■スポンサードリンク


感染列島



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

感染列島の評価: 2.22/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.22pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

現状と比較すると興味深い

新型コロナが蔓延し古本が高騰したので、2020年5月に復刊された。単行本の題名は、
「パンデミックイブ」だったが、文庫化にあたり「パンデミックデイズ」に改名されたようだ(しかしこの小説の設定では国内の死亡者が一桁の状況なので、やはり「イブ」という他はないだろう)。読みやすく、どんどん読める本だが、いくつか不満な点がある。この本のテーマの感染症は、コロナよりも強毒性のものでおぞましい限りだが、小説の中では、まだ蔓延の前段階にとどまっている。現在のように、新型コロナのパンデミックの状況を目の当たりにすると却って迫力を欠いている。また、最初に起きる事件や、外国人などの登場人物や、最重要人物の神崎彗一が聴いていたノルウェーの音楽などは、ストーリーの展開にとってあまり重要な意味を持っておらず、不自然なところがある。邪推すれば、映画化することを意識して、本筋から離れたビジュアルな場面を多く用意し(しかし、同じ題名で映画化されたのはこれとは別の作品である)、そのためストーリーが雑になり、小説としての完成度が低くなった。一方で良い点は、作者が感染症についてよく勉強した成果が現れていて、教訓のように述べられることが興味深い。例えば、「ウイルスは生命体じゃない。神が創ったのか、悪魔が生み出したのかわからないが、人類の数が地球のキャパシティーを超えたとき、一気にそれを減らすために用意された史上最少の殺人ロボットなんだ」といったくだりなどは、示唆に満ちている。なお、本書の厚生労働大臣は、「深刻なウイルス危機に全身全霊を捧げて対処しているという印象を与えて」人気はうなぎのぼりになったが、いまの現実は、厚生労働省が国民の生命よりも自己の組織の論理を優先させた疑いで各方面からの批判を浴び、厚生労働大臣どころか内閣の信任が大幅に下がっている状況にある。小説の方が、状況としてはずっと好ましい。ネタばれにならないようこの辺りにしておこう。
感染列島 パンデミック・デイズ (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:感染列島 パンデミック・デイズ (小学館文庫)より
4094084088
No.1:
(3pt)

一気に読みました

いま、話題のテーマなので、1日で700ページ、一気に読みました。首都閉鎖はショッキングですね。
感染列島 パンデミック・デイズ (小学館文庫)Amazon書評・レビュー:感染列島 パンデミック・デイズ (小学館文庫)より
4094084088

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!