私は別人



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私は別人〈上〉
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初公開日(参考)1995年01月
分類

長編小説

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私は別人〈上〉

1995年01月31日 私は別人〈上〉

世界中から美男美女を吸い寄せ、彼らの人生をメチャメチャにしてしまう華麗な魔界、ハリウッド。そこに君臨するスーパー・スターは、スーパー下衆男だった。過去を捨て、名前を変えて、ハリウッドに出るジョゼフィンを待っていたものは…孤独な中でついに出会ったひと組の男女の運命を、天上の星たちは“吉”と定めるか“凶”と書くか。殺人は事故になるか。宿命の男女を乗せて、豪華客船がいま出帆する。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

私は別人の総合評価:8.92/10点レビュー 12件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(7pt)

これでお別れ

本作は私にとって最後のシェルダン作品となった。既にこの時は社会人となっており、シェルダン以外の海外作品もそれなりに数を読んでいた。
そしてアカデミー出版の超訳という訳し方が実は書評家たちにはかなり不評で、しかも円滑な訳文のために原文を削除していることやさらには物語の構成自体も変えていることも知った。
また今まではそれほど読書に熱心ではなかったが、この頃になると島田荘司の諸作とも出逢い、個人的に所有する本が飛躍的に増えることになった。そんなことも契機になり、ハードカバーで出ていたシェルダン作品はこれが最後になってしまった。

さて本作では作者自身も脚本家として関わった銀幕の世界、世界のショービズ界の頂点ともいえるハリウッドを舞台にスーパースターを夢見る青年トビーが波乱万丈の物語が繰り広げられる。ハリウッドの内幕を描いた作品だと記憶があり、確かこのトビーという青年はコメディアンを目指していたと思う。そしてエンタテインメント界に付き物の人を狂わせる魔力という物に取り付かれ、手当たり次第に女性に手を付けるんではなかったかな?なかったかな?というのは、実はこの作品についてはもうほとんど忘却の彼方にある。当時この本について一行感想というのを残していたが、それには「コメディアンを主人公にしているのにギャグが寒すぎるのは致命的」とだけあった。
まあ内容に触れた感想ではないので楽しんだのかどうかは解らないが、こういう否定的な意見を残していることからも私がシェルダン作品に飽きを感じていたのがわかる。

結局、ここまで読んで振り返るとシェルダン作品は『真夜中は別の顔』をピークとしてそこから下っていったように思う。だが外国作家の作品を読むこと自体が初めてだった(ホームズ物の児童用リライト版は除いて)私にとってシドニー・シェルダンの作品は私に海外作品への門戸を開いてくれた。今の私の海外ミステリ好きの礎は間違いなくシェルダンによって築かれたと云えるだろう。
すでにこの世を去り、ほとんどの人が過去の作家と思っているだろうし、それは私も同じだ。今更彼の未読作品を読む気にはなれない。
しかし忘れ去られるには勿体無い作家だ。なぜなら彼の作品は面白いからだ。ドイルやルブラン、クイーンやカーが没後の今でも読まれるように彼の作品も後世に残してほしいものだ。
ありがとうシェルダン。合掌。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.11:
(5pt)

人の裏側って怖いね

恋愛ってなんだろう?愛情や情、親子関係・人間関係ってなんだろう?ってほんとに思う作品。
トビーやジョセフィンの逆境を苦に這い上がる強さは凄すぎ。

トビーの苦→幸になったとき(頂点に上り詰めたとき)には、苦だったときの心境を忘れてしまって、
自分第一優先・わがまま放題には、なんだか納得いくというか・・・現実(大概は)ってこうだよね。って思いになりましたね。

ジョセフィンの言動も解らなくはない。ただ、怖い女だな。。。。

デビッドには、最後失望してしまった。。自分勝手ではあるけども、
そこまでいったのなら最後まで愛を貫いて欲しかった。。

今作は、特に自分勝手な登場人物だらけだったけど、なんだかいろいろ考えさせらます。
なんだかな?って思いでいっぱいです。
私は別人〈上〉Amazon書評・レビュー:私は別人〈上〉より
4900430285
No.10:
(5pt)

私は別人(上) 私は別人(下)

私は別人(上)
個人読書履歴。一般文学通算274作品目の読書完。1994/06/27
私は別人(下)
個人読書履歴。一般文学通算274作品目の読書完。1994/07/10
私は別人〈上〉Amazon書評・レビュー:私は別人〈上〉より
4900430285
No.9:
(4pt)

先をどんどん読みたくなるので英語の勉強になります。

シドニーシェルダン2冊目です。
前半はハリウッドで大スターになる男性の話。売れない時代からの描写が詳しく書かれていて、まさにアメリカンドリームです。
後半からは、格差社会の下の家で生まれた女性が同じくハリウッドで・・・というストーリーです。
前半と後半がうまく融合していく様子は「さすが」といえると思います。

私は、シドニーシェルダンを読みたいというより、英語の勉強のために呼んでいます。英語教育の専門家ではないので、シェルダンの英語が勉強のためによい文章かどうかはわかりませんが、それほど英語力がなくてもストーリーをつかみやすく、そのため、単語をいちいち調べなくても読める利点があると思います。
何しろ、ストーリーが面白いので、どんどん先を読みたくなり、必然的に英語を読む量が増えると思います。

さっそく、3冊目を注文したいと思います。
私は別人〈上〉Amazon書評・レビュー:私は別人〈上〉より
4900430285
No.8:
(5pt)

逆境から這い上がる女性の強さ

女性のキャラクター描写が秀逸で、逆境から這い上がる女性の強さを感じさせる。これは「The Master of Game」にも当てはまる。それに引き換え、男性陣はだらしなさが目立つ。ジョセフィンの不幸も元はといえばデビッドの裏切りによるものである。デビッドには事情があろうとジョセフィンからみれば裏切りに他ならない。自分の側の勝手な事情を言い訳にしてよりを戻そうとすること自体、虫が良すぎる。それでいて相手の側の苦労や受難を想像せずに一方的に相手を責めるのは道理に合わない。それ故に本作の結末はやりきれない。人生が古い映画の筋書き通りに進むものならば、不幸のヒロインは幸福になってほしい。
私は別人〈上〉Amazon書評・レビュー:私は別人〈上〉より
4900430285
No.7:
(4pt)

交錯する運命

シェルダンの代表作です
ビデオもあります
主人公とヒロインの運命が交錯します
作者のシェルダンは50歳を過ぎてから小説を書き始めました
彼は本来は脚本家です
ゆえに話の展開が速い
ヘミングウエイ以来のストリーテラーです

私は別人〈上〉Amazon書評・レビュー:私は別人〈上〉より
4900430285



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