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(短編集)
金融探偵
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金融探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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とても楽しく読ませて頂きましたが、ちょっと都合良過ぎるかなぁ?と思う設定もいくつかありますね。 例えば、『銀行はやめたけど』などは、調査対象の企業に元同僚が再就職していて、その内情を知り尽くしている。 その情報が突破口となり、依頼案件を解決する。 この辺を、もう少し自然な設定で解決に導いて欲しい。 それと、根本否定になってしまうかもしれませんが、金融関係の知識に無理矢理結び付けている感じもします。 金融探偵の展開は、続編に行き詰まってしまうだろうと思います。 | ||||
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短編7編、失業中の元銀行員大原次郎が主人公、ミステリー要素のある内容で 池井戸作品のなかでは異色な感じがする、特に第3話の「眼」は角膜の持ち主 の見た光景が移植後の持ち主に受け継がれる」という発想が面白い | ||||
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まだ1話と3話(2話は話が長いので・笑)しか読んでいませんが、どこが面白いのかよくわかりません。 文章も生硬なかんじでぎこちなく、語り口に酔うということもありません。 でも「空飛ぶタイヤ」は題材jも面白そうだし、評判もえらくいいみたいなのでぜひ読んでみようと思います。 | ||||
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金融探偵という面白いジャンルが 確立できるかは これからですね・・・ このような 連作から 「面白い長編」に 広がっていく 期待感を持って読みました・・・ 膨らませる種は 沢山ですね、 著者の才能は楽しみです・・・ | ||||
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銀行を辞め就職活動中の大原。 ひょんなことからアパートの大家の絡む銭湯の融資問題で事件を解決。 それがきっかけで細々と金融探偵なる職業を目指す。 いろいろな依頼事項、事件を解決しながらも、再就職を諦めきれない。 彼はこのまま探偵業を続けるのだろうか。 更に腕を上げた続編でも楽しみにしたい。 一般文学通算822作品目の感想。2014/05/31 09:35 | ||||
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対応も早く有難かったのですが全体的に汚れが目立ったのが残念でした。 | ||||
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まず、失業中の元銀行員という設定が面白い。 この元銀行員が他人の悩み事を探偵のような調査と(銀行時代に培った)経験と推理で解決していく短編集。 多少銀行の知識があると、より面白く感じると思うが、仮に知識が無くても支障のない書き振りも良い。 失業中でありながら、あまり損得を考えずに人助けをするややのんびり屋の主人公に惹かれた。 シリーズ化を望む。 | ||||
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池井戸さんの作品の中では、力の抜けた短編ミステリー。リストラされた元銀行員が就活の合間に探偵業で、人々の問題に巻き込まれたり、解決したり。池井戸さん自身が、銀行を退社した後、作家としてスタートを切りつつ、コンサルタントもしてたということで、オーバーラップする部分もあるのか?さっと読める肩の力の抜けた作品でした。 | ||||
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元行員で失職中の男性が主人公の全七話のオムニバス。 なりゆきで探偵の仕事を始めたものの、再就職の努力も欠かさない彼が、 財務諸表から現役行員や会社の不正に気付いて問題を解決していくのは 著者の他の作品と同じですが、この本ではその要素が薄いです。 とはいえ、舞い込んでくる事件の奇妙ぶりや 二転三転するストーリー展開は面白いです。 主人公が探偵をしている時に誰かが死ぬとか、 彼に近い人が流血沙汰になるということはほとんどなく、 その意味ではライトでしたね。 文章が軽めで読みやすかったのもよかったと思います。 | ||||
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銀行をクビになった大原次郎は、職安に通い新たな就職先を探す日々。 そんな中、大家さんから頼まれた資金借入の相談受けたことから細々と (半ば無理矢理)探偵業も進めることに。 その後は、交通事故を起こした相手は誰だったのか探したり、 詐欺事件の片棒を担がされかけたり、誰のノートか探したり、 角膜移植による幻覚からその女性を探したり、殺人事件に巻き込まれたり。 と、ハードボイルドには程遠くかっこ悪いなりに解決して行く彼に なぜか共感できてしまう作品です。 池井戸作品らしく、金融関係のカラクリや不正を見抜く場面もありますが、 私的には、ノートの所有者を探す作品と、角膜移植による幻覚を解決する 作品がとても好きです。 ミステリー要素の強いこの2作品は「BT'63」等にも通じる部分もあります。 金融系、中小企業系も当然好きなのですが、そろそろミステリー大作も 読みたいな・・と思わせる作品です。 | ||||
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新品同様でした。 到着も早く、コンポも丁寧でした。 また利用したいです。 | ||||
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刊行予定の長編新作「仏蘭西ノオト」を読もうと思っている人は、 それに関連する話が収められているので、 こちらを事前に読んでおいた方がいいと思われます。 内容は皆さんも書いている通り、銀行舞台の話というより、銀行に関わる市井の人々を採り上げた短編集で、 ビジネスから離れたお話もあり、通勤電車の中で気軽に読める作品、といったところでしょうか。 主人公の元銀行マンが住むアパートの大家の娘や、絡んでくる交通課の刑事など、 登場人物のキャラもそれなりに立っていて、なかなか良かったです。 モデルとなる企業や銀行が容易に想像できるせいなのでしょうか、スポンサーとの兼ね合いもあるのでしょうか、 池井戸潤氏の作品がテレビで連続ドラマ化されたのはWOWOWとNHKだけで、地上波が今までありませんでしたが、 意外とこの作品あたりがいいかもしれません。 それまでは “狂咲シリーズ(不祥事)” が一番テレビドラマとの親和性が高いと思ってました。 | ||||
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本書は、元銀行員が職探しをする傍ら、経験を活かして探偵業も行うという、 これまでの著者の作風とは趣が違った内容です。 6つの事案が収められており、お金の貸し借りから、ちょっとしたSF物まで 各事件ともに異なった仕掛けが施されており読者をあきさせない印象です。 思った以上におもしろかったです。 銀行員の奮闘物しか書けないと思っていたので、ちょっと意外な感じもしました。 著者の守備範囲の広さを感じました。 | ||||
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人間、お金が絡むとろくな事はない。 勤め先の銀行が破綻し、目下再就職活動中の合間に人の良さが幸い(災い?)して 関わる人たちのお金にまつわる厄介事を引き受ける、ありそうな展開だ。 私が好きなのは、最初の話「銀行はやめたけど」。 生活の為悪事に手を染めかけていた元同僚に向かって言う台詞がカッコいい. 情熱や思いは読む相手に必ず伝わる。言葉が魂を持って、自分に代わって相手に届く 「もっと熱く」企画書を書けと言われた意味がなんとなくわかった気がする。 | ||||
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これまで「江上剛氏」の合併銀行の人事抗争や反社会的勢力の内容の多くの作品に接し、また「高任和夫氏」の窓際族や早期退職組或いは定年退職のサラリーマンの悲哀や、これからの前向きな人生への応援歌や讃歌を楽しみ、そして「池井戸潤氏」の等身大の現実的な真の銀行ドラマを数多く読んできた。特に「オレたちバブル入行組」、「オレたち花のバブル組」、「シャイロックの子供たち」という銀行組織で活躍する主人公、そして「銀行仕置人」、「不祥事」、「銀行総務特命」という行内の特殊部隊として活躍する主人公の、これらの作品や或いは「仇敵」とは作品の設定や雰囲気が全く違うのが本書「金融探偵」だ。先に挙げた池井戸氏の各作品を読んだ後での本書の順番となったが、これまでの作品のようなワクワク、スッキリ、面白いという読後感は正直言ってあまりなかった。 主役の大原次郎は東京産業銀行に10年近くいたが銀行が破綻してしまい、ハローワークでの職探し中だ。大原は支店や審査部での中小企業融資業務経験が主の31歳だが、銀行を離れれば特にこれと言った専門スキルがある訳でなく職探しは難しい。そこにアパート大家の宮尾幹二から銀行借入の相談を受けることに。その結果、娘の宮尾梨香に背中を押されてアパートの一室で探偵事務所を開業した。そして徐々に仕事が舞い込んで調査、捜索、交渉に活躍する話だ。7話の短編集であるが、いずれもミステリアスな物語の連続である。他の作品には絶対ない不思議な物語だ。 | ||||
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大手銀行をリストラでクビになった大原次郎は、再就職を目指して職安や面接に通う合間に、銀行時代に培った知識を頼りにされて、さまざまな依頼を引き受けることになってしまうのです。最初は暇つぶしのつもりだったのだけど、なかなか仕事が決まらないなかで、ついにそちらが本職になりつつあります。次郎は殺人事件に巻き込まれたり、詐欺事件に巻き込まれたりとか散々な目にあうのですが、元銀行マンの鋭い視点で難題を解決していくのでした。 池井戸潤さんお得意の金融ミステリーの連作短編ですが、持ち込まれるお話はお金に絡んだものだけではなく、今までの池井戸金融ミステリーからやや脱皮したようなストーリーになっています。 筆者の実力が垣間見えるのは、「誰のノート?」→「家計簿の謎」と続くお話。一冊のノートに書かれている内容からその持ち主を明らかにした上で、そのノートを巡って引き起こされる事件へ展開していきます。 金融の知識を土台にしながらも、金融とはまったく違った題材に取り組んでいるのですが、その推理の組み立てが見事なのです。 それと、元銀行マンが再就職にとても苦労している様がなかなか面白いんですよね。池井戸先生が書かれてきた銀行マンの姿とはぜんぜん違う、等身大の人間が描かれているのも好感が持てます。 評価は★★★★☆。難しい金融の知識も必要なく、気軽に読める一冊だと思います。 次郎が腰を据えて金融探偵一本で身を立てていく続編をぜひ読んでみたいです。 | ||||
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通勤電車で読みました。タイトルから少し現実離れしているかなと 思いましたが、事件が起こる地名や会社名など何となくリアリティーが あって、何か実際起こりそうな気がします。 主人公は現在失業中なのですが 就職努力の苦労話のなか、それでも たくましく行動的な姿に共感を覚えました。 金融関係の専門知識があると なおさら、なくても十分楽しめます。 一気に読みたくなる作品です。 | ||||
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