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血族



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【この小説が収録されている参考書籍】
血族〈上〉
血族〈下〉
血族〈上〉
血族〈下〉

血族の評価: 3.73/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

裏切り者捜し

エリザベスは、父のサムが極秘調査をしていたことを知る。ロッフ社にここ数年立て続けに起こる事件・事故には、誰だかわからないが会社の最高幹部の関与が疑われる。父は、株式公開させるための圧力だと感じていたらしい。
 エリザベスは事故死にみせかけて殺されかかる。この事件がきっかけで、エリザベスの株式非公開の意思はかえって強くなる。
 ロッフ社には、老化防止薬の極秘プロジェクトがある。エリザベスはこのプロジェクトに期待する。プロジェクトが上手くいけば、株式を公開しなくても会社は救われる。エリザベスは社長としての猛勉強をはじめる。
 エリザベスは再び暗殺されかかる。老化防止薬の責任者は何者かに暗殺される。オリュニュング刑事は密かにサム・ロッフはリーズ・ウィリアムズに殺されたのではないかと疑う。
 極秘プロジェクトがつぶれ、窮したエリザベスはリーズにプロポーズ。偽装結婚により、リーズを血族とし、ロッフ社の経営に引き込む。偽装結婚だったが、エリザベスはリーズを愛しており、やがて二人は「本当の夫婦」となる。
 しかし、リーズを疑うオリュニュング刑事は、エリザベスに、父はリーズに殺されたと告げる。エリザベスは、最初は信じなかったが、聞けば聞くほどリーズは怪しい。また、リーズは過去にエレーヌとつきあっていたらしい。
 リーズに殺されると恐怖したエリザベスは逃亡するが、そこに助けに現れたアレックがエリザベスを殺そうとする。
 エリザベスは辛くもリーズに助けられ、アレックは死す。
 なんだか、最後は、読者の裏をかくことに注力しすぎてストーリーがおかしくなってしまった感じ。
血族〈下〉Amazon書評・レビュー:血族〈下〉より
4900430153
No.3:
(3pt)

財閥をめぐる人間模様

巨大財閥の総帥であるサム・ロッフが登山事故で急死する。ロッフ社の重役であるリーズは下層階級出身だが、サムに見出されたという過去がある。ロッフ社の株主になれるのはロッフ一族のみというルールがある。ロッフ社は未上場同族企業。始祖サミエルが血清を発明したことにより形成された企業帝国。ロッフ財閥は、ロスチャイルドをモデルにしているのだろうと思われる。
 一族の一人・アンナ。スキーで出会ったハンサムなワルターと衝動的に結婚する。子どもはできたが、ワルターは育児に興味なし。ワルターの人格にはどこかおかしなところがある。
 一族の一人・シモネッタ。夫はプレイボーイのイボ。イボには愛人がいる。正妻・シモネッタとの間には女の子ばかり生まれ、愛人・ドナテルラとの間には男の子ばかり生まれる。ドナテルラとのことがバレるとまずいので、イボは口止め料を作りたい。
 一族の一人・エレーヌ。エレーヌは美人で獰猛な性格。何度も結婚・離婚をくり返したあと、おとなしい弁護士・シャルルと結婚し、夫を完全支配する。エレーヌは自分こそロッフ社を経営すべきという野心をもっている。シャルルはエレーヌから逃れるための金が欲しい。
 一族の一人・アレック。アレックは心優しい男。アレックは売れない女優のビビアンに惚れてしまい彼女と結婚する。ビビアンは無学で奔放なタイプ。ビビアンは賭け事で大借金をつくってしまう。アレックには流動資産がないため、途端に金に困る。
 ロッフの一人娘がエリザベス。母は出産で死に、父・サムは仕事一辺倒。淋しい少女時代を過ごす。エリザベスは密かにリーズに憧れている。
 いずれ書き換えるつもりだったのかもしれないが、念のために用意してあったサムの遺言書により、サムの株はエリザベスに相続される。エリザベスはロッフ財閥の経営権を手に入れることになる。現金の必要な親戚一同はよってたかってエリザベスに株式公開を迫るが、エリザベスはみんながなんだか焦っていることを感じ取り、株式公開には同意しない。
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.2:
(3pt)

下巻になって推理小説になった

製薬会社ロッフ社の社長になったエリザベスに魔の手が伸びる。ジープのブレーキが壊されて危うく命を落としそうになったりエレベーターに細工されて落下事故に巻き込まれそうになったりと数々の策略に巻き込まれそうになる。容疑者は、親族のイボ、ワルター、アレック、シャルルと前社長の片腕といわれていた男リーズである。皆がロッフ社の株式を公開するよう求めるがエリザベスは反対する。事件の真相を解明すべく記憶力抜群で会計学の知識やコンピューターの知識に長けたオルニュング警察官が捜査をする。最後の真犯人は、疑わしかったリーズではなく妻が浪費家で借金まみれだったアレックが陰謀を行っていたという結末でした。出来れば推理小説ではなく社長を引き継いだエリザベスがその手腕をみせてロッフ社を再建させるみたいな話になったほうが面白かったように思えました。
血族〈下〉Amazon書評・レビュー:血族〈下〉より
4900430153
No.1:
(3pt)

ソコソコです。

陰謀ものなんですが、サスペクトになる人々のキャラなどながーい描写のあと後半はぐんぐん盛り上がる・・・と言いたいところなのですがそうでもナシ。一連の作品では平均以下、と感じました。
トラブルのもとになる主人公の「執着」に共感できる要素がなくて入っていけませんでした。
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145

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