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(短編集)
銀行狐
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銀行狐の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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元銀行員の乱歩賞作家が書く初の短編集。 銀行勤務の経験が存分に発揮され、 かつ、それが衒学や自己満足に陥らず、 精緻なミステリーとして成立しています。 この作者の本を読むのは3冊目になりますが、 これまで「やはりある特定の分野に詳しいってのは 作家として有利だよな。やはり時代はスペシャリストを 求めているね」などと思っていましたが、 確かな文章力・プロット構築力が土台にあることが、 この短編集を読むとよくわかります。 | ||||
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池井戸潤は現場(三菱銀行)出身の書き手とては、経済小説・情報小説に偏らずミステリ・エンタテインメントの部分とのバランスが取れているのが特徴。本書も処女短編集らしく各篇に別々の趣向を凝らして楽しませる。表題作はじめ、結末部分を寸止めの形で終わらせたものが多いが、とりわけ「現金その場かぎり」が鮮やかな切れ味である。老若男女銀行員それぞれの哀歓と謎解きが見事にシンクロしている。「ローンカウンター」「金庫室の死体」も警察小説としてもよく書けていて読みごたえ充分。他の二篇も良いが少し銀行批判部分が浮いた感じもある。 | ||||
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