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砂漠の薔薇
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砂漠の薔薇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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私にも許せない幼馴染みがいます。今彼女が幸せに生きているのが許せないし、主人公の気持ちが痛いほど分かります。普通にあり得る話だと思いました。 | ||||
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不思議な作家さん。これでもか、という残虐な小説を書くかと思ったら、ピュアな純愛小説だったりと。本作もまた異質なジャンルだけれど、夢中にさせられた。こころの闇、葛藤を丁寧に鋭く、急ぎすぎず描いてゆく。後半衝撃の事件に発展していくのは必然であったやも。ミステリーと一言では言い表すことのできない。砂漠の薔薇。哀しい薔薇。 | ||||
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読んでいくうちに、どんどんひきこまれていく内容です! | ||||
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砂漠でどんなバラが咲くのでしょうかいばらの道なのかな読むまでに色々考えちゃう | ||||
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社会現象のお受験戦争のウラ側の舞台が、生々しく表現されていて、果たして受験ってだれのためなのか?と考えさせられました。 親子関係、夫婦関係のあり方もどうあるべきなのか、ということも考えさせられる点がありました。 | ||||
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主人公と同じくらいの娘を持つ母として非常に考えさせられる内容でした。 境遇は全く違っているけれど、娘に幸せになって欲しいと思うのはどの母親も同じですね。 また、娘の幸せを願う気持ちの裏には、主人公自身が同じくらい自分の幸せが欲しいと叫んでいる切ない気持ちが伝わってきました。 他人に認められないことは、自分の存在価値を失ってしまうとても辛い経験です。 人生の大半をそうやって過ごさなくてはならなかった主人公は、本当に辛かったことでしょう。 最後にその気持ちを主人公に与え続けた友人が「あんたのためにやってやったのに!」と叫ぶシーンがあります。 でも、「そんなこといつ頼んだのよ?」と主人公の代わりに言いたくなりました。 他人の人生にずかずかと踏み込んでおきながら、相手の持つ気持ちに全く気付かず親切心を振り回す。 そんな人間がもつ残酷さや、表面は素知らぬふりをして他人に悪意を振りまく人間がよく描かれていると思います。 主人公が娘に向かって最後にはなつ心の一言には、思わず涙がこぼれました。 ただストーリーの表面を読むのではなく、隠されたこういうエピソードを汲んでほしい作品です。 | ||||
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お受験ブームに巻き込まれた主婦の狂気。仲間の主婦の万引きを目撃したところから彼女の運命は一転する。今どこにでも存在する「お受験」に付随するお受験ママの交流関係。上辺か本心か建前か嫉妬か虚偽か?そんな複雑な心理戦に疲弊した主婦が持ちえる悪意の芽生えと増長と暴走。ありそうで怖い。ひょっとするとあの事件の真実?「他山の石」とし自らを律するか、「ありえない」とただただ笑うか、あなたの反応を伺ってみたい。衝撃的です。 | ||||
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数年前東京文京区で起きた、お受験をめぐる母同士の葛藤から来る幼女殺害事件。あまりの理不尽さと何の罪も無い幼女に手をかけたという残忍さに、強烈なショックを受けた母は少なくないはず。かく言う私も一男一女の母として驚愕し、犯人の母の心理状態を探りたいと感じていた。 本書はその事件をなぞらえたノンフィクションの感が強い。ショッキングな殺害のプロローグからはじまって、わが子を入学させるためにはどんな卑劣な行動もいとわず、それでも表面上は仲のよい仲間を演じ続ける母親同士。何か大切なねじが外れていることに彼女たちは気づいていない。受験戦争の無意味さ、馬鹿な親の価値観の中で育てられる子供たちの将来がひたすら心配になる。 最終的に殺人にいたる主人公の母の動機の部分は、どうも浅い気がして、星一つ減点だが、子供を育てる現代の母には本書の世界の「狂気」の部分をぜひ再確認してもらいたいと思った。 | ||||
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本書はフィクションであるが、ノンフィクションの要素も持っていて、現実問題として考えさせられる。全編にわたって、心理描写が極めて細緻だ。否、細緻過ぎて、本質を見誤りかねない程だ。それにしても、幼児の受験は、親が試されているのであって、子供不在という側面も有るには有る。しかし、本書では、陰湿な嫌がらせの数々や、さらには殺人にまで発展している。この心境は異常ではあるものの、競争の激化の中で、理性を失うと、起こりうるのではないかとも思う。本書は幼児の受験の例であるが、一事が万事なのかも知れない。 冷静に考えてみると、殺人の様な違法行為をすれば、 これまでの受験に対する努力は水の泡だ。 しかし、寄って集って、一人の人間をいじめぬいて、 自殺にまで追い込むなど、他人を蹴落とすためには、 手段を選ばない。 本体なら、一歩下がって考えれば、事の善悪は判断出来る。 しかし、渦中にいると、これ程、盲目になるのか。 その事に関する心理描写も、非常に細緻だ。 だからといって、決して共感は出来ない。 ただ、人間の理性とは、この程度に脆いと言える。 | ||||
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大好きな新堂冬樹の作品で、甘い純愛系ではないと知りすぐ読みました。 が、以前あった文京区だかの事件をノンフィクションで書いているような作品で、嫉妬とか被害妄想とかの部分はおもしろかったけど、ちょっといつものエンターテイメント性に欠け、淡々と読みました。 でも、周りのハイソさについていけず、親友という仮面をつけた、自分を見下していた超セレブな女性の呪縛から逃れきれず、心を狂わせていく過程はさすが新堂冬樹って、感じがしました。 私のようにひがみっぽい人は、読んでみて 「うわ!こんなひどい人生もありで、私はここまで子供を犠牲にしてはいないわ。」と、自分はまだましと、子供に優しくなれるから、読んでみて 変な優越感をおぼえていいかもしれません。 | ||||
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予想に反するどんでん返しもなく、理解を超える心の内をつづったわけでもなさそうで、軽い気持ちで読み始めました。 一つ一つの出来事が何処にでもありそうなことの積み重ねで、読んでいるうちに主人公に同化してしまいました。 自分と主人公の違いがあまり大きく感じられなく、違ったとしたら「偶然あの場面を見てしまったかどうか」だけのように思えてなりませんでした。 読み終えた後「どうしてあんなことしちゃったんだろ」と自分自信が不安になりそわそわしてしまいました。しばらくして何もしていない自分に戻り、「私は何もしていなかったんだ」とほっとしました。 これと言うのも私の回りにもお受験をした友人がいたり、我が家でも中学受験を2度経験しているため同化し易かったのだと思います。 冷静になれば虚栄心に支配され、愚かで身勝手な行為だと言えるのかもしれませんが、突然そういう人格の主人公が事件を起こしたのではなくごく普通の感覚の主婦がじわりじわりと追い詰められてしまった事が恐怖心を感じさせるのだと思います。 あえて言えば、主人公のご主人や他のお受験ママとその周辺人物のキャラクターが単一的な印象で、少しだけ漫画的(表面的)な印象を与えている気もします。 | ||||
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