99%の誘拐

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評判

99%の誘拐の評価:

3.94/5点 レビュー 85件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.94pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全173件 41〜60 3/9ページ
No.133
(4pt)

コンピューターで誘拐!

本作の中で手口は違えど誘拐事件は過去と現実に二度起きていて、どちらもいかにして誘拐を成功させたかについては最後まで読まないとわからない仕様になっている。
そのため終盤になるにつれて要所要所の謎解き描写に唸らされます。さすが上手い。
本作のメインは現実の方の誘拐事件ですが、だいぶ早い段階で犯人は明らかになり犯人視点でも物語を追えるため、真犯人は誰なのか、なんの目的で誘拐したのか、誘拐された子供は無事なのか…といった事柄は早々にわかります。なので、事件進行中でもさほどの緊迫感はありません。
つまり犯人の誘拐成功のための綿密な手口を見守るだけのストーリーとなるわけですが、その描写だけで勝負してしまえるからこの作家は上手いのだと思います。先が気になって一気に読めてしまいます。
二度目の誘拐事件はコンピューターを駆使した事件となりますが、コンピューター技術が本書刊行当時とはもうかなり違っていて多少年代を感じさせる描写はありますが、それでも違和感少なく読める仕上がりだと思います。
メインテーマは誘拐事件ですが後味もよくライトな読み口ですので気軽に読めるでしょう。おすすめ!
99%の誘拐 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (講談社文庫)より
4062747871
No.132
(4pt)

コンピューターで誘拐!

本作の中で手口は違えど誘拐事件は過去と現実に二度起きていて、どちらもいかにして誘拐を成功させたかについては最後まで読まないとわからない仕様になっている。
そのため終盤になるにつれて要所要所の謎解き描写に唸らされます。さすが上手い。
本作のメインは現実の方の誘拐事件ですが、だいぶ早い段階で犯人は明らかになり犯人視点でも物語を追えるため、真犯人は誰なのか、なんの目的で誘拐したのか、誘拐された子供は無事なのか…といった事柄は早々にわかります。なので、事件進行中でもさほどの緊迫感はありません。
つまり犯人の誘拐成功のための綿密な手口を見守るだけのストーリーとなるわけですが、その描写だけで勝負してしまえるからこの作家は上手いのだと思います。先が気になって一気に読めてしまいます。
二度目の誘拐事件はコンピューターを駆使した事件となりますが、コンピューター技術が本書刊行当時とはもうかなり違っていて多少年代を感じさせる描写はありますが、それでも違和感少なく読める仕上がりだと思います。
メインテーマは誘拐事件ですが後味もよくライトな読み口ですので気軽に読めるでしょう。おすすめ!
99%の誘拐 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (徳間文庫)より
4195691362
No.131
(4pt)

コンピューターで誘拐!

本作の中で手口は違えど誘拐事件は過去と現実に二度起きていて、どちらもいかにして誘拐を成功させたかについては最後まで読まないとわからない仕様になっている。
そのため終盤になるにつれて要所要所の謎解き描写に唸らされます。さすが上手い。
本作のメインは現実の方の誘拐事件ですが、だいぶ早い段階で犯人は明らかになり犯人視点でも物語を追えるため、真犯人は誰なのか、なんの目的で誘拐したのか、誘拐された子供は無事なのか…といった事柄は早々にわかります。なので、事件進行中でもさほどの緊迫感はありません。
つまり犯人の誘拐成功のための綿密な手口を見守るだけのストーリーとなるわけですが、その描写だけで勝負してしまえるからこの作家は上手いのだと思います。先が気になって一気に読めてしまいます。
二度目の誘拐事件はコンピューターを駆使した事件となりますが、コンピューター技術が本書刊行当時とはもうかなり違っていて多少年代を感じさせる描写はありますが、それでも違和感少なく読める仕上がりだと思います。
メインテーマは誘拐事件ですが後味もよくライトな読み口ですので気軽に読めるでしょう。おすすめ!
99%の誘拐 Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐より
4191237780
No.130
(4pt)

コンピューターで誘拐!

本作の中で手口は違えど誘拐事件は過去と現実に二度起きていて、どちらもいかにして誘拐を成功させたかについては最後まで読まないとわからない仕様になっている。
そのため終盤になるにつれて要所要所の謎解き描写に唸らされます。さすが上手い。
本作のメインは現実の方の誘拐事件ですが、だいぶ早い段階で犯人は明らかになり犯人視点でも物語を追えるため、真犯人は誰なのか、なんの目的で誘拐したのか、誘拐された子供は無事なのかといった事柄は早々にわかります。なので、事件進行中でもさほどの緊迫感はありません。
つまり犯人の誘拐成功のための綿密な手口を見守るだけのストーリーとなるわけですが、その描写だけで勝負してしまえるからこの作家は上手いのだと思います。先が気になって一気に読めてしまいます。
二度目の誘拐事件はコンピューターを駆使した事件となりますが、コンピューター技術が本書刊行当時とはもうかなり違っていて多少年代を感じさせる描写はありますが、それでも違和感少なく読める仕上がりだと思います。
メインテーマは誘拐事件ですが後味もよくライトな読み口ですので気軽に読めるでしょう。おすすめ!
99%の誘拐 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (講談社文庫)より
4062747871
No.129
(4pt)

コンピューターで誘拐!

本作の中で手口は違えど誘拐事件は過去と現実に二度起きていて、どちらもいかにして誘拐を成功させたかについては最後まで読まないとわからない仕様になっている。
そのため終盤になるにつれて要所要所の謎解き描写に唸らされます。さすが上手い。
本作のメインは現実の方の誘拐事件ですが、だいぶ早い段階で犯人は明らかになり犯人視点でも物語を追えるため、真犯人は誰なのか、なんの目的で誘拐したのか、誘拐された子供は無事なのかといった事柄は早々にわかります。なので、事件進行中でもさほどの緊迫感はありません。
つまり犯人の誘拐成功のための綿密な手口を見守るだけのストーリーとなるわけですが、その描写だけで勝負してしまえるからこの作家は上手いのだと思います。先が気になって一気に読めてしまいます。
二度目の誘拐事件はコンピューターを駆使した事件となりますが、コンピューター技術が本書刊行当時とはもうかなり違っていて多少年代を感じさせる描写はありますが、それでも違和感少なく読める仕上がりだと思います。
メインテーマは誘拐事件ですが後味もよくライトな読み口ですので気軽に読めるでしょう。おすすめ!
99%の誘拐 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (徳間文庫)より
4195691362
No.128
(4pt)

コンピューターで誘拐!

本作の中で手口は違えど誘拐事件は過去と現実に二度起きていて、どちらもいかにして誘拐を成功させたかについては最後まで読まないとわからない仕様になっている。
そのため終盤になるにつれて要所要所の謎解き描写に唸らされます。さすが上手い。
本作のメインは現実の方の誘拐事件ですが、だいぶ早い段階で犯人は明らかになり犯人視点でも物語を追えるため、真犯人は誰なのか、なんの目的で誘拐したのか、誘拐された子供は無事なのかといった事柄は早々にわかります。なので、事件進行中でもさほどの緊迫感はありません。
つまり犯人の誘拐成功のための綿密な手口を見守るだけのストーリーとなるわけですが、その描写だけで勝負してしまえるからこの作家は上手いのだと思います。先が気になって一気に読めてしまいます。
二度目の誘拐事件はコンピューターを駆使した事件となりますが、コンピューター技術が本書刊行当時とはもうかなり違っていて多少年代を感じさせる描写はありますが、それでも違和感少なく読める仕上がりだと思います。
メインテーマは誘拐事件ですが後味もよくライトな読み口ですので気軽に読めるでしょう。おすすめ!
99%の誘拐 Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐より
4191237780
No.127
(3pt)

なるほど

いまさらになって岡島二人さんの作品を読み漁っています。
これ、25年前の作品なんですね。
使われているコンピュータ犯罪は、いまでも色あせた感じはなく、
ふつうに受け入れられてしまうところがすごい!
リアルタイムで読んでたらもっと衝撃だったんだろうな、と。

犯人が前半で明らかになってしまう構成を「あえて」とることで、
倒叙モノとしてのドキドキ感だったり、彼の苦悩を表現しているのか
と思いましたが、個人的には犯人は最後まで明かさず引っ張った方が
よりいっそうリーダビリティが増したのではないかとも感じました。
99%の誘拐 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (講談社文庫)より
4062747871
No.126
(3pt)

なるほど

いまさらになって岡島二人さんの作品を読み漁っています。
これ、25年前の作品なんですね。
使われているコンピュータ犯罪は、いまでも色あせた感じはなく、
ふつうに受け入れられてしまうところがすごい!
リアルタイムで読んでたらもっと衝撃だったんだろうな、と。

犯人が前半で明らかになってしまう構成を「あえて」とることで、
倒叙モノとしてのドキドキ感だったり、彼の苦悩を表現しているのか
と思いましたが、個人的には犯人は最後まで明かさず引っ張った方が
よりいっそうリーダビリティが増したのではないかとも感じました。
99%の誘拐 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (徳間文庫)より
4195691362
No.125
(3pt)

なるほど

いまさらになって岡島二人さんの作品を読み漁っています。
これ、25年前の作品なんですね。
使われているコンピュータ犯罪は、いまでも色あせた感じはなく、
ふつうに受け入れられてしまうところがすごい!
リアルタイムで読んでたらもっと衝撃だったんだろうな、と。

犯人が前半で明らかになってしまう構成を「あえて」とることで、
倒叙モノとしてのドキドキ感だったり、彼の苦悩を表現しているのか
と思いましたが、個人的には犯人は最後まで明かさず引っ張った方が
よりいっそうリーダビリティが増したのではないかとも感じました。
99%の誘拐 Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐より
4191237780
No.124
(1pt)

冒頭がクライマックス

読みやすく一気に読み進めることができる。
ただし、冒頭の手記がクライマックスと言っていいだろう。

コンピュータの部分は、今となってはいささか時代遅れ感が否めず
アイディアへの驚きは少なくなってしまっている。

ミステリとしては、犯人が登場してから、謎の面で弱いと思われる。
99%の誘拐 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (講談社文庫)より
4062747871
No.123
(1pt)

冒頭がクライマックス

読みやすく一気に読み進めることができる。
ただし、冒頭の手記がクライマックスと言っていいだろう。

コンピュータの部分は、今となってはいささか時代遅れ感が否めず
アイディアへの驚きは少なくなってしまっている。

ミステリとしては、犯人が登場してから、謎の面で弱いと思われる。
99%の誘拐 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (徳間文庫)より
4195691362
No.122
(1pt)

冒頭がクライマックス

読みやすく一気に読み進めることができる。
ただし、冒頭の手記がクライマックスと言っていいだろう。

コンピュータの部分は、今となってはいささか時代遅れ感が否めず
アイディアへの驚きは少なくなってしまっている。

ミステリとしては、犯人が登場してから、謎の面で弱いと思われる。
99%の誘拐 Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐より
4191237780
No.121
(4pt)

一気読み出来る面白さ

私は小説でも映画でもダラダラとしたテンポの悪い描写が続く作品が苦手です。

この作品は、軽い文体でスルスルと読みやすくストーリーもめまぐるしく展開するので飽きにくく

気づけば読了してしまうほど夢中になれる面白さでした。

コンピュータ関連のトリックは時代を感じますが今だからこそ逆に新鮮で楽しめます。

全体的に軽いのに、本格的ミステリーにも引けをとらないよく練られたプロットだなぁと感心します。

読後の爽やかさも中々です。
99%の誘拐 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (講談社文庫)より
4062747871
No.120
(4pt)

一気読み出来る面白さ

私は小説でも映画でもダラダラとしたテンポの悪い描写が続く作品が苦手です。

この作品は、軽い文体でスルスルと読みやすくストーリーもめまぐるしく展開するので飽きにくく

気づけば読了してしまうほど夢中になれる面白さでした。

コンピュータ関連のトリックは時代を感じますが今だからこそ逆に新鮮で楽しめます。

全体的に軽いのに、本格的ミステリーにも引けをとらないよく練られたプロットだなぁと感心します。

読後の爽やかさも中々です。
99%の誘拐 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (徳間文庫)より
4195691362
No.119
(4pt)

一気読み出来る面白さ

私は小説でも映画でもダラダラとしたテンポの悪い描写が続く作品が苦手です。

この作品は、軽い文体でスルスルと読みやすくストーリーもめまぐるしく展開するので飽きにくく

気づけば読了してしまうほど夢中になれる面白さでした。

コンピュータ関連のトリックは時代を感じますが今だからこそ逆に新鮮で楽しめます。

全体的に軽いのに、本格的ミステリーにも引けをとらないよく練られたプロットだなぁと感心します。

読後の爽やかさも中々です。
99%の誘拐 Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐より
4191237780
No.118
(5pt)

天才エンジニアの孤独な戦い

過去に誘拐事件の被害者になった主人公が復讐に挑むという作品です。
世界観やトリック、スピード感溢れる展開にも引き込まれるのですが
今改めて読むとこれは青春小説なんだなと思いました。
主人公の父親が息子に残したメッセージ、そしてストイックに復讐の炎を咲かせる主人公。

ラストは物足りないという人もいるようですが個人的には爽やかで好きです。
この対峙で20年前に父親が勝てなかったことを思い知ったのでしょうね。

話の舞台は80年代ですがこの話に出てくるコンピュータ関係のエピソード
は非常に丁寧に書かれており、この作者は本当に好きなんだなと感じました。
解説が多いので機械が苦手な人にも分かるようになっていますが、やはり
分かっているほうがより高揚できることと思います。
地味かもしれないですが、車を誘導するときの仕掛けが個人的に好きです。
今の時代ならネットワーク越しにモニタリングして指示を出すのでしょうが
これをキー入力とタイマー割り込みで組み上げるあたりは渋いなと思います。
もちろん嘘もあるのですが実現の可否を検証したくなるようなトリックが満載です。

ちなみに90年代に火サスで実写化されました。
このとき登場したパソコンはSHARPのX68000でした。
当時、小学生だった自分がコンピュータに興味を持った瞬間でした。

あと実写では共犯者が登場するのですがこれでは台無しですね。

事後に発見されるアジトの電子機器達が美しくも孤独を物語っています。
99%の誘拐 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (徳間文庫)より
4195691362
No.117
(5pt)

天才エンジニアの孤独な戦い

過去に誘拐事件の被害者になった主人公が復讐に挑むという作品です。
世界観やトリック、スピード感溢れる展開にも引き込まれるのですが
今改めて読むとこれは青春小説なんだなと思いました。
主人公の父親が息子に残したメッセージ、そしてストイックに復讐の炎を咲かせる主人公。

ラストは物足りないという人もいるようですが個人的には爽やかで好きです。
この対峙で20年前に父親が勝てなかったことを思い知ったのでしょうね。

話の舞台は80年代ですがこの話に出てくるコンピュータ関係のエピソード
は非常に丁寧に書かれており、この作者は本当に好きなんだなと感じました。
解説が多いので機械が苦手な人にも分かるようになっていますが、やはり
分かっているほうがより高揚できることと思います。
地味かもしれないですが、車を誘導するときの仕掛けが個人的に好きです。
今の時代ならネットワーク越しにモニタリングして指示を出すのでしょうが
これをキー入力とタイマー割り込みで組み上げるあたりは渋いなと思います。
もちろん嘘もあるのですが実現の可否を検証したくなるようなトリックが満載です。

ちなみに90年代に火サスで実写化されました。
このとき登場したパソコンはSHARPのX68000でした。
当時、小学生だった自分がコンピュータに興味を持った瞬間でした。

あと実写では共犯者が登場するのですがこれでは台無しですね。

事後に発見されるアジトの電子機器達が美しくも孤独を物語っています。
99%の誘拐 Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐より
4191237780
No.116
(5pt)

天才エンジニアの孤独な戦い

過去に誘拐事件の被害者になった主人公が復讐に挑むという作品です。
世界観やトリック、スピード感溢れる展開にも引き込まれるのですが
今改めて読むとこれは青春小説なんだなと思いました。
主人公の父親が息子に残したメッセージ、そしてストイックに復讐の炎を咲かせる主人公。

ラストは物足りないという人もいるようですが個人的には爽やかで好きです。
この対峙で20年前に父親が勝てなかったことを思い知ったのでしょうね。

話の舞台は80年代ですがこの話に出てくるコンピュータ関係のエピソード
は非常に丁寧に書かれており、この作者は本当に好きなんだなと感じました。
解説が多いので機械が苦手な人にも分かるようになっていますが、やはり
分かっているほうがより高揚できることと思います。
地味かもしれないですが、車を誘導するときの仕掛けが個人的に好きです。
今の時代ならネットワーク越しにモニタリングして指示を出すのでしょうが
これをキー入力とタイマー割り込みで組み上げるあたりは渋いなと思います。
もちろん嘘もあるのですが実現の可否を検証したくなるようなトリックが満載です。

ちなみに90年代に火サスで実写化されました。
このとき登場したパソコンはSHARPのX68000でした。
当時、小学生だった自分がコンピュータに興味を持った瞬間でした。

あと実写では共犯者が登場するのですがこれでは台無しですね。

事後に発見されるアジトの電子機器達が美しくも孤独を物語っています。
99%の誘拐 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (講談社文庫)より
4062747871
No.115
(5pt)

二部構成が見事

中小企業の社長の夢を断った1968年の誘拐事件と、
その19年後の1987年に起きた何者かによる誘拐事件。
2つの事件がそれぞれ1部、2部という構成になっています。

この2部構成が本当に見事です。
ざっと箇条書きすると次のような効果が生まれています。
・1987年の事件のバックグラウンドとなる1968年の事件を、
「失意の父親による手記」という痛ましい形で語ることで、
読者はグッと物語に引き込まれる。
・読者は1968年の事件を「誘拐される側」の気持ちで読む。
そして、1987年の事件は「誘拐する側」の気持ちで読む。
「する側」に感情移入できるのは、1968年の事件による怒りが読者にあるから。
・1968年の事件で語られなかった「誘拐された子どもの心境」が、
1987年の事件の最後で描写される。そこに至り、読者は、
先の事件で慎吾が感じたであろう恐怖と恨みをより深く理解する。
・19年経っても警察はあいかわらず無能だ、という慎吾の言葉の説得力。

とにかく、あっという間に話に引き込まれ、ページをめくる手が止まりません。
よくこんなにしっかりしたプロットを考えられるな、と感銘を受けました。
緻密に作られたプロットだからこそ、人物の行動にリアルさが生まれます。
ぜひ読んでみてほしい傑作ミステリ―です。
99%の誘拐 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐 (徳間文庫)より
4195691362
No.114
(5pt)

二部構成が見事

中小企業の社長の夢を断った1968年の誘拐事件と、
その19年後の1987年に起きた何者かによる誘拐事件。
2つの事件がそれぞれ1部、2部という構成になっています。

この2部構成が本当に見事です。
ざっと箇条書きすると次のような効果が生まれています。
・1987年の事件のバックグラウンドとなる1968年の事件を、
「失意の父親による手記」という痛ましい形で語ることで、
読者はグッと物語に引き込まれる。
・読者は1968年の事件を「誘拐される側」の気持ちで読む。
そして、1987年の事件は「誘拐する側」の気持ちで読む。
「する側」に感情移入できるのは、1968年の事件による怒りが読者にあるから。
・1968年の事件で語られなかった「誘拐された子どもの心境」が、
1987年の事件の最後で描写される。そこに至り、読者は、
先の事件で慎吾が感じたであろう恐怖と恨みをより深く理解する。
・19年経っても警察はあいかわらず無能だ、という慎吾の言葉の説得力。

とにかく、あっという間に話に引き込まれ、ページをめくる手が止まりません。
よくこんなにしっかりしたプロットを考えられるな、と感銘を受けました。
緻密に作られたプロットだからこそ、人物の行動にリアルさが生まれます。
ぜひ読んでみてほしい傑作ミステリ―です。
99%の誘拐 Amazon書評・レビュー: 99%の誘拐より
4191237780