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空の中
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空の中の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 21~40 2/6ページ
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タイトルの通りの作品で、私は楽しく読めました。いつか映像化したものを観たくなるような作品で、良くここまでディテールにこだわりつつファンタジーな作品を描けるなあ、と思う佳作です。 キャラ設定やテーマについては好き嫌いが分かれるかもしれませんが、読んで気持ちのよい作品で、何か懐かしい気持ちにさせる佳作なので、一読をオススメします。長めですが、テンポよくすっと読めると思います。 | ||||
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日本初の超音速ジェット機が試験飛行中に謎の爆発事故を起こす。さらに自衛隊の戦闘機も急上昇中に爆発炎上。民間機の事故調査委員会の男と上官 をこの事故で亡くした女性パイロットが事故調査に乗り出し、発見したものは?一方、この自衛隊機事故で亡くなったパイロットの息子が、高知の海岸で見 つけた謎の生命体。大空を舞台にした壮大なファンタジーではあるが、実際この作品を読ませるのは、スパクタクル的な要素ではなく、地上で繰り広げられ る人間劇、特に女性パイロット光稀と、事故調査委員である高巳との不器用な愛であり、パイロットの息子瞬と幼馴染の佳江との、これも歯がゆいほど切な い恋愛劇だと思う。 さらに、本編が終わった後に付録のように付いている「仁淀の神様」は、瞬と佳江、そして宮じいのその後が描かれる。これが本編をさらにぐっと締める役割 をしてくれている。最初筋の流れは映画「ET」と同じようなものかと思ったが、泣かせるのは高巳が光稀にプロポーズする、歯がゆくも微笑ましい場面であ り、男勝りの光稀の高巳からのプロポーズに対する対応の描写は、さすが有川と思わせる。壮大なファンタジーの形を取りながら、人間劇を描き切った作品 だと思っている。 | ||||
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めちゃくちゃに面白かった。 特にUMAの造形が素晴らしすぎる。 こんな新生物をよく思いついたものだ。 彼らが多数決をとる場面もよかった。 人間と全く違う価値観のUMAを出すことで、 人間の文化や価値観の醜さが炙り出される展開も自然と感情移入できた。 学生と社会人のW主人公もよかったのではないか。 | ||||
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高度2万の上空で、テスト飛行中の試作の飛行機が謎の爆発事故をおこす。ほどなく同じ高度で訓練中の自衛隊機も同様の爆発事故をおこした。 事故で亡くなった自衛官の遺児、高校生の瞬は幼馴染の佳江とともに海辺で寒天状の謎の生物を拾う。 瞬達に「フェイク」と名付けられた生物は、思わぬ形で瞬とコンタクトをとり、しだいに瞬に懐きはじめるが……。 父を亡くし、天涯孤独となった高校生と未知の生物の交流。 二つの航空機事故の調査に打ち込む、航空機メーカーの調査員と、事故の現場に居合わせた航空自衛官パイロット。 事故の調査が進むにつれ、空に住んでいた未知の生物が現れ、そのことによって日本は混乱に落ちていきます。 未知の生物の自我の確認作業や、 高校生たちの親離れの様、 事故調査にかかわった自衛官と調査員が徐々に打ち解けていく様子など、 物語がすすむにつれ登場人物たちが変化していくのがとても面白い小説でした。 | ||||
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最初は、あまり引き込まれなかったのですが、4分の1くらい読んだところから、面白くなってきました!「海の底」「塩の街」も読むことをオススメします! | ||||
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「海の底」同様、やはりただのSFではない。 未知の高度な知的生命体登場。 …なんと、分裂し、混乱。 そして人がこの未知の知的生命体に対し、解離性同一性障害(多重人格障害)のケアを行うことに。。 『未知の知的生命体に解離性同一性障害のカウンセリング(?)』という奇抜なアイディアが面白い。 また、この知的生命体【白鯨】が概念を取得することにより進化を遂げてきた経緯や、【白鯨】のメンタリティ、人から様々な理論やシステムを学習していくところは、とても興味深い。 高巳と【白鯨】との言葉遊びのようなやりとりをもっと読みたかった…! 高巳、光稀、瞬、佳江のメインキャラクターの誰よりも【白鯨】が好きだ。 その性質、考え方、生き方。 私も【白鯨】のように生きたい。 『全き一つ』の至福感に満たされていたい。。 自分の一部が欠けた痛み、全体から剥落したフェイクの痛み、帰属欲求…どれも何故か感情移入してしまう。 それは、人間も剥落した一部であり、決して元の全体には戻れない寂しい存在だからかもしれない。 番を持っても一つになることはない。あくまで2人。 このように未知の知的生命体に感情移入できる小説は他にないのでは? | ||||
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主人公の葛藤と幼なじみの心遣い加えて周辺の大人の心配りそれらが織りなす、イベントは大変面白かった。 | ||||
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SFというよりは、人間の弱さを改めて認識する作品。 有川さんの男前の女性は相変わらずの魅力ですが、ゆるい雰囲気の男性は年をとると懐が深い、若いと軽薄と映るのは、女性からの 視点からでしょうか? 前半は話しがスローだったので、海の底よりつまらないかと思いましたが、中盤以降はテンポよく、いっきに読め、明け方4時まで読む事になりました。 後味は海の底より良く、ただ宮じいの亡くなる話しは、寂しくなるだけでしたので、星4つとしました。 | ||||
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空自に興味を持ったので、購入しました。 SPですが、「人間」と「白鯨」の関係や、設定がとてもおもしろいです。 | ||||
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自衛隊作品はどれもおもしろいのですが、私としては、「海の底」の方がややおもしろいかなという気はしますが、これも十分おもしろい作品です。わくわく感は満載です。 | ||||
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竹田二尉カッコ良すぎ!エースコンバットのナガセがかぶります! | ||||
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成長とは、育てるということはどういうことなのか。 育てるものの心構え、愛のあり方、それを深く考えさせられました。 広い空に群れ飛ぶ雲をみると、静かに、穏やかに暮らしているであろう彼らに思いを馳せ ついついその姿を探してしまいます。 | ||||
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一見、普通の自衛隊モノかと思ったらSFでした。 でも、考えさせられる記述がそこここにあってよかったです。 有川さんの作品はとっても読みやすくて引き込まれてしまいます。 | ||||
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本の内容は最高に楽しめました。本の状態は良くありませんでした。 | ||||
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テレビドラマの「空飛ぶ広報室」が面白くて、原作の『空飛ぶ広報室』を読んだら笑い転げながらのたうち回ってしまいました。 でもって、同じ作者の『クジラの彼』で、これたま腸ネンテンになりそうなほどに笑わせてもらったため、どうもこの作者の作品は小生のツボにハマったようでございます。 で、続いて読んだのがコチラ。 有川浩・著『空の中』。 文庫本ながら500ページを超えるなかなかのボリュームでした。 高度2万メートルに浮遊する未確認生物と人間との交流と闘いを描いた作品。 こちらも航空自衛隊が出て来るのでありまして、小生としては実に喜ばしいかぎりであります。 読み始めたら夢中になり、トータルで10時間、いや9時間くらいでしょうか。 一気に読了してしまいました。 この作品を映像化できたら、なんともスゴイ事になると思うんですがねぇ。 テレビドラマよりは映画の方がいいかな。 でも映画だと短いかも。 SFの要素があり、ミリタリーでもあり、ラブコメもありつつ、怪獣ファンにもウケル構成だし、航空ファンは垂涎ものだし、まさしく色々な要素が詰まった、盛りだくさんの作品になることでしょう。 | ||||
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作品中では直接言及されませんが、本作『空の中』に登場するUMAはTrevor James Constableという方が提唱したクリッター(ずばりエア・ホエールという別名もあるそうです)という実在する(?)UMAです。オカルト好きの間でもひそかにファンの多いUMAですので、本作がクリッター主役の話だと知らないまま読み損ねている人がいるかもしれない。ここにクリッターの小説があるよ、と私は声を大にして広めたい(笑)。 有川氏はクリッターの設定を忠実に踏襲して書いていらっしゃるので、UMAの中でもキワモノ感のあるこの生き物が血肉を与えられていきいきと活躍する本作は「知っている」人ほど楽しく読むことができる作品です。こういう、そこらの凡人なら手をつけないようなネタを膨らませて、一本の小説まで昇華させてしまうというのが有川氏の凄いところ。 前半のクリッターとの遭遇から少年と友情を交わす流れは非常に面白く、SF作品として素晴らしい世界観を持っています。自衛隊三部作の中で一番好きですね。有川作品の中でも一番かも知れない。でも後半の展開はセカイ系のラノベチックになるので好き嫌いが分かれるでしょう。 『空の中』は美しいシーンをたくさん抱えた作品なので、原恵一監督あたりにアニメにしてほしいですね。 | ||||
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最初は、航空自衛隊小説?と思ったが、そうでもなく(戦闘機乗りの男前キャラなどは面白いですが)、UMA(未確認なんたら)を中心にしたSF小説?と思ったら、そうでもない(どこかトボケた感じのそのUMAも愛嬌がありますが)。最後まで読むと、心に残ったのは、高知の「川ガキ」たちの話でした。川漁師の宮じいが、いい味出してます。掌編『仁淀の神様』が最後をきっちり締めてます。作者の出身地近辺なのでしょうか、こんな川のあるところに住める人々がうらやましい。 | ||||
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心地よいリズムで、読める作品です。 ワクワクドキドキ感で、一気に読みました。 後味も良い。 | ||||
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自衛隊三部作の2作目(なぜか角川文庫では第1弾だが)だ。 人類が生まれるずっと前から、高知県沖の上空2万メートルに高度な知的生命体(白鯨)がいた。これまではこの高度まで飛ぶ航空機はいなかったが、連続して2度も航空機が衝突するという事故が起こった。当初人間は知的生命体の存在を知らず、謎の爆破事故と思っていたが、この白鯨が各務原航空自衛隊の上空に現れたためパニックに陥った。 事故を起こした民間試験機(スワローテイル)のメーカー社員春名高巳と航空自衛隊の硬派女性パイロット武田光稀が、人類で初めて白鯨を確認し、結局最後まで交渉役を務めて解決させるという話だ。もともと攻撃的な生命体ではなかったのだが、人類からの不意打ちによるミサイル攻撃で無数の白鯨に分裂してしまい、中には人間を攻撃する個体も現れた。白鯨は≪全き一つ≫という概念を持っており、無数の自分が存在するという状態が理解できずにいたが、高巳と光稀らは「解離性同一性障害」と同じ治療法が使えると考えて解決に導いた。 一方、自衛隊機との衝突事故によって白鯨本体から剥離したかけら(フェイク)が、事故でなくなった自衛隊パイロット斉木三佐の息子瞬とその幼なじみ天野佳江に海岸で拾われる。フェイクは記憶喪失になっていたが、瞬に懐き事件の解決において大きな貢献をする。 航空機事故によって高度な知的生命体(白鯨)の存在を知った人間達(春名、武田ら)と白鯨とのやりとり、瞬と佳江とフェイクとのやりとりが、2つの大きな柱となっている。言い換えれば、春名と武田、瞬と佳江の2組のカップルの話と言えなくもない。SF的かつ自衛隊ものと恋愛ものがうまく融合した面白い作品である。 | ||||
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空とぶ広報室のドラマに惹かれてこちらも一緒に買いました。 すごく、興味深くて、一気に引き込まれつつ、読みました。 内容が小説・フィクションとしてよい、というところはもちろんですが、人間についても政治や組織についてもいろいろなことを考えさせてくれる名著だと思います。 読みやすいからライトノベルと言うのかもしれませんが、内容は軽くない、是非、皆さんにお勧めしたい本です。 | ||||
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