(短編集)

ビタミンF

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評判

ビタミンFの評価:

3.98/5点 レビュー 146件。 B ランク

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平均点3.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全287件 121〜140 7/15ページ
No.167
(4pt)

実は、2冊目でした。

乱読しているので、実はこの本は2冊目でした。読み始めてしばらくして気づきましたが、最後まで面白く読めました。あなたにとってビタミンFのFとはなんでしょうか。私の場合は、Familyです、きっと。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.166
(5pt)

著者の力量を感じさせる7編を収録した直木賞受賞作品

本書は、『小説新潮』に初出した作品を2000年に単行本とした刊行
したものを文庫化したものである。そして、2000年下半期に直木賞
を受賞した作品である。

本書には、「ゲンコツ」「はずれくじ」「パンドラ」「セッちゃん」
「なぎさホテルにて」「かさぶたまぶた」「母帰る」の7編が収録
されている。

それぞれの作品には、30代後半〜40代のお父さんが登場するという
点で共通している。そして、その年齢が「中途半端」であるが故に
直面する、子どもとの問題、妻との問題、親との問題、過去の彼女と
の問題がえがかれている。

本物の恋と信じて身体を捧げた娘と屈託のない息子、いじめられて
いる自分を架空の人物に仕立てて話す娘、父への息苦しさを感じて
いた優等生と信じていた娘や能天気と信じていた息子、離婚した元
妻との再同居を考えている父、といったことをテーマにして、自分
の子どもとの微妙な距離感、そして、自分の子どもの母であり自分
の妻である女性との微妙な距離感を、明示的・暗示的手段ともに織
り交ぜた見事な筆致と間合いで表していく。

重松作品のすごさは、日常の生活で、ほんのちょっとしたきっかけ
で時間の経過とともに、徐々に入っていく人と人の間の亀裂を、他
者や事件をきっかけにして鋭く表出させることである。
まさに、著者ご自身があとがきで「炭水化物やタンパク質やカルシ
ウムのような小説が片一方にあるのなら、ひとの心にビタミンのよ
うに働く小説があったっていい」(p. 353)と述べているように、
私たちの心にたっぷり必須の栄養を届けてくれる作品ばかりである。
また、最後に付されている堀江敏幸氏による解説も素晴らしい。

プロ作家の力量を見せつけてくれる直木賞受賞作品を、どうぞ堪能
してください。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.165
(5pt)

著者の力量を感じさせる7編を収録した直木賞受賞作品

本書は、『小説新潮』に初出した作品を2000年に単行本とした刊行
したものを文庫化したものである。そして、2000年下半期に直木賞
を受賞した作品である。

本書には、「ゲンコツ」「はずれくじ」「パンドラ」「セッちゃん」
「なぎさホテルにて」「かさぶたまぶた」「母帰る」の7編が収録
されている。

それぞれの作品には、30代後半〜40代のお父さんが登場するという
点で共通している。そして、その年齢が「中途半端」であるが故に
直面する、子どもとの問題、妻との問題、親との問題、過去の彼女と
の問題がえがかれている。

本物の恋と信じて身体を捧げた娘と屈託のない息子、いじめられて
いる自分を架空の人物に仕立てて話す娘、父への息苦しさを感じて
いた優等生と信じていた娘や能天気と信じていた息子、離婚した元
妻との再同居を考えている父、といったことをテーマにして、自分
の子どもとの微妙な距離感、そして、自分の子どもの母であり自分
の妻である女性との微妙な距離感を、明示的・暗示的手段ともに織
り交ぜた見事な筆致と間合いで表していく。

重松作品のすごさは、日常の生活で、ほんのちょっとしたきっかけ
で時間の経過とともに、徐々に入っていく人と人の間の亀裂を、他
者や事件をきっかけにして鋭く表出させることである。
まさに、著者ご自身があとがきで「炭水化物やタンパク質やカルシ
ウムのような小説が片一方にあるのなら、ひとの心にビタミンのよ
うに働く小説があったっていい」(p. 353)と述べているように、
私たちの心にたっぷり必須の栄養を届けてくれる作品ばかりである。
また、最後に付されている堀江敏幸氏による解説も素晴らしい。

プロ作家の力量を見せつけてくれる直木賞受賞作品を、どうぞ堪能
してください。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.164
(5pt)

アラフォー男性にオススメでしょう。

子供の進学や職場での上司部下など人間関係。きっと40前後の男性の思うところに重なるものが多いはず。
安易な解決策を提示するのではなく世代毎の考え方の違いを紐解く事に終始しているのが重松さんらしいです。どう吸収するかは読み手しだいー『ビタミンF』というところでしょうか。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.163
(5pt)

アラフォー男性にオススメでしょう。

子供の進学や職場での上司部下など人間関係。きっと40前後の男性の思うところに重なるものが多いはず。
安易な解決策を提示するのではなく世代毎の考え方の違いを紐解く事に終始しているのが重松さんらしいです。どう吸収するかは読み手しだいー『ビタミンF』というところでしょうか。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.162
(4pt)

自分の時代

重松さんと自分の世代が同じなので、よーく分かる。初めのゲンコツなんか最高!こういうおやじがいなきゃだめでしょ(心の中は関わりたくない50%だけど仮面ライダー世代なのでヒーローになりたいのが50%そして最後にプチヒーローになったらブルースリーの映画を見た翌日のように心の高ぶりをアクションで表現。(わかるな〜)。このビタミンFどれも名作ぞろいですが、特にセッちゃん、かさぶたまぶたの2作は心を打たれました。自分の子供でも本当に向き合って、話し合って、育てて行く(育てられているのかも)のはむずかしいと感じました。わが子は5年生ですが、子どもとともに歩んで行く父親にとってはとても興味深い1冊だったと思います。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.161
(4pt)

自分の時代

重松さんと自分の世代が同じなので、よーく分かる。初めのゲンコツなんか最高!こういうおやじがいなきゃだめでしょ(心の中は関わりたくない50%だけど仮面ライダー世代なのでヒーローになりたいのが50%そして最後にプチヒーローになったらブルースリーの映画を見た翌日のように心の高ぶりをアクションで表現。(わかるな〜)。このビタミンFどれも名作ぞろいですが、特にセッちゃん、かさぶたまぶたの2作は心を打たれました。自分の子供でも本当に向き合って、話し合って、育てて行く(育てられているのかも)のはむずかしいと感じました。わが子は5年生ですが、子どもとともに歩んで行く父親にとってはとても興味深い1冊だったと思います。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.160
(4pt)

中年小説の佳作

うまい短編小説である。
しかも、非常にリアルな家庭を描いており、
中年に差し掛かる男たちが読めば、身につまされること
間違いない。

技巧としては、同じ直木賞作品の向田邦子の「思い出トランプ」
を彷彿とさせた。

小説の中の人物であるが、中年男は、これを読んで、
そこに仲間を発見するに違いない。

男が生きることの、切なさ、情けなさ、弱さを、温かく
描く重松清に脱帽である。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.159
(4pt)

中年小説の佳作

うまい短編小説である。
しかも、非常にリアルな家庭を描いており、
中年に差し掛かる男たちが読めば、身につまされること
間違いない。

技巧としては、同じ直木賞作品の向田邦子の「思い出トランプ」
を彷彿とさせた。

小説の中の人物であるが、中年男は、これを読んで、
そこに仲間を発見するに違いない。

男が生きることの、切なさ、情けなさ、弱さを、温かく
描く重松清に脱帽である。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.158
(3pt)

同世代だけどギャップを感じて共感は出来なかった

ちょっとした描写にくすっと笑わされたり、懐かしくさせられたりするし、
重松さんの文体は好きだし、高学年くらいの男の子を主人公にしたお話だと好きなのもあるんですが。

世間の30代後半って、こんなに疲れきって、くたびれきってるもんですかね? 驚きと違和感を感じました。確かに疲れること多いし、30代前半位と比べると体力は落ちてるけど、まだまだ充分楽しいし、今が充実してるから、あんまり過去を振り返ったり人生を深く考えたりしないけどなぁ。単に私が薄っぺらい人間なのかな?

でも何箇所か泣ける部分ありました。他の作品も読んでみようと思います。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.157
(3pt)

同世代だけどギャップを感じて共感は出来なかった

ちょっとした描写にくすっと笑わされたり、懐かしくさせられたりするし、
重松さんの文体は好きだし、高学年くらいの男の子を主人公にしたお話だと好きなのもあるんですが。

世間の30代後半って、こんなに疲れきって、くたびれきってるもんですかね? 驚きと違和感を感じました。確かに疲れること多いし、30代前半位と比べると体力は落ちてるけど、まだまだ充分楽しいし、今が充実してるから、あんまり過去を振り返ったり人生を深く考えたりしないけどなぁ。単に私が薄っぺらい人間なのかな?

でも何箇所か泣ける部分ありました。他の作品も読んでみようと思います。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.156
(4pt)

30代後半の父親をめぐる家族の物語

以前から気になってたけれど、なかなか手に取る機会のなかった作家。

やっと読む機会に恵まれました。

30代後半の男性を主人公とした家族の物語を集めた短篇集。

ちょうど筆者がその年代に執筆された小説だから、筆者の家庭にヒントを得た作も混じっているかもしれないが、基本的に私小説ではないと思うし、十分に練られたフィクションという感じだから、主人公を筆者に無理に結びつける必要はないと思う。

7編収録だが、一番好きなのは『セッちゃん』。次が『かさぶたまぶた』かな。
思春期の悩める子供がよく描けていると思うが、そのほかも水準以上で、どれも安心して読める。

ただ、これが筆者にしか書けない作品かと問われると難しい。
TVドラマでもこのくらいの水準のお話はふつうに見かけるような既視感もあるからだ。

でもこれは個人の好みの問題なので、好きな人には無性に好きな短篇集かもしれない。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.155
(4pt)

30代後半の父親をめぐる家族の物語

以前から気になってたけれど、なかなか手に取る機会のなかった作家。

やっと読む機会に恵まれました。

30代後半の男性を主人公とした家族の物語を集めた短篇集。

ちょうど筆者がその年代に執筆された小説だから、筆者の家庭にヒントを得た作も混じっているかもしれないが、基本的に私小説ではないと思うし、十分に練られたフィクションという感じだから、主人公を筆者に無理に結びつける必要はないと思う。

7編収録だが、一番好きなのは『セッちゃん』。次が『かさぶたまぶた』かな。
思春期の悩める子供がよく描けていると思うが、そのほかも水準以上で、どれも安心して読める。

ただ、これが筆者にしか書けない作品かと問われると難しい。
TVドラマでもこのくらいの水準のお話はふつうに見かけるような既視感もあるからだ。

でもこれは個人の好みの問題なので、好きな人には無性に好きな短篇集かもしれない。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.154
(4pt)

現実ぽさがいいです

いやー良かった!

短編集だということを忘れてて最初の一作目を読んで、
短編集だということを思い出して、
もっともっと長く読みたかった!って思った。
ものすごく物語の中に引きずり込まれた。

父親って大変だな―なんて思った。(他人事ですw)

最後の「母帰る」だけ一人称語り口だった。

個人的には「せっちゃん」とか好きだなぁ
いや、「はずれくじ」も良い感じだったなぁ
でもやっぱ最初の「げんこつ」だなぁ〜

なんて考えていると
ほんと全部印象に残ってる。
重松さんのは初めて読んだけど
こんなに入り込める話だとは思わなかった。

中途半端な年齢かぁ
遠い未来のような気がするけど
あっという間なのかもねぇw

現実はすぐには変えれません。
現実は小説より奇なり
とはいうけれども
やっぱりなかなか現実は
平凡で
淡々としてて
奇跡はやっぱり奇跡でしかなくて
目の前の壁やハードルは簡単に消えることは無くて。

そんな現実ぽさがこの小説の凄いところだと思います。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.153
(4pt)

現実ぽさがいいです

いやー良かった!

短編集だということを忘れてて最初の一作目を読んで、
短編集だということを思い出して、
もっともっと長く読みたかった!って思った。
ものすごく物語の中に引きずり込まれた。

父親って大変だな―なんて思った。(他人事ですw)

最後の「母帰る」だけ一人称語り口だった。

個人的には「せっちゃん」とか好きだなぁ
いや、「はずれくじ」も良い感じだったなぁ
でもやっぱ最初の「げんこつ」だなぁ〜

なんて考えていると
ほんと全部印象に残ってる。
重松さんのは初めて読んだけど
こんなに入り込める話だとは思わなかった。

中途半端な年齢かぁ
遠い未来のような気がするけど
あっという間なのかもねぇw

現実はすぐには変えれません。
現実は小説より奇なり
とはいうけれども
やっぱりなかなか現実は
平凡で
淡々としてて
奇跡はやっぱり奇跡でしかなくて
目の前の壁やハードルは簡単に消えることは無くて。

そんな現実ぽさがこの小説の凄いところだと思います。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.152
(4pt)

悩み多き中年に捧げる。。。

家族の絆を考えさせられる良書です。

夫婦と家族と親子の間のモヤモヤが事件となって現れたとき、いかに対応するか?できるか?

普通に生きることの難しさを感じる一冊です。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.151
(4pt)

悩み多き中年に捧げる。。。

家族の絆を考えさせられる良書です。

夫婦と家族と親子の間のモヤモヤが事件となって現れたとき、いかに対応するか?できるか?

普通に生きることの難しさを感じる一冊です。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.150
(4pt)

ほろにがい。

特に期待もせず、購入。

お父さん目線の家族の話で、短編集。
全ての話に父親の存在意味、苦悩、家族への愛情などが織り交ざっていました。

家族ってなんでしょうね。
特に最後の短編は電車の中で読み終えて少し泣きそうでした。
年老いていく親。それを見続ける子供。
自分にとっても他人事ではなく、親の「老い」を見つける度に目をそらしたくなります。
でも現実は現実で、いつかごはんを食べるのに手元が震えるかもしれない。

他にもいじめに遭う子供との向き合い方、反抗期の子供とのやり取り、妻との関係・・と一つ一つが日常のひとコマで、基本的に希望がある終わり方なのできれいごとに写るかもしれないけどそれでもやっぱり希望を持ちたい。

お父さんは大変。
生きるって大変。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.149
(4pt)

ほろにがい。

特に期待もせず、購入。

お父さん目線の家族の話で、短編集。
全ての話に父親の存在意味、苦悩、家族への愛情などが織り交ざっていました。

家族ってなんでしょうね。
特に最後の短編は電車の中で読み終えて少し泣きそうでした。
年老いていく親。それを見続ける子供。
自分にとっても他人事ではなく、親の「老い」を見つける度に目をそらしたくなります。
でも現実は現実で、いつかごはんを食べるのに手元が震えるかもしれない。

他にもいじめに遭う子供との向き合い方、反抗期の子供とのやり取り、妻との関係・・と一つ一つが日常のひとコマで、基本的に希望がある終わり方なのできれいごとに写るかもしれないけどそれでもやっぱり希望を持ちたい。

お父さんは大変。
生きるって大変。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.148
(5pt)

重松清とはこういう作家

重松清の小説を最初に読むとしたらこの『ビタミンF』が最適だろう。
彼の小説の登場人物の大半は思春期の子供か、そんな子供を持つ父親だ。この小説でも、そんな彼らを中心としたオムニバス小説になる。
どれも素晴らしい作品ではあるが、中でも「セッちゃん」は秀悦であり、重松清の小説とはなにか、ということを凝縮したような物語でもある。
主人公は中学生の娘を持った父親で、娘は最近転校してきたセッちゃんという女子生徒がクラスに馴染めないでいる様子を父親に語る。初めは呑気に、作中の父親同様、そんなセッちゃんの話を聞かされても困るわけで、ああそうなのか可哀想だな、と思うのだけど、あるところを境にしてガラリと物語の流れが変わり、一転して世界観が変わる。その瞬間の、ぞわっとした感覚がたまらく、それでいてとたんにこの物語の胸を締めつけられるような残酷性を感じる。
重松清の小説というのは、概ねこういった物語が多い。残酷な世の中、どうしようもない現実、それが無垢な子供に、なにもできない大人にふりかかる。
そこで彼らは苦しむ。とても読んでいられずに何度も本を閉じたくなる。しかし同時に先が、彼らがいったいどうなるのか気になるので、辛い思いをしながらも読む。すると、その先には必ず希望が待っている。そう、重松清の小説は必ず最後には希望が待っている。それが救いなのだ。もちろんすべてがさっぱり解決するわけではない。そんな簡単に問題は解決しない。しかし、それでも主人公達は必ずなにかしらの希望を見つけ出し、そこに向かって進みだそうと足を一歩踏み出す。それが読んでいる人間にとって救いになる。
「セッちゃん」も同様に、決して問題は解決していない。むしろこれからが本番になる。でも最後にあたたかな希望によって締めくくられる。多くの重松清作品のように。
だからもしこれから重松清の作品を読むとして、「セッちゃん」が好きであれば存分に彼の作品を読むといいと思う。一方、もしこれがあまり好きではなかったとしたら、重松清の作品はあまり合わないかもしれない。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035