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春嵐



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春嵐の評価: 4.55/5点 レビュー 11件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.55pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

本当に最後かな?

ロバートBパーカー本人による最後のスペンサーシリーズ「春嵐」を読み終わった。今回もまたいつもどおりのスペンサーです。読んで分かるのは著者がちっとも「死ぬ」なんてことを考えていなかったということです。今回初登場の「Z」はたぶん次回作以降、主要な登場人物のひとりにするつもりだったのではないかと思います。ひょっとしたら、ホークの後継者くらいを考えていたのかも・・・?
 僕はどういう訳かこのシリーズを全て読んでいるので、著者が亡くなったのはとても残念です。正直言って、なんとなく惰性で読んでいただけで、ストーリーはずいぶん前から同じような話ばかりだし、新機軸なんて望むべくもなしといった感じでした。それでも読み続けていたのは、やっぱりスペンサーというキャラクターに魅せられていたからだと思います。客観的にみると全てが独りよがりで身近にいれば随分ウザイだろうと思いますが、それでも自分の哲学を決して曲げないとこや守るべき人のためなら殺人も厭わないといった辺りに嵌ってしまったような気がします。今回の「Z」やポール・ジャコミン同様に僕もスペンサーからたくさんの事を学んだように思います。
 あとがきを読むとシリーズは他の人が引き継ぐようです。パーカーが残した未完の原稿を完成させるだけなのか、まったく新たな新作を発表するのかその辺りはよく分かりませんが、できれば続けてもらって1年に1回くらいスペンサーとその仲間たちに会えればうれしいなと思います。それにしても、このシリーズほとんど「ドラえもん」のようなですね。
春嵐〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕Amazon書評・レビュー:春嵐〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕より
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