春にして君を離れ

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春にして君を離れの評価:

4.48/5点 レビュー 244件。 B ランク

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平均点4.48pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全411件 41〜60 3/21ページ
No.371
(5pt)

やっぱ、すげぇ作品ですわ、これ。アガサ・クリスティーの味わい深い名品だと思います。

あらゆる物事を、自分の見たいようにしか見ることができないこの人は、なんとかならないものだろうか。抹殺できるものであれば、この登場人物、本書の語り手であるジョーン・スカダモアを亡き者にして、彼女に苦しめられた人たち(特に、家族たち!)を解放してやりたい、その人らしい自由さを取り戻してあげたいと、ジョーンの回想話を聞きながら、そんな思いにとらわれました。
本の読み手の〈私〉が、登場人物のひとり、それも主役と言うべき〈語り手〉を殺すという、これは実に風変わりな〝殺人〟小説であるのかもしれない、なんてね。

本書の111頁。ジョーンの夫のロドニーが、某女性の墓碑銘を読み上げるシーンで、なぜともなく涙があふれてきて、止まりませんでした。物事の上っ面(うわっつら)しか見ることができない、それも自分に都合のいいようにねじ曲げてとらえる語り手・ジョーンの回想によって、実際にその水面下で起きていたドラマが浮かび上がってきて見えるというのは、実に不思議な読み心地でした。クリスティー一流の話術、ストーリーテリングの妙に魅せられました。

かなり以前に読んで「これ、すげぇ傑作じゃないか!」と驚き、と胸を突かれた作品。
やはりこれ、しみじみ胸に迫るものがある、味わい深い名品と言うしかありません。
栗本 薫さんの巻末「解説」も、実に読みごたえのある真摯な文章なんだなあ。ぐいと胸を突かれましたわ。

未読の方には、せひとも読んでほしい一冊。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.370
(5pt)

やっぱ、すげぇ作品ですわ、これ。アガサ・クリスティーの味わい深い名品だと思います。

あらゆる物事を、自分の見たいようにしか見ることができないこの人は、なんとかならないものだろうか。抹殺できるものであれば、この登場人物、本書の語り手であるジョーン・スカダモアを亡き者にして、彼女に苦しめられた人たち(特に、家族たち!)を解放してやりたい、その人らしい自由さを取り戻してあげたいと、ジョーンの回想話を聞きながら、そんな思いにとらわれました。
本の読み手の〈私〉が、登場人物のひとり、それも主役と言うべき〈語り手〉を殺すという、これは実に風変わりな〝殺人〟小説であるのかもしれない、なんてね。

本書の111頁。ジョーンの夫のロドニーが、某女性の墓碑銘を読み上げるシーンで、なぜともなく涙があふれてきて、止まりませんでした。物事の上っ面(うわっつら)しか見ることができない、それも自分に都合のいいようにねじ曲げてとらえる語り手・ジョーンの回想によって、実際にその水面下で起きていたドラマが浮かび上がってきて見えるというのは、実に不思議な読み心地でした。クリスティー一流の話術、ストーリーテリングの妙に魅せられました。

かなり以前に読んで「これ、すげぇ傑作じゃないか!」と驚き、と胸を突かれた作品。
やはりこれ、しみじみ胸に迫るものがある、味わい深い名品と言うしかありません。
栗本 薫さんの巻末「解説」も、実に読みごたえのある真摯な文章なんだなあ。ぐいと胸を突かれましたわ。

未読の方には、せひとも読んでほしい一冊。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.369
(5pt)

竹久夢二の次男画伯のカバー絵

内容は皆さんが感想を書いておられる通り傑作ですね。
アガサはこの作品を1週間で書き上げ一語も訂正せずそのまま出版したとのことで
本当にすごい作家だったなと改めて思う。
竹久夢二の次男の竹久不二彦画伯の描かれたカバー絵もジョーンの心象風景が見事に表現されていて昔一度手放したこの同じ本を再度購入できて良かった。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.368
(5pt)

竹久夢二の次男画伯のカバー絵

内容は皆さんが感想を書いておられる通り傑作ですね。
アガサはこの作品を1週間で書き上げ一語も訂正せずそのまま出版したとのことで
本当にすごい作家だったなと改めて思う。
竹久夢二の次男の竹久不二彦画伯の描かれたカバー絵もジョーンの心象風景が見事に表現されていて昔一度手放したこの同じ本を再度購入できて良かった。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.367
(5pt)

竹久夢二の次男画伯の表紙が素晴らしい

内容は皆さんが感想を書いておられる通り傑作だと思う。
アガサはこの作品を1週間で書き上げ一語も訂正せずそのまま出版したらしい。
カバー絵はあの竹久夢二の次男の竹久不二彦画伯。抒情的で印象深い。
昔一度手放したこの本を再度購入できて良かった。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.366
(5pt)

本当に中古良品だった

少し古く、メジャーな本でもないので、図書館にもなかったです。思いがけずアマゾンで中古で安く手に入りました。本の内容はもちろん感動したのですが、なかなか手に入らなかった本が、こんなにも迅速に私のところにやってきたことにも感動しました。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.365
(5pt)

本当に中古良品だった

少し古く、メジャーな本でもないので、図書館にもなかったです。思いがけずアマゾンで中古で安く手に入りました。本の内容はもちろん感動したのですが、なかなか手に入らなかった本が、こんなにも迅速に私のところにやってきたことにも感動しました。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.364
(5pt)

さすがアガサクリスティ

推理小説では有りませんが、内容はさすがアガサクリスティだなぁと感じました。とても読み易くて、イメージが浮かび易いと思いました。訳された方の力量なんでしょう。最後はどうなるのかなぁと思いましたが、こういう所は推理小説的な感じも受けました。最近の母娘の葛藤問題なんかを考えると、読者の中には身に覚えのある方も出るかも知れません。一冊一冊、凝っていて、本当に外れのない作家だと思います。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.363
(5pt)

さすがアガサクリスティ

推理小説では有りませんが、内容はさすがアガサクリスティだなぁと感じました。とても読み易くて、イメージが浮かび易いと思いました。訳された方の力量なんでしょう。最後はどうなるのかなぁと思いましたが、こういう所は推理小説的な感じも受けました。最近の母娘の葛藤問題なんかを考えると、読者の中には身に覚えのある方も出るかも知れません。一冊一冊、凝っていて、本当に外れのない作家だと思います。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.362
(5pt)

冷水をあびせられ

読了後、すぐに風呂に入ったが全く温まらなかったのはこの本のせいです。

あらすじを知り興味を持ち読み始めました。
主人公はいけ好かないです。
ですがどうも読み進めるうちに俗に言う『ざまぁ』系の気配を感じ下世話な気持ちが早り、ページを捲る手が止めらません。

よくもまぁこんなつらつらと移り変わる心情や情景、会話が描けられるなと思い面白くて迎えるラストスパート。
山場を終え最後の最後。

冷水を頭からぶっかけられました。
いつからこの主人公が自分とは違うと錯覚していた?
憐れなるジョーン。そして私。

このレビューを読んでいる方が私と同じ感想を持つかは知りませんがいずれにせよむちゃくちゃ面白いのでおすすめです。

アガサ・クリスティ、友だちにはなれないけど読破したいなと思います。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.361
(5pt)

冷水をあびせられ

読了後、すぐに風呂に入ったが全く温まらなかったのはこの本のせいです。

あらすじを知り興味を持ち読み始めました。
主人公はいけ好かないです。
ですがどうも読み進めるうちに俗に言う『ざまぁ』系の気配を感じ下世話な気持ちが早り、ページを捲る手が止めらません。

よくもまぁこんなつらつらと移り変わる心情や情景、会話が描けられるなと思い面白くて迎えるラストスパート。
山場を終え最後の最後。

冷水を頭からぶっかけられました。
いつからこの主人公が自分とは違うと錯覚していた?
憐れなるジョーン。そして私。

このレビューを読んでいる方が私と同じ感想を持つかは知りませんがいずれにせよむちゃくちゃ面白いのでおすすめです。

アガサ・クリスティ、友だちにはなれないけど読破したいなと思います。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.360
(5pt)

クリスティーの最高傑作?

原田ひ香の作品の登場人物がこれをベタ褒めしていたので読んでみました。なるほど。推理小説とは違うドキドキ感があって、人間の賢さとか豊かさとかのとらえかたについて、とても深い考察があると思いました。知らぬは本人ばかりなりかぁ。でもそれを見直すよりは、否定しないで埋没したほうがラクだったりもするのが人生ってもんなのかなぁ。怖い怖い。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.359
(5pt)

クリスティーの最高傑作?

原田ひ香の作品の登場人物がこれをベタ褒めしていたので読んでみました。なるほど。推理小説とは違うドキドキ感があって、人間の賢さとか豊かさとかのとらえかたについて、とても深い考察があると思いました。知らぬは本人ばかりなりかぁ。でもそれを見直すよりは、否定しないで埋没したほうがラクだったりもするのが人生ってもんなのかなぁ。怖い怖い。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.358
(4pt)

頼りない語り手による自省録の物語

アガサ・クリスティのミステリ小説は実は一冊も読んだことがないのだが、殺人事件は起きないがとても面白いらしいというこの本のことをネットで見て、読み始めてみた。

特に事件といった事件も起きないし、せいぜい家族やご近所の噂話のようなレベルに留まる程度なのだが、ページを捲ればめくるほど、この頼りない語り手の粗のような部分が明らかになってきて面白い。

ただ、最初は読者にその語り手の実際の性格などが彼女の周りの人物とのやり取りで浮き彫りになるものの、それを本人がだんだんハッキリと自覚していく、というのが特段推理しなくても分かるレベルで明らかなのでそこまでミステリ的要素はないと思った。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.357
(4pt)

頼りない語り手による自省録の物語

アガサ・クリスティのミステリ小説は実は一冊も読んだことがないのだが、殺人事件は起きないがとても面白いらしいというこの本のことをネットで見て、読み始めてみた。

特に事件といった事件も起きないし、せいぜい家族やご近所の噂話のようなレベルに留まる程度なのだが、ページを捲ればめくるほど、この頼りない語り手の粗のような部分が明らかになってきて面白い。

ただ、最初は読者にその語り手の実際の性格などが彼女の周りの人物とのやり取りで浮き彫りになるものの、それを本人がだんだんハッキリと自覚していく、というのが特段推理しなくても分かるレベルで明らかなのでそこまでミステリ的要素はないと思った。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.356
(5pt)

主人公の頭の中だけでほぼ物語が進行する

主人公のほぼ回顧録なんだけど、よくもそれだけでここまで面白くなったなあと思った。

ちょっと旧字体が多いのと、言い回しも独特なので、すんなりと読むのが難しい部分もあったけど、
kindleのおかけでなんとか助かった^^;
単行本であったら、結構苦労したはず。

主人公の考えや人柄、また、客観的に見た主人公像というのも想像しやすかった。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.355
(5pt)

主人公の頭の中だけでほぼ物語が進行する

主人公のほぼ回顧録なんだけど、よくもそれだけでここまで面白くなったなあと思った。

ちょっと旧字体が多いのと、言い回しも独特なので、すんなりと読むのが難しい部分もあったけど、
kindleのおかけでなんとか助かった^^;
単行本であったら、結構苦労したはず。

主人公の考えや人柄、また、客観的に見た主人公像というのも想像しやすかった。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.354
(5pt)

アガサの中で一番好きな作品

ものすごくムカつく主人公だけど、もしかして自分にもあてはまるのでは。。。
と考えさせられる。時々立ち返って読みたい作品。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813
No.353
(5pt)

アガサの中で一番好きな作品

ものすごくムカつく主人公だけど、もしかして自分にもあてはまるのでは。。。
と考えさせられる。時々立ち返って読みたい作品。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫 NV 38)より
4150400385
No.352
(5pt)

語り部への嫌悪感と、その反動としての面白さ

「そして誰もいなくなった」「アクロイド殺し」に続いて読了。先の二作とは趣が異なり、そもそもジャンルすら違った。あらすじもろくに読まない自分が悪いのだが、今は何とも言えぬ読後感に包まれている。 読み進めるうちに語り部ジョーンへの嫌悪感は募っていった。恐らく作者の意図通りの心理的な変化なのだろうと思う。読んだのが20代前半までならその感情は最後まで変わらなかっただろう。しかし30代も半ばに迎え、ジョーンの精神的に狭量な部分や弱さを一概に責める気にもなれず、夫ロドニーの態度も理解できる様な気がした。
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) Amazon書評・レビュー: 春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300813