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評決のとき
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評決のときの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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まずテーマが難しい問題。自分の娘を白人に強姦され、その白人を殺した黒人。 自分だったらどうするか?しかし復讐を認めていいのか?なかなかデリケートです。 自然と読者は死刑制度や差別問題などについて考えてしまうのではないでしょうか? KKKもでてきたりと、アメリカの闇の部分が書かれている。 もちろん読み応えは十分!後半からドキドキして、最後の裁判のところは印象的。 | ||||
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この本はジョン・グリシャムの著作の中では‘The Firm'に並ぶ名作だと思います。また彼のほかの著作と違い、かなり社会的なメッセージを含んだ一級のエンターテイメントです。何がこの作品を非常に面白くしているのか?それは、誰でも落ちうる、そして解くことの出来ない矛盾を題材にしているからです。それは2つの質問に集約できます。「もし無残な形で自分の娘がレイプされ、その父親が殺人という形で犯人に報復した場合、それは法の元で正当化されるのか?」そしてもうひとつの問いは、「その父親が長年差別されてきた人種的マイノリティーに属している時、人種的マジョリティが多数を占める陪審員によって公正に裁かれるのだろうか?」というこてです。本の前書きによると、この問いは実際に弁護士経験のある彼が、法廷でレイプされた少女が証言台で証言するのを見ているときに深く考えさせられたとの事です。このようなことが実際に自分の身に起こったらどうするのか?また、自分が陪審員だったらどう裁くのか?そう考えながら読むと、よりいっそう物語の世界に引き込まれていきます。確かにテーマは重いのですが、かれの空気の分子の一粒まで描くような詳細な描写と、一癖もふた癖もある魅力的な多くの登場人物によって素晴らしいエンターテイメント作品に仕上がっています。テーマにしている題材といい、かれの表現力の高さといい、この作品が事実に基づいていたら、間違いなくピューリツァ候補になるでしょう。 | ||||
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娘を強姦した犯人2名を射殺した黒人男性の弁護を引き受ける若手弁護士。圧倒的不利な状況から無罪評決を勝ち取ることができるか? グリシャムの処女作とのこと。グリシャム作品を読むと弁護士が格好よく、本作も例外ではない。事件の事情から白人擁護のクークラックスクラン(KKK団)や、教会が組織する黒人のグループが裁判所前で対立、州兵が出動する。KKK団による関係者脅迫、弁護士の自宅放火など、展開はグリシャム作品の中でも派手。 | ||||
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Johon Grishamの本の中ではこれが一番面白かった。 しかし、使われている単語、分法も一番難しく感じた。 特筆するべき点は小説後半の法廷シーン。 2転3転してスリル満点。 多少、分からない単語があっても、雰囲気はよく伝わってきます。 | ||||
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白人男性が黒人の少女を強姦したことから全ては始まった。その事件をきっかけに白人対黒人の人種間の対立の緊張感は非常に高まっていく。そして少女の父親のとった行動によりその対立は危機的なものに、、、。アメリカにおける人種差別問題を裁判という側面から描き、あらためてその重大さを考えさせられる一冊。 | ||||
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