少年時代

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評判

少年時代の評価:

4.63/5点 レビュー 30件。 A ランク

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平均点4.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全109件 41〜60 3/6ページ
No.69
(5pt)

正真正銘の傑作!

1960年代の米国南部の田舎町ゼファーを舞台に、空想好きな12歳の少年コーリー・マッケンソンの1年に渡る冒険と成長を描く小説『少年時代』。春と夏が描かれた上巻に続き、下巻では秋と冬、そして後日談として今のゼファーが描かれます。
 上巻の冒頭で起きた殺人事件。コーリーは、大切な存在を失うなどの試練を乗り越えて成長しながら、少ない手ががりを元に事件の真相を追います。そして明らかになる意外な犯人。コーリーが犯人と対峙する場面はまさにスリルとサスペンスです。
 この作品は、上下巻合わせると約1,000頁の大部な小説ですが、殺人事件の謎を軸に、古き良き時代への郷愁をかきたてるいくつものエピソードが描かれ、読むのが全く苦にならなかったばかりか、読み終わってしまうのが惜しいと思う稀な読書体験ができました。
 出会えた幸運に心から感謝すると共に、まだ読んでいない方には自信を持ってお薦めできる正真正銘の傑作です。
少年時代〈上〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉より
4163154108
No.68
(5pt)

正真正銘の傑作!

1960年代の米国南部の田舎町ゼファーを舞台に、空想好きな12歳の少年コーリー・マッケンソンの1年に渡る冒険と成長を描く小説『少年時代』。春と夏が描かれた上巻に続き、下巻では秋と冬、そして後日談として今のゼファーが描かれます。
 上巻の冒頭で起きた殺人事件。コーリーは、大切な存在を失うなどの試練を乗り越えて成長しながら、少ない手ががりを元に事件の真相を追います。そして明らかになる意外な犯人。コーリーが犯人と対峙する場面はまさにスリルとサスペンスです。
 この作品は、上下巻合わせると約1,000頁の大部な小説ですが、殺人事件の謎を軸に、古き良き時代への郷愁をかきたてるいくつものエピソードが描かれ、読むのが全く苦にならなかったばかりか、読み終わってしまうのが惜しいと思う稀な読書体験ができました。
 出会えた幸運に心から感謝すると共に、まだ読んでいない方には自信を持ってお薦めできる正真正銘の傑作です。
少年時代〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉 (文春文庫)より
4167254379
No.67
(5pt)

正真正銘の傑作!

1960年代の米国南部の田舎町ゼファーを舞台に、空想好きな12歳の少年コーリー・マッケンソンの1年に渡る冒険と成長を描く小説『少年時代』。春と夏が描かれた上巻に続き、下巻では秋と冬、そして後日談として今のゼファーが描かれます。
 上巻の冒頭で起きた殺人事件。コーリーは、大切な存在を失うなどの試練を乗り越えて成長しながら、少ない手ががりを元に事件の真相を追います。そして明らかになる意外な犯人。コーリーが犯人と対峙する場面はまさにスリルとサスペンスです。
 この作品は、上下巻合わせると約1,000頁の大部な小説ですが、殺人事件の謎を軸に、古き良き時代への郷愁をかきたてるいくつものエピソードが描かれ、読むのが全く苦にならなかったばかりか、読み終わってしまうのが惜しいと思う稀な読書体験ができました。
 出会えた幸運に心から感謝すると共に、まだ読んでいない方には自信を持ってお薦めできる正真正銘の傑作です。
少年時代〈下〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉より
4163154205
No.66
(5pt)

正真正銘の傑作!

1960年代の米国南部の田舎町ゼファーを舞台に、空想好きな12歳の少年コーリー・マッケンソンの1年に渡る冒険と成長を描く小説『少年時代』。春と夏が描かれた上巻に続き、下巻では秋と冬、そして後日談として今のゼファーが描かれます。
 上巻の冒頭で起きた殺人事件。コーリーは、大切な存在を失うなどの試練を乗り越えて成長しながら、少ない手ががりを元に事件の真相を追います。そして明らかになる意外な犯人。コーリーが犯人と対峙する場面はまさにスリルとサスペンスです。
 この作品は、上下巻合わせると約1,000頁の大部な小説ですが、殺人事件の謎を軸に、古き良き時代への郷愁をかきたてるいくつものエピソードが描かれ、読むのが全く苦にならなかったばかりか、読み終わってしまうのが惜しいと思う稀な読書体験ができました。
 出会えた幸運に心から感謝すると共に、まだ読んでいない方には自信を持ってお薦めできる正真正銘の傑作です。
少年時代〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉 (文春文庫)より
4167254360
No.65
(5pt)

郷愁をかきたててやまない作品

上巻を読み終えた時点でのレビューです。
 舞台は1964年、黒人差別が色濃く残る、アメリカ南部の田舎町ゼファー。想像力豊かな少年コーリー・マッケンソンの11歳から12歳にかけての1年間が上下巻を通じて描かれます。
 物語は、絞殺された男が、ハンドルに手錠でつながれクルマごと湖に沈められるところを、コーリーとその父親が偶然見つけるところから始まります。
 この男は何者なのか、誰が何のために殺したのか。この謎が底流として流れつつ、コーリーを巡る日常(非日常?)のエピソードが重ねられます。
 親友、町の不良少年、悪党の一味から、川に棲む怪獣、魔術を使うと噂される黒人の老女性指導者、クルマを駆って疾走する幽霊などまで、コーリーは様々な人・モノ・事件に関わることで徐々に成長していきます。
 細かいエピソードの積み重ねで物語は進んでいくのですが、私の少年時代は、コーリーのそれとは場所も時代背景も全くかけ離れていたにも関わらず、1冊を通してずっと郷愁をかきたてられていました。
 上巻では春と夏とが描かれ、下巻では秋と冬とが描かれます。下巻では、コーリーが大人たちに代わって謎を解こうと奮闘するようです。その経験を通じて、更に彼は成長するのでしょう。これから下巻を読むのが本当に楽しみです。
少年時代〈上〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉より
4163154108
No.64
(5pt)

郷愁をかきたててやまない作品

上巻を読み終えた時点でのレビューです。
 舞台は1964年、黒人差別が色濃く残る、アメリカ南部の田舎町ゼファー。想像力豊かな少年コーリー・マッケンソンの11歳から12歳にかけての1年間が上下巻を通じて描かれます。
 物語は、絞殺された男が、ハンドルに手錠でつながれクルマごと湖に沈められるところを、コーリーとその父親が偶然見つけるところから始まります。
 この男は何者なのか、誰が何のために殺したのか。この謎が底流として流れつつ、コーリーを巡る日常(非日常?)のエピソードが重ねられます。
 親友、町の不良少年、悪党の一味から、川に棲む怪獣、魔術を使うと噂される黒人の老女性指導者、クルマを駆って疾走する幽霊などまで、コーリーは様々な人・モノ・事件に関わることで徐々に成長していきます。
 細かいエピソードの積み重ねで物語は進んでいくのですが、私の少年時代は、コーリーのそれとは場所も時代背景も全くかけ離れていたにも関わらず、1冊を通してずっと郷愁をかきたてられていました。
 上巻では春と夏とが描かれ、下巻では秋と冬とが描かれます。下巻では、コーリーが大人たちに代わって謎を解こうと奮闘するようです。その経験を通じて、更に彼は成長するのでしょう。これから下巻を読むのが本当に楽しみです。
少年時代〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉 (文春文庫)より
4167254379
No.63
(5pt)

郷愁をかきたててやまない作品

上巻を読み終えた時点でのレビューです。
 舞台は1964年、黒人差別が色濃く残る、アメリカ南部の田舎町ゼファー。想像力豊かな少年コーリー・マッケンソンの11歳から12歳にかけての1年間が上下巻を通じて描かれます。
 物語は、絞殺された男が、ハンドルに手錠でつながれクルマごと湖に沈められるところを、コーリーとその父親が偶然見つけるところから始まります。
 この男は何者なのか、誰が何のために殺したのか。この謎が底流として流れつつ、コーリーを巡る日常(非日常?)のエピソードが重ねられます。
 親友、町の不良少年、悪党の一味から、川に棲む怪獣、魔術を使うと噂される黒人の老女性指導者、クルマを駆って疾走する幽霊などまで、コーリーは様々な人・モノ・事件に関わることで徐々に成長していきます。
 細かいエピソードの積み重ねで物語は進んでいくのですが、私の少年時代は、コーリーのそれとは場所も時代背景も全くかけ離れていたにも関わらず、1冊を通してずっと郷愁をかきたてられていました。
 上巻では春と夏とが描かれ、下巻では秋と冬とが描かれます。下巻では、コーリーが大人たちに代わって謎を解こうと奮闘するようです。その経験を通じて、更に彼は成長するのでしょう。これから下巻を読むのが本当に楽しみです。
少年時代〈下〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉より
4163154205
No.62
(5pt)

郷愁をかきたててやまない作品

上巻を読み終えた時点でのレビューです。
 舞台は1964年、黒人差別が色濃く残る、アメリカ南部の田舎町ゼファー。想像力豊かな少年コーリー・マッケンソンの11歳から12歳にかけての1年間が上下巻を通じて描かれます。
 物語は、絞殺された男が、ハンドルに手錠でつながれクルマごと湖に沈められるところを、コーリーとその父親が偶然見つけるところから始まります。
 この男は何者なのか、誰が何のために殺したのか。この謎が底流として流れつつ、コーリーを巡る日常(非日常?)のエピソードが重ねられます。
 親友、町の不良少年、悪党の一味から、川に棲む怪獣、魔術を使うと噂される黒人の老女性指導者、クルマを駆って疾走する幽霊などまで、コーリーは様々な人・モノ・事件に関わることで徐々に成長していきます。
 細かいエピソードの積み重ねで物語は進んでいくのですが、私の少年時代は、コーリーのそれとは場所も時代背景も全くかけ離れていたにも関わらず、1冊を通してずっと郷愁をかきたてられていました。
 上巻では春と夏とが描かれ、下巻では秋と冬とが描かれます。下巻では、コーリーが大人たちに代わって謎を解こうと奮闘するようです。その経験を通じて、更に彼は成長するのでしょう。これから下巻を読むのが本当に楽しみです。
少年時代〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉 (文春文庫)より
4167254360
No.61
(5pt)

永遠に読み継がれるべき物語

遠い外国のちょっと不思議な物語なんですが、
なぜか、いやに懐かしいような郷愁を覚えます。
間違いなく色のイメージはセピアです。

この作品は冒険、謎、魔法、親子愛、ホラー、
友情、笑い、など様々な要素で構成されてますが、
どれをとっても超一級です!
エンターテイメントの鑑のような物語です!
マキャモンの著作にはよく、面白い神父が登場
しますが、今作もなかなか笑えます。
とにかくすごく面白い!!
少年時代〈上〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉より
4163154108
No.60
(5pt)

永遠に読み継がれるべき物語

遠い外国のちょっと不思議な物語なんですが、
なぜか、いやに懐かしいような郷愁を覚えます。
間違いなく色のイメージはセピアです。

この作品は冒険、謎、魔法、親子愛、ホラー、
友情、笑い、など様々な要素で構成されてますが、
どれをとっても超一級です!
エンターテイメントの鑑のような物語です!
マキャモンの著作にはよく、面白い神父が登場
しますが、今作もなかなか笑えます。
とにかくすごく面白い!!
少年時代〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉 (文春文庫)より
4167254379
No.59
(5pt)

永遠に読み継がれるべき物語

遠い外国のちょっと不思議な物語なんですが、
なぜか、いやに懐かしいような郷愁を覚えます。
間違いなく色のイメージはセピアです。

この作品は冒険、謎、魔法、親子愛、ホラー、
友情、笑い、など様々な要素で構成されてますが、
どれをとっても超一級です!
エンターテイメントの鑑のような物語です!
マキャモンの著作にはよく、面白い神父が登場
しますが、今作もなかなか笑えます。
とにかくすごく面白い!!
少年時代〈下〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉より
4163154205
No.58
(5pt)

永遠に読み継がれるべき物語

遠い外国のちょっと不思議な物語なんですが、
なぜか、いやに懐かしいような郷愁を覚えます。
間違いなく色のイメージはセピアです。

この作品は冒険、謎、魔法、親子愛、ホラー、
友情、笑い、など様々な要素で構成されてますが、
どれをとっても超一級です!
エンターテイメントの鑑のような物語です!
マキャモンの著作にはよく、面白い神父が登場
しますが、今作もなかなか笑えます。
とにかくすごく面白い!!
少年時代〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉 (文春文庫)より
4167254360
No.57
(5pt)

永遠に読み継がれるべき物語

遠い外国のちょっと不思議な物語なんですが、
なぜか、いやに懐かしいような郷愁を覚えます。
間違いなく色のイメージはセピアです。

この作品は冒険、謎、魔法、親子愛、ホラー、
友情、笑い、など様々な要素で構成されてますが、
どれをとっても超一級です!
エンターテイメントの鑑のような物語です!
マキャモンの著作にはよく、面白い神父が登場
しますが、今作もなかなか笑えます。
とにかくすごく面白い!!
少年時代〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉 (文春文庫)より
4167254379
No.56
(5pt)

私のアメリカ小説ベスト3のひとつ

もう何度読み返したかわからない。心が疲れたとき、この世界に帰ってくる。魅力的で不思議な登場人物、キラキラ光るとりどりのエピソード、ユーモアと涙とミステリーの絶妙のコンビネーション。一つの小説なのに、10編もの小説を読んだかのような満足感に浸る事が出来る。
少年時代〈上〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉より
4163154108
No.55
(5pt)

私のアメリカ小説ベスト3のひとつ

もう何度読み返したかわからない。心が疲れたとき、この世界に帰ってくる。魅力的で不思議な登場人物、キラキラ光るとりどりのエピソード、ユーモアと涙とミステリーの絶妙のコンビネーション。一つの小説なのに、10編もの小説を読んだかのような満足感に浸る事が出来る。
少年時代〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉 (文春文庫)より
4167254379
No.54
(5pt)

私のアメリカ小説ベスト3のひとつ

もう何度読み返したかわからない。心が疲れたとき、この世界に帰ってくる。魅力的で不思議な登場人物、キラキラ光るとりどりのエピソード、ユーモアと涙とミステリーの絶妙のコンビネーション。一つの小説なのに、10編もの小説を読んだかのような満足感に浸る事が出来る。
少年時代〈下〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉より
4163154205
No.53
(5pt)

私のアメリカ小説ベスト3のひとつ

もう何度読み返したかわからない。心が疲れたとき、この世界に帰ってくる。魅力的で不思議な登場人物、キラキラ光るとりどりのエピソード、ユーモアと涙とミステリーの絶妙のコンビネーション。一つの小説なのに、10編もの小説を読んだかのような満足感に浸る事が出来る。
少年時代〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉 (文春文庫)より
4167254360
No.52
(4pt)

ロバート・マキャモン不朽の名作

本書は、「週刊文春ミステリーベスト10」の「20世紀オールタイムベスト海外部門」で第12位に輝いた、ロバート・マキャモンの名作である。

以下に本書が獲得した数々の栄冠をあげてみる。
’95年、「このミステリーがすごい!」海外編第2位。
「ブラム・ストーカー賞」受賞。「世界幻想文学大賞」受賞。「日本冒険小説協会大賞」受賞。とにかく評判の高い小説なのである。

この、上・下巻に及ぶ大長編の主人公は、12才の空想好きで夢見がちな少年コーリーである。舞台はアメリカ南部アラバマ州の田舎町。時は1964年。冒頭のコーリーが父親と遭遇した殺人事件が物語の縦糸となり、それに、彼の変化に富んだ一年のさまざまなエピソードが横糸として絡み、ストーリーは進行してゆく。

カーニヴァルから逃げて河に潜む怪しげな怪物、不思議な力を秘めた愛用の自転車、そして魔術を使う黒人の老女など、長い人生のある一時期、少年にだけ見ることのできる出来事が、ファンタスティックな雰囲気の中で繰り広げられてゆく。それでいて、父親の失業、愛犬や親友の死という悲しい現実もあって、胸を打つのである。また、悪ガキとの対決や異性へのおののきもちゃんと語られている。とにかく12才の少年が出遭うあらゆることがしっかりと描ききられているのだ。

私が最も感じ入ったのは、夏休みに入ってすぐ、コーリーとその友達たちに翼が生えて、空を自由に飛ぶシーンである。つい私も、本好きで空想好きだった12才の少年の頃に戻ったような感銘を受けた。

本書は、大筋では謎解きサスペンスなのだろうが、メインのストーリーとしては、どこにでもいるような少年の、ノスタルジックな成長物語の大傑作である。

少年時代〈上〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈上〉より
4163154108
No.51
(4pt)

ロバート・マキャモン不朽の名作

本書は、「週刊文春ミステリーベスト10」の「20世紀オールタイムベスト海外部門」で第12位に輝いた、ロバート・マキャモンの名作である。

以下に本書が獲得した数々の栄冠をあげてみる。
’95年、「このミステリーがすごい!」海外編第2位。
「ブラム・ストーカー賞」受賞。「世界幻想文学大賞」受賞。「日本冒険小説協会大賞」受賞。とにかく評判の高い小説なのである。

この、上・下巻に及ぶ大長編の主人公は、12才の空想好きで夢見がちな少年コーリーである。舞台はアメリカ南部アラバマ州の田舎町。時は1964年。冒頭のコーリーが父親と遭遇した殺人事件が物語の縦糸となり、それに、彼の変化に富んだ一年のさまざまなエピソードが横糸として絡み、ストーリーは進行してゆく。

カーニヴァルから逃げて河に潜む怪しげな怪物、不思議な力を秘めた愛用の自転車、そして魔術を使う黒人の老女など、長い人生のある一時期、少年にだけ見ることのできる出来事が、ファンタスティックな雰囲気の中で繰り広げられてゆく。それでいて、父親の失業、愛犬や親友の死という悲しい現実もあって、胸を打つのである。また、悪ガキとの対決や異性へのおののきもちゃんと語られている。とにかく12才の少年が出遭うあらゆることがしっかりと描ききられているのだ。

私が最も感じ入ったのは、夏休みに入ってすぐ、コーリーとその友達たちに翼が生えて、空を自由に飛ぶシーンである。つい私も、本好きで空想好きだった12才の少年の頃に戻ったような感銘を受けた。

本書は、大筋では謎解きサスペンスなのだろうが、メインのストーリーとしては、どこにでもいるような少年の、ノスタルジックな成長物語の大傑作である。

少年時代〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉 (文春文庫)より
4167254379
No.50
(4pt)

ロバート・マキャモン不朽の名作

本書は、「週刊文春ミステリーベスト10」の「20世紀オールタイムベスト海外部門」で第12位に輝いた、ロバート・マキャモンの名作である。

以下に本書が獲得した数々の栄冠をあげてみる。
’95年、「このミステリーがすごい!」海外編第2位。
「ブラム・ストーカー賞」受賞。「世界幻想文学大賞」受賞。「日本冒険小説協会大賞」受賞。とにかく評判の高い小説なのである。

この、上・下巻に及ぶ大長編の主人公は、12才の空想好きで夢見がちな少年コーリーである。舞台はアメリカ南部アラバマ州の田舎町。時は1964年。冒頭のコーリーが父親と遭遇した殺人事件が物語の縦糸となり、それに、彼の変化に富んだ一年のさまざまなエピソードが横糸として絡み、ストーリーは進行してゆく。

カーニヴァルから逃げて河に潜む怪しげな怪物、不思議な力を秘めた愛用の自転車、そして魔術を使う黒人の老女など、長い人生のある一時期、少年にだけ見ることのできる出来事が、ファンタスティックな雰囲気の中で繰り広げられてゆく。それでいて、父親の失業、愛犬や親友の死という悲しい現実もあって、胸を打つのである。また、悪ガキとの対決や異性へのおののきもちゃんと語られている。とにかく12才の少年が出遭うあらゆることがしっかりと描ききられているのだ。

私が最も感じ入ったのは、夏休みに入ってすぐ、コーリーとその友達たちに翼が生えて、空を自由に飛ぶシーンである。つい私も、本好きで空想好きだった12才の少年の頃に戻ったような感銘を受けた。

本書は、大筋では謎解きサスペンスなのだろうが、メインのストーリーとしては、どこにでもいるような少年の、ノスタルジックな成長物語の大傑作である。

少年時代〈下〉 Amazon書評・レビュー: 少年時代〈下〉より
4163154205