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百年法
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百年法の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 41~60 3/7ページ
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常に先が気になり、気づいたら500ページほどあるけど1日で読みきってしまうほど、面白かったです。 奇想天外な発想よりも、物語をどう着地させるかこれが物語を読む上で一番重要だと思いました。 | ||||
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電子図書で読んだが、ハードも欲しくなった。 買ったらもう一度読み返したい。 | ||||
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ありそうで、無かった? 不老不死の未来物語 上下巻で800ページ読みきりました! | ||||
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今映画化されていて何かと話題の「64」と同時に買った本。 64が壮大なスケールで釣り込まれるような展開で書かれている割にこの百年法はどうもガキっぽいというか、そもそも設定が100年生きられるというちょっと夢見がちな半SF設定。 物語の設定としては第二次大戦に負けてボロボロになった世界で百年生きることが出来る、その間老化もしないという不老不死の技術が開発される、その代わり、施術を受けた人間は施術を受けてから100年経ったら死ななければならないという法律がある世界という設定。(施術を受けずに100年以上生きている人間には適用されない) 前半戦かなりチープだなぁと思って読んでいた。 なんでこれが単行本2巻になるんだと思いながら読んでいたことを思い出す。 しかし、よく考えて欲しい、今現実の世界で百年生きられる技術が確立したら人間はそれに飛びつくだろうか飛びつかないだろうか? 多分多くの人は飛びつくだろう。 上巻中盤辺りまでは我慢の時間、中盤辺りからこの、「もし現実に存在したとしたら皆が欲しがるであろう技術」が次に一体何をもたらすか。 そこからの反転攻勢は前半のつまらなさを一気に引っ繰り返すものがある。 ラストはあまり納得が行かないけれど、全体として人間の本質をえぐっていてとても面白かった。 正直読んだ後の評価が高かった64の内容はほとんど覚えてないのに百年法は粗筋を今でも覚えている。 | ||||
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最高。何人に勧めたかわからないくらい。とにかくオススメします。読んだ時の年齢で意見が別れるかもしれません。自分の死ぬ日が決まった人生ってどうなんだろう…… | ||||
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かなりの長編ですが一気に読了。 SF、サスペンス、アクションなど様々な要素が濃密に詰め込まれた一級のエンターテイメント。 前半はもの凄く面白い反面、こんなに風呂敷を広げて尻すぼまりにならないかと不安になりましたが、どうしてどうして、 放物線上に盛り上がって行くクライマックス、エンディングでの重厚な余韻・・・ 壮大な起承転結が見事に決まっている久々に巡り会えた傑作SFでした! あ、でも一点だけ、立花恵の過去についてさんざん思わせぶりで引っ張っておきながら、何があったのか説明不足な感がしたのだけはマイナスポイントでしたが。 そのマイナスポイントを考慮しても文句なしの星5つ!面白いです! | ||||
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内容はわりかし好きなタイプで充分楽しめたのですが、こちらのハードカバーの方にはなんと帯にオチが書かれてました!! なんということでしょう…この本を手に取ったときに先に本の帯に軽く目を通してしまったが故に、最高潮の盛り上がりをみせたクライマックスのシーンでどうなるのかわかってしまったのです… もしこの本をお買い上げになって届いて帯がついていたら瞬間に目をつむりくしゃくしゃにしてゴミ箱に叩きつけることをオススメします。 | ||||
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誰しも一度は夢見たことがある「不老不死」 この小説では実際に不老不死が実現し、 人間が永遠に生きられる社会が実現すればどういう事態が出来するかを描いている。 その世界では、社会の停滞を防ぐため、「不老不死の処置(HAVI)を受けた者は処置後百年で死ななくてはいけない」という法律(百年法)が制定されているのだが、この百年法の施行を巡って様々なドラマが展開される。 百年法の適用から逃れ、永遠に生き続けようと逃亡した者を「拒否者」と呼び、 拒否者だけのコミュニティである「拒否者ムラ」というのが存在する。 私がこの小説で一番恐怖を感じたのは、拒否者ムラが集団自殺によって崩壊していく過程だ。 ある時、一人の女性が首つり自殺をすると、誰も遺体を下ろさず放置し、それに続くように次々と首を吊って自殺をしていき、村には誰もいなくなる。 一人だけ生き残った者の言葉で 「永遠の生に取り憑かれ求めすぎた。」 「我々は理解していなかったのだ。永遠の生とその真逆であるはずの死の間には紙一重の差しかないことを。自分でそうと気づかぬうちに、その境界を踏み越えてしまったのだよ。生と死の境界を失った者にとって、永遠に生きる事は死ぬ事と完全にイコールとなる。」 と言うのがある。 永遠の命を得た者は死者と紙一重であると語っている。 果たして、古来より人間が憧れ続けてきた「永遠の生を得ること」は本当に幸せなことなのだろうか? と考えさせられる。 この小説の前半に川上美奈という女性が登場する。 登場すると言っても、回想の中でしか登場しないが、この女性はHAVIを受ける事を拒否し、周囲の同級生が若い容姿のまま何十年も生き続けている中、一人だけ普通に老化してお婆さんとなっていき、老衰で死んだ。 彼女は「老いて衰えて死んでいく。人間の身体がそうなってる事には何か意味があるはずだ。」 と言って不老不死を拒否した。 私はこの女性が一番立派だなと思えた。 人間にとって命とは何か? 永遠の生がもたらす弊害とは何か? 永遠に生き続ける事は本当に幸せなのか? 自分の死生観が何度も揺さぶられた小説だった。 | ||||
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読みごたえあり。 上巻読後、即下巻も読み切りましたが、複雑に絡む人間関係と そのキャラクターがとても効果的にストーリー展開を支え、 思わず一気読みしました。 不死について考えさせられるとともに、寿命があることに必然を 感じました。 | ||||
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新聞で芸能人が勧めていたのを目にし、なんとなく読んだのですが、 これが大当たり。 たしかに、ウイルスで不老不死になるという設定は荒唐無稽ですが、 その結果起こる問題、人々の心理はとてもリアルで、いったいどこに 終着するのか、わくわくしながら読みました。 分量が気にならない面白さ。おすすめです。 | ||||
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上巻に続き、下巻。こちらは、政治的なかけひきというか、そういったところが 中心に描かれる。 すべての人が永遠に生き続ける世界、それは夢の世界のようで、実はそれほど よいものじゃないかも、と気づかせられる小説だった。 途中面白くても、終わり方がちょっとがっかりな小説が多い中、自分的には よいラストだったと思う。 | ||||
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アメリカで発見された不老不死ウィルスを移植して、日本に不老長寿時代が到来する、という設定には、やや無理がある。 無限の寿命を与えることによる混乱を防ぐため、生存は100年をタイムリミットとする国家法の制定をめぐり様々な 人間ドラマと社会的混乱が描かれてゆく。 上巻は、このあたりの社会と個人の葛藤がやや冗長な感じで展開していくが、下巻は、一転してアクション小説的な展開を見せる。 実際、世界最高の長寿国である日本で、人間はどこまで長寿をめざすべきか、幸せとは何かを考えさせられる社会実験小説かな。 SF小説を楽しむというより、日本の近未来社会シナリオを考える際のヒントがここにはあるともいえる。 数十年の時間の流れの中で、多数の登場人物が出てくるが、思い入れができる人物はあまりいないのは、ちょっと残念。 | ||||
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死なないし老けない身体を手に入れたら人類はどうなるのか?100歳と20歳の恋愛も可能になるし、これまでの常識が常識ではなくなっていく。 不老不死の人間ばかりになると人口は増える一方で色々な問題が起きてくる。そんななか不老不死の手術を受けた人は100年後には強制的に人生を終わらせられる法律が誕生して... 一気読みの上巻です。面白い。 | ||||
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本作を読んで、不老不死の世界を疑似体験したことで、やがて死ぬこと、老いることって素晴らしいと気が付きました。 下巻も面白く読み進めていきましたが、クライマックスのこじつけ感が少し気になったのと、ケンと由基美の関係描写が淡泊だったのがちょっと残念でした。 でも面白かったです。 | ||||
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発想が面白く生きること自体を考える気持ちになった。また、決断する力の大切さを感じた。 | ||||
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本作から考えさせられたことは数多くあるが、読み終えた今、言いたいことはただ一つ。 多くの人がこの『百年法』人が読み、考え、そして子供たちに伝えていってほしい、ということ。 そして、よりよい未来を創っていってほしい。 | ||||
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呼んでいるうちに命の大切さを感じたし何かをするためにはしっかり考えて決断することが必要と感じさせられた。 | ||||
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国または組織が、一人の人間の生命を操作する、このようなものはたとえフィクションであっても許されることではない、そう思っていた。 しかし、本作を読んで感じたことは読み手の意識の問題だという事だ。 単に本作を、エンターテイメントとして読んで、「面白かった」だけで終わっては何の意味もない。 しかし、しれだけで終わるのではなく、自分に当てはめて考えてみるとか、死の意味を考えて見るなどと言ったことを考えるだけで読んだ意義はとてつもなく大きなものになる。 さて次は、下巻。 どんなラストが待っているのか楽しみだ。 | ||||
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「上」「下」を読んでの感想。 当著書のテーマは、人間が永遠の『生』を受けたら である。 長生きするとしたら、もう50年、100年位であれば 長生きしたいと思うが、 1,000年、10,000年生きるとすれば、どうだろう? 単に生きるのではなく、不老となると、 20歳を過ぎれば、自分自身は何も変わらなくなる。 変わるのは、子供や孫の家族が変わるくらい。 その子供や孫も、20歳を過ぎれば、 見た目は自分と同じになり、変化が無くなる。 自宅と会社の往復、ほぼ同じ毎日を 1,000年、10,000年も続けられるだろうか? 著書でも触れているが、 死があるから生が輝く、死があるから生を大切にする、 死と生は同じだ。 例えば、サクラが永遠に咲いたら、どうだろう? 今よりもありがたさは減ってしまい、 わざわざ見に行ったりするだろうか? 不老不死になったらどうなるか、をシミュレーションしており、 不老不死は悪影響をもたらすという理由から、百年法を制定している。 不老不死になったら、100年後に死ななければならないとするが、 中には100年を迎える前に、自ら死を選ぶ者も現れる。 やはり、何年も生きるとなると、耐えれない人も出て来るだろう。 『生』の大切さを、改めて考えさせられる作品。 | ||||
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傑作SF。すでに3回読みましたが結末を知っている再読にも耐え得る内容です。 各章の移変わり・場面展開が巧みで、映像を見ているようでした。 数多い人物が描写される中で、高い教育受けていない社会の底辺層に属するであろう女性たちの話し方がいささか前時代的、というかステレオタイプに感じられました。 が、名作とされるSFの中でも人物描写に物足りなさを覚える作品は少なくありませんので、そこはこの作品の本質にはあまり関係が無いように思います。 不死の技術が衰退する(というか完全に絶えるのでしょうが)理由が少々御都合主義的ではありますが、リアリティを欠く程ではありません。 少なくとも、読んでよかったと思える本でした。 | ||||
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