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トワイライト
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トワイライトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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昭和49年私は小学5年生同じく大阪の下町の 団地で家族四人で暮らしてました。 その頃は子供も沢山いて全校生徒1000人位でした。 同じく1年生の時、万博に行って太陽の塔に 圧倒されました。人が多くあまり人気の無い パビリオンを少し見ただけでした ドラえもんもまだ、そこまで人気じゃ無かった むしろオバケのQ太郎の方が人気だった気がする この小説を読んで自分とかぶる心境がある 未来の自分はもっと素晴らしいと思ってたのに 小学生6年生の頃のクラスの友はどうしてるだろうか 皆んなそれなりに一生懸命生きているんだろうなー 会いたい様な会いたく無い様な | ||||
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ここのところ重松清の作品を読み続けています。 読みやすかったです。どの作品も重松ワールド全開でした。 | ||||
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面白い | ||||
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かなり昔に読んで、全く忘れちゃていました。 先日岡本太郎氏の作品を思い出し、この本も思い出しました。 40前の同級生がタイムカプセルを堀出すところからはじまります。 いろんなことが複雑に絡み合い、それぞれの人生はどこに行くのか。 浜松も出てきます。 | ||||
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タイムカプセルを開けるために久しぶりに集まった同級生たちのそれぞれを描いた物語。 タイムカプセルを開けた日から一週間およびその後を章ごとにまとめて話は進む。主人公も入れ替わり立ち代わり登場する。 正直言って、この物語は小説というよりドキュメントに近いフィクションであるように感じた。人は年を重ねると変わっていくものだし、考え方も違ってくる。 そういう意味では、この物語の結末ははっきりしていない。ハッピーエンドでもない。ただ、これこそが人間の本来の姿であり、心の中なのだなと改めて思わされる。 作中に出てくるドラえもんの位置づけも見事である。賛否両論あるだろうが、私は好きである。重松清の人間描写はやはりなかなかのものである。 | ||||
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重松さんらしい作品でした。 子供が読むにもいいかもしれませんね | ||||
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小学生のときのクラスメートが思い思いの品を詰めて埋めたタイムカプセル。皆が40歳になるときに、掘り出す予定が、埋めた小学校が廃校になった関係で、1年前倒しの皆が39歳のときに掘り出すことになったのが話の発端で、その後繰り広げられる、普通のような、特別のようなストーリーが展開します。 小学生当時の様子と当時予想していた未来像と現実の悲しいほどの落差、少々くたびれて先が見えて来つつある現在、そんな如何にもありがちな話ですが、多かれ少なかれ自分のみに置き換えても理解できる切ない話につい引き込まれます。私は、主人公たちの“今”よりも十数年、年をとってしまいましたので、私の“今”とは異なりますが、来し方を振り返るように当時の心境などを思い出しながら、楽しむことができました。 私は作者の重松清さんとは同学年のようで、彼の作品中に出てくる子供の頃の出来事や流行り物などが全て共通しますので、こういった昔の話が出て来て、その時々の年齢の話が出て来たりすると、何の苦労もなく自分の記憶とシンクロします。そのため、物語の筋とは余り関係のない、非常につまらない細かい話が思わずツボにはまったりして、色んなところで楽しめます。 トワイライト、twilight、たそがれ、・・・39歳の彼ら・彼女らをたそがれというにはちょっと早過ぎて気の毒な気がしますが、まだ人生諦めるわけにも行かないが、やり直すには遅すぎるような思いが、切なく胸に迫りました。 | ||||
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悪くない話だが、一部ちょっとがっかりした場面があり、それがなかったら文句なく、心にグッとくるお話だと思う。 | ||||
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重松清さんの本がたくさんでていてどれを読もうかと悩んでいましたが簡単なストーリーが書いてあったり買った人の感想を読んで決められました。 | ||||
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幸せですか?? その問いに対して、泣いたような笑ったような変な作り笑顔でしか答える術を持たない。 それは大人の証明です。 終わりのない日常は続いていて、向き合うしかないのでしょう。 リアル過ぎて読むのが辛すぎます。 大人であることが少し窮屈に感じてしまいました。 | ||||
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40代ですが、つまらなかったです。 「人生、そうは思い通りにならないよな、、、。」 という事は理解できるし感慨深くもあるけど、、、つまらなかった。 事件という事件が起こるわけではないタイプの 日常を書いた静かな話って好きなんですが これは、ただ単に内容が何も無いだけ。 | ||||
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万博、ドラえもん、タイムカプセル。。。近い世代の背景にしたドラマにどっぷりと感情移入してしまった。。 小さい頃の思い出、大人になってからの生活感を、『ドラえもん』のキャラクターに重ねて描いている様はまさに『トワイライト』感が満載でした。 こういう人間模様描ける重松作品、やっぱエエなぁ。。 | ||||
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2001年7月20日、21世紀の始まりのころ、 この小説は始まり、8月終わりには話が終わる。 これは、40歳を迎える大人たちの夏休みかもしれない。 1970年代、アポロが月に着陸し、大阪では万博が開催され、 その一方で、オイルショックやノストラダムスの予言におびえ、 そこには21世紀を夢見た、少年少女がいた。 主人公たちは、「どらえもん」に出てくるキャラを同じ構成員。 彼らがクラスで、タイムカプセルを埋め、 その「懐かしい未来」が封印を解かれる。 しかしそこにある「未来」は、「予定」に変わり、 その先は「老後」になる現実が横たわっている。 26年ぶりに再会した仲間には、 バブル崩壊後の厳しい現実が突きつけられている。 それでも「生活」をしていかなければならない。 そして、生きて行かねばならない。 こう書くと悲壮感が、ただ漂っているように聞こえるが、 重松さんならではの筆致力で、グイグイと引き込み、 すがすがしい涙を流させてくれる。 これがわたしたちの同時代小説なのだ。 | ||||
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母校である小学校が廃校になるのをきっかけに 埋められたタイムカプセルを掘り出すことで、 再会した39歳の男女の同級生の生きることに 対しての交感を描いた作品です。 重松作品の登場人物は、世代を超えて、秘めた悩みや葛藤を 持つ人が多いですが、この作品の年齢を経た登場人物たちも リストラやドメスティックバイオレンスなど現実感のある 人生の背景、事情を抱えています。 作品の展開としては、複数の登場人物の視点で語られているので、 視点が別の登場人物に切り替わったことに気付かずに読み進み、 あとから前のページを読み返すことも多かったと思います。 私自身、バブル期に就職した経験からかもしれませんが、 この作品の登場人物と同様の年代になり、ただ明るい未来を信じて、 漠然と生きることができない現実、閉塞感に共感させられます。 この作品を通じて、人は、みなそれぞれの生き辛さを 抱えて生きていることに改めて痛感させられました。 その生き辛さは、善悪では決して測れないものだとも思いました。 だからこそ、人は、生き辛さで通じあえるし、共感することができる。 作者は、登場人物を決して甘やかさないけれど、彼らを見守る視線は、 とても温かいものではないかと感じました。 世代を超えて、読み続けられていって欲しい作品です。 | ||||
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太陽の塔のデザインにひかれ、手に取った。 『疾走』以来、久しぶりに重松さんの作品を読んだ。 小学生の頃、ジャイアンと呼ばれていた徹夫。のび太と呼ばれていた克也。徹夫と結婚したしずかちゃんのような優等生だった真理子。26年後、アラフォー世代となった彼らはどんな生活を送っているのか。 誰もが感じたことがあるであろう「理想と現実」のギャップを、物語に乗せて、見事に描き切っている。 最近、「あの頃は良かったのにな」とため息をつくことが多い方は、ぜひご一読を。 | ||||
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40歳を目前にした、かつて6年3組の同級生だった、 いま、39歳の大人たちが、傷ついたり傷つけたり、 助けたり助けられたり、泣いたり笑ったりしながら紡ぐ長編小説。 舞台は2001年の夏。 かつて6年生だった彼らは、皆で埋めたタイムカプセルを開けるために集まる。 物語はそこから始まる。 重松清らしい平易な文章と巧みな表現で描き出される登場人物の心。 主人公たちと年齢が近いせいか、自分に重ねて考えることが多かった。 って、あれ……。 俺、もうすぐ40歳になっちゃうのね!! 主人公の一人、克也は大阪万博に未来を夢見ていた少年だった。 クラスでは勉強ができる方で、あだ名は「のび太」。 大人になった克也は、身長が180センチ近くになり、 メガネからコンタクトレンズにかえて、のび太の面影はない。 俺は、小学校4年生の時に筑波万博に行って暑さに打ちひしがれた。 東京の叔父の家に着いたその日、御巣鷹山に日航機が落ちた。 クラスでは運動が苦手な方で、だから、克也と自分とが重なった。 とはいえ、克也は結婚して小学4年生の息子がいて、俺は独身。 克也は企業に就職してリストラされそうで、俺は企業を辞めて精神科医。 そういう部分では、完全に一致しているわけではない。 ところが、である。 その他の主人公級の登場人物たちと、それぞれ少しずつ重なる部分があるのだ。 39歳で独身の人もいるし、同級生同士で恋愛した人もいる。 まるで、自分の数年後を見ているかのようだ。 今現在、40歳前後の人にはお勧め。 自分も、もう少し自分の家庭について考えないといけないな。 そんな気になった一冊。 | ||||
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あぁ、終わってしまった、と素直にため息を吐いた読後感が残った。 僕は世代的には全く違うのだけれどもそれでもまるで自分が今40代で、過去を振りかえり縛られながら生きていくようで、どっぷり感情移入してしまった。 その時を全力で生き、現在を生きる事そのものが目的だった少年時代。彼らはただひたすらその日その日の楽しみを求めていた。 一方で、過去を振りかえり、過去の栄光やコンプレックスに苛まれながら今を前を向いて歩けない、そして漠然とした希望の見出せない大人達。 彼らはただひたすら過去や未来に苛まれていた。 そういう子供の純粋さ、そして汚れてしまった今の大人の自分を対照的に描いているように感じた。 そしてそんな大人達を見て、育った子供達。彼女達はこの先、どんな風に生きていくのだろうか。歴史は繰り返されるのか。 僕は純粋な子供でもない。あの大人達のように多くのしがらみをかかえているわけでもない。そんな中間世代だ。 それだけに言葉で表現できないもやもやしたわだかまりを抱えながら読んだのだ。あぁ、もうあの時代は終わったんだ、そして僕の行きつく先は彼らと同じなのだろうか。 小説をレビューするのは正直あまり上手くないのだけれど、なんていうか哀しさが読んだ後に残った。 40代の時、僕はどうなっているのだろうか。幸せなのだろうか。 そんなことを考えずにはいられない小説でした。 | ||||
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人は楽しい思い出を日記やアルバムやタイムカプセルに残します。 そしてそれを未来のいつの日か,開くときがあります。そこで向き合うのは 「過去」や「未来」ではなく,思い通りにいかない「現在」なのだということです。 万博という未来の祭典における象徴であった太陽の塔も,万博公園で今見れば, それが象徴しているのは,当然ながら今からみた未来ではなく, それが象徴するはずだった過去から見た未来たる「現在」なのです。 「タイムカプセル」を開くと,結局それは見ないですませていた現在に目を向けさせるのです。 読後感は悪くないですが,何か心にずしんと残る,そのことについて考えないわけには いかなくなるような,何とも言えず重いものを置いていきます。 ニュータウンという言葉にときめいた世代の人が読めば,この小説はいっそうしみると思います。 | ||||
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何ともいえない、やりきれなさが残りました。 それは不快なものでは ありません。 太陽の塔の模型が欲しいな、と思いました。 | ||||
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途中から、登場人物のアレコレに、少々イライラする。 何か、こう、『え?』とういうものが、徐々に。 自身が登場人物達の年齢(38歳)に近くなってきたから なのか、胸に残るのは、温かなモノではなく、どうも すっきりしない重いモノになってしまった。 それが作者の狙いなら、狙い通りなんでしょうが(苦笑。 『未来に残したいものは何か?』 他の方々の答えを知りたいな、そう思います。 ワタシは何かあるだろうか・・・。 太陽の塔は今日も凛とした佇まいで、現在・過去・未来を 見つめていますヨ。 老いてゆくことが、怖い。 | ||||
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