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万能鑑定士Qの事件簿X
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万能鑑定士Qの事件簿Xの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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10冊目の節目に、原点回帰とも言える作品。 新しい読者もすんなり入ってこれる展開 新しい人には、主人公誕生っていう場面に立ち会うことができ、 ハイパーインフレ事件とは、どんなもの? という食指も働くから、1巻へすんなり移れる 最初から読んでいた方には、ここが原点なんだ!という喜びみたいな感じが沸く しかし、その思考法 で、できない 自分の頭の固さには、・・・沈黙するばかり 第1の事件としては、少々でかい山のような気もしますが 気が付けば、吸い込まれてました 頭の良くなる事件簿 今後も期待です | ||||
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筆のエンターテイナー、松岡圭祐の描く万能鑑定士シリーズ第10弾。 万能鑑定士を名乗り始めた莉子だったが、商売はなかなか上手くいかず、毎日人に騙されてばかり。 そんな莉子をどうにかしたいと考えた恩人の瀬戸内陸は、莉子にある思考法を教え始める。 一方、一流美容院チェーン・レティシアの経営者、笹宮麻莉亜は門外不出のはずの社印を使われ、 チェーンのすべてを手放す羽目に陥っていた。社印の謎を解いてレティシアを復活させるために奔走する麻莉亜。 そんな彼女と息子の朋李は、偶然知り合った莉子とともに謎の解明に動きだし……。 前作を除けば、これまでわりと読み切りで進んできたシリーズでしたが、 この作品で体裁を変えてきたように感じました。 もちろん、単体として読んでも面白いのですが、それ以上にシリーズが徐々に繋がる興奮があります。 1、2巻で未曾有のハイパーインフレに陥った日本が、3巻ではごく普通の日常になっていた、 という、シリーズ中最大の謎(?)も、すっきりと説明してくれていて納得できました。 また、この話だけに限ってみても、 ・ひとつしかない社印がなぜか使われているという謎。 ・店を奪われた被害者が、その店の跡地で働く莉子と協力するという設定。 ・大規模な暴力団の巣食う豪華客船の中へ飛び込んでいくスリル。 ・様々なものを完全に論理的に解いていくという思考法の妙。 ・莉子の抱く淡い恋心とその結末。 と、サービスがすぎるぐらいに読みどころが盛りだくさんで楽しめます。 これまでのように本の半ばまで「何も起らない」ということもなく、 頭から最後まで一気に読み進められたのも楽しかったです。 唯一、ラスト前のシーンだけは、初見の人には意味がわからないのでないかな、 と感じました。が、あくまでもシリーズを通して読んでいる人向けのサービスと考えれば問題はないのかもしれません。 なんにしろ、今後が楽しみになる一作でした。 | ||||
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冒頭から第2巻の続きで一気に引きこまれます。 今回も面白いです。本当に十巻目だというのに驚異的に面白いです。 このエピソードで莉子が瀬戸内店長に見せた優しさと厳しさの混じった態度や、 その後の活躍で何を考えていたか判ります。 面白くて知恵がつく、人の死なないミステリ。今回こそまさにその名にふさわしい出来です。 | ||||
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ビギニングの定番に走ったと見せかせて本当に良く出来た話でした。 瀬戸内さんが教えた論理的思考は論理学の「対偶」の応用ですね。 1巻でなぜ莉子が店の移転先を不動産屋さんを通じて探してたのかとか、 なぜ美容サロンみたいな自動ドアだったのかとか、そのへんも判って面白かったです。 | ||||
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シリーズ10作目。今回は1,2巻で起こったハイパーインフレの後日談と莉子の鑑定士として駆け出しの頃のエピソードがメインとなっています。 国家を混乱に陥れたインフレの犯人のその後。シリーズで見せるような鮮やかな解決方法を莉子がいかにして考え出しているかがこの巻で分かります。 1,2巻の犯人であるあの人の処遇はずっと気になっていたのですが、しっかりと描かれていたので納得しました。 万能鑑定士Qシリーズはタイムリーかつ社会性が強い話題を取りこんでいるので、毎回、楽しく読めます。地理的描写がいちいち細かく、警察の機構をしっかりと描いてることも自分にとっては面白いです。20、30代の社会の制度をある程度知った大人向けのライトノベルと言えるかもしれません。 エンターテインメント要素があり、トリビア的な知識を絡ませる松岡先生のセンスは凄いです。しかも、2か月に1回刊行というスピードは感心します。 このスピードのおかげで、前回の内容が容易に思い出せます。 | ||||
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今回の話は1・2の後日談にあたる話だ。 莉子が瀬戸内の説得をし、警察に引き取られるところから物語がはじまる。 さすがは松岡先生だ。 ハイパーインフレ騒動の語られなかった部分(もしくは今巻のためにわざと書かなかったのか?)をうまく利用し、物語を展開させていく。 莉子の頭の良さのルーツ・思考方法のことも丁寧に説明されていたし、シリーズに重要な脇役たちとの出会いも描写されていた。 (個人的ににやりとする場面が多かった) 事件の方も相変わらずよくできた話だったけど、この事件が一番、殺人が起こりそうだったかな(^_^;) 頭が良くなったがために、見えるようになった苦悩。訪れた孤独。それでも前向きに歩こうとする莉子の姿は感動的でした。 最後の莉子の行動は微笑ましかったです。 それにしても、先生は現政権に対して厳しい。 いまの状況ならだれでもそうだろうけれど、まさかハイパーインフレと絡めて痛烈に皮肉るとは(笑) | ||||
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