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トワイライト



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【この小説が収録されている参考書籍】
トワイライト
トワイライト (文春文庫)

トワイライトの評価: 4.25/5点 レビュー 48件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 21~40 2/3ページ
No.28:
(4pt)

おもしろいし重要なテーマを描いているが、いくつか不満な点も...

重松清がNHKのテレビ番組にゲストで出演していたのを見た
時、なかなか冷静で包容力の大きな人だと思い、どんな本を
書くのだろうと思って買ってみた。

 まず、最初の方は、非常におもしろかった。タイムカプセル
を開けるために集まったり、先生の事件の話あたりまではかな
り熱中して読むことができた。

 だが、後半は、読み進めながら複雑な気分になった。リスト
ラや、若い時代に人気を誇っていた女性のその後、不治の病と
いった、人生における"トワイライト"の部分の記述は、誰にで
も起きうる問題であり、この本は人生の現実を我々に提示し、
我々に現実を直視するきっかけを与えてくれる。しかし、個人
的には、家庭内暴力の部分は、他の関係で代替してほしかった
と思う。それは、リストラも人気凋落も病気も、本人にはどう
にもならない要素であり共感できるのに対し、家庭内暴力は第
一にはふるう人間の問題であり、読んでいて、徹夫に対して怒
りが向かってしまったからである。

 また、描かれているのが数日間の出来事であるためではある
のだが、登場人物間で頻繁に場面が入れ替わるため、場面が入
れ替わる度に、どの登場人物の場面を描いているのかを把握す
るためにしばらく読み進める必要があり、煩わしかった。テレ
ビドラマなら、場面が入れ替わっても、登場人物や風景が写れ
ば瞬時に場面が把握できるが、文章でこれをやるのであれば、
場面の転換ごとに、冒頭に(淳子のマンション)(杉本の病室)
などのようにわかりやすい説明がほしかった。

 まあ、そういう点もあるが、特に最初の方のおもしろさには、
自分はかなり引き込まれたし、文章や内容からも作者が知性的
であることが感じられて好感が持てたので、評価は星4つとした。

 ただ、最後、離婚届の決着が、納得がいかなかった。これは
本当に希望をもたらす選択なのだろうか...。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.27:
(4pt)

登場人物が自分にとっての未来にいるからこそ

「太陽の塔」「ドラえもん」そして「トワイライト」…

いくつもの「時代」を表す象徴がちりばめられる中で、あえて題名にある「トワイライト」は最も不変であり、だからこそそこにあるメッセージに気付きにくいのだろう。

メッセージ自体は単純なものだ。
でも、そこに至るまでの人物の現状や時代の流れの残酷さが重く、読者も「でも最後はきっと…」と感じずにはいられないのではないか。

軽く言えば流れてしまうそのメッセージをここまで胸に焼きつかせる作家さんもいないと思う。

自分の年齢から言えば、この作品に登場する人物は未来にいることになる。

それを思うと家族の崩壊やリストラなどを扱っていること(しかもそこにある心理描写が巧みであること)が恐ろしくて仕方ない。

読み手の問題なのだろうけど、重すぎるし、苦すぎると感じた。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.26:
(4pt)

1970年代の小学生たち

1970年代の小学生たちが、21世紀を超えてタイムカプセルの開封を機に再会。大人になり、色あせた上辺だけの生き様に苦しむ元少年少女。彼らの求める「幸せ」な人生とは果たして、どんなものなのか。ドラえもんのキャラクターに当てはめられた登場人物たち、それぞれの不器用な生き方がリアルに描かれている。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.25:
(5pt)

理想と現実のはざまで。

思い描いていた理想と現実が大きく違うことを様々な観点から書いてあったように思う。
やや長めの小説で、登場人物は多かったが、人物設定が印象に残りやすく、読みやすかった。

家族が平穏に暮らせることがどれほどありがたいか、改めて強く感じた。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.24:
(5pt)

人生の黄昏

大阪万博のシンボル、太陽の塔、輝かしい未来を予想させたあのイベントからはや40年もの歳月が流れているんですね。
重松氏と同年代の私にとって、本書に出てくる登場人物はすべて自分の同級生のようで、読みながら何度もため息が漏れました。
「あの頃」しっかりものだった真理子は今は同じ同級生だった「ジャイアン」こと徹夫と夫婦になり、二人の子供を授かりつつも、DVの恐怖の中で、夫婦関係を見直そうとしている、「あの頃」の「のび太」こと克也はリストラの憂き目に会い、家族の行く末を思い悩んでいる。「あの頃」からおとなしく勉強家だった淳子は若かりし頃「古文のプリンス」の異名を持つ売れっ子の予備校講師だったが、今は…。
さまざまな現実を抱える者の中で、「あの頃」と変わらない純真さで、社会を生きている浩平、そして命の瀬戸際でタイムカプセルを掘り返す新聞広告を出した杉本。二人が同級生の「今」を結びつけ、これから先の未来の希望をつないでいく。
40代=人生の黄昏(トワイライト)とは思いたくはないけれど、人生をやり直すには勇気のいる年代には違いなく、家族や仕事、いろんなしがらみから離れることはできない。「あの時」ああしていれば、という後悔の一つや二つ、誰もが持っているはずです。
小学生の頃の同級生に会うことで、希望にあふれていた「あの頃」を苦い気持ちで振り返り、一時「夢」を見るものの、やはり皆が「現実」との折り合いをつけていく。
40代以上の読者には感銘を受ける書となるでしょう。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.23:
(4pt)

苦さと懐かしさ

小学生の時に埋めたタイムカプセルを開封するために集まった同級生達。彼らの「現在」はしかしそれぞれに極めて厳しい。ドラエモンののび太といわれた克也は会社でリストラ寸前、ジャイアンの徹夫と真理子の夫婦は家庭内暴力で離婚寸前、まだ一人ものの淳子は、古文の有名講師としてもてはやされた時代は終わって斜陽の予備校教師。カプセルからは不倫の末惨殺された当時の教師白石の問いかけ「幸せですか」のメッセージ。特に徹夫夫妻は仮面の夫婦を演じることも出来ずに、家庭崩壊を皆の前でさらすことになる。彼らの未来は、という問いかけに答えるがごとく皆はまた10年後に開封することを約束してタイムカプセルを埋める。ちょっと苦味と懐かしさが入り混じった彼らの人生。いや全ての人たちの人生はこのようなものかもしれない。自分にとっても小学生の頃は未来にこのようなものを託すことが出来る時代であったと思う。なかなか面白い作品であった。
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4163212205
No.22:
(5pt)

70年代型少年 IN 大阪

著者と一月しか誕生日が違わない大阪育ちの私にとって、
万博はやはり特別なもので、何度も行った。
ひょっとすると、シゲマツ少年とすれ違っていたかもしれない。
本書にはでてこないが、万博は夜がいい。
昼と違って、ライトアップの効果によって、
その未来度が一気に高まり、21世紀はこういう風になるんだろうなと思ったものである。

そして今である。
パソコンとケータイは当たり前になったけれども、
あの頃夢見た未来とはまったく違う。
自分自身も含めて。
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4163212205
No.21:
(3pt)

タイムカプセルを埋めた記憶はない

埋めたタイムカプセルを取り出す話です。

タイムカプセルを埋めた記憶はないのですが、中学生の頃に二十歳への手紙を書いて、すっかり忘れた頃に手紙が届いて、赤面したことを覚えています。
中学生の頃には大切だったことも、年を重ねてゆく毎にどうでも良いことになってしまうのは、成長した証なのか、それとも大切な物無くしてしまったためなのか・・・
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.20:
(3pt)

読む年代によって感想がかなり違ってくる

タイトルの「読む年代によって感想がかなり違ってくる」というのは読んでいる途中、及び読み終えたあとに一番最初に思ったことです。

 例えば、10代の高校生などが読んだとしても、「ただの暗い作品」としか見えないだろうし、20代後半くらいの人が読むと「少し分かる」といった感想になるだろうし、克也や真理子と同じく39歳前後の人が読むと、「凄く共感できる」という人が増えるだろうと思います。よってこの作品の本質を理解しようと思ったら人生経験をかなり積まなければ無理だろうと思うう。

 本作品の克也や真理子と同じ世代の人にはオススメしたい作品です。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.19:
(4pt)

絶望、失望、けれども。

21世紀。

この言葉は希望に満ちあふれ、果てしない想像力を掻き立ててくれた。

透明チューブの道、浮いて走る車、お手伝いロボット、空中に浮かぶ大スクリーン...

手塚治虫や藤子不二雄があの頃みせてくれた未来を信じて疑わなかった。

しかし実際あるのはそんな代わり映えのしないものだった。

39歳の男女がタイムカプセルを掘り返す。

それぞれに成長し、大人になった同級生たちが昔の自分たちに再会する。

成熟しきった、それもそれぞれ落ち目だったり、現実を痛いほど味わった登場人物たちには

とても残酷なことだったでしょう。

キラキラしたものや、正しいことを正しいと信じて疑わない、純粋で無垢な昔の自分たちに出会ってしまうのだから。

21世紀も自分も何も変われず、『あの頃の21世紀』に再会した同級生たちの物語。

登場人物みんなに乾いた悲しさがあって、ちょっと苦しかった。

重松さんの作品のいいところはそういう悲しさや絶望があっても救わないところだと思います。

その問題とどう向き合うか、どう立ち向かうか、どう折り合いを付けるのか。

最終的には自分でどうにかするしかないんだよって言ってるような気がします。

どんな作品もチープに終わらないところが好きです。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.18:
(4pt)

世代がかぶるので

39歳になった小学校の同級生が、

6年生のときに埋めたタイムカプセルを掘り出しに

廃校になった小学校へ向かう。

集まった元小学生たちには

それぞれの生活があり、

それぞれに悩みを抱え、毎日を精一杯に生きている。

リストラされそうな会社員。

離婚の危機にある夫婦。

人気のなくなった予備校講師。

病気に冒され、死期も近い男。

障害のある給食配達人(唯一幸せかも)。

不倫をし、殺害されてしまった元担任。

どの人生も吹っ切るにはまだまだ重い。

ほんの1週間の間に起こる出会いや別れ。

そして心の葛藤。

『今、幸せですか?』という元担任がタイムカプセルに残したメッセージ。

誰一人として答えられないもどかしさ。

同じ年代のボクにとっても非常に胸に突き刺さる言葉です。

そして、さまざまな壁にぶち当たっていた彼らが取った行動は?

最後まで飽きることなく、

一気に読み通すことができた作品です。

あなたならタイムカプセルに何を入れますか・・・・?

そして、『今、幸せですか?』の問いに

『YES』と答えられますか?
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.17:
(4pt)

「家族」の苦さ

重松さんの作品には、毎度毎度「家族」を感じる。

あったかくって、親密で、でもクールで危うい「家族」という人間関係が浮かび上がってきて、

いつも落ち着かない気持ちにさせられる。

だから、ものすごく揺さぶられて、涙など流してしまったりもする。

本書は、40歳を目前に、タイムカプセル発掘のために集まった元クラスメイト数人の再会から話が始まる。

そのまま結婚した同級生カップルや、リストラ寸前の元・天才少年。

「お一人様」を受け入れているような、落ち目の女塾講師…。

40歳で出会ったのではなく、子供時代を共有し、空白があって再会したからこその距離感が漂う。

そして、各人の背後には、「家族」というプライベートな領域が存在していて、

「子供の頃の屈託のない距離感では開放できない、でもこれを機に風入れを」みたいな空気が流れてもいる(ように感じた)。

まだ、「家族」は元々そこにあったもので、

で〜んとあって当たり前と感じてしまう私だが、

誰かと結婚し「家族」を「続けていく」ようになれば、

思いやるだけではままならない「家族」の苦さを、感じるようになるのかもしれない。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.16:
(5pt)

読み終わった後の、なんとも言えない気持ち

万博なんて知らない世代の自分が読むのと、万博世代の人が読むのでは全く異なる感想を持つのだろうか。

そんなことを思いながら読んだ。

「未来に対する希望」

まだ未来が輝いていた頃に育った人々にはその感覚が分かるのだろうけれど、生まれながらにして「輝く未来」を失っている世代にはその感覚は微妙に分からないのかもしれない。

ただし、どんな世代の人間にも伝わる切ない思いもこの本にはたくさん詰まっていた。

読み終わったあとに、なんとも言えない気持ちにさせてくれる本である。

切ないような、ほっとしたような。。

本の世界に入れることは間違いないだろう。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.15:
(5pt)

あなたやわたしの「未来」は幸せなのだろうか?

ほぼ30年ぶりに小学6年生のときのクラスメイトが集うことになった。「タイムカプセル」を開けるために。彼らが「未来」の自分たちに何を託そうとしたのかも興味深いが、そこにあったのはモノだけではなかった。心のスイッチもONになって・・・。21世紀はどんな世界で、その頃の自分たちはどうなっているのだろう? 実際に21世紀を生きる彼らには夢や憧れの残骸も残っていないほどシビアな状況が待っていた。リストラだったり、家族崩壊だったり。大人になっているはずなのに失敗を繰り返す。前へ進むどころかふりだしに戻っているような気もする。大人とはある種の完成形を意味するものだと思っていたのだが、少年少女だったときと同様、葛藤も懊悩も尽きないのだ。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.14:
(4pt)

同時代作家

どうして重松作品はこんなに感情移入できるのかと思ったら、そう解説にあった同時代だからですね。40代になると自分のいやなところダメなところが積み重なって、自分にのしかかってくる。真理子はいやな女と思いながら、その嫌いなところは自分に重なる。この40代をトワイライトの時代をどう生きるかとっても大切なことですね。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.13:
(4pt)

同時代作家

どうして重松作品はこんなに感情移入できるのかと思ったら、そう解説にあった同時代だからですね。40代になると自分のいやなところダメなところが積み重なって、自分にのしかかってくる。真理子はいやな女と思いながら、その嫌いなところは自分に重なる。この40代をトワイライトの時代をどう生きるかとっても大切なことですね。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.12:
(4pt)

同時代作家

どうして重松作品はこんなに感情移入できるのかと思ったら、そう解説にあった同時代だからですね。40代になると自分のいやなところダメなところが積み重なって、自分にのしかかってくる。真理子はいやな女と思いながら、その嫌いなところは自分に重なる。この40代をトワイライトの時代をどう生きるかとっても大切なことですね。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.11:
(5pt)

タイムカプセルの中から飛び出した意外なものを見守る読者は、あっという間に巧みに「重松

あの大阪万博のシンボル「太陽の塔」が描かれた表紙と、文庫本の帯の「あの頃の21世紀は、もっと輝いていた・・・」というキャッチコピーに惹かれて本書を購入しました。

一気に読みましたね、本当に一気に。月並みな言葉ですが、面白かったし、重松 清という作家の力量をどのページからも感じさせられるほど巧みで、それでいてその「筆運びの上手さ」を読み手に気づかせない自然さと卓越さに感心しました。

私は、作者の重松 清よりは、少し上の50代の者ですが、登場人物達の置かれている境遇や感傷じみた思い出、そしてなにより、万博の頃にこの世にいた者の共有感である「未来に希望を持っていた」というものを皮膚感覚として受けとめられました。

26年ぶりの同窓会で封印を解かれたタイムカプセルという一種の狂言廻しの設定がうまく機能していました。ドメスティック・バイオレンスやリストラというキーワードの登場もまた、現実社会問題の苦さに繋がっています。

未読の方のためにあらすじやプロットには触れませんが、26年前の小学生当時の人間関係と「今」の人間模様、思い出と現実、「光」と「影」という対比が、また切なく辛く、甘酸っぱいものでした。

現実の世界を精一杯生きている我々の同世代の者に対するエールにしては、苦い物語でしたが、逆に日常生活の辛さを一時忘れさせてくれる一服の清涼剤でもありました。

ラストシーンの「十年後・・・また会おう」という登場人物の言葉の重みを、今自分自身の命題として受けとめました。いろいろと考えさせられた本でしたね。

未読の方に、本当にオススメします。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.10:
(4pt)

感情移入できます

重松氏とほぼ同年代であるからか、彼の作品にはいつも感情移入できる。

 大阪万博の時、タイムカプセルがブームになったが、本小学校でも卒業記念にタイムカプセルを埋めている。あの頃、思い描いた「未来」は、常に輝いていた。夢と希望で一杯だった。26年ぶりに母校で再会した同級生たち。しかし、彼らの「未来」は、夢とはかけ離れた厳しい現実だった。

 家庭崩壊、リストラ、不治の病。。。 甘くない現実の世界を、リアルに描き、読者に感情移入させる。

 40代前半の方々にお勧めです。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205
No.9:
(4pt)

夢が破れても、それでも、オイラたちは生きていく

何度も涙が溢れた。
未来はいつか、「今」になる。しかしそれは一度夢みたような輝くものでは無くて時に苦いものとして在る。
夢が今の現実でなくても人は何とか折り合いをつけて生き続けなければならない。

そしてこれは、人生の哀しさでも辛さでもない。そんな子供のような被害者意識を持つには、人生は複雑に過ぎる。

それをあえて言うなら、やりきれなさ、だ。
あの半ズボンをはいていた頃の自分には決して分らなかったであろう感情。そこにはハリウッド映画のような、分りやすい善も悪も、ハッピーエンドも出てこない。

ただ、それに向き合うか、逃げるか、のどちらかしかない。

子供の頃には、苦しくて泣けば、誰かが来てくれたかもしれない。

でも大人になった今、ドラえもんはどこにもいないのだ。
それでも僕らは、その、やりきれなさ、に向き合っていく。
トワイライトAmazon書評・レビュー:トワイライトより
4163212205

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