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裏閻魔2
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裏閻魔2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1~19 1/1ページ
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この本の1巻はまだ読んでいません。いきなり2巻から読んでいます。 それでも話には十分ついていけます。 戦後すぐのあたりが舞台になっていますが、人間の感情の書き込みが詳しいので、 時代背景よりも人間模様をよくつかんで読んでいけました。 不死と思われるほどの長い寿命を持つ時、その人はどんな感じを抱いて生きていくのでしょう? みんなが長生きなら問題ないでしょうが、たった一人か二人だけが長く生きていくとは。 その切なさ、葛藤を感じる話でした。 この後、3巻があるようなので読んでみたいなと思います。 | ||||
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個人的に好きなジャンルのお話だったので、思っていた以上に楽しめました。ただ、前作を読まないと主人公やライバル的な人物の過去がよく分からなくて「?」となります。戦後の混乱期から復興し始めた頃の日本が舞台の、特殊な運命を背負った刺青師とそれに関わる人物達の物語。続き物なので前作及び続編(もう出てるのかな?)と続けて読むともっと面白かった気がしました。 | ||||
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この裏閻魔2から読み始めましたが、面白いです。出てくる人物の性格が格好良くて私は好きです。 人間らしいという感じがします。 話の切替も、続きを読みたくなるようなもので良かったです。ページ数があるので時間のあるときにゆっくり読みたいです。 | ||||
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以前から気になっていた作家。前作は読んでいなかったので、第2作の本書の入手を機に購入・読了。 でも、読後、第一作を読まなくても十分楽しめたなと感じた。 長い時代スケールを背景に描かれた第一作と較べると、時代スパンの短い本作はやや、スケール感の不足は否めない。その分、登場人物の活躍で補うといったところかな。 この手のジャンルの本には感動は必須ではない。主人公その他の登場人物と共に本の中の世界を疑似体験し楽しめるエンターテイメント性が必須なだけだ。 そう言う意味で、十分に価値のある本だ。 | ||||
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前作も読んで面白かったのでこちらも読んでみました。 夜叉はこないだは敵だったのが今回はちょっと変わってきてるのが意外な展開でした。 二センチくらいある本なのに面白いからさくさく読めてしまいます。 映画化したら面白いのになぁって思います。 閻魔は亀梨和也のイメージです。(とくにファンではないですが) 3もあるようなので読みたいです! | ||||
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時代は戦後に移り、新たな展開を見せてくれる。前作同様楽しめる内容になっている。 | ||||
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前作を読んでから大分、時間が空いてしまった。 第二次世界大戦の戦後10年間が舞台です。 冒頭から暗い感じで始まって、あまり救いのないまま終わってしまった感がある。 だからこそ、 続きが気になって仕方がない。 この次にはうまく奈津とめぐり会ってくれればいいが。。 | ||||
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まさか続編が出ようとは。よほど好評だったのでしょう。 前作から変わらずドライな語り口ですが、登場人物の喜怒哀楽は十分に共有できます。 不死の主人公、閻魔に宿った鬼が張り巡らせる巧妙な因果の罠は、時間、場所、人を超越し、物語の構成に幅と奥行きを持たせています。 多種多様な登場人物も魅力的ですが、市井の人々が二人の不死者と袖を摺り合わせることで「罠」に陥り、様々な再会を演出する構成力は見事。 さらに続編が出てもおかしくない終わり方でしたが、ここで終わっても十分にきれいです。 続編も(あるなら)気になりますが、まったく別の作品も読んでみたいです。 前作からの因果が脈々と続いているので、本作から読み始めるとまったく理解できません。 また前作からブランクが空いている方も、もう一度おさらいしておくのがいいでしょう。 私はかなり忘れていました。 純粋なエンターテインメントとして幅広い層にオススメできる作品です。 | ||||
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ちょっと強引な展開や、引っ張りすぎの部分もありますが充分に楽しめます。 出来れば・・・ですが前作並のボリュームが欲しかったですかね。 前作が気に入ったならばハズレないと思います。 夜叉や恵子が俄然魅力的になってきました。 | ||||
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私個人としては前回の幕末〜横浜連続猟奇殺人ぐらいまでが閻魔の本音が出てると思います。長崎・広島は悲惨すぎて、今作品はそれを土台にした時代の流れの閻魔を観ていて正直「まだ袴かよ〜」とも思いましたが、少しずつこころが「おおっ!閻魔くん歳とってきたやんか」ってちょっぴり嬉しくなろました。閻魔好きです。真面目なエッチやしね。夜叉もいい感じですよね〜。弱いのか変人なのか・・・かっこいいのかダンディーなのか・・・いやらしいエッチです。・・・ばっかりですが。早く奈津さんに会えるのを待ってます。アメリカで会えるような気がする〜〜中村ふみさんがんばってくださいね。 | ||||
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「裏閻魔」の読後レビューに、戦後昭和平成編も読みたいと言っていたら、出ていた。嬉しいです。戦後、昭和20年から30年代前半は、映画やNHKの朝ドラの時代背景で少し知ったような気持ちになっていたので、すんなり話に入り込め、5時間かけて一気読みしました。 相変わらず、今語っているのは誰と、数行戻って読み直すこともありましたが、主人公たちはくっきりと存在をあらわし、新たにかかわった人々は魅力的で鮮烈に生きていました。 次巻もあるということで、楽しみです。閻魔は海を渡るのでしょうか。 | ||||
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1作目に続き面白かった。ストーリー展開もうまいし、へたくそと思う部分がなかった。かといって特別うまいわけでもない。そういう部分で評価するより、世界観がとてもきれいに、しかもできあがっている作品なので、純粋に物語に浸ってほしい作品です。キャラクターの書き方もうまいので、必然的に愛着がわいてきている自分がいました。続編、気になります。 | ||||
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内容的には前作がセンセーショナルだった分、知っている人が出てくるので、驚きというエッセンスは少な目。100年以上若者の姿で生きてたら色々な心境の変化もあるでしょう。そういう意味で夜叉の変化は興味深かった。夜叉はガンダムで言うところのシャアに近い存在になりつつある。第三作目でどういう結末を迎えるのか楽しみである。 | ||||
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本作は中村ふみ氏による前作「裏閻魔」の続編。 舞台は終戦直後の東京が中心となる。 奈津を探し求める閻魔の元に転がり込む少年、善哉。 閻魔を慕うも弟子入を認めてもらえない善哉は、はぐれ宝生の技を身につける。 その中途半端な「鬼込め」が、前後の東京に暗い影を落とす。 はぐれ宝生の暴走を食い止めるべく、閻魔は善哉に立ち向かう。 本作で最も面白かったのは、なんといっても夜叉の立ち位置の変化だろう。 彼は前作で殺し合った弟弟子の閻魔に幾度も手を貸す。 さらに信正からの不思議な信頼をも得てしまう。 不気味な存在ではあり続けるものの、閻魔にとって頼もしい存在となってしまっている。 また、夜叉にとっても閻魔は同胞、どこか目が離せないのだろう。 とにかく、夜叉の変化がとても面白い。 他にも皆藤の跡取りとなる少年など、描き尽くされてないストーリーが残っている。 これは第三作が必ずあると言っていいだろう。 第一作でも充分に面白かったが、ここまでシリーズとして楽しめるとは思っていなかった。 第三作に、すごく、すごく期待している。 | ||||
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食後、一気に読みました。 著者ご本人もおっしゃられていますが、確かにジャンルが不明な本ですね。 前回はラブストーリーかと思いましたが、今回はオトコ臭い。 風景や状況描写が浅く、短文が目立つような気がしますし、 戦前・前後の史実描写が端的に表現されているので、 その時代を生きている人々の苦悩や楽しさ、生活、圧迫・・・、 それらがあるからこその、行動→結果への繋がりが短い。 何か勿体無いなぁと思いました。 私個人としては、食事風景なんかをもっともっと美味しく書いていただけると嬉しいです。 もしくは、洋服(袴)の質感とか何かを詳しく描写していただけると、想像を刺激されるなぁ。 前回よりも人間臭く、登場人物の個性や性格がはっきりしてきて感情投入しやすくなっていました。 キャラクターが頭の中で動いて、話しているようになってきて、読んでいて楽しかったです。 こちらのシリーズ、3部作とのこと(著者曰く)ですので、 次回が出るなら本当に楽しみです! 著者のご成長に期待して、 数年後に加筆修正されたものも読んでみたいと思わせる内容です。 (何か上から目線でスミマセン・・・) | ||||
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続編が発売になると耳にしたので、前作の続きが読みたくて、早速読んでみました。期待を裏切らない形で、さらに味のあるエピソードを提供してくれた気がします。ネタバレにならないように具体的には控えますが。 外堀からいきますと、前作と比べて情景の描写が具象的になった気がします。戦後という、比較的イメージしやすい背景の所以かもしれません。 こう言うのも気が引けますが、現在の日本の復興への空気感と作品で描かれている太平洋戦後の空気とを重ねて読むことができたので、登場人物の苦悩がとてもよく伝わってきました。 鬼込めの術が一種の社会問題とリンクしていて、閻魔と夜叉の異なる考え方がさらに印象的に強まった気がします。しかも背景には別の「宝生」がいたり、戦後の苦しい時期に鬼込めに狂信的に魅了されていく人物たちの動きがあったりと、生と死についてさらに思わせるところがありました。 閻魔の背負う宿命の歯がゆさはさらに増しているようです。自分を盲目的に慕う少年の切羽詰った感じが切なくて切なくて。。そして「裏閻魔1」で救えなかった人物へのつぐないの気持ちも、閻魔は実際に人を救おうとする行為で贖罪を果たそうとしますが、やはり運命の無情さによって破綻してしまいます。 やはり鬼込めの運命は閻魔と夜叉の二人の目撃者にもたらされ、そして苦しめているようです。まだ消化不良なのでもう一度読もうと思いますが、まだ終わらない気がしてなりません。 | ||||
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これはなんというかスターウォーズでいうと『帝国の逆襲』に位置する作品かなと。でもあれほどの名作とは言えませんがw でも気になります。とても気になる。続きが読みたいという気持ちが一番合ってるかも。 これはまだ終わらない気がしますね。夜叉がいい味を出してきた+閻魔に降りかかる運命が悲しい。。。閻魔は相変わらず降りかかる火の粉を避けることに徹しているから、どうしても煮え切らない部分が多いわけですが、終盤になってこのままだとコーナーに追い詰められる、だから動かないと、みたいにやっと閻魔が動き出したという感じ。だからこそ、何か物足りなさを感じたりもする。(続編を期待します!という意味もあって5点!w) 逆に夜叉はもっと(できれば映像で)見たい感じのキャラになってきたかも。人に助けられたり、人に恐怖したりするシーンも出てくるので、どんどん厚みが出てきてます。あと、やはり不完全な不老不死が祟っているのか、しだいに崩れていく感じも儚くて特有の美しさがありますね。 そういえば、著者の実力も随分上がっている気がしました。普通にオススメできる本です。 | ||||
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第一印象は、歴史ファンタジーが、より現実的になった、でした。 前作は幕末から広島まで一気に駆け抜けたことと、鬼込めという禁断の秘術の想像力が全体を包み込んでいたので、ファンタジーとしての打ち出しだったと思います。逆に今回は、描かれる時代の幅が狭まり、進駐軍/赤線/新宿/パンパンなど戦後のキーワードが、戦争孤児/自殺/薬物という戦後の暗闇と相まって社会派になったという感触です。 舞台設定の時代が時代ですので、エンタメが様々な感情のカタルシスを与えるインパクトの総称だとしたら、位置づけは「悲劇」だと思います。そういう意味では、泣かせる作品でした。なんと言っても、新弟子の行動が、主人公である閻魔自らに備わっていて彼自身でもコントロールできる秘術(鬼込)を渇望する、せざるを得ないというプロットが悲劇です。 閻魔も100年も生きているため、鬼込のことはほとんど先天的に備わっているものとして扱いますし、それが人を不幸にすることも重々承知なわけですが、閻魔は説明責任も感じていないし雄弁を振るうわけでもないので、読者としては、新弟子に来るべき破滅が予期できるわけです。初期の黒澤映画っぽさというか、この救いの無さが戦後のリアリズムだといえば、本作の方向性はまさに適切だと思います。 新キャラの形成という意味では、何となく紋切り型のように見受けられます。一つだけ例を挙げるならば、前作のような、近代化する日本で優先的に特権的な立場を勝ち取った群像の跡継ぎが先代の意志を継ぎながらも、異なる能力(や考え方)で閻魔のそばにいる権利を得ているという印象がありました。そういう意味では、(信正から惠子に)継承されるものを、もっと心情の変化で書くことができれば、惠子の特殊能力やあっけない信正の死という理由付けをしなくても良かったのだと思います。 その反対に、夜叉のまわりに登場するキャラは味があります。夜叉自身が撒いた種だと作中に書かれていますが、そのとおりで、何をするにも彼が活発だったゆえに、その運命が「業」として跳ね返ってくる感じが夜叉という人物に深みを与えています。もう助演とは言えない立ち位置にいるのではないでしょうか。 本作は閻魔と夜叉の対比が面白く変化してきていますし、奈津のことも触れられていますので読める部分は充分ありました。そして二人が雌雄を決するのかどうか今後の展開が非常に気になります。ポテンシャルは高いと思います。 | ||||
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前作から読んでいるので、背景もよく分かり、深く考えるところも引っかかるところも無く、さらさらさらーっと一気に読めました。 明治、大正という時代に比べると、昭和(戦後)ってどうなのかなー、と思いましたが、前作のちょっと艶っぽい雰囲気も残しつつ、新しい時代も感じさせて、まとまりがいい感じでした。 前作は、切り裂きジャックと絡めている章に“技アリ”を感じましたが、今回はそういう技アリ感は無かったので★−1です。 | ||||
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