると、全く絵空事ではない。これらの会社でも実際本書に描かれているような会議が行われていたのかと思うと、暗澹たる気分になる。 | ||||
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最初はパワハラから始まった事件について、多数の関係者の過去や思いと共に事件の全貌が連鎖反応で明らかになっていく構成。 その時自分なら真実を明らかに出来るのかという正義感を突きつけられる本でした。 最初から最後まで興奮冷めやらずに一気読みです。 | ||||
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池井戸作品には珍しく銀行が絡まない作品だが、リコール隠しがテーマとなり、勧善懲悪のスタイルは変わらずで、読み終わりの後味が良い。 会議で居眠りする、能弁ばかり垂れるのが得意な万年ぐーたら社員、という八角の設定が面白く、「こういう人実際いる」という、妙なリアリティがある。登場人物の背景が丁寧に描写され、ぐんぐん引き込まれた。 | ||||
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いろいろと登場人物がいますが、感情移入する人物が報われる池井戸作品はハラハラしながらも信じて安心して読めます。 今回もいろいろありますが、読了後、前を向いて進もうという気になります。 | ||||
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最後は少し急ぎ足の感があったが章が進むごとにドンドン真実が暴かれていき、一気に読み進めることが出来た。ノルマと信念に挟まれ、苦悩する営業マンの様は読んでいて身につまされる思いがあった。 | ||||
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中堅メーカーの会社が過去の不正を巡って四苦八苦する物語。 池井戸潤の作品はそこそこ読んでいるけど、これはかなり好きな方かも。 どこから読んでも引き込まれるし、結末が最後までどの方向に行くのかハラハラさせられた。 隠蔽かリコールか…。規模はどうあれ本当にどこそこの会社で起こってそうだからちょっと怖くなった。 | ||||
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夢中で読んでます。池井戸さんの小説は登場人物が多いので、メモしながら読んでます。 | ||||
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モーレツ会社のなかで織り成す出世競争や人間関係アルアルリアルです。池井戸先生らしくエンディングですね。 | ||||
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登場人物それぞれの生い立ち、ドラマが相変わらず秀逸、リアル。 | ||||
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