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(短編集)

失はれる物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
失はれる物語
失はれる物語 (角川文庫)

失はれる物語の評価: 4.29/5点 レビュー 143件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全123件 81~100 5/7ページ
No.43:
(5pt)

これこそ小説

久々にショックを受けました。
「失はれる物語」これは凄い。小説はこういうものだと感動しました。
たった一本の腕を題材に、これまで話を膨らませられる作者の腕に驚きました。
稀に見る才能というんでしょうね。
胸が苦しくなる程感動しました。毎月20冊以上の本を読んでいる私でさえ、しばらく他の本を読まずに考えてしまいましたからね。読後は思わずかたまってしまいましたよ。
書くという作業に行き詰っている方、是非読んでみて下さい。世界が変わります。
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No.42:
(5pt)

乙一ってすごい

久々に「これが小説だ!」と云いたくなる本です。破滅的で暗い話が多いですが、「幸せは猫のかたち」は最高に感動しました。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、残された手紙にある最後の一文は泣けます。私は年間100冊ほどの小説を読みますが、その中でもベスト3に入る傑作だと思います。
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No.41:
(5pt)

いい短編集

読んでいて心が温かくなったり、でもなんだかもやもやしたり、そんな短編集です。
面白いところもある、けどよく考えたらこわい。恐ろしい。でもやさしい。
一番いいお話だなと思うのは『しあわせは子猫のかたち』。
深夜家族が寝静まった後独りで泣きながら読みました。
ホラーというか、探偵モノも入ってるんだけど、
ほんとうにやさしくて、泣けました。登場人物のこころが切なくて、悲しい。やさしい。
日常にありそうでないお話ばっかりなんです。だから面白い。
買ってよかったと思える本です。
できたら静かな場所でどうぞ。
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No.40:
(4pt)

独特の透明感

この著者の存在は、以前ホラー短編のアンソロジーに収録されていたことで知って、いつか他の作品も読もうと思っていました。そして今回読んだのがこの短編集です。独特の透明感があり、人間の心のディープな部分を描いているのに現実感が希薄な感じがするというか、自分自身の一大事なのに何か他人事みたいに感じているような不思議な気分になりました。どれも佳作で良いですね。
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No.39:
(5pt)

読ませる力がある

短編全て満足。本作にはグロ系がなく、全体的に切ない系。乙一さん独特の世界観にどっぷりと浸れた。 読むたびに思うけど、乙一さんの文には読ませる力がある。かたく退屈な場面がなく、終始ワクワクできる。 また、思い切った設定がこの人の特徴であり、魅力でもあると思う。本作は短編集なので、様々な不思議な世界を味わう事が出来る。非現実的ではあるものの、どこか現実味のある物語。絶対にあり得ないとはわかっていても、「もし自分がこんな場面に出会ったら・・・」と必ず考えてしまう。それくらい自分が乙一ワールドに引き込まれてる。本作でなぜ読者の支持を集めるのかが実感できた。   実際今自分の中で、『ボクの賢いパンツくん』が意外な感じで印象に残ってる。登場からやけに好印象なパンツくんに最初は笑ってしまいそうになったが、ボクとパンツくんのふれ合いたった数ページの中に、子供の純真さ素直さが詰まっている。この作品で、乙一さんの新しい一面を見ることが出来た。
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No.38:
(4pt)

短編集 全編面白い

乙一の小説を初めて読んだ。未体験の作家だったため、手に取るまでは長かった。しかし、初体験を終えるまではとても短かった。全編をすんなりと読めたのは、第一編の「Calling You」でこの作家に好感を持てたからだと思う。とにかく第一編は印象深かったし、一番面白かった。
 全編通していえることは、先(結末)が気になる展開と、あっさりした読後感がライトノベルのようでありながら、地の文が純文学と呼ばれる小説に劣らない濃密さを持ち合わせていることだ。少ない時間で多くの充実感を得られる。どちらかといえばエンターテインメント性の強い作品のように思える。通勤、通学のお供やちょっと空いた時間には強い味方になるだろう。全編面白い。
 ただ、ずっと付き合っていくならば、味気ない部分は否めない。心に強く残る作品には、なりにくいと思う。それでも普段あまり本を読まない人には、かなりお薦め。乙一、体験されたし。
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No.37:
(4pt)

さすがは乙一。

読み終わって拍手したくなりました。
中でも『Calling You』、『手を握る泥棒の物語』、『幸せは子猫のかたち』は大好きです。
私は、乙一はグロモノばかり書いてるという印象があったので敬遠していましたがそんなことないです。どの作品も読んだらグイグイ引き込まれます!!しかし、この本のタイトルでもある「失はれる物語」は私的にちょっと「暗い」かな〜、と思いました。
いやでもさすがですよ、乙一。
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No.36:
(5pt)

マリアの指

この短編集の中で、一番好きな作品は「マリアの指」だ。実を言うと、乙一の中で一番好きかもしれない。この本に収録されているどの話よりも、透明感を感じる。何といっても、設定がいい。事件に直接かかわる人物の設定はもちろんだが、主人公と関わりを持つある脇役の苦悩などが、この物語の世界観をより切なく透明なものにしている。これはほんとに個人的だが、主人公の部活がとても好きだ。事件とは直接関係ないが、またしても、この設定はこの世界の基盤として青春的な要素を加えている。すべてが切なさを極める要素として働いている。中篇なのが少しおしい。設定がしっかりしているから、長編でもかなりシッカリして綺麗な作品になりそう。本当に綺麗で切なくてすばらしい一編。この作品のためにだけでも、失われる物語、購入の価値あり!!
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No.35:
(4pt)

例え五感を失っても、心の感で通じるモノがある

単行本『失われる物語』の(個人的に念願の)文庫化で、それにあたり書き下ろしの二作(『ボクの賢いパンツくん』は違いますが)が収録されています。
それ以外の『CALLING YOU』や『失われる物語』は、角川スニーカー文庫からピックアップしたので、どれも切なく心が温まります。
『失われる物語』は五感を失くした主人公の語りで物語は進みます。
五感を失ったため無論主人公は、会話できないため主人公の思想が物語の主となります。
しかし読みにくくなく、それどころか主人公に感情移入しやすく、自分も光も音もない世界にいるような感じになります。
また『手を握る泥棒の物語』は、題名からラブストーリかと思いきや、これは一種の心理戦です。
ですがこんな設定よく思い付くなぁ、と感心するほど設定もよくできているし、面白い。
またテンポ良く物語が進むため、飽きさせないという点もこれのイイところ。
『ボクの賢いパンツくん』と『ウソカノ』はとても短くて少々ふざけた感じですが、やはりラストはイイ。
ですがどれも先は読めちゃったかな、という感じです。
またストーリー展開が不十分な感じのモノもあるので星四つ。
スニーカー文庫を持っている方も、是非読んでほしい作品です。オススメ!

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No.34:
(4pt)

好きです

マリアの指という話が好きです。他の話も全部面白いですが、僕はミステリ的な話が好きなので。どれも少し切なくなるような話で、乙一さんの味が出ていると思いました。
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No.33:
(5pt)

美しく儚い人達の話

乙一さんの作品の中では、設定が現実から飛躍しすぎていない比較的入り込みやすい作品を集めた感じだった。
悲しい話がずっと続く中で、途中挿入されている「手を握る泥棒の物語」の存在位置&意義は大きかった。
この話が入ってなかったら一気に読むのは精神的にキツかったと思う。

どの話を通しても人の「愛」のいろいろな形を垣間見ることができて、
ちょっと無理な設定でも素直に泣けた。
でも何て言うんだろう、ただひたすら悲しいだけじゃなくて、
最後にはどの登場人物も希望を持っているように思えたのにまた感動。
すっきり読み終えた本だった。オススメです。
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No.32:
(5pt)

なんとも言えない気持ちになりました。

6つの短編が収録されてるんですが、どれも胸に残るようなお話でした!
本の題名ともなっている「失はれる物語」は寝たきりで植物人間になってしまった主人公が気持ちをうまく妻や娘に伝えられない。そんなむずかゆさを読んでいるこっちまで感じてしました。こちらの精神もだんだん病んでいくようで読み終わった後どっと疲れを感じたもの確か。
全体的に悲しい話がほとんどです。「手を握る泥棒の物語」だけはわりと楽に読める作品で本の中の息抜きとしてまたいい味を出してます。
「Calling you」「傷―KIDS―」「しあわせは子猫のかたち」は涙が出そうになりました。
中で一番好きなのが「マリアの指」です。異様な雰囲気を漂わせているミステリー。どんどん行ってはいけない深みにのめりこんでいくような感覚になりました。キャラそれぞれに悩みや考え方がちゃんとあって世の中そう簡単には考えてるようになかなかいかないんだよなと思ってしまいます。
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No.31:
(5pt)

泣いた。

この作品と出会ったのは、図書室で。
何気なく手にとって、読んでみたのが、きっかけである。

6つの作品の中で一番印象的だったのは、3つ目の「傷」だ。
 読後、私の頬には涙が伝っていた。
本では泣いたことがなかったのに、気付けばホロホロと涙を落としていたのだ。
とにかく悲しくて、切なかったのである。
その時の私は初めて乙一の作品を読んだのだが、今になっても思う。
 この人の書く作品で、これが最高だーと。

大袈裟かもしれないが、読書家として絶対読んでおくべき作品だと思う。
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No.30:
(5pt)

乙一のポケットの中身

「暗い所で待ち合わせ」ですっかりファンになり書店で最新の本を読んだ。暗い所同様,全体的に暗く寒いような状況の中で,優しさや切なさ,そして暖かさが十分に伝わってくる作品である。ただ,今回は切なさが少し目立った。
失はれる物語と傷がその代表である。失う者,捨てられた者の心の痛みを更にここまで描くかなと思う物語。Calling youは未来の自分との交流,手を握る泥棒は単純に心温まるエピソード的,しあわせの子猫は幽霊との不思議な同居,最後のマリアの指は殺人事件の推理と謎解き。
いろいろな形の乙一が見えるけど,そのどれもが柔らかさと切なさを身にまとい,かすかではあるが「光」が見え隠れしている。
乙一のポケットにはまだ沢山の物語が入っているけど,ちょっと覗き見るにはてごろな作品である。
これで乙一にはまることは決定的である。
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No.29:
(5pt)

一生ファンでいます!

私が初めて読んだ乙一作品です。
去年だか一昨年だかに図書館で借りました。
衝撃でした。
「面白い本って無いよなぁ」と諦めていた私に、本当に素晴らしい世界をこの本は教えてくれました。
表紙も綺麗です(作品に関係ないですが;)
1番好きな物語は「しあわせは子猫のかたち」です。
乙一、という作家の凄さが分かったのは表題作と「Calling You」ですね。
でも、どの作品も良い物ばかりです。
この本を読んでいなかったら、今読書好きになっていたかどうかも分かりません。
乙一氏、ニクし・・・。
どうしても忘れられなくて、自分で買ってしまいました。
短編集「失はれた物語」は、本好きの方にも本嫌いの方にも皆様に是非読んで欲しい本です!
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No.28:
(5pt)

天才でしょう

もとはライトノベルとして出版された物語を一般向けに纏め上げた本。
 凄まじいまでのレベルの高さを感じる。透明感溢れるピュアで繊細な物語。
 独特の視点から、細かなエピソードまで。よく練られた設定。この本を出して正解だろう。ライトノベル業界にいるレベルの作家ではないよ、乙一は。
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No.27:
(5pt)

大好き!

私最近この本を読んだんですけど、
もう何て言っていいのかわからない感情になって、本で泣いたこと無いのにこの本に初めて泣かされました。
どんな人にでもお薦めできる本です!!
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No.26:
(5pt)

せつないの一言です。

私が初めて読んだ乙一小説がデビュー作の『夏と花火~』だったので、ホラーが好きというわけではない私はなんとなく乙一さんの小説は面白いと思いつつも敬遠していました。
 数年後に表紙に惚れ込んで衝動買いしてしまったのが本書で、この一冊ですっかり乙一ファンの一人になりました。
 短編集ですがどれが一番とは言えません。全てにそれぞれの魅力があり、共通して言えるのが「せつなさ」と「優しさ」だと思います。
 優しく静寂な世界にグッと涙を堪えて胸をわし掴んでしまうような、そんな珠玉の短編集だと思います。
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No.25:
(5pt)

表紙から何から全てが“綺麗”に収まっている。

本屋でたまたま見つけて買いました。
買った理由は、表紙ですかね…珍しい種類の表紙に目を奪われ、購入しました。
乙一さんの本は度々本屋で見かけるのですが、買った事は一度も無かったんです。
今回、初めて乙一さんの本を購入し、読んで、これが「乙一ワールド」なのかと頷きましたね。
まず、着眼点がすごい。パロディの様な世界のお話が現代的に書かれていてとても面白いお話しばかりです。
特に私が読んでいて、感動し涙を流してしまったのは「失はれる物語」です。
本の題名にもなっているお話しで、ページ数の薄いお話しですが、切なくて涙が出てしまいました。
夫婦のお話しなのですが、お互いを思いやる気持ちや感情が溢れていて、読み終わった後は号泣してました(苦笑)
あと、書き下ろしである「マリアの指」ですが、このお話しが一番引き込まれたのかもしれません。
一つの謎がどんどん解き明かされていくシーンは、息を呑みながら読みましたね。
何よりも読んで損は絶対しない素敵な本です。
失はれる物語 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:失はれる物語 (角川文庫)より
4044253064
No.24:
(4pt)

おもしろい。

初めてこの作者の作品を読んだが、
作者の世界観が存分に堪能できる作品だと思う。ちょっとダークで、でも切なく感動できる。
今まで読んだ本のなかにはない、新しいジャンルに思えた。恐さも感動も味わえてお得な作品。
失はれる物語 (角川文庫)Amazon書評・レビュー:失はれる物語 (角川文庫)より
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