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シフォン・リボン・シフォン



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【この小説が収録されている参考書籍】
シフォン・リボン・シフォン

シフォン・リボン・シフォンの評価: 4.00/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(5pt)

迅速

確実
シフォン・リボン・シフォンAmazon書評・レビュー:シフォン・リボン・シフォンより
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No.8:
(5pt)

捨て去るわけにいかない毒親をどうするか

ランジェリー店をめぐって色々な生き方が描かれているが、私は親子の物語として読んだ。ダイアナウィンジョーンズの作品を始めとして「毒親は捨ててもいい」というメッセージ性を持った小説が発表されるようになった。が、これはその上をゆく、精神的に親を超えることによって親の支配から脱却するというよりオトナな生き方。
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No.7:
(4pt)

ランジェリーは脇役で、、

メインは親子の関係です。 美しくて繊細な”ランジェリー”と、その対極にある”介護問題”や”病気”などが そっと絡まりつつ 物語が進んで行きます。 個人的には、最初のお話しに出て来る”毒親”にイラっ! 縁を切ればいいのに!と思ったのですが、そこは近藤さんの優しさかな。
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No.6:
(4pt)

心を潤す小さなものたちと、希望

美しいものを愛でるだけでなく、それらが力を与えてくれたり
自分を変えてくれることを、身近にありそうな場所
人が教えてくれるストーリーです。

主人公を変えて、ある地方都市でのお店に関わる
いくつかの物語が展開していきます。

ラストの話で、娘と母の風景にじんわりと
涙が出ました。
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No.5:
(4pt)

華やかな優しく柔らかい物で包みたい、労りたいものとは

柔らかく薄く綺麗な色、色とりどり、華やかで夢見心地な、
可愛くもあり麗々しくもある、清楚でしかも艶やかな、
そんな世界に興味を持ちながらも、
自分には敷居の高い無縁のものだと思っている人間と、
何の抵抗もなくすんなり入っていける人と。

自分のことを書かれているのかと思ってしまった。
親や自分自身との折り合いが付かない、人間関係をそつなくこなすことが出来ない、
いつまで経っても自信が持てない、落ち込みやすい自分のことを。

違うのはまだその病気に冒されてはおらず、見た目だけは何もないように見えることだけ。
さて、だからこそシフォンやリボンの美しい下着の世界にようこそ。

自分自身を労る時間、ゆとり、隠れたお洒落、自分を寛がせる、
ちょっとしたものを、どう受け止めるかは自分次第。
ただ、背中を押してくれる人がいてくれれば。
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No.4:
(4pt)

お店を持つ事は憧れますね。

夢を叶えたけれど、出来事は起きる。でも、落ちつくところはあるんですね。どの登場人物も目に浮かぶようでした。
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No.3:
(4pt)

親と子の関係性の物語

平凡な田舎町に突如としてあらわれたランジェリーショップを通じて様々な人の変化が描かれています。
事件とか起きるわけではないけれど、日常的な心情の変化を読みやすく描かれています。
下着は日常品であり、消耗品であり、芸術品のようなものもあり、性的な意味を持つものでもあり、
様々な捉え方ができるものということを認識しました。
物語は連作で、自分に合った下着を得ることで、自分のコンプレックスを超えて、
親からの支配から脱却しようとする女性。乳癌になった時には下着はどうしていくのか、などなどどれも面白く読了しました。
親と子の関係性の描き方は、親離れ・子離れなどなど考える人には共感できる部分もあるのではないでしょうか。
下着に対する描写が芸術品のようでした。
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No.2:
(4pt)

シフォン・リボン・シフォン

第1話から第4話までの構成で、1話2話はランジェリーショップを訪れる客の話、3話4話はその店の女主人が主観の話。前半ではお店は謎めいた雰囲気で、女主人は人生を達観した感じを受けたが、後半ではその女主人の人生が明らかにされ、作られたイメージが良くも悪くも崩された。人間は誰しもにドラマがあり、それが日常である。家族のつながりが苦しいときもある。田舎町にできたおしゃれなランジェリーショップが、傷ついた女性たちの心を優しく包み込む。問題はすべて解決したわけではないけど、希望を予感させる終わりに心があたたまる。
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No.1:
(5pt)

あの「サクリファイス」の著者が描く心温まる絶品連作短編集

「サクリファイス」は、自転車ロードレースという日本にはなじみの薄いスポーツを題材に
人の心の醜さや弱さそして優しさや強さをロードレースという奥深い競技にシンクロさせることで
見事に描いた絶品ミステリーだったが、果たして…。

物語は、今の日本のどこにでもありそうな地方都市のシャッター通り商店街に出店したちょっと場違いな
ランジェリーショップが舞台。

心や体にあるいは幼い頃の家庭での経験にハンデキャップを抱える登場人物がランジェリーショップの女主人と
の交わりの中で癒される、あるいは解放される。また、女主人自身も…
一編毎にじんわり涙が浮かんでくる絶品連作短編集です。

近藤史恵の作品は、「サクリファイス」とのその続編である「エデン」サイドストーリーとも言える「サヴァイヴ」の
3冊しか読んだことはなかったが、この『シフォン・リボン・シフォン』を読んで改めて彼女の“人の心の襞”を描く能力と
最期は“人の心の優しさ”を信じる眼差しを感じ取ることができました。
シフォン・リボン・シフォンAmazon書評・レビュー:シフォン・リボン・シフォンより
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