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(短編集)
平面いぬ。
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平面いぬ。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全52件 1~20 1/3ページ
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①石ノ目 うわぁそう繋がってきたか、、、という感動があった。 お母さん、素直に再会できた娘と一緒に暮らしたいと言い出せなかったのが切ない。 ②はじめ 結末が最初からピンときてしまったけど面白い話だった。 別の世界が同時に存在するとしたらこんな事もあるのかなぁと思いながら読み進めた。 ★③BLUE 小さな子供テッドとボロ人形ブルーの別れの描写がとても美しいお話。 胸が締め付けられるような切なさ。 ④平面いぬ。 自分以外の家族3人がガンになって同時期に死ぬ設定に無理を感じてしまってあまり感情移入出来なかった。タトゥー犬ポッキーの描写は可愛かった。 他の方のレビューで、平面いぬに出てくる彫り師のお姉さんとBLUEに出てくる骨董屋のお姉さんが同一人物のようだというのを見て確かにそのようだった。乙一さん凄い。 | ||||
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ミステリーの要素がある,1作目(メドーサ)が一番好きですが 他も独特の雰囲気があり,いいですね | ||||
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「空想や迷信が現実になる」 というコンセプトのもとで繰り広げられる4つの短編集。 どれもメルヘンチックながら、棘や毒もあり、『ZOO』のような独創的な世界観を楽しむことが出来るだろう。これまた乙一氏特有の、唯一無二さを楽しむ作品と言える。 結末はどれも切ないが、完全に救いがないわけでもない。人と人、あるいは現実と非現実の間に生まれる奇妙な絆は、悲しげながらも深い余韻を残してくれる。 個人的には『BLUE』が一番キたかな。騎士のぬいぐるみが満を持して反逆を起こすシーンは、王道でありながら胸が熱くなること必至だ。 | ||||
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「石ノ目」が面白そうだったので買いました。 あのような雰囲気の話が好きなんですよねw 主人公は何歳なの?という疑問はありましたが まあまあ面白かったです。 もう一つエピソードを入れてもう少し長くしたらもっと面白かったかも。 石ノ目めあてだったけど、次の話の「はじめ」が予想外なことに石ノ目よりも気に入りました。 非現実的すぎる話なんだけど、はじめちゃんの不思議な雰囲気と可愛らしさが魅力的。 不思議な雰囲気に癒される話でした。 この二つの話だけでも買ったかいがありました! | ||||
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巻数が増していくにつれて徐々に薄味になっていく作品が多い中、 変わらず面白さを提供してくれる素晴らしい作品です。 そろそろ最新刊を買うのは控えようかと思われているあなた、是非購入することをおススメ致します。 | ||||
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どの話も面白かった!そしてスラスラと読めた!石ノ目とはじめは読んでいて胸が痛かった。自分は一番はじめが好き!BLUEは心の黒い部分が書かれてるのが良かった。平面いぬ。はいぬを彫ることと病気と何がどう繋がるのかと思ったが、そういう事なのかと思った。 | ||||
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個人的に乙一さんはハズレが少ない。むしろ当たりしかないと思っていましたが表題作は本当に乙一が書いた?山本文緒さんのプラナリアに入ってそうな作品で乙一とは思えず。。BLUEは最後泣いた。石の目はせつない。はじめはン?ピンと来なかった。 | ||||
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商品は使用感はあるものの綺麗な状態でした。 良い買い物ができましたと思います。 | ||||
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乙一さんの作品を読んだのは、初めてだった。4編とも不気味で、一瞬、ぞっとするような面もあったが、それをとおして、人間の心のひだまでよく描けていると思う。なぜか、自分にもそういう覚えがある、と感じさせるような節もあり、それだけリアリティがあるのだろう。「石の目」は後味が悪かったが、「BLUE」は切なく、「はじめ」にも淡い余韻が、「平面いぬ。」にはかすかな希望が残る。「BLUE」では、いじめとは何かということ、「平面いぬ。」には家族の問題が、かなりシビアに描かれていたが、他者と心がつながる幸せについても、書かれている点に、救いが見出せる。 | ||||
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全体的にちょっとジミでパっとしない はじめが実は女だったというオチもベタながらにムリがあるし | ||||
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乙一さんの短編集『平面いぬ。』は、元ネタが想像できそうな4編が収録されている。無理やりジャンルにあてはめるとするとファンタジーになるのだろうか。 ■石ノ目 中学教師のわたしと同僚のNは旅先の山奥で道に迷い、一軒の民家に辿り着く。そこの女主人は、宿を提供する代わり、顔を見ないことを二人に約束させるのだった。わたしは、庭に散在する石像から、女主人は人を石に変える石ノ目ではないかとの疑念を抱く ・・・ 山白朝子風の怪談話しである。山奥の人家に迷い込んだものが妖魔に試されるたぐいの物語として、泉鏡花「高野聖」を思い起こさせる。ラストのヒネリが著者ならでは。 ■はじめ 小学生の耕平と淳男は、学校で買っているヒヨコが死んでしまった責任を、”はじめ”という女の子になすりつけた。はじめは、耕平と淳男がでっちあげた存在だったが、具体的な姿かたちを想像するに従い、二人の前だけに姿をあらわすようになった。耕平と淳男は、毎日のようにはじめと遊ぶようになる ・・・ イマジナリーフレンドものということになろうか。二人にだけ見える存在というのが面白い。この手のお話はせつない終わり方をすると想像がついてしまうのだが ・・・ やっぱり。 ■BLUE 王子、王女、騎士、白馬。ケリーのつくった人形が生命が宿ったかのように動き出した。そして、彼らのあまり生地でつくったぶかっこうな人形BLUEまでも ・・・ 乙一版トイストーリー。ハッピーエンドで皆仲良くとならないダークな結末が良い。 ■平面いぬ。 わたしの腕に彫った犬の刺青が動き出した。わたしは、犬をポッキーと名付け共同生活を始める ・・・ こちらは乙一版ど根性ガエル。ピョン吉と違ってポッキー(名前が似ているか)は、主人公のからだを駆け巡る。餌を刺青として彫るという発想が面白い。主人公の家族との葛藤を折り込んで、なかなか奥の深い物語に仕上がっている。 | ||||
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数ある作品の中でこの一冊は私にとってはあまり評価できるものではありませんでした。 乙一の作品は読みやすいものが多いので、気張らず楽に読みたい時の選択肢としています。 ただし読みやすい反面、登場人物に厚みがない、あるいは無個性というか、特に主人公格の人物が頭の中に入ってきません。 表題作の平面いぬ。は上記が特に顕著で非常に残念な作品でした。 乙一には、独特の「バッドエンドだろうがハッピーエンドだろうがすっきりとする何か」に魅力を感じているのですが、この作品では登場人物が薄すぎるためにピンとくるものがありませんでした。 石ノ目はとても楽しめました。 ネタバレは好ましくないので何がとは言えないのですが、こういう作品こそ乙一の魅力だと私は思っています。 この一点だけで評価4としました。 あとの2作品については、これもまた私の思う乙一らしい作品ではあったのですがいまいち。 それ以上の感想は薄いので割愛。 | ||||
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乙一初期の短編集。 天帝妖狐や暗黒童話、悲しさの周波数等その他大半の乙一作品から原点に返ろうと手に取りましたが、どうも先が読めてしまう展開が多く、乙一ツウとしては乙一ならではの巧妙な表現や深みが若さ故かいまひとつといったところ。 しかし、相変わらずの独特且つ繊細な世界観は素晴らしかったです。 乙一はじめてという方にはもってこいの一冊だと思います。 | ||||
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乙一作 一番のおすすめ作と聞いて購入。 まだ途中ですが・・、おもしろそうです。 | ||||
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ほんといい作品を書く人なんだなぁ。。。人によって好き嫌いがはっきりしそうだけど私は好きだね。 | ||||
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おとぎ話のようなかんじ。 4つの短編 「石ノ目」「はじめ」「BLUE」「平面いぬ。」 どの作品も「ちょっとした非現実がある日常」な設定 ◆石ノ目:その女の目を見ると、石になってしまう女と出会った男の話 ◆はじめ:噂から生まれた女の子と、噂を生んだ男の子2人の話 ◆BLUE:命ある5体の人形が、そうとは教えず4人家族の家へ売られました・・・。 ◆平面いぬ。:家族と上手くいかない女子高生。彼女の腕には、動く犬の刺青。 そして、家族がいずれいなくなると分かったときに、彼女は、どう思い、どう行動するのか? どれも、「せつない」ってのが、共通の感想です。 おとぎ話のように、現実的ではないのに、呼び起こされる感情があります。 落ち着いた時間に、ゆっくりと、1話づつ読んでほしいです。 | ||||
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石ノ目は★3顔を隠す意味は? はじめ★2アイデアは良いのだがあまり面白くない BLUE★1つまらない 平面いぬ★1、5女子中学生が書いたような内容 | ||||
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乙一さんの作品はZOOをはじめに読んで、はまりました。 どの作品も読んでるうちにその世界に引き込まれていき、 恐いもの見たさに似た感覚でストーリーの続きを追ってしまう。 人間の裏側を描写するような作品や、決してハッピーエンドでないのに なぜか最後に安心してしまう感覚。中毒性のある危ない作風です。 平面いぬ。色んな感覚の短編作が盛り込まれていて楽しめる本です。 | ||||
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以下の4編を収録した短編集で、乙一さんにしてはグロテスク成分が無い作品群です。 「石ノ目」 その目を見ると石化してしまうという石ノ目の伝承。「私」は母親を探して山に入るが…。 どんでん返しが冴えている良作だと思います。星4。 「はじめ」 自分たちの想像である筈が、どんどん現実味を増す「はじめ」。 彼女と過ごす不安定で不思議な、だけど当然の時間。 はじめはどうして現れ、そして…。 読み終えたとき、鳥肌が立ちました。最後の一行に重みを感じます。星5。 「BLUE」 玩具として、良いぬいぐるみの地位を得ようとする者、出来の悪さから苦難を受けるぬいぐるみの純真さの話。 出来の悪いぬいぐるみの頑張りの物語。 もう少し終わり方が違うと良かったような印象を受けましたが、実際はこれで良かったのかも知れないな、と複雑な気持ちになりました。辛めに星3。 「平面いぬ。」 わたしは腕に犬を飼っている。 不思議な刺青の犬と共に暮らすようになってからの、家族の見え方の変化。 この作品は、最後に色々な事が開示されるという、乙一さんの持ち味が遺憾なく発揮されている傑作だと思います。 この不思議な空間は、実際に読んでみないと分かりません(当然ですが)。 カタルシスの非常に得られる作品で、表題作として申し分ないです。星5。 安定して良作揃いの短編集です。 | ||||
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私はこの本ではじめて乙一さんの本を読みました。 もともとは読書なんて嫌いですが、 月一冊買ってくれるというので、 親に買ってもらいました。 ホラーですが、なかなか感動できる部分もありました。 その話の世界に吸い込まれてしまうという 現象を初めて経験したのでした。 思わず、妹にも読ませちゃったほどでした。 大げさかもしれないんですけど、当時はそんな気分でした。 話が頭の中でアニメみたいに動くという感動もしました。 | ||||
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