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密室殺人ゲーム王手飛車取り
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密室殺人ゲーム王手飛車取りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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ネタバレあり!とおもう。 序盤のaxeの問題が長くてつまんなくて手が進まなかった。そんなに殺さなくてもコロンボならどこかで解いてたような気がする。それ以降は徐々に面白くなってきました。頭狂人の正体などは途中で勘のいい人なら気づくと思うが、ラストはさらに一捻り入れてきますさすがです。続きが気になる感じで終わったがどハマりしたわけでもないので続きはどうしようかなー。 | ||||
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読めました | ||||
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「殺したい人間がいるから殺したのではなく、使いたいトリックがあるから殺してみた」(本書)が現代ミステリのメタファではなくモチーフだとするならば、譬え様のない違和感に滑落せざるを得ない。 | ||||
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本格ミステリへの愛が迸る見事な連作短編。次作『~2.0』と合わせ、作者の最高傑作であろう。個々のトリックの惜しげも無い振る舞い方はもちろん、キャラもみな生き生きとしていて愛着が持て、ゆえに快楽殺人者という本来ならまったく共感すべきではない人間たちなのに、最終章の展開は読んでいて彼らのために祈ってしまう。 この作品の最大の泣き所はおそらくタイトルであろう。いくらなんでもこれはない。惹かれるものもないし読後にはっとするものもない。『葉桜~』に比べて評価が振るわないのも、あちらがタイトルでまず大勢を惹きつけたのに対して、こちらがまったくアピールできていないせいではないだろうか。しかるべき読者にいまいち届かなかった感がある。 それにしても、この結末を読んで「途中で終わっている」だの「完結していない」だのといったレビューが出てくるというのが恐ろしい。作者もまさかそこまでのレベルの読者が読むことは想定していなかったのではないか。 | ||||
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現代社会において謎解きに特化するために構築された設定。 読者(ミステリマニア)を騙してやろうという作者の意気込みが感じられる作品。 安っぽいタイトルでB級ミステリもどきかと勘違いするかもしれませんが、中身はガチガチの本格ミステリです。 | ||||
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これと、2.0は著者の作品の中で一番読み返した回数が多いです。 5人の性格、チャットの雰囲気が好きです。 一作目、二作目ともにザンギャ君の事件が一番好きかな。一作目の044APDの事件も好きですが。 それぞれの事件も面白いですが、作品全体に仕掛けられたトリックもよいです。 ネットの中では当たり前のことだけど、自分は読むまでわからなかったです。 マニアクスは振るわなかったけど、一作目、二作目はこの先も何度も読むと思います。 | ||||
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これは、ちょっと、他にはない作品。シリーズ通して読みたくなる。 | ||||
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「人間が描けていない」 「トリックに必然性が無い」等、 マニアにはそこが堪らないという点は、同時に新本格ミステリの批判の対象でもあった。 それらを、新本格の文脈はそのままに、しかしリアリズム側に世界を反転させて描き切った記念碑的作品。 人の記号化はリアルを先取ったかリアルが追いついたか。 探偵=犯人という図式はweb上の人格のステレオタイプ化の当然の帰結。 「人間など描こうとしていない」 「トリックの為のトリック」というのは、新本格ミステリの極北の作品の一つ。 ネットでの文字によるコミュニケーションと小説を読むという行為は近いものがあり、その意味でメタ小説でもある。 「チャットのメンバーへの挑戦」は「読者への挑戦」でもあり、 手掛かりが全て提示されたリアルなトリックは読者にも推理可能なはず、という体。 あと友達がいない人には絶対おすすめ。 | ||||
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フーダニット、ハウダニット、フワイダニットなどのバラエティに富んだ短編連作ミステリ作品集です。 ミッシングリンクあり、トラベルミステリーありと、様々なジャンルのミステリを、楽しむことができます。 実際にこれほどの連続殺人事件が、可能かというと、防犯カメラなどの存在で、100%不可能と言えますが、 推理やミステリ、謎解きを楽しむフィクションと割り切れば、大いに楽しめました。 このあと2.0とマニアックスも読む予定です!いずれもミステリランクインの優秀作品です!! | ||||
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歌野氏の著書は、”葉桜”ぶり2作目。 概要からのイメージ通りに物語りは進んでいきますが、 作中での”第一問”を引っ張りすぎてて、いきなり印象良くない。 (読めなくはないけど、ちょっとどうなの?的な) 実はこうで、実はああで・・・と「なるほど!」だったり「うそやろ!?」な事が、 終盤にかけ次々と明かされていきますが、なんというかこう・・・ 世界狭すぎ?みたいな! しかし最後の章は、まさかの上にまさかを塗りたくる展開。 人の命なんざ屁とも思っていない連中が、”知人”の暴走の前に あたふたしてる展開が面白い。なかなか画期的です。 これはどうなるの?とハラハラしてたら・・・え!まじかよ!! そんなto be なんとかを目にするとは思わなかった!!(笑)。 ***** 数多のジャンルの中で、ミステリーを好んで読んできましたが、 考えてみたら、人が死ぬ話がそんなに面白いのか?と最近考えつつありまして。 そんな”事件”に至る犯行者の心理や仕掛ける謎が面白いのか? それを解き明かす探偵の知的活動が面白いのか・・・? ミステリーのエンターテイメント性ってなんなんでしょうね? 解説によるとこの作品には、「人が殺される娯楽小説の意味を問いかける事」が テーマの1つになっているという(もう1つテーマがあるとも書かれている)。 そんな雄大な構想(解説の表記を拝借)があるとは思いもしませんでしたが 私が考えてることへの、回答の指針になるかも知れません。 ただちに、この作品の続編に、手を伸ばしたいと思う次第です。 | ||||
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所詮はゲームか?世界の中で自分の命に価値がないなら、他人の命にも価値がない?それとも他人の命に価値がないなら、自分の命にも価値がない?謎が解けても謎が残る。 | ||||
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この作家の作品は、本作が初めて どんな感じかなっと思って購入! とりあえず、チャット的な軽い会話の応酬、 だけどやってる内容はダーク。 その落差に読んでていて現実感がないんだけど あくまでエンタメとして読むとなかなか面白い。 犯人が分かっていての推理という点が盲点になったりと あ、なるほど、面白いなと、妙に納得させられた。 最終的に互いの素性が発覚していく感じも面白かった。 ま、エンタメミステリーとして楽しめました!! 続編も気になってしまうww | ||||
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推理小説好きが高じて、実際に殺人を犯してそれをクイズにしてしまうネットのみで繋がっている5人のサークルの話。最初に、人の命をおもちゃのように扱う彼らに嫌悪感を覚えたが、小説なのだからと自分を言い聞かせて読んだら面白かった。逆に言えば小説ならではの話でよく書けているということだ。 | ||||
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物語大筋、最後の出題での結末は大変良かったです。 びっくりと同時に、久々に興奮しました! が、最後の最後。 なんであんなストーリーを付け足したのか… 3部作のようで、まだ他2作を読んでいないのでなんとも言えませんが、伏線となっているんですかね? それにしてもあんな尻切れで終わりにするのはいただけません。 蛇足でした。 あと、最初の方は同じような話の繰り返しでテンポが悪くて退屈でした。 そういうマイナス点を覆してくれるくらい、結末に驚かされました。 | ||||
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AVチャットに集まった5人がそれぞれ殺人を犯し、残りのメンバーでその謎解きを行うクイズ形式の探偵ゲーム。 ゲームが動機ゆえに、殺人事件からは「動機」や「犯人当て」などの要素がそぎ落とされ、純然たるトリックの謎解きのみに焦点が当たる仕組みになっている。 ミステリ特有のどろどろした人間関係の機微だとか犯人の狂気やらが書かれるわけではなく、その軽さがじつにエンターテインメントとして小気味よい。 また五人のキャラクターの書き分けも秀逸で、それぞれ一人称や口調に特徴があり、五人の井戸端会議を読んでいてもいっさいの混乱がない。 また、それぞれが犯す殺人事件にも、それぞれのキャラクターの特性個性が活かされ、舌を巻く。 一連のトリック自体はさほど目新しいものには感じなかったし、内容は悪趣味きわまるものなのだが、殺人に対するかつて類を見ないドライなスタンス、それにチャットでの五人のやりとりが非常にユーモラスで、不思議と嫌悪感を感じないのがすごいところ。 一方で、インターネットというワンクッションを介することで、殺人という異常行動に対する感覚が麻痺してしまう不気味さが現代的で非常に考えさせられる。 キッズの人は純粋に楽しんで読めるだろうし、マニアの人はそこかしこに散りばめられた本格古典のパロディや引用にニヤリと笑える一作です。 | ||||
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賛否両論のレビューを見渡し、どんなものかと期待して読み終え、標記の採点とした。タイトルがいい加減、ラストが無理矢理過ぎる、7つの「事件」のうちアリバイトリックで攻めた分が初歩的、グロさはないが悪趣味など、レビューで既出の批判はどれも大なり小なり当たっているように思うが、設定はそれなりに面白いし、連作短編としての全体の流れも悪くはないように思う。以前、人気の長編『葉桜……』に「うまい!」と感心したのとは違った意味で、挑戦的なシリーズ第1作になっているのでは? なお、評者が「仕掛け」で引き込まれたのは「Q3 生首に聞いてみる?」と「Q5 求道者の密室」。 | ||||
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新本格の名手歌野晶午によるトリッキーな作品です。 ネット上のビデオチャットで繰り広げられる殺人推理ゲーム。参加者は5人。ただし、ゲームの出題者はリアルで殺人を行っていて、その謎を他4人が解くという設定です。 5人がそれぞれ出題し、メンバーが答えを見つけていくのですが、これがなかなか良くできています。ちょっとした短編小説並の技巧が施された秀作揃い。さすが歌野晶午。そして、メンバーが回答を導き出すプロセスも明らかになっているので、リアルタイムで自分の推理がトレースできて、頭の中で推理を修正しながら答えにたどり着けるというのは、ミステリーファンにはたまらない展開です。 最終出題者の謎は解明したつもりで読み進めていったら、まさかの展開にびっくり。しかも、結末これ?で消化不良。 実は、新作で「密室殺人ゲーム・マニアックス」というのが出ていて、読んでみようかなと思ったらシリーズもの(現在3部)になっていたので、最初の作品から順番に読んでみるかと手に取った次第なのです。あー、2作目に既に手が伸びています。 | ||||
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最初の事件の「被害者の共通点を探せ」というテーマはこれまで読んだことがなく、イメージも強烈なので 一読の価値ありでした。 しかし以降(作中でも言われていますが)アリバイ・密室崩しという同じような出題が続いたのが少々残念で、 普通の推理小説からWHOの要素が抜けただけになってしまっている感もあります。 例えば、現場に残されたメッセージを解いて被害者の第二の顔を暴く、とか探せばテーマはなくはないと思うので。 一番意外だったのは主人公の素性ですね。うまい伏線だったと思います。 後半の流れは妥当なところではないでしょうか。 | ||||
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ビデオチャット上で殺人推理ゲームを出題する、お互いの素性をしらない5人。 ミッシングリング、密室、アリバイ崩し、ダイイングメッセージ。本格物好きならワクワクするようなその言葉……ただし、彼らには秘密があった。 出題者=殺人者。 実際に犯した殺人を出題し、その謎を解く推理ゲーム。 5人の出題者(=殺人者)が淡々と殺人を犯し、他の4人がそれを解いていく。 個々の殺人事件はミステリとして、取り立てて奇異なものではなく、トリックも小粒。ただし、それを分かった上でネットワーク上の殺人者たちの繋がりを少し離れた所から俯瞰して描いている感じ。 ラストに関しては、「あぁ、こう来たか……」と思いつつも、ちょっと唐突すぎるんやないかなぁと思いました。 ハンドルネーム<頭狂人>の、冷えた感情を前半で丁寧に描いているので、「なんや……」という失望を覚えることはないのですが、衝撃を覚えるほどとではありませんでした。 一定の本格ミステリマニアにお勧め……やけど、周りには薦めにくい作品です。 | ||||
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万人向きではありません。仲間内のゲームのために殺人するなんて。それだけで、「こんな本読みたくない」と棄権する人も多いはずです。 でも、これは傑作です。ネットで行う殺人ゲームという発想が現代的。それから、これまでの本格推理小説の欠点は「現実の殺人で、ダイイングメッセージとか、見立て殺人とかありえない。わざわざ密室にするかよ」というつっこみだったのですが、それに見事な回答を出している点です。何しろ、ここで行われる殺人は「トリックのための殺人」なので、こんなトリック不自然という批判があてはまらないのですから。 さらに、この連作短編は、読んでいくうちに、どんでん返しが含まれています。原理的には「誰が犯人か?」という謎は、問題の出してが犯人なので、ありえないはずですが、その点もひねった展開が盛り込まれています。第二作「密室殺人ゲーム2.0」を読む前に、必ずこちらを読むこと! | ||||
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