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(短編集)
歪笑小説
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歪笑小説の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全92件 81~92 5/5ページ
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さすが東野圭吾ですね。 文章の作り方・会話の流れに才能とセンスがほとばしる! 登場人物が舞い上がる気持ちを抑えて、平静さを装う行動はは思わず手を打ちたくなるような描写(クスクス笑い)…読んでいる人の心をモゾモゾさせる現実感と人間臭さ… 滑稽、哀れ、勘違い、いろんな作家・編集者が登場しますが、超ベストセラー作家、東野圭吾の上から目線の作品では決してなく、それでも東野圭吾でなくては書けない出版界の内幕。 作家志望の人、編集者に憧れている人にとって必読、愛蔵すべき作品 ここのレビューに従い、黒笑小説も一緒に注文しました。だけどまだ届かない(笑) 実は黒笑小説は以前に読んだことがあるのですが、東野圭吾自身がモデルじゃないかというような登場人物がいましたね。 直木賞が欲しくてたまらず、みっともないくらいあたふたとしている作家 驚きました。プライドを捨てて、よくこんなに赤裸々に書けると… 今や直木賞作家! 東野圭吾が書いたというだけでも値打ちがあり、またそれだけに真実味がありました。 作家は無理でも編集者に憧れる人は多いはず… 林真理子さんのエッセイに出てくる編集者は東大出の二枚目とかモデル並みの美人とか… 実際そうなんだろうけど、東野圭吾はそういう点も風刺してるね。 だけどやっぱり本好きにとって出版界は永遠の憧れ!私だって… 遠い世界を身近に感じさせてくれた東野圭吾さんありがとう! 知りたかった秘密をこっそり教えてもらえたような満腹感がありました。 図書館で予約して長い間待つより、すぐ買ったほうがいいですよ | ||||
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面白いです。 笑い、涙、人情、うんちく、社会問題提起、成長、愛、孤独、小説の王道要素全てが奇跡のようなバランスで凝縮されており、こりゃ面白い!完璧!の一言です。 こういう作品があるから読書はやめられねえなあなんて。 巻末のおまけページも仕掛け十分で、ばかばかしいなあなんて笑いつつ、最後の行でそうかあ‥よかったねえ‥なんてちょっと涙腺がゆるんだりとか。 小説で星5つをつけるのは初めてですが、本当は星6つつけたいくらい自信をもってお勧めできる、傑作連作短編集です。 | ||||
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最初から文庫発売で気軽に手にとれる作品だということもポイント。読者の事をわかっていらっしゃる。おすすめです。 装丁もいいです。作中作の写真なんですが、「そうかあ、こんな本なんだ〜。読んでみたいな〜」とニヤニヤしていまいます。 巻末の広告も素晴らしい。 個人的には、賞をとれた作家先生のお話がジーンときました。これも他の作品がハチャメチャなせいだと思います。バランスがとてもいいです。 「黒笑小説」を読むとより楽しくは読めますが、単品でも充分面白いです。 「撃鉄のポエム2」はキバタクでドラマ化されたんですかね。広告の某先生のように報われるといいですね(笑)。 | ||||
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他の方のご指摘の通り、巻末の「好評既刊」よくご覧ください アッと驚く展開が隠れています そこに生じるドタバタまでつい目に浮かんでしまって・・・ついニヤニヤです 個人的には、最終話の中「本なんて図書館で読めばいい」と言い放つオッサンと喧嘩してしまう件がちょっとチクリと来ました 「コレ欲しいけど文庫出るまで待つかな」とか思ってしまった時に頭をよぎりそうです それにしてもまたまた登場の「虚無僧探偵ゾフィー」一体どんな本ですかね、気になって仕方ないです 笑 | ||||
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怪・黒・毒と全部読みましたが、一番かも! 私的には出版社のお仕事って憧れますが、でも憧れ以上に「大変なのねぇ」と思いました。 作家さんの普段の一面も見れたような気もするし、新たな発見!が出来ました。 黒笑小説とリンクしてるのもいいですね。またこういうの書いてもらいたいです。 | ||||
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『黒笑小説』を読んでいる方は必読の一冊。 編集者と作家の笑えないけど笑える話が満載です。 短編集ながら、すべてが1本につながるように計算された 構成が素晴らしい。 乱歩賞受賞後、現在のような人気作家になるまで 長い不遇時代があった作者ゆえに、背景には 編集者に対する複雑な思いも感じられます。 また、出版不況下の小説誌の現状などはかなりリアル。 「戦略」の作家のキャラチェンジは、シーンが想像 されて、思わず吹き出しました。小説で笑ったのは久々。 巻末の広告まで要チェックです。 『ミステリーの書き方』(幻冬舎)を読んでおくと 「ミステリ特集」はより面白いかもしれません。 | ||||
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本作は「怪笑小説」、「毒笑小説」、「黒笑小説」に続く“笑い”をテーマにしたブラックジョーク満載のユーモア短編集の第四弾です。基本的には内容的なつながりは無いので、どの本から手にとっても楽しめますが、本作の内容は「黒笑小説」に含まれる短編の一部の作品の続編という形になっていますので、本作を読む前に「黒笑小説」を先に読んだ方が楽しめると思います。 とある出版社を舞台にした作家達と編集者の繰り広げる「本当に有りそうで無さそうでやっぱりあるんだろうな・・・」っと言う、笑いあり、涙ありの物語短編集。「作家」と言うと個性派揃いと言う印象が有りますが、当然、そうした作家さん達をフォローする編集者の方達も海千山千の強者揃い。そうした人達の丁々発止のやり取りが軽妙に描かれています。日頃、重厚なミステリーを書かれる東野さんにして、こうした本はかゆいところに手が届くというか、ちょっと重めの本と本の間に読むには最適な一冊。かといって、手抜かり無しの面白さです。登場人物に関しては実名は伏せつつも、「あー、あの人ね」等と想像をたくましくして読むことが出来る仕掛けもあり、よくもまあここまで書いたもんだ・・・大丈夫?っとこちらが心配になるほどの臨場感です。きっと、出版関係におつとめの方々は「ニヤッ」っとするんだろうな〜等と思いつつページを繰る手が止まりませんでした。本当の最後の1ページまでユーモア溢れる仕掛けがあり心から楽しめました。 | ||||
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<未読の方へ> 本作の感想の前に一つだけ。 前作『黒笑』の登場人物がけっこう出てくるので、これを読むか迷っているなら、 とりあえず『黒笑』の「もうひとつの助走」〜「選考会」だけは読んでから、 この本に進むことをおすすめします。 『怪笑』『毒笑』とは繋がっていないので、『歪笑』を読むにあたっては、 この2つはパスしても問題ないです。 <感想(読後の方だけお読みください)> この『歪笑』は単なるギャグ小説に終わっていないのが良いです。 作家や出版社や編集者などなど、本に携わっている人々の日常を、おもしろおかしく描いているものの、 けっこうリアルな部分も多いと思います。 1冊の本を作り上げるために、それに関わる人たちがどれだけ苦心しているのか、 すごくよく伝わってきます。 基本的にはギャグ小説で、途中・途中に出てくる微妙な表現やセリフが笑えますが、 ラストに感動できる話も多くて、それがすごくジーンと来ました。 「読書が好き」「本が好き」という人に、ぜひ読んでもらいたいなと思える内容でした。 登場人物に触れると、『黒笑』のときから熱海が好きでしたが、今回もおもしろさ健在! まさか『撃鉄のポエム』の続編が出るなんて(笑)。 『銃弾と薔薇に聞いてくれ―撃鉄のポエム2―』が、『撃鉄2』と略されているのが妙にツボでした。 その他、今作では編集者たちが大活躍で、そのあたりも見どころ。 ギャグっぽく書かれているけど、「作家から原稿を得るのに本当に苦労しているんだろうな」 というのが伝わってきます。 それと登場人物と言えば、実在の作家さんをモデルにした人がたくさん出てきて、それもおもしろい。 東野さんは本当に大沢さんと仲良しなんだなぁ、というのがわかります。 (玉沢って・・・笑) 書き下ろしの巻末のオマケもウケました。 唐傘ザンゲ『魔境隠密力士土俵入り』を読んでみたい(笑)。 東野さんのシリアスな作品ももちろん大好きですが、このシリーズも本当に好きなので、 ぜひぜひ続けてもらいたいと思っています。 | ||||
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3時間もあれば読めるので、旅のお供にお勧め。 本書を読んで、作者を好きになりました。 戯画化され揶揄された登場人物、でも読後は爽やか。 作者の人間を見る目のあたたかさが基本にあるからでしょう。 とくに駆出し作家への暖かい眼差しを感じました。 出版関係に就職しようとしている学生さん、 作家志望の方、 笑いながらもいろいろ学べますよ。 ただし、 本書で描かれている世界も近い未来、 ああ、こんな時代もあったよなぁと感慨を込めて振り返られることになるのかもしれませんね。 作家と編集者の関係って、もっとビジネスライクになるかも。 あいだに女房や亭主ではなく、プロのマネージャーを挟んでね。 | ||||
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推理もの、シリアスな東野圭吾さんばかり読んでいましたが、 こんな面白い小説久しぶりです!!是非ドラマ化して欲しい!! 頭の中でキャストが浮かんできました。 私の中では獅子取さんは古田新太さんのイメージです。 あ、でもサラリーマンNEOのメンバーでもよさそう。 それぞれのオチが一番最後までくまなく読むと見つけられて にっこり微笑んでしまいました。 みんながハッピーになるお話です。...” | ||||
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喫茶店でひとりで読んでいて声をだして何度も笑ってしまった。こんなに笑える小説は初めて。最高に面白いギャグマンガみたいだった。作家と編集者のかけひきや心理も新鮮。働く編集者の小学生への言葉は涙がでた。 | ||||
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タイトル通り、最後のページをよく読んでみてください。 本編中で唯一全く救いが訪れなかった人物の顛末を読み取ることができます。 | ||||
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