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ヒート



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【この小説が収録されている参考書籍】
ヒート

ヒートの評価: 3.83/5点 レビュー 35件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(1pt)

許しがたい

浦の演技はランナーとして絶対に許されるべきものではない。
それが現実だった者の才能がどれほど絶望に落とされたか 
前作「チーム」でのサブテーマではなかったのか。
冗談でもその嘘はランナーなら使わない。浦という人物像からあり得ない設定だと。
もちろん、小説なのだから非現実的な展開があってもかまわないが
これはランナーの足に対する思いへの冒涜に思える。
スポーツ小説を描くなら現実にそのスポーツにかけている者へのリスペクトは最低限もっていてもらいたい。
作者がつじつまあわせのために、浦をこのように動かしたことへの怒りを感じる。
山城の翻意の重要なキーがこれでは納得しようがない。

他の方の書評にもあるようにレース描写には見事にひきこまれるが
「チーム」のラストは某小説をなぞったもの。
「ヒート」のラストは行間で察した上でも やはり作家として逃げているように思える。
スポーツ小説はラストが一番むずかしい。作家としての覚悟がいるところだろう。

【以下ネタばれというか、勝手なラスト解釈】
山城が最後のレースまで忘れることがなかった「記録(=記憶ではない)」なら
生涯、この日出した自らの記録(おそらく世界新)を山城は超えなかったと読解している。
順位より「記録」と言い切っていた人物なので、
今後 優勝することも、メダルを獲得することもあったが 「記録」は超えられなかった。
まさに奇跡のレースであったというオチだと思っている。
ヒートAmazon書評・レビュー:ヒートより
4408535982
No.4:
(2pt)

セール対象になるには訳がある?

登場人物らがありきたりというか薄っぺらいというか、どうも説明ばっかで描写が足りないというか、
読んでいてちっとも魅力を感じない人たちの寄せ集めみたいな、
そんな印象を最初から強く受けた。

都合よくメンバーの一人が故障するとかの展開もよくないが、
なにより文章が削られてない(磨かれてない)うえに、単純なストーリーでは、まるで明るい時間にやってる大量生産ドラマみたい。
はっきりいって文学としてもエンタメとしても面白くなかった。
ヒートAmazon書評・レビュー:ヒートより
4408535982
No.3:
(1pt)

最初の章で結末が分かった

私がマラソンをやっているために友人から薦められて呼んだが、最初の章を読んだだけで展開が読め、予想通りの結末だった。
何だか、妻の作ったカレーは美味いとか、どこそこのレストランのレバーフライは美味いとか博多のとんこつラーメンを食べたとか、ストーリーとは直接関係のない飲食の描写がやたら多いという印象。
それから主人公のランナーについて、学生時代に箱根駅伝に出たとか、何とかマラソンで日本記録を出したとか、プロフィールの説明ばかりで中身がなく、どこが凄いのか伝わってこなかった。
実にチープな内容だと思った。
ヒートAmazon書評・レビュー:ヒートより
4408535982
No.2:
(2pt)

奇跡はどこで起こったの?

他のレビュアーも書いておられますが、本作にも登場する山城と浦を中心とした箱根駅伝・学連選抜のエピソードである『チーム』を先に読まれることをお勧めします(・・・にしても『ヒート』での浦の立ち回りは、話を展開するためだけの幼稚な道化師になっていて、残念なのだが)。
『ヒート』は『チーム』から数年後、神奈川県知事の意向のもと開催されることになった、日本人選手に世界最高記録を狙わせるための新しいマラソン大会【東海道マラソン】の物語。その担当者になった県庁職員・音無と世界記録を狙わせる選手・山城、30kmまでのペースメーカー・甲本、この3人を軸に展開していく。
まず、いきなりですがこのエンディングには唖然としました。あまりにも唐突。こういうエンディングにするなら、読者を納得させるだけの説明というか、持って行き方があると思うのだが・・・(これから読まれる方もいらっしゃるので、具体的に指摘し、書くことははばかれるのでもどかしい)。
次にこれは『チーム』でも感じたことだが、《何でそんなにこだわる?》と引っ掛かってしまう部分が多い。たとえば、
甲本がペースメーカーを引き受けようとしない理由→ランナーとしてのプライド。
山城がレースに参加しようとしない理由→実力者の異常なほどのミーイズム。
その説明がくどく感じてしまい、納得させてくれない。
特に山城はレース参加を決めた後でさえ、(レース中にも)ささいなことでその気持ちは二転三転する。そんなことで世界最高記録を狙える走りができるでしょうかね?

最後に指摘しておきます。2011年度文化庁の国語に関する世論調査で、意味の誤用で話題になった「失笑」だが、『ヒート』『チーム』両方でこの作者は誤用している。【東海道マラソン】が突然【第一回横浜国際マラソン】と記されたり、文字の誤植(○手が振れる →× 手が触れる)もあった。作者、編集者、出版社も含めしっかり校正せよ。
ヒートAmazon書評・レビュー:ヒートより
4408535982
No.1:
(2pt)

微妙・・・

チームを読んでからヒートを読みました。期待していただけにちょっと残念な感じでした。山城とペースメーカーが主役ですが、微妙なラストでしたね。浦の演技も個人的にはがっかりでした。
ヒートAmazon書評・レビュー:ヒートより
4408535982

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