(短編集)

ビタミンF

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評判

ビタミンFの評価:

3.98/5点 レビュー 146件。 B ランク

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全287件 181〜200 10/15ページ
No.107
(5pt)

かっこつけることのない人間観

話自体は、そう明るくないのになんでか元気になる話ばかりでした。それが題名のビタミンFたる所以なのかもしれません。最近の小説は、日常を舞台にしているものでも、登場人物の発言や行動の存在を想像できないものが多いように感じていて、それはそれで面白いのだけれども、どこかにシコリが残るようなそんな印象は否めませんでした。

 しかし本書に登場する家族は、どこにでもいそうな、そしてどこにでもありそうな問題を抱えています。その問題をかっこつけることなく描き、かっこつけようとしている人間の素直な部分を表現しているところは読んでいてとても共感できました。

 重松氏のほかの作品も読んでみたくなる優れた短編集でした。

 


ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.106
(5pt)

身につまされる

小学2年生の長男と幼稚園の年長の次男は私が仕事から帰ると「お帰りなさい」といって玄関に迎えに来る。そして一緒に風呂に入ろうとせがむ。私にとってとても幸せな瞬間。こんな時がいつまで続くのかな?と考えることもある。あと5年もすれば長男は中学生で、そろそろ声変わりも始まり親よりも友達中心の生活へと変わっていく。私自身も子供たちとどのような会話を交わすべきかを考えてしまってるんだろうな…って考えてしまう。そんな近い将来訪れるであろう現実が本書に書かれている。余りにも身近な問題すぎて息が詰まりそうになった。でも、やっぱり最後には家族がある。本書の最後の母帰るで「家族とは帰ってくる場所ではない、出て行く場所だ」と言う言葉がある。その通りだと思う。でも出て行くからこそ、そこが帰ってくる場所になる。そしてそこには待っていてくれる家族がいる。やっぱり家族っていいなと思えるいい小説だった。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.105
(5pt)

かっこつけることのない人間観

話自体は、そう明るくないのになんでか元気になる話ばかりでした。それが題名のビタミンFたる所以なのかもしれません。最近の小説は、日常を舞台にしているものでも、登場人物の発言や行動の存在を想像できないものが多いように感じていて、それはそれで面白いのだけれども、どこかにシコリが残るようなそんな印象は否めませんでした。

 しかし本書に登場する家族は、どこにでもいそうな、そしてどこにでもありそうな問題を抱えています。その問題をかっこつけることなく描き、かっこつけようとしている人間の素直な部分を表現しているところは読んでいてとても共感できました。

 重松氏のほかの作品も読んでみたくなる優れた短編集でした。

 


ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.104
(2pt)

美しくない家族の姿。だからこそ,身につまされる。

望んで手に入れた結婚生活も,三十路半ばを過ぎると,ほころびが出てくるもの。妻との関係,子供の学校の問題,実家に残した両親,などなど。そんな中年男たちの日常生活に少しの勇気を与えるように作者が調合したビタミンが,この短編集。

取り返しのつかない現実を見せ付け,それをひっくり返すスーパーマンなんていないよ!と宣告されつつも,主人公は少しだけ前を向いて歩き出す,という典型的な重松節。身につまされる内容が多いっす。そういう年頃ですから・・・。

これが著者の直木賞受賞作。とは言え,個人的にはココロにグイっと切り込むものが少なかった感じがします。ただこれは読む順番の問題で,これが初めての重松作品であれば十分著者の世界を堪能できると思います。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.103
(2pt)

美しくない家族の姿。だからこそ,身につまされる。

望んで手に入れた結婚生活も,三十路半ばを過ぎると,ほころびが出てくるもの。妻との関係,子供の学校の問題,実家に残した両親,などなど。そんな中年男たちの日常生活に少しの勇気を与えるように作者が調合したビタミンが,この短編集。

取り返しのつかない現実を見せ付け,それをひっくり返すスーパーマンなんていないよ!と宣告されつつも,主人公は少しだけ前を向いて歩き出す,という典型的な重松節。身につまされる内容が多いっす。そういう年頃ですから・・・。

これが著者の直木賞受賞作。とは言え,個人的にはココロにグイっと切り込むものが少なかった感じがします。ただこれは読む順番の問題で,これが初めての重松作品であれば十分著者の世界を堪能できると思います。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.102
(3pt)

娘がいる人には胸が痛いかも。

直木賞をとっているのと、現代の家族をすごくよく描けているというのを読んで、買ってみた。

面白かった。娘が沢山でてくるのだが、いじめられたり、万引きしたり、悪い男にだまされたりかなり散々で。そのたびに胸が痛かった。

こういったお話しを参考にしながら、自分の家族を作っていくのかなあ。それくらい、ある意味リアリティのあるフィクションで、だからそれなりに感情移入もできたし、それなりの集中力をもって読めた。

ただ、僕はもう一度読むかどうかは微妙だ。それだけ胸が痛い小説だったからかもしれないが。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.101
(3pt)

娘がいる人には胸が痛いかも。

直木賞をとっているのと、現代の家族をすごくよく描けているというのを読んで、買ってみた。

面白かった。娘が沢山でてくるのだが、いじめられたり、万引きしたり、悪い男にだまされたりかなり散々で。そのたびに胸が痛かった。

こういったお話しを参考にしながら、自分の家族を作っていくのかなあ。それくらい、ある意味リアリティのあるフィクションで、だからそれなりに感情移入もできたし、それなりの集中力をもって読めた。

ただ、僕はもう一度読むかどうかは微妙だ。それだけ胸が痛い小説だったからかもしれないが。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.100
(5pt)

重松清の真骨頂

全部で7話の家族についての短編が収められた作品です。家族の物語を書かせると重松清さんの右に出る人はいないと思います。小説の中の話なのに実話?と錯覚してしまうほどに情景が目に浮かびます。 ぜひドラマ化してほしいと思う作品ばかりです。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.99
(5pt)

重松清の真骨頂

全部で7話の家族についての短編が収められた作品です。家族の物語を書かせると重松清さんの右に出る人はいないと思います。小説の中の話なのに実話?と錯覚してしまうほどに情景が目に浮かびます。 ぜひドラマ化してほしいと思う作品ばかりです。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.98
(4pt)

物語の面白さと力

どこにでもいるような中年たちのここの葛藤が面白い。物語だからといって特別な人がいるわけではない。普通に暮らしている人たちの何気ない仕草や心の揺れなどあり、楽しみ方も千差万別であろう。

じっくりと味わいたい、面白さがある。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.97
(4pt)

物語の面白さと力

どこにでもいるような中年たちのここの葛藤が面白い。物語だからといって特別な人がいるわけではない。普通に暮らしている人たちの何気ない仕草や心の揺れなどあり、楽しみ方も千差万別であろう。

じっくりと味わいたい、面白さがある。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.96
(5pt)

フィクションのF

家族、父、友人、闘い、壊れやすさ、幸せな運勢。「ビタミンF」のFを頭文字の持つ英語の語彙。これらの要素全てを含んでこの作品を書いた。と作家本人が作品の最後「後記」に自ら書き記しています。そしてこれら全部をひとまとめにすると、このFは詰まるところ・・フィクションを意味する。僕は「お話」の世界と、その「お話」の持つ力をひたすら信じて書いた。そしてこれからも自分は作家として唯一信じられるものはこのFだけではないかと思う。このように重松清は将来進むべき自身の方向に対して、少しシニカルに幾分の期待と幾分の諦めの気持に微笑みながら、将来を展望しています。

「お話」を信じる作家の七つの「お話」。第一話「ゲンコツ」がその名の通り、かなりインパクトがあります。三十七歳所謂平凡な傷つきやすいサラリーマンが中に入った仮面ライダーに、一発顔面に向かって、まともに強烈なチョップを「トオー!」って感じにお見舞いされた印象です。そして最後第九話「母帰る」。子育てを終えて夫を捨て五十八歳で家を出て行った母を、十年ぶりで受け入れる七十を過ぎた父とそれを見守る娘と息子。この寛容な夫、ふたりの子供の父親の台詞が印象的です。

「夫婦には、なにをしても、されても、迷惑というもんはないんよ。・・わしも母さんも、あと何年生きるんかのう・・」

このようにフィクションは「お話」であって「お話」でない現実感に裏付けられて存在する。そして現実よりも切実にそして鮮やかに人間の記憶に焼き付けられる。そういうものであることを重松清は我々に身をもって、そして理論より実践をもって教えてくれます。素晴らしい現代作家。もう少々感傷的叙情的なお涙頂戴節を控えめにすれば、この作家ほど平成日本のチェーホフに近い作家はいないのではないかと思います。頑張って頂きたいと思います。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.95
(5pt)

フィクションのF

家族、父、友人、闘い、壊れやすさ、幸せな運勢。「ビタミンF」のFを頭文字の持つ英語の語彙。これらの要素全てを含んでこの作品を書いた。と作家本人が作品の最後「後記」に自ら書き記しています。そしてこれら全部をひとまとめにすると、このFは詰まるところ・・フィクションを意味する。僕は「お話」の世界と、その「お話」の持つ力をひたすら信じて書いた。そしてこれからも自分は作家として唯一信じられるものはこのFだけではないかと思う。このように重松清は将来進むべき自身の方向に対して、少しシニカルに幾分の期待と幾分の諦めの気持に微笑みながら、将来を展望しています。

「お話」を信じる作家の七つの「お話」。第一話「ゲンコツ」がその名の通り、かなりインパクトがあります。三十七歳所謂平凡な傷つきやすいサラリーマンが中に入った仮面ライダーに、一発顔面に向かって、まともに強烈なチョップを「トオー!」って感じにお見舞いされた印象です。そして最後第九話「母帰る」。子育てを終えて夫を捨て五十八歳で家を出て行った母を、十年ぶりで受け入れる七十を過ぎた父とそれを見守る娘と息子。この寛容な夫、ふたりの子供の父親の台詞が印象的です。

「夫婦には、なにをしても、されても、迷惑というもんはないんよ。・・わしも母さんも、あと何年生きるんかのう・・」

このようにフィクションは「お話」であって「お話」でない現実感に裏付けられて存在する。そして現実よりも切実にそして鮮やかに人間の記憶に焼き付けられる。そういうものであることを重松清は我々に身をもって、そして理論より実践をもって教えてくれます。素晴らしい現代作家。もう少々感傷的叙情的なお涙頂戴節を控えめにすれば、この作家ほど平成日本のチェーホフに近い作家はいないのではないかと思います。頑張って頂きたいと思います。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.94
(3pt)

さえない親父に送る哀愁の讃歌

それぞれの話にほろ苦い結末を用意してくれていて、思わずはにかんでしまう。まぁちょっとしたサプリメント的小説にはなっている。文学的な評価が高い点が、いまいちよく分からないが。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.93
(3pt)

さえない親父に送る哀愁の讃歌

それぞれの話にほろ苦い結末を用意してくれていて、思わずはにかんでしまう。まぁちょっとしたサプリメント的小説にはなっている。文学的な評価が高い点が、いまいちよく分からないが。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.92
(3pt)

心のビタミン

私の心のビタミンになるには早すぎた短編集でした。

思春期の子をもつ父親、家族の微妙なバランスなど理解するには

早すぎような気がします。

読んでいてなかなか共感できない部分が多すぎて、なかなか入り込むことが出来ませんでした。

中年の方や思春期の子供を持つ方が読んだら、きっと心のビタミンになる1冊だと思います。

私自身もう少し年をとってからもう1度読んでみたい1冊になりました。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.91
(3pt)

心のビタミン

私の心のビタミンになるには早すぎた短編集でした。

思春期の子をもつ父親、家族の微妙なバランスなど理解するには

早すぎような気がします。

読んでいてなかなか共感できない部分が多すぎて、なかなか入り込むことが出来ませんでした。

中年の方や思春期の子供を持つ方が読んだら、きっと心のビタミンになる1冊だと思います。

私自身もう少し年をとってからもう1度読んでみたい1冊になりました。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150
No.90
(5pt)

「家族」との関係を書いた七編の短編集

第124回 直木賞受賞作

30代後半から40代なかばまでの父親と、「家族」との関係を書いた七編の短編集。

このテーマは作者の作品の多くにみられるものだが、読者によって感想が異なる作品であると思う。やはり、主人公と同年代の読者にとっては、十分に「ビタミン」となる作品だと思う。ここまでストレートに「家族」というテーマに切り込んでくる作家はそうそういないと思う。
ビタミンF (下) (大活字本シリーズ) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (下) (大活字本シリーズ)より
488419358X
No.89
(5pt)

十分に「ビタミン」となる作品

第124回 直木賞受賞作

30代後半から40代なかばまでの父親と、「家族」との関係を書いた七編の短編集。

このテーマは作者の作品の多くにみられるものだが、読者によって感想が異なる作品であると思う。やはり、主人公と同年代の読者にとっては、十分に「ビタミン」となる作品だと思う。ここまでストレートに「家族」というテーマに切り込んでくる作家はそうそういないと思う。
ビタミンF Amazon書評・レビュー: ビタミンFより
4104075035
No.88
(5pt)

十分に「ビタミン」となる作品

第124回 直木賞受賞作

30代後半から40代なかばまでの父親と、「家族」との関係を書いた七編の短編集。

このテーマは作者の作品の多くにみられるものだが、読者によって感想が異なる作品であると思う。やはり、主人公と同年代の読者にとっては、十分に「ビタミン」となる作品だと思う。ここまでストレートに「家族」というテーマに切り込んでくる作家はそうそういないと思う。
ビタミンF (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ビタミンF (新潮文庫)より
4101349150