春にして君を離れ

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評判

春にして君を離れの評価:

4.48/5点 レビュー 244件。 B ランク

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平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全411件 141〜160 8/21ページ
No.271
(5pt)

鳥肌が立つほどの恐ろしい傑作

クリスティの代表作はあらかた読んでいますが、私は今作がベストと思いました。
歴史に残るミステリのトリックを数多想像した作家が、これほどまでに人間を深く知悉していたということ自体が信じられない奇跡です。
読書中にゾクゾクと鳥肌が立つような感覚を覚えたのは、久々の体験でした。そして、もっとも恐ろしいのはラストです。この顛末をある種の「やさしさ」と解釈する読者のいるのかもしれません。しかし、私は底の見えない不可思議な人の闇をみた気がしました。

…文学であり、ミステリであり、そしてホラー小説です。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.270
(4pt)

なんと意地悪な

最初はとても古臭くてつまらない小説に感じ、そのまま読み進めるかどうか迷ったほどでしたが、作者の悪意(と言っていいと思う)に気づいてからは、夢中で読み終わってしまいました。それにしても、こんな話を書く作者も意地が悪いとは思いますが、ついつい登場人物の不幸を願ってしまう私もまた意地が悪いなあと思わされてしまったのでした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.269
(4pt)

なんと意地悪な

最初はとても古臭くてつまらない小説に感じ、そのまま読み進めるかどうか迷ったほどでしたが、作者の悪意(と言っていいと思う)に気づいてからは、夢中で読み終わってしまいました。それにしても、こんな話を書く作者も意地が悪いとは思いますが、ついつい登場人物の不幸を願ってしまう私もまた意地が悪いなあと思わされてしまったのでした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.268
(5pt)

愛にきわめてよく似たもの

巷で「愛情」と謝って取られがちな心情があって、しかもこいつの厄介なところは、相手の人生も自分の人生も破滅に追いやってしまうという点で愛と正反対の性格を持っていることにある。
 これは、「所有欲」「優越欲」と言われるもので、メンヘラとかモンスターペアレントとか呼ばれる人間が陥りがちな「ニセモノの愛情」なのである。

 今作の主人公「プア・リトル・ジョーン」はまさにこの人間である。
 口では「あなたのため」「子どものため」「生活のため」ともっともらしい先見性をちらつかせている。しかし実際は、夫の職業選択権も娘の恋愛の自由も容赦なく奪いさって、自分の思い通りに操ろうとしているだけなのである。

 いったいなぜなのか?原因は二つ。

 一つは彼女の抱える、病的なまでのナルシシズム。
 「私がブランチのようにならなくてよかった!」
 「ロドニーは先見の明がないから、『有能な私』が導かなきゃ!」
 「娘たちは若いんだから、正常な恋愛なんてできるはずがない!」
 ジョーンはこんな具合に独白する。言葉ではいかにも他人を思いやっているようで、実際はだれもかれもを見下し、ゆえに誰にも心を通わせることがないのだ。
 だって、他人は「自分より下」で当たり前なのだから――。

 もう一つは、自分でさえ気づかない他人への無関心さ。
 ある意味ナルシシズムの延長ともいえるだろうが、彼女はとにかく議論をしない。それは「円滑に会話しているから」などではなく、「すべてをろくに聞かずに突っぱね続けているから」に他ならない。
 どうして夫が弁護士でなく農家になりたがったのか。
 どうして娘がジョーンの思いもよらないような男と交際したのか。
 どうしてブランチが奔放な生活を続けるのか。
 聞けばわかることだ。たとえ理解できなくても尊重ならできるはずなのだ。
 しかしジョーンは、「愚かだからだ」と安易に決めつけ、そして嘲笑するのだ。

 その結果、彼女はどうなったか。

 このあたりが、この小説が「ホラー」と呼ばれるゆえんだろう。
 結論から言えば、ジョーンは思った以上にみんなから疎まれていた。
 夫にはとっくに愛想をつかされ、娘からも距離を置かれ。
 ゆいいつ苦言を呈してくれたブランチさえも、最終的にはまた貶めた。
 ジョーンはこれからもずっと不平を垂れ続ける。真実から目をそらし続ける。

 だからこそ、彼女は「プア・リトル・ジョーン」なのである。

 ……ちなみにこの作品を読んで「女って怖い」という人がいますが、違いますよ。

 女が怖いんじゃないんです。
 「こういう女」が怖いんです。
 そしてこういう男も怖いんですよ……。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.267
(5pt)

愛にきわめてよく似たもの

巷で「愛情」と謝って取られがちな心情があって、しかもこいつの厄介なところは、相手の人生も自分の人生も破滅に追いやってしまうという点で愛と正反対の性格を持っていることにある。
 これは、「所有欲」「優越欲」と言われるもので、メンヘラとかモンスターペアレントとか呼ばれる人間が陥りがちな「ニセモノの愛情」なのである。

 今作の主人公「プア・リトル・ジョーン」はまさにこの人間である。
 口では「あなたのため」「子どものため」「生活のため」ともっともらしい先見性をちらつかせている。しかし実際は、夫の職業選択権も娘の恋愛の自由も容赦なく奪いさって、自分の思い通りに操ろうとしているだけなのである。

 いったいなぜなのか?原因は二つ。

 一つは彼女の抱える、病的なまでのナルシシズム。
 「私がブランチのようにならなくてよかった!」
 「ロドニーは先見の明がないから、『有能な私』が導かなきゃ!」
 「娘たちは若いんだから、正常な恋愛なんてできるはずがない!」
 ジョーンはこんな具合に独白する。言葉ではいかにも他人を思いやっているようで、実際はだれもかれもを見下し、ゆえに誰にも心を通わせることがないのだ。
 だって、他人は「自分より下」で当たり前なのだから――。

 もう一つは、自分でさえ気づかない他人への無関心さ。
 ある意味ナルシシズムの延長ともいえるだろうが、彼女はとにかく議論をしない。それは「円滑に会話しているから」などではなく、「すべてをろくに聞かずに突っぱね続けているから」に他ならない。
 どうして夫が弁護士でなく農家になりたがったのか。
 どうして娘がジョーンの思いもよらないような男と交際したのか。
 どうしてブランチが奔放な生活を続けるのか。
 聞けばわかることだ。たとえ理解できなくても尊重ならできるはずなのだ。
 しかしジョーンは、「愚かだからだ」と安易に決めつけ、そして嘲笑するのだ。

 その結果、彼女はどうなったか。

 このあたりが、この小説が「ホラー」と呼ばれるゆえんだろう。
 結論から言えば、ジョーンは思った以上にみんなから疎まれていた。
 夫にはとっくに愛想をつかされ、娘からも距離を置かれ。
 ゆいいつ苦言を呈してくれたブランチさえも、最終的にはまた貶めた。
 ジョーンはこれからもずっと不平を垂れ続ける。真実から目をそらし続ける。

 だからこそ、彼女は「プア・リトル・ジョーン」なのである。

 ……ちなみにこの作品を読んで「女って怖い」という人がいますが、違いますよ。

 女が怖いんじゃないんです。
 「こういう女」が怖いんです。
 そしてこういう男も怖いんですよ……。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.266
(5pt)

平和な家庭の平和な日常の真実のサスペンス

帯に鴻上尚史の推薦文があったが、その通りの内容だった。アガサ・クリスティ作なので、題名では一般的なサスペンスでは無いと判っていたが、家庭生活を送っている誰にも当てはまりそうな、真実の怖さを感じないわけにはいかなかった。
誰もが経験する日常の危うい真実のミステリー‼ 心に引っ掛かったまま、取れそうにない棘になった。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.265
(5pt)

平和な家庭の平和な日常の真実のサスペンス

帯に鴻上尚史の推薦文があったが、その通りの内容だった。アガサ・クリスティ作なので、題名では一般的なサスペンスでは無いと判っていたが、家庭生活を送っている誰にも当てはまりそうな、真実の怖さを感じないわけにはいかなかった。
誰もが経験する日常の危うい真実のミステリー‼ 心に引っ掛かったまま、取れそうにない棘になった。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.264
(5pt)

春にして君を離れ

クリスティの小説ですが推理小説ではありません
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.263
(5pt)

春にして君を離れ

クリスティの小説ですが推理小説ではありません
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.262
(5pt)

人間は自己を放棄することになかなか承服できない。その絶望は、自己自身であることを望まない絶望なのである。

とても恐ろしい作品である。
その昔読んだときはすごいなーとしか感じなかった。
主人公の年齢もあってむしろ自分のことは置いておいて親に重ねて読んだりしていた。
その主人公の年齢をとうに越した今再読して衝撃を大きく受ける。

自己認知と他己認知がこんなにずれていることはあり得るのだろうか。
本人が選んで夫や家族に与えてきた価値観は家族には何の魅力もなくむしろ苦痛にしかなっていないことが、
本人に家族が向き合うことなく回避し続けることが、
それを本人が全く認識していないことが、
そしてそれを本人が自覚してそのGAPに衝撃を受けても、生活を関係性を変えずに生きて行くことが。

これが自分のことだとするとこんな不幸なことはない。
出来上がってしまったそして変えることが難しい自己を、近しい大切な人にとって少しでもより良いものにできればと感じている。

以前持っていた昭和61年の八刷版には翻訳の中村妙子さんのご本人のインテリジェンスを表すキルケゴールに関するあとがきがありました。
現在の版には存在しないこともあり、一部引用します。
非常に示唆に富んだ内容です。キルケゴール難しすぎて読めないですし。
--------------------------------------
こんな「あとがき」にキルケゴールを持ち出すのはどうかとも思うが、「春にして君を離れ」を読み返しながら私が「死にいたる病」の一節を思い出して、ジェーンの哀れさが人ごとならず身に沁みたのは偽りのないところである。
絶望というものは必ずしも外からの衝撃によらないでも、自省というものを通じて明らかになり得る。
そしてこの自省とともに一種の分離作用が始まって、自分の環境とか、外界、またそこからくるさまざまな影響と本質的に区別されたものとして、
自己自身への注目がはじまる。
ジョーンは友人との何気ない会話をきっかけに、過去の出来事を新たなめで見直す。砂漠の静寂の中で、過去の出来事は一つ一つ息を吹き返し、次から次へと波紋を呼ぶ。
しかし、自制によって自己が自己自身を引き受けようとするとき、自己の必然性の中で多くの困難に遭遇する。
弱き自己はこれらの困難の前で尻込みをする。
さらにまた、自省を越えて、もっと深刻に彼のうちなる直接性を粉砕するようなものが現れるとき、自己は絶望する。
人間は自己を放棄することになかなか承服できない。彼の絶望は、自己自身であることを望まない絶望なのである。
そこで彼は一時難を避けて、危機が過ぎ去るまで待とうとする。そして危機が去ったと知ると、もとの古巣にもどって、かつて自己を捨てかけた、その所からまたはじめようとする、、つまり変わり映えしない自己を引き受けて生きて行くのである。。
--------------------------------------
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.261
(5pt)

人間は自己を放棄することになかなか承服できない。その絶望は、自己自身であることを望まない絶望なのである。

とても恐ろしい作品である。
その昔読んだときはすごいなーとしか感じなかった。
主人公の年齢もあってむしろ自分のことは置いておいて親に重ねて読んだりしていた。
その主人公の年齢をとうに越した今再読して衝撃を大きく受ける。

自己認知と他己認知がこんなにずれていることはあり得るのだろうか。
本人が選んで夫や家族に与えてきた価値観は家族には何の魅力もなくむしろ苦痛にしかなっていないことが、
本人に家族が向き合うことなく回避し続けることが、
それを本人が全く認識していないことが、
そしてそれを本人が自覚してそのGAPに衝撃を受けても、生活を関係性を変えずに生きて行くことが。

これが自分のことだとするとこんな不幸なことはない。
出来上がってしまったそして変えることが難しい自己を、近しい大切な人にとって少しでもより良いものにできればと感じている。

以前持っていた昭和61年の八刷版には翻訳の中村妙子さんのご本人のインテリジェンスを表すキルケゴールに関するあとがきがありました。
現在の版には存在しないこともあり、一部引用します。
非常に示唆に富んだ内容です。キルケゴール難しすぎて読めないですし。
--------------------------------------
こんな「あとがき」にキルケゴールを持ち出すのはどうかとも思うが、「春にして君を離れ」を読み返しながら私が「死にいたる病」の一節を思い出して、ジェーンの哀れさが人ごとならず身に沁みたのは偽りのないところである。
絶望というものは必ずしも外からの衝撃によらないでも、自省というものを通じて明らかになり得る。
そしてこの自省とともに一種の分離作用が始まって、自分の環境とか、外界、またそこからくるさまざまな影響と本質的に区別されたものとして、
自己自身への注目がはじまる。
ジョーンは友人との何気ない会話をきっかけに、過去の出来事を新たなめで見直す。砂漠の静寂の中で、過去の出来事は一つ一つ息を吹き返し、次から次へと波紋を呼ぶ。
しかし、自制によって自己が自己自身を引き受けようとするとき、自己の必然性の中で多くの困難に遭遇する。
弱き自己はこれらの困難の前で尻込みをする。
さらにまた、自省を越えて、もっと深刻に彼のうちなる直接性を粉砕するようなものが現れるとき、自己は絶望する。
人間は自己を放棄することになかなか承服できない。彼の絶望は、自己自身であることを望まない絶望なのである。
そこで彼は一時難を避けて、危機が過ぎ去るまで待とうとする。そして危機が去ったと知ると、もとの古巣にもどって、かつて自己を捨てかけた、その所からまたはじめようとする、、つまり変わり映えしない自己を引き受けて生きて行くのである。。
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春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.260
(4pt)

このような小説も良いかな

今年の初めに英国の石黒さんの小説を読んだ。普段読まないジャンルだが、面白かった。だから、たまにはこの様なジャンルの小説も良いかなと思い購入した。じっくりと読み通したいと思う。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.259
(4pt)

このような小説も良いかな

今年の初めに英国の石黒さんの小説を読んだ。普段読まないジャンルだが、面白かった。だから、たまにはこの様なジャンルの小説も良いかなと思い購入した。じっくりと読み通したいと思う。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.258
(5pt)

読み手まで巻き込まれます

クリスティーの本は何冊も読んでいますが、殺人事件が起きないのでこの作品は敬遠していました。
しかし評価が高いので読んでみたら、まさかのこれがクリスティー作品の中で一番のお気に入りに。

子育てを終えた中年女性である主人公が、過去の自分の言動を振り返る、ただそれだけの話です。
しかし次第に不安感に襲われ、追い詰められていく描写が見事です。
そしてこの主人公の過去の言動が、読み手である私自身の過去にもあるのではないかと気付くと、急に背筋がゾッとしました。
今まで意識していなかった心の奥底を抉られたような感じでした。

主人公の心の変遷に読み手まで巻き込んでしまう、人間の本質を描いた傑作でした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.257
(5pt)

読み手まで巻き込まれます

クリスティーの本は何冊も読んでいますが、殺人事件が起きないのでこの作品は敬遠していました。
しかし評価が高いので読んでみたら、まさかのこれがクリスティー作品の中で一番のお気に入りに。

子育てを終えた中年女性である主人公が、過去の自分の言動を振り返る、ただそれだけの話です。
しかし次第に不安感に襲われ、追い詰められていく描写が見事です。
そしてこの主人公の過去の言動が、読み手である私自身の過去にもあるのではないかと気付くと、急に背筋がゾッとしました。
今まで意識していなかった心の奥底を抉られたような感じでした。

主人公の心の変遷に読み手まで巻き込んでしまう、人間の本質を描いた傑作でした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.256
(5pt)

栗本薫氏の解説もとても良かった

あなたの目を通して見た世界、あなたの目を通して見た周囲の人々は、本当にあなたの解釈した通りに存在し、行動し、感情を持ち、あなたが定義づけた通りにあなたを扱ってくれているのでしょうか? 本当に???

なんとも地味な筋書きなんです。けれどこれは、探偵役も、犯人役も、被害者役も主人公という立派なミステリー。その要のトリックは、人間の傲慢な自意識。だからこの小説はきっと、千年経っても廃れないことでしょう。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.255
(5pt)

栗本薫氏の解説もとても良かった

あなたの目を通して見た世界、あなたの目を通して見た周囲の人々は、本当にあなたの解釈した通りに存在し、行動し、感情を持ち、あなたが定義づけた通りにあなたを扱ってくれているのでしょうか? 本当に???

なんとも地味な筋書きなんです。けれどこれは、探偵役も、犯人役も、被害者役も主人公という立派なミステリー。その要のトリックは、人間の傲慢な自意識。だからこの小説はきっと、千年経っても廃れないことでしょう。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.254
(5pt)

真実を見えてない私達への本

表面に見えている部分が真実だと疑わない。テレビの言うことや、新聞の書くこと、政府の言い分、いわゆる常識、これを信じていたら戦争に突入したり、気候変動が起きたりする。この小説こそ現代の常識がコロコロ覆っている我々が読むべきではないか、そんな風に思う。多分こんな主人公の様な人、世の中の殆どの人は死んだ時に全てを気づいてそして去っていくのだろう。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.253
(5pt)

真実を見えてない私達への本

表面に見えている部分が真実だと疑わない。テレビの言うことや、新聞の書くこと、政府の言い分、いわゆる常識、これを信じていたら戦争に突入したり、気候変動が起きたりする。この小説こそ現代の常識がコロコロ覆っている我々が読むべきではないか、そんな風に思う。多分こんな主人公の様な人、世の中の殆どの人は死んだ時に全てを気づいてそして去っていくのだろう。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.252
(5pt)

ささやかな慰めに

既婚男性にぜひ読んでいただきたい。あなたの奥さんは主人公よりいい奥さんだろうか。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813