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武士道シックスティーン
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武士道シックスティーンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.54pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全98件 61~80 4/5ページ
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本を読まずある人に本を読め!って言われて しぶしぶ借りたのがこの本でした。 普段本を読まずにこれまでいろんな本を途中で投げ出した 俺でしたが段々とこの本の世界に引きずり込まれて行きました。 交互に磯山と早苗の話になってるのは少しかかりましたがw とてもおもしろかったです。続編もみたいと思いました。 見たことのない人はぜひ見てみてください。 | ||||
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と言う言葉が、本を読み終えた後頭の中でリフレインしていました。 正反対の性格を持つ二人の少女、それぞれの目線で話は進んで行きます。 この二人の人物設定が良いです。初めは不自然に感じられた言葉使いなども、 読み進めて行く内に自然な物になり、魅力になります。 そして何と言っても特筆すべきはこの二人の関係性、それがとにかく最高です。 剣道の枠を超えた一人一人の人間としての二人の関係性は、中々手に入れたくても 入れられるものではない宝物の様です。 基本的には剣道を中心に書かれていますが、高校生と言う多感な時期の、剣道だけを見てきた 少女の初めて外の世界へと向けられた時の心理描写、勝ち負けという大きなテーマに対しても 言及されており、それらの物事を互いに補いながら、戦いながら生きていける 正に「共に生きる、二人といない、好敵手」。 難を言うと西荻さんがここまで強くなるものだろうかと、西荻サイドの強くなる成長過程の 描写がちょっと弱いかなという所と、終盤辺りのいかにもストーリー仕掛けた感じが否めない 事かと思います。しかしそれを差し引いてもとにかく良い作品だと思えます。 読後感がこれ程までに良かった物は今まで無かったかも知れないです。 最後にもう一度言わせて下さい。 「ああっっ!! 最っ高っっっ!!!!」 ちなみに本のしおりが赤と白の2本になっている所が憎いです。 | ||||
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前から気になっていたのですが、「女の子の剣道物」ということでなかなか手を出す機会がなく今回の文庫化を機に購入しました。ちなみに私はスポーツ物をよく読みますが、好みでいうと「一瞬の風になれ」は大満足、「風が強く吹いてる」は普通、「走れ!T高バスケットボール部」はあんまり・・という感じです。本作の内容に関しては他の方が説明されてますので感想のみ。武士道シックスティーン大満足でした!続編であるセブンティーン・エイティーンは文庫化してからの購入を考えていました。が、二人のその後が気になって2冊ともすぐに購入してしまいました。私のように購入をためらっている方、一度読んでみてください。 | ||||
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私は剣道をやっているけれど、剣道が嫌いでした。やめたくても、やめれませんでした。 けれど、この小説を読んで、高校でも剣道がしたくなりました。 この小説は買って損はないです。 私は何度も読み返してしまいました。 初めてなんですよ。何度も読み返したの。 何度も読んでみると、また違った世界が見える。 剣道が大好きになる。 放課後の稽古がたのしみになる。 そんな小説です。 | ||||
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剣道を描くとき、 映画やドラマでも 「この作家(監督)、剣道を知らないな」 と良く感じます。 近いところだと 「鹿男あおによし」 など 「全くでたらめジャン!(あくまで剣道に関してです)」 と感じたのですが、 この武士道シックスティーンはかなり剣道を知っている…、 もしくはかなり勉強したと感じました。 試合中のヒロインは、 マニアックまでに剣道用語と剣道を知っている人しかわからない表現で 試合を形容し、 かなりリアルで 剣道をしている息子と娘が 「おもしろい!!」 と絶賛していました。 漫画化、映画化され 視覚的にも楽しめそうですが、 この文体で剣道を表現しているところは 一読の価値があると思いました。 剣道少年少女はぜひ読んでみて欲しいと思います。 | ||||
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剣道一筋の香織と、勝ち負けにこだわらない早苗が同じ高校に進学して剣道部で出会う16歳のふたりの物語です。「鹿男あをによし」(万城目 学)で女子高校の剣道の烈しい試合を見て(読んで)面白かったので、今回まるごと剣道の小説を手に取ってみました。好対照のふたりの物語であることは目次を見ただけでわかります。 1.気剣体 2.長く構えましょう 3.兄の仇 4.それは般若ですか 5.兵法者 6.いい感じです 7.敵の正体 8.真面目にやってます 9.下克上 10.呼び捨ては苦手かも (以下、略) こういう洒落っ気は大好きです。奇数章の勇ましいタイトルが香織目線、偶数章のおっとりしたタイトルが早苗目線で語られます。香織は「勝つか負けるか」「斬るか斬られるか」ということにしか眼中にありません。しかし「自分は世界最強の女剣士を目指すのか」と悩むことになって…。 さわやかで熱いストーリーはぐんぐん読ませてくれます。続刊「武士道セブンティーン」「武士道エイティーン」と続きます。(もちろん続けて読んでみるつもりです!) | ||||
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全体的に浅い気もするし、作者が男性だけに女子高生の心情を描いていても、 いまいちフィルターがかかってるような気もするのですが、剣道って面白そう、 二人の主人公の友情がいいなと思わせてくれる物語です。 ラストは清々しい風が吹き抜けていくような爽やかさでした。 続編もあるみたいなので読んでみたいです。 それにしても、この作者の作品は初めて読むのですが、巻末の著者プロフィールを 見ると、「本書は著者初の、人が一人も死なない青春エンターテインメントである」って ・・・えええっ、そういう人なんですか!? | ||||
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高校で初めて剣道部が存在し、やってみたいと思っていたのですが 防具が物凄い臭いとか、袴の下はノーパンとか、部員が三人しかいないとか もろもろのマイナスイメージが強すぎて触れる機会がありませんでした。 そのくせ毎年、NHKの剣道大会を好んで見てしまいます。 40を過ぎたオッサンなのに、若かった頃のあこがれていたスポーツに またふれたような気持ちよさと共に面を一本パーン!!ときめらてしまいました。 電車の中で一気に読破、セブンティーン、エイティーンと文庫発売、お待ちしてますm(_ _)m | ||||
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剣道という武道に対して対照的なスタンスの二人の少女。 武道として戦う少女と楽しもうとする少女、二人のスタンスの違いが 徐々に交錯して変化していく過程が面白いです。まだまだ続編があるようなので 非常に楽しみですね。 | ||||
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読み始めた時は、ありがちなスポ根ものかと思っていた。でも、読んでいくうちに、とても深く惹きこまれた。 主人公たちの心の動きをほんとうに濃やかに描いた前半があるからこそ、後半の展開がとてもとても生きていた。 後半、心にひびく言葉やエピソードが数々あり、電車の中で読んでいて、何度も涙があふれて困った。 とてもよかった。会えてよかった本の1つだと思った。いろんな人に薦めたいと思う。 | ||||
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映画キッカケで読みました。 結論から言いますと、 ”本のほうが遥かにおもしろい(笑顔)” 逆に言うと、 本の良さが映画には全く生かされていませんでした(泣) そもそも 古厩監督が原作本を 本当に読んだのかも疑問。 西荻早苗を演じた、北乃きいさん。 「剣道を一生懸命稽古しました」 そりゃ、あたりまえでしょうが、 監督が、本を読んでいれば、 剣道より先に、日本舞踊の稽古をさせるはず。 それが西荻の剣道を形成する上の重要ポイントなのですから。 と、すみません、 映画への不満を記してしまいました(苦笑) 本は、圧倒的に面白いです。 映画では、あまり笑いませんでしたが、 こちらでは、笑いをこらえるのが大変でした。 それは文章構成。 長い文章が続いたかと思いきや、 「謹んでお受けいたします」と、ボケや突っ込みのような 短いセンテンスがナイスなタイミングで挿入される。 武士道だ、般若だと固いモノを羅列しつつも 会話の場面では、今時の女子高生の口調が入ってくる。 著者の誉田さんは、 お笑いか放送作家の経験でもあったのですか? と質問したくなるくらい”間”が上手い。 あまり面白くなかったら これでストップするつもりだったのですが、 あまりにも面白いので、これから速攻で『武士道セブンティーン』を読み始めます!! | ||||
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映画のCMを見て、「観たい」と思ったが近くの映画館でやっておらず残念に思っていた時に本屋に行ったら本書が置いてあった。 「へー、これ小説だったんだ」と思い買ってみた。 読み始めるとこれがまた面白い。 あっという間に読み切ってしまった。 たぶん、これが一冊の小説を読みきるまでの最速記録だと思う。 しかし面白いことは当然だが、それ以上にこの作品から学べることはそれ以上だと思う。 特に主人公・磯山香織が悩んでいるところなどを読んでいると「自分ならどうだろう?」とか「自分ならどう声をかけてあげるだろう?」などと考えながら読んでいた。 そう読んでいると、周りの人物の言葉の意味や香織の気持ちが少しは分かる。 面白い小説だったが、つくづく映画が見たかった。 読んでいる時、主人公の二人に成海璃子・北乃きいを当てはめて読んでいたが、自分が見るところこのキャスティングはピッタリだ。 あー、やっぱり映画が見たかった。 | ||||
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傑作剣道小説! 「現代社会における武士道を問う」 と言ってしまえば、大袈裟になりますが剣道の「道」と武士道の「道」はもちろん相通ずる 宮本武蔵の「五輪の書」を人生の指針とする熱血剣道バカの女子高生 日舞経験者でまだ、剣道をはじめて間もない女子高生 この二人が同じ剣道部に入部するところから話は始まる この二人は微妙にライバルでもあり、微妙に親友でもある 青臭さたぷりの信念(武士道)を持った主人公が部の仲間と切磋琢磨していくうちに微妙ながら成長していく姿が微笑ましい | ||||
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剣道のことには全く知識がないが、とにかく気持ちよく読み終えました!。 「セブンティーン」では、お互い別の場所でどこまで成長するのか、早く読みたい。 誉田さんの小説は、警察小説もそうですが、ベタな感じがとても面白いです! | ||||
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剣道を高校の体育の授業でかじっただけの私にも面白く読めました。まさに一気読みです。主人公の二人(映画では成海璃子さん、北乃きいさん)の魅力の為せる技でしょう。未完成の人格。理屈抜きのエネルギーの奔流。迷い、そして自信喪失。誰もが通り過ぎてきた青春。それを50歳を迎えた私も思い出し、共感し、知らず知らず主人公にエールを送っていました。 | ||||
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幼いころから剣道一筋、昼休みには片手に鉄アレイ、逆の手には「五輪書」という剣道一筋の香織。一方、元は日舞をやっており中学から剣道に転向したマイペースな早苗。二人は中学最後の大会で対決し、何と早苗が勝利を収める。そんな相反する二人が同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たす、という青春グラフィティ。 漫画のような読みやすさと読後の爽快感が何とも言えない1冊。 | ||||
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とても面白い本です。 『五輪書』を愛読し、全てを剣道に捧げる香織。にもかかわらず、全くの無名の早苗に負けてしまう。同じ高校に進学した二人・・・。 表紙に惹かれて読んでみたけれど、想像以上に面白かったです。 「武士道?」「シックスティーン?」この全く別次元の言葉が、この本の面白さを上手く表現している。 相反する性格の二人、その反面、同じように父親との関わりに悩み、成長して行く。 実はこの本はすでに続編のセブンティーンが出版されている。 早く読みたい。 | ||||
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「春を嫌いになった理由」のレビューにも書いたとおり、 私は、誉田哲也をキワモノとしてみてきた。 ただ、作家としては「ストロベリーナイト」を読んで感じた「こだわり」を認めたために、 彼の作品を結構読んでいる。 評判の悪い「月光」も読んだ。 決して女性や中高生におすすめできる作品ではないが、 あの作品にさえ、 私は『「愛」にはいろんな形があっていいんですよね』という誉田哲也のメッセージを見た。 そこへ本書である。 これはまた、ど真ん中のストレート。 どなたかも書いてらっしゃたように「人が死なない」青春小説。 人物造形もきちんと出来ているし、二人の主人公の対比も見事。 万人におすすめできる青春小説に仕上がっている。 早く続編を文庫化してくれと叫びたい。 ただ一点、この二人の主人公はやがてジウに登場する彼女達の原型なのかなというところだけが気になった。ま、別にいいんだけど。 映画化されるようであるが、確かに映画化しやすいストーリーなのだろう。 その相乗効果として、最近フランスに押され気味の剣道の人気に火がつくことを願う。 (剣道の世界大会ではフランスに世界一を奪われかけ、 韓国には、「剣道は韓国が母国」であるとさえ言われている) 相撲なんていう脱税者ばかりがうごめく競技が国技ではなく (幻想でしかない「綱の品格」をあげつらう文化人に問いたいのだが、 憲法に定められた「納税」という国民の義務を一点の曇りもなく果たした横綱は戦後いますか)、 剣道こそが国技であると思っている私は、 これを気に剣道が見直され、競技人口が増えることを切に願う。 | ||||
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『武士道シックスティーン』です。巻末解説は金原瑞人。 『武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。相反する二人が、同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たすが…。青春を剣道にかける女子二人の傑作エンターテインメント。』 警察小説の書き手として著名な作者が青春スポーツもの、ですが、警察→剣道、なので、実はそれほど大きなシフトではないのかもしれません。 全25章構成で、二人のヒロイン香織と早苗の視点で交互に描かれます。それぞれ語り口に個性があるのが良いです。 香織のキャラが……いわゆる中二病そのものです。とにかく最高最強が大好きというか、武蔵にかぶれて勝ちに異様にこだわります。その部分で「ウザい」と感じた読者は作品世界に入り込みにくいかもしれません。 スポーツに必ずといっていいほどつきまとう、「勝負と楽しむことのジレンマ」を、香織と早苗というキャラを通して描いているので、分かりやすく、共感しやすい内容です。 二人とも父親コンプレックスを持っているという設定はご都合主義っぽいですが、その父親がそれぞれいいキャラだったので楽しめます。 典型的スポ根とは違って、主人公たちは弱小ではありません。それどころか全国でも有数の強豪高校が舞台です。だから「弱小が努力して、多少ご都合主義的な展開を経て最後に強豪を倒す」というテンプレ的展開ではありません。あくまでもヒロイン二人の関係が中心に描かれた作品です。 試合シーンなどは淡々と結果を書いているのですが、それもあって剣道知識の無い素人が読んでも、ヒロイン二人の関係と香織の成長を中心に充分に楽しめる内容です。 爽快で面白いので★5。続編も出ていますが、評価はあくまでも本書単体のものです。 | ||||
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代表作のストロベリーナイトに辟易した人もいるかもしてませんが、この作品は同じ著者が書いたとは思えないほど、カラっとした青春 小説に仕上がっていて、一気読みしてしまいます。警察小説ではちょっと違和感のある軽妙な言い回しも、この年代の少女達に当て嵌め ると素晴らしいテンポとスピード感となり、剣道という表現しにくいスポーツを鮮やかに描ききってます。 内容も決してきれい事ばかりの青春小説とは違い、それぞれの個性をしっかり伸ばしながら成長していく過程を楽しめる作品です。 セブンティーン、エイティーンと続きますが、恐らく本作を読めば全て読まずにいられなくなります。 書店店頭ではメジャーな警察小説で名前を売り、本当は青春小説を売りたかったのでは?と思いたくなるほど、名作だと思います。 | ||||
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