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海の底
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海の底の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 41~60 3/7ページ
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事件そのものは私には突飛過ぎ、当初は購入をやめていました。けれど「クジラの彼」を読み返しているうちにどうしても彼らの話を読みたくなって購入しました。買ってよかったです。 | ||||
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『空の中』、『塩の街』に比べれば、自衛隊(機動隊も)の活躍がかなり描き込まれている感じがしました。今回のお膳立ては、巨大人喰いエビと、潜水艦に閉じ込められた子どもたち。でも例によって作者が書きたいのはそこではなく、人間社会の歪みだったり、おやくそくの恋愛物語だったり。 ああ、濃いお茶がほしい。 | ||||
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すごく好きです。主人公たちもかっこいいけど有川さんの本で一番好きなのは、オヤジたちのかっこよさです。 海の底は、そこが一番の魅力だと思います。 脇役で、決して派手でではないけどこういう人たちに支えられて自衛隊も活躍できる。しかもそれがわかっている自衛隊のかっこ良さにも惚れます。 現実でもそうなんだろうと納得しました。マスコミの発表の裏に隠されている事実を今の人はどれぐらい分かっているんだろう、と考えさせられました。 派手な場面は、無いですけどジワーとくるかっこ良さが快感です。 | ||||
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自衛隊三部作の3作目。 横須賀に巨大甲殻類が来襲し、市民を襲い食ってしまうというちょっと陰惨な部分もある話だ。この甲殻類は深海に生息するサガミ・レガリスが巨大化したものだが、深海探査船が間違って沿岸部に持ち込み、深海の高水圧からの解放と豊富な栄養分によって巨大化したという設定だ。横須賀に集まったのは、真社会性生物であり群れで行動することとと、潜水艦のソナー音が女王エビの音波と同じだったからという理由で、ひょっとすると現実に起こりえるかもしれないと思わせる。 ちょうど桜祭りが開催されており、横須賀基地が開放されている時に事件が起こり、潜水艦『きりしお』に逃げ込んだ少年少女達が、乗組員と協力して脱出を図るという話だが、中にひねくれた少年圭介がいて、乗員の夏木と冬原を悩ませる。結局この圭介は子離れできない過保護な母親によって性格がひずんでいたということだ。また、唯一の女の子森生望と一見無愛想な夏木の関係も、このシリーズでお決まりの恋愛話として展開する。数年後、望が防衛省にキャリア官僚として就職し、横須賀基地で夏木と再会するシーンが見ものだった。また、神奈川県警警備課の明石警部と、警視庁の烏丸参事官とのからみも面白い。 なお、夏木と冬原の番外編が載っている「クジラの彼」も発刊されているとか。著者の作品は相互にいろいろと関連性があるようである。 | ||||
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先に「クジラの彼」を読んだので、ラブコメかと思って読み始め、想定外の展開にショックをうけました。 主人公の冬夏コンビが実にいいキャラでかかれており、物語の展開とあいまって惹きつけられる。 自衛隊3部作と呼ばれる中では、これが一番好きです。 オススメは「クジラの彼」の表題作(冬原の物語)だけを先に読んで、「海の底」を読み、後で「クジラの彼」の中の夏木の物語を読むのがいいと思います。その方が冬原の性格をより把握できるので「海の底」の冬原を正しく解釈できると思います。 | ||||
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自衛隊やSFにはあまり興味がないがそんな枠を超えた作品なので一気に読めました。 | ||||
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読んだ後の爽快感は「塩の街」や「空の中」の方が上ですが、この作品の売りは正体不明の怪物を相手に命がけで戦う機動隊員の戦いの熾烈さ、潜水艦「きりしお」に立て篭もった若き自衛官と子供たちが描く人間ドラマでしょう。恋愛も夏木自衛官と森生望だけで、複数のカップルが成立することが多い有川作品のなかでは抑えられている方ではないでしょうか。 怪物と機動隊の戦いは、本当はドキュメンタリーなのではないかと疑うほど真実味を帯びており、戦いの熾烈さ、指揮官の苦悩がそのまま伝わってきます。中でも現場の犠牲を理解しない上層部に対する何とも言えない気持は誰もが共感してしまうでしょう。 一方、潜水艦内での二人の若手自衛官が子供のお守りに手を焼く様子は、彼らの未熟さがよく描かれています。もう少し艦内の緊迫した雰囲気が描かれていたらとも思いますが。艦内のドタバタを通し子供たちとともに彼らが成長していくさまが、本作一番の魅力であると思います。 オチは大体予想がついてしまう展開あり、なおかつ読み進めていくうちにそうであるようにもっとも期待した形のオチでした。 ベタな展開はベタすぎるゆえにイイ。そんな終わり方だったと思います。 | ||||
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シリーズじゃないけど、一気に読んでしまいました。ヒットですね~~なんでも読む私ですが、あたりでした。 | ||||
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塩の街,空の中との3部作との事。 塩の街を読み始めた頃,空の中と海の底を買いました。 塩の街も、出だしがあまりにも悲しく, 1週間先が読めませんでした。 空の中をその間に読み始めました。 ちょっと重いので、他の有川浩の作品を先に読み始めました。 海の底を、同時に読み始めました。 出だしが余りにも悲しく,3週間、ほとんど先に読み進めませんでした。その間に「くじらの彼」を読みました。こちらは、軽めで、さくっと読めました。海の底の続編相当のようでした。 有川浩が、何のためにこういう作品を書いているのかがナットク出来ていない間は、ほとんど先に進みませんでした。 登場してくる学生たちが、他の作品に登場するような子供達でした。子供達が出て来るところは読めるようになりました。 海自(海上自衛隊)の隊員が出てくる物語をいくつか読んで,登場人物に馴染んできたので、少しづつ読み進んでいます。 自衛隊は軍隊の一種なので、人が死ぬことに関係する仕事であることは間違いないと思います。 それでも人が死ぬ理由がわからないまま、先に進むことはななかな難しく,全部,読み進めることができないでいます。 全部読み終わったら,また書きに来ます。 ps. なんとか最後まで読みました。 甘い話を書きたいために、最初残酷な話にしたのだろうか。 ちょっとついていけてませんでした。 登場人物の中で,有川浩は誰だろうと考えました。 まず、森生望。女性であるし、しっかり者。 次に,木下玲一。軍事御宅。 参考文献がしっかりしています。 軍事御宅でなければ、ここまできちんとしたものは揃えられないのではと思います。入手性を考慮してamazon.co.jpで一覧にしてみました。 http://www.amazon.co.jp/lm/RVRWP68NRIJDF/ 1冊,すでにamazon.co.jpでは入手できないので代替のものを一覧にいれておきました。 時事通信社と共同通信社の資料を参照するなど、均衡が取れています。 時事の題材は、一人の著者,一つの出版社に偏っています。話の流れの均衡上やむをえないかもしれません。 | ||||
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海の底は、自衛隊三部作というだけあって戦闘シーンが多いです。 海から突如現れ、横須賀を襲う魔物、巨大甲殻類レガリスとの闘いは壮絶極まりない。 住民はレガリスに殺され、それを守ろうとする自衛官や機動隊も負傷したり、殺されたりしていきます。 生々しい描写も少なくなくて、そこは読むのがしんどい部分ではあるのですが、そこを超えると俄然面白くなりますね。 でも、作者が本当に描きたい部分というのは戦闘シーンではないのだろうなと思うんです。 そこから見えるもの、そこから変わるもの、そこで生まれるものを本当は見て欲しいし、知って欲しいし、共感して欲しいって思っているような気がするのです。 集団の中での派閥あり、結託あり、思惑あり、中立や決裂、再構築あり・・・。 極限の状態であるからこそ短い期間の中で子どもたちの感情の揺れ動きや成長が激しいんでしょうね。 いびつなものが丸くなったり、隠れていたいたものが表に出てきたり、そういうものを見せられるのが何よりもこの物語を読む醍醐味なのかなと思うのです。 | ||||
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短編集「クジラの彼」を読んでから読みました。 巨大甲殻類と言いますと、何やらジブリを思い浮かべてしまいそうですが。 その甲殻類の大群が押し寄せてきたせいで、潜水艦に取り残されてしまった自衛隊員、夏木と冬原。そして子供たち。 救助が来るまでの艦内で繰り広げられるドラマ。 望ちゃんの女一人の心細さは、どれだけのものだろうかと考えてしまいました。 また、そんな中での夏木の不器用ながらもの優しさ。 そんな状況だったら、誰でも年上の男性に心惹かれるのでしょうねえ…。 ハラハラする部分もありつつ、心がほんわかとする部分もありつつ、自分もその艦内にいるような気分で読んでいました。 現実味はないのかもしれませんが、とても興味深い作品だと、私は思います。 もし、私のように「クジラの彼」を先に読んだ方は、是非「海の底」、「空の中」も読んでみてください! 有川作品が好きなら、きっとその世界も楽しめると思いますよ。 | ||||
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突拍子もない?設定のパニックものの話でありながら、恋愛・人間模様・社会風刺など・・・様々な要素をリアルに含んでおり、決して飽きることがない!(巨大甲殻類 vs 自衛隊&警察&海保&米軍&研究者&軍事オタw) 流石、『自衛隊三部作』といったところかw 有川浩さんには、どんどん続編を作っていただき『自衛隊100部作』くらい狙ってほしいですw 自衛隊ものの話にはなかなかない「女性視点」というのも、女性作家さんならではだと思います。 男の自分が読んでいて、「男ではこう思う部分を、女性はこういう場面ではこういうことを感じ・考えるのか…」と勉強にもなりました。 「塩の街」「空の中」「海の底」全てが、自衛隊ファンのみならず、比較的誰でも楽しめる作品だと思います! | ||||
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ある図書館で高校生によるお薦め本、題して「大人こそこれを読め!」の中の1冊にあったので読み始めました。 今時の高校生がどんな本を大人に読んで欲しいと考えるのか、2人の男児の母として興味があったのです。作者や作品について何の事前情報も得ないまま読み始めました。 はじめ、マンガのような設定に少し驚き、また450ページという長編ものなのもあって少し気持ちがひいたのも事実。でも、登場人物の一人ひとりがとても魅力的なこともあってどんどん読み進んでいきました。 読むほどに、この本を大人に読んで欲しいと希望した高校生の気持ちが手に取るように分かってきました。 この本の魅力は、何といっても、主要登場人物のキャラクターにあると思います。潜水艦乗員の夏木、冬原。明石警部。烏丸警視正。 人間の芯が一本通っている人間。優等生でない。しかし非常時の冷静さ・先見性・判断力・行動力にすぐれている。仕事へのプライド。そして人への優しさ。そんなものを満たした大人が何人も出てくる。そう、ここに出てくる人たちはどちらかというとみんなアウトロー。それがまたカッコいい! そして、あり得ない状況の中に押し込まれた子供たちが、それぞれの成長を見せてくれるのです。 登場してくる信頼に足る大人たち、それから成長・進化過程のティーンエイジャー、おそらくその両方に共感している高校生がこの本を推薦してくれたのだと思うと本当に嬉しく思います。 既存の概念や社会的な地位、そんなものにふりまわされたり固持しようと思わない、勇気ある、大人。そしてそんな人たちに触れ成長していく子供たち。魅力的です。 主人公のうちの一人、望がそうであったのと同じように、夏木さんを私も好きになっちゃうな〜。 2晩で読みました。思ったことを声に出したい。迷いなく生きたい。本当の自分を隠さず、偽りなく生きたい。そんな風に思う人に私はこの本をお薦めしたいと思います。 | ||||
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海の底の生物が攻めて、その生物との攻防を描いた作品。 生物が大きくなった理由は都合がよい。 それ以外は論理的に違和感は感じない。 ラストは涙が浮かんだ。 | ||||
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有川浩さんの「自衛隊三部作」といわれる作品の三番目です。それぞれに関連はないです。ただ、テーマ性は一貫していて、自衛隊の隊員が主人公(今回は海自の問題児二人)であること、未確認異性体がいわゆる敵(今回はばかでかいザリガニもどき)であること、かわいくて少し我の強い女子(今回は思春期の女子)がからむことがお約束です。3作全部読みましたが、現実味はこの作品が一番強かったように思います。 警察が未確認異性体を相手にして死人を出さないと自衛隊の持っている権限その他を引きずり出せないという、あまりに現実味のある設定(未確認異性体をちがう物にあてはめてみよう)と情報収集のために警備課の警部が一般の国防オタとメールをするくだりなど、現代のメディアやこの国の抱える現状を見事にかつうまく筋立てにちりばめているのはさすがです。あと、ラノベ特有の甘さは控えめなので、恋愛に関する表現などが甘すぎていやだという向きにもこれはオススメです。 子供たちがばかでかいザリガニもどきに襲われそうになって海自の問題児二人と潜水艦に避難することになります。 この海自二人がかっこいいんですよ・・・果たすべき役割を果たすことの潔さを彼らは教えてくれます。 長編なのに安っぽい映画よりもはまります。 | ||||
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有川浩の自衛隊シリーズ・海上編。 自衛隊3部作はいずれも甲乙つけがたい面白さなのだが、あえてランクを付けるとすれば、 『塩の街』→『海の底』→『空の中』といった順になるだろうか。 ラブストーリーを根幹にしていた『塩の街』、未確認生命体とのふれあいを描いた『空の中』とはまた異なり、 本書は人間を襲う生命体と警察官との攻防、潜水艦という特殊空間に閉じ込められた子供たちの諍いを描いたヒューマンドラマになっている。 主人公である直情径行型の夏木と慇懃無礼な冬原という好対象なコンビのやりとりや温度差の描写が面白く、 また、民間人を守るために自ら盾になっていった艦長が非常に熱い!など、男衆がとても魅力的に描かれている。 有川浩お得意のラブコメ度は低めだが、潜水艦からの脱出劇の方が手汗握る展開で面白かったので、 糖分はこのくらいの塩梅で十分かなという感じ。 ベタ甘なストーリーが楽しみたければ、自衛隊ラブコメ短篇集の方をおススメする。 | ||||
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巨大な甲殻類と聞くと、ずいぶん幼いストーリーを連想させられるところだけど、 リアリティある自衛隊・機動隊の描写に、ぐいぐいと話に引き込まれていく。 だけど見せ所はそこではなく、ベタすぎるほどベタな青春模様。 女性慣れしていない不器用な自衛隊員と自分をうまく解放できない女子高生の お話なんだから、もう鉄板です! | ||||
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読み始めてグロテスクな描写にビックリした。これ絶対映像化したらR15指定はいるだろうな。艦長がレガリスに食われて片腕だけ艦内に落とされるところとか、国体に出場したことのある機動隊員が(警察官だったかな?)ぜんそくの子供の吸入器を取りに戻り足を切断されてしまうとか残酷だったがだからこそレガリスをケッチョンケッチョンにやっつけている自衛隊の描写も欲しかった。 始めはこれは昔の外国映画にあるパニック物か?とそんな大きなざりがにって・・・と思ったが先を読まずにいられない(おかげで電車降り損ねた事も。) 潜水艦に子供と残った夏木と冬原も魅力的な人物だけど根性悪の中3の圭介も気になる存在でした。思春期の男の子が自分の淡い恋心までも母親の影響によってつみ取られ相手の女の子に辛くあたって(そんななまやさしさではなかったが)いった経緯が母親の子供に与える影響を恐ろしいくらいに書かれて感心した。圭介も最後は自分の母親の過ちに気づき、踊らされていた自分を反省して自衛官が処分されなくて済むようにわざと自分が大げさに悪者になって庇うとか心の成長が見えて「これでこの子もこの先軌道修正されて立派な男になるだろうとホッと温かい気持ちになった。で、今は「空の中」を読んでいます。絶対自衛隊3部作は読んでおかないと! | ||||
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人間大の巨大海老が大量発生して人を襲う、と荒唐無稽な設定の本作品だが、それ以外はかなりリアルなディテールを持っている。巨大海老に対する警察の無力さと自衛隊の圧倒的な強さは現実はこうなんだろうなぁ、とつぶやくしかない。しかし、自衛隊はよほどのことなければ防衛出動できないのも現実だろう。そのバランスは、ありきたりの設定のテレビドラマよりよほどリアリティを感じる。 作者や本書の出自がライトノベルであることを割り引いても、大人が楽しめるエンターテイメントであろう。面白かった。 | ||||
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巨大ザリガニが襲ってくるというありえない設定なのに、その他の描写に リアリティがあり、違和感なく読ませるのはさすが。 それに、毎度のことながら、登場人物が魅力的です。 主人公の二人はもちろん、脇を固める皆さんもしっかり働いています。 エンディングは若干少女漫画ですが、まあ、ありですね。 | ||||
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