奇面館の殺人

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評判

奇面館の殺人の評価:

3.74/5点 レビュー 94件。 A ランク

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平均点3.74pt

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 61〜80 4/5ページ
No.39
(3pt)

好みが分かれるかも。

(以下ややネタバレ注意)久しぶりの館シリーズで,見た目の丁度よいボリューム感…かなり期待したのですが「う〜ん」というのが正直な感想。そもそものスタートラインがあまりにも偶然の一致(しかも都合がよい)に頼っている点や,犯行の動機に切迫感が足りないこと,殺人が一件でその謎解きにページを費やした結果,「アクション場面」(活劇という意味でなく,登場人物たちが動きながら何かを発見していく過程)がなくて平板な進行になったことが残念です。例えば「迷路館」のようなミスディレクション,「時計館」のような映画的スケール感と緻密な伏線,あるいは「黒猫館」のように小振りではあっても意外なキレの良さ…を知っているこれまでの読者からすると,構えが大きい割に密度の薄さが気になるということ。物語の前提となる「偶然の一致」をあくまで肝に据えるのであれば,最後にキャラが問答しているように怪奇幻想系的進行にウエイトを置き,かつての「霧越邸」的なある種スーパーナチュラルな雰囲気で物語を覆った方がよかった気がします。最後まで律儀に「推理による解決」で押し通した結果,展開の必然性が低い「解かれるための謎」という印象が強くなったと言うか。ただしその偶然にしても,「あの人数の多さと日付までの一致」は強引すぎるけど…これはいくら何でも要再考でしょ。
もう一つ,これは例えば○階○○人にも言えることだけれど,探偵役のキャラに魅力が乏しい点。かの蘭子が単なる推理機械で「なんでそんなマニアックなこと,百科事典みたくあんたは知っているのか」というツッコミとは種類が違うけれど,鹿谷門実氏はどうもアクがなさ過ぎてもの足りないんですね。たぶん作者としては当初,シリーズキャラクターの予定がなくてあまり造形を深くしなかったのかもしれないけど,いわゆる「名探偵」はもっとクセが必要かと(このあたり,憶測で書いてますが)。鹿谷の外見はどうも某有名推理作家を思わせるところがあるけれど,彼が創造した名探偵のようなエキセントリックさは皆無のため,あくまで「事件を解決する人」くらいの印象が何作目になっても拭えない…これが今回のように事件そのものに魅力が少ないと,よけい気になってしまう。
最後に蛇足ですが,この事件の時代設定からすると,会話に出てくる「要は…」とか「…的に」という表現は少々違和感ありました。けっこう大事ですよ,時代に伴うこういう雰囲気って。
予定ではあと1作の「館もの」だと思いますが,最後に読者がぶっ飛んで何も言えなくなるような仕掛け(最終作だけでなく,全10作を貫くような謎解き)を期待してやみません。前作の「暗黒館」がある主要人物のいわゆる「ビギニング」であったように,その人を絡めたアッと驚くような結末を用意してください,綾辻さん。不満ばかり言いましたが,一読者としての期待の裏返しということでご容赦を…。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061827383
No.38
(4pt)

緻密なプロット構成、だが脆弱な犯行発生のきっかけ

「孤立した別荘内での殺人事件」型本格ミステリ。
ほとんど隙のない緻密なプロット構成で、物語展開も無理なく、物語の最初から読者を引き込んで非常に面白く読ませる。

でも、何かが足りない…。

それはおそらく、犯行のきっかけとなった盗難の動機が薄弱なことじゃないかな?

ストーリーを明かしてしまうので詳しくは述べられないが、犯人は、手に入れたかった物を過去に手にする機会がいくらでもあったわけだから。その辺の犯人の心の動き・揺れを、最後に詳しく犯人自身に語らせて犯行の必然性を印象付けようとしているが、読者としてはそこが言い訳めいて聞こえてしまい、作品としてのインパクトに欠けるように感じてしまう。

とは言え、丁寧に作り上げられた工芸品のような構成を持つ良作だろう。
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4061827383
No.37
(3pt)

ライトな感じ

「びっくり館の殺人」は未読なんですが、
「暗黒館の殺人」まで館シリーズは読んでいて、
段々尻すぼみだなあ、と思いつつ買ってしまうシリーズですw

「暗黒館の殺人」でひたすら長い割に、
ミステリとしてはメインのトリックがイマイチだったり、
本格物としてはどうなのかなあ、という感じに思えましたが、
この作品も小じんまりとしつつ、トリックや犯人もあまり奇を衒った物ではありません。
叙述トリックのお遊び要素はありますが…。

読み物としては面白いんじゃないでしょうか。
ちょっとコミカルな女子大生のアルバイトの子の視点など、
今までの館シリーズ作品と比べてライトな作品になってます。
ただ、「霧越邸殺人事件」のような濃厚な「吹雪の山荘」物を期待していたので、
ちょっと肩透かしを食った感じでした。
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4061827383
No.36
(5pt)

このレベルでシリーズ9作目とは、さすが

世の中には、「偶然」というものが確かにあり、本作品の前に読んだ作品は、「蝋人形館の殺人 (創元推理文庫)」(ジョン・ディクスン・カー著)でした。
両作品とも、本格ミステリ小説ですが、
1.奇妙な「館」で殺人事件が起こること。
2.「仮面」が重要なモチーフになっていること。
という2つの点が同じという「偶然」。
とは言っても、本作品の著者は、「蝋人形館の殺人」のことは当然知っているであろうし、実際、設定は似ていても、全く異なる作品で、ここで取り上げたのは、類似性を指摘するためではありません。
むしろ本作品のプラス面を強調するためで、本作品は、1930年代に書かれた「蝋人形館の殺人」の持つ、本格ミステリの味わいはそのままに、読者を欺く仕掛けやトリックを「複雑に進化させた作品」だと深く感じているのです。

館シリーズを読んでこられて来た方には、自信を持ってオススメします。
シリーズの特徴である、「中村青司の館」ならではの趣向も、作品全体と絶妙のバランスで絡んできます(ちなみに、354ページで、「中村青司の館」に対する評価を登場人物が述べるシーン、その表現にはニヤリとさせられました)。
また、真相解明の中で明かされる「伏線の巧妙さ」には唸らされました。
「蝋人形館の殺人」も「巧妙な伏線」を楽しむことができましたが、ミステリの重要な要素である「伏線」を巧みに操ることができる−−このことが、シリーズを長持ちさせているひとつの理由ではないか、と考えています。

「あとがき」によると、著者は「シリーズは全十作」と公言してきたとのことで、本作品は9作目。
少なくとも、あと1作は書くつもりのようですが、是非この作品のレベルは維持してほしいものです。
少々時間はかかっても構わないので、じっくりと練り上げた本格ミステリを期待しています。
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4061827383
No.35
(2pt)

荷物検査してればおしまいでしたね。

後は同姓同名なのだから、館の主人の経歴洗っていれば、 すぐに犯人にたどりつけます。
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4061827383
No.34
(4pt)

ラス前。

「綾辻行人の〈館〉シリーズ」
と聞くと、ある一定のファンは、自分の中のハードルを勝手に最高値まで上げてしまうというか。
そして、そのラインをいつも軽々と超えて来てくれたのがこのシリーズなのです。
はい。
という訳で、「全10作」と明言されているシリーズの、愈々9作目。
持って来たのが、敢えて?直球のパズラー。
大技一発、でないのが寧ろ新鮮な人も、懐かしい趣の人も居るかも知れません(多分)。

気が付けば『十角館』が登場してから丁度四半世紀。
あとひとつ。
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4061827383
No.33
(3pt)

特に悪いとは思わないが、物足りない。

館シリーズ新刊。『びっくり館ー』以来、約6年ぶり、9作目。

全体的に微妙か。『びっくり館ー』がやや特殊な立ち位置としても、『暗黒館ー』からすると、だいぶ小さくなった感じだ。もちろん、ひたすら長く、重厚な方がいいというつもりは毛頭ないが、それでも物足りなさが強く残る。それは、事件自体が派手さにかける、というのもあるだろうし、こちらの先入観のようなものもあるだろう。ただ、シリーズ既作を考えると、ある程度の期待値を持ってしまうのはしょうがないだろうと思う。

そう考えると、あえて「館シリーズ」の新作として持ってきたこと、また、奇面といういかにもなガジェットを用意したこと、これらをもうちょっとうまくやって欲しかったと思う。少なくとも、このシリーズに、出来はともかく作品が出れば良し、とはなって欲しくない。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061827383
No.32
(4pt)

「おどろ」度低め

「館」シリーズの中ではかなりライトな部類に入る。
おどろおどろしさは低めで、驚愕の展開!もあまりない。
「暗黒館」に見られたようなゴシックホラーテイストが苦手な人にもOKな、正統派のパズラーである。
著者の筆力により相変わらずの「徹夜」クオリティには仕上がっているが、探偵役の主人公がスーパーヒーローすぎるのと、その他の登場人物がゲームの駒のように薄い造形になっている点は残念。
美青年執事好きの人にもおすすめ。
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4061827383
No.31
(3pt)

久々の鹿谷門実です。

綾辻行人の館シリーズ。
久しぶりの新刊。

都内でありながら、
陸の孤島のような場所にある館が舞台。
とある理由で集められた男たち。
豪雪により、
まさに、密室と化す。
その中で、殺人事件が起こる。
招待された客は皆、
“仮面”をかぶることになる。
奇妙な、事件……。

本格推理を満喫できます。
解決は、相変わらず、
“中村青司の館”ということ。
まぁ、
アクロバティックだよなぁ、いろいろと。
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4061827383
No.30
(4pt)

軽やかな好パズラー

【注:ややネタばれ気味な記述あります】

 待望の館シリーズ新作は、初期の味わいに戻った感のある好作品になりました。犯人当てゲームに徹し、描かれている全てが謎解きに奉仕する構成は、まさに本格ミステリならではの楽しみです。招待客の○○が△△であったという設定は「うーん、そんな事あり得るのかしらん?」と思える部分もありましたし、ご都合主義的な設定も目立ちますが、謎解きゲームの約束事と割り切って読むべきでしょう。何より計算されつくしたプロット構築が見事で、綾辻氏が卓越した技量の持ち主である事を改めて実感させてくれます。招待客の全てに仮面が被せられた理由にはやや既視感を覚えないでもありませんでしたが、大きな問題ではないと考えます。ただ事件そのものが、犯人が悪魔的な発想で緻密に練り上げた完全犯罪、という訳ではなかったため、全体的に小ぶりな印象の作品になってしまった点が少々残念です。贅沢かもしれませんが、『時計館の殺人』のように、犯罪計画そのものに恐ろしいまでの迫力を感じさせてくれる作品をまた読ませてほしいと願っています。とはいえ、本作も読んでいる間の楽しさは格別でした。
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4061827383
No.29
(5pt)

こういうのを待っていた

綾辻行人の新作は待っていた甲斐のある傑作だった。
雪や仮面といったミステリーファンにとってはたまらないアイテムが次々と。
館シリーズのマニアならば、ゾクゾクすることうけあいの奇面館。
作者の頭の中はどうなっているのかと思うほどの、設定のややこしさ。
さすがの一言である。
必死で推理しながら読んだが、またしても犯人を当てることはかなわず。
「また作者に負けてしまった」と思わせてくれるのも嬉しい。
これからもいい意味で我々ファンを敗北させて欲しいものである。
今から次の館が読みたくて待ちきれない思いだ。
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4061827383
No.28
(5pt)

流石のクオリティ

登場人物全員が<仮面>を被った舞台で殺人事件が起こり、推理を行うという状況設定が面白いです。

犯人と文中のミスリードも「分かる人には分かるかな?」というギリギリのラインかと思います。

(私も伏線を意識しながら読みましたが、やはり最後に明かされるトリックには驚きました。)

綾辻さんへの期待感が大きいので星の数には迷いますが、

ここまで随所に変態(褒めてます)な要素はなかなか思い浮かばないと思うので満点にします。

単純な娯楽作品としては文章が少々回りくどい上に殺人が重苦しいので、

女子大生といかにもな美青年秘書の存在が作品の印象を少し明るくしているようにも感じました。
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4061827383
No.27
(3pt)

うーん、微妙・・・・・。

私も館シリーズのファンで、久しぶりに出た新作なので期待して読みました。
感想は、面白いけど物足りないという感じかなぁ・・。
でもそうか・・、シリーズはあと一作で終わりなのですね、忘れてたけど。
そう思うと、終わってほしくないですよね。
読者が忘れたころにポツンポツンとでもいいから新作を刊行してほしいです。
綾辻先生、よろしくお願いします!!
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4061827383
No.26
(3pt)

グイグイ読まされますが…

久しぶりの館シリーズで、相も変わらず面白い。グイグイと読み進み、気がついたら徹夜…なんてことになってました。 しかしながら、今回の作品は犯人を解き明かす伏線がちょっと分かりやすい気がします。てか、個人的には露骨な伏線の部類に入ってしまう気が… それでも、犯人が分かった後の、物語の舞台や背景の種明かしにはけっこうビックリしますね。このへんが綾辻氏の最も得意とするところでしょう。 星が3つなのは、やはり犯人が分かってしまったことが大きいです。十角館や迷路館ほどの衝撃もなく、カタルシスが少なかったことも理由の一つですね。
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4061827383
No.25
(3pt)

う〜ん、人物の造形が・・・

推理の展開に異議はないけれど、ただ論理展開だけのために登場人物が存在するような、そんな希薄な人物造形にがっかりしました。

 横溝正史の「八墓村」や「犬神家の一族」の作中人物のようなアクの強さがあればもっとドキドキしたのに、と。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061827383
No.24
(5pt)

これぞ、綾辻氏。

素直に面白いです。
みなさんが言っているように、小ぶりで軽めですが、私は十分楽しめました。
暗黒館や時計館みたいな壮大さはないですが、中村青司の館はやっぱりわくわくします。
最後は、どんな館が出てくるのでしょか?
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4061827383
No.23
(3pt)

オーソドックスな小品

結末のサプライズは一応用意されているが、大トリック一本!という作品ではない。むしろ地道な推理によって真相が解き明かされるという点で、綾辻ファンとしてはいささか肩すかしを食らった恰好だ。そのサプライズも真相の解明に直接つながっているわけではなく、読み慣れた読者ならおそらく早い段階で気づいてしまうだろう。犯人を特定する手がかりもいかにも些末で、ミステリーとしてやや小粒な印象だ。中村青司についての説明が何度も繰り返されるなど、記述がくどい箇所も多い。

とはいえ、仮面をはじめ、館シリーズお馴染みの秘密の通路やその解錠方法など、十角館、水車館など初期の作品のガジェット満載で、懐かしい雰囲気に浸りながら楽しく読ませてもらった。最近『十角館』を再読したら、若い登場人物たちがみずみずしい文章で実に生き生きと描かれていて、非常に新鮮だった。館シリーズ10作目となる次回完結編は、ぜひ初心に立ち帰り、さらに驚愕の大仕掛けであっ!と言わせてもらいたいものだ。
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4061827383
No.22
(4pt)

旅行のお供に。

綾辻さんの作品は、もう十何年も前にかなりハマッて、
「時計館」までの館シリーズと、「霧越邸」「囁き」シリーズ、
短編小説集などを集中的に読んだ時期がありましたが、
館シリーズの新作を待っているうちに、待ちくたびれてしまって、何となく作品から足が遠のいていました。

最近、朝日新聞の書評に「館」シリーズ新作の好意的なレビューが掲載されていたのが目に留まり、
懐かしさと同時に、ちょうど二泊三日の旅行前だったこともあって、「旅のお供」として購入しました。

二泊の小旅行中に読み切れる、良い意味で「小粒」な作品で、
しかも現実からもプチ逃避でき(笑)、個人的には満足できる作品でした。

「十角館」や「霧越邸」のような、「やられた!」と唸ってしまう衝撃は、正直ありませんでした。
でも、手の内を明かしつつ、きちんと仕掛けと趣向を凝らして読み手を驚かせてくれるあたり、
熟練の域の作家だなー、と素直に感心しました。

館シリーズも、次で最終巻だとか。
その前に、手つかずになっている「暗黒館」にチャレンジしようと思います。
こちらは、七泊くらいの旅行じゃないとダメかなーと思いますが(笑
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4061827383
No.21
(5pt)

帰って来た館シリーズ?!

久しぶりの館シリーズ、しかも暗黒館のあととなると、
少々薄さが気になるところ・・・

内容も薄くなった?!

…と思いましたが、やっぱりすごいですね。

暗黒館の雰囲気や作風のテイストは変わらずに、
ホラーとミステリがギュッと濃縮されているかのような作品。

舞台設定には、思わずゾクゾクしてしまいました。
ああ、私も館を訪れてみたい…

特に、奇面を被って集うというシチュエーションと、
それによって起こる事件、現象が映像的にも面白そうな感じがしました。

別作品のAnotherもそうですが、「映像化してもアヤツジ」な作品ですよね。
キャラクターが随分と魅力的になったなぁと思いました。

読者をミスリードする明るいメイドさんのキャラクターも、
暗黒館を髣髴とさせる青年秘書鬼丸の存在も、
とても魅力的に感じられる本作でした。

もちろん、本格ミステリとしての完成度も高く、
ついつい奇面を使うということは・・・とか
あの殺人の仕方は・・・とか、
色々読者を深読みさせながら、読者を振り回し、
まったく違う方向の回答を鮮やかに見せてくれるという、
綾辻マジックも健在です。

公約どおり、次回作もでるようなのでうれしいです。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061827383
No.20
(5pt)

初期の面白さが復活

事件のスケールは小さいですが、文句なしに楽しめました。
「暗黒館」でこの館シリーズを挫折した人も是非この「奇面館」は読んでほしいです。
奇面館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 奇面館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061827383