明日があるなら



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    初公開日(参考)1988年06月
    分類

    長編小説

    閲覧回数7,112回
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    明日(あす)があるなら

    1988年06月30日 明日(あす)があるなら

    名門の御曹司との結婚を間近に控え、幸福の絶頂にあったトレイシー・ホイットニーにかかってきた1本の電話。急いで帰郷した彼女を持ち受けていたのは、極悪人どもが仕組んだ非道極まる陥穽だった…。息もつかせぬスピーディな展開で読者を完全にトリコにしてしまうアメリカの超ベストセラー作家シドニィ・シェルダンの傑作、堂々の登場。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

    明日があるならの総合評価:8.63/10点レビュー 30件。Aランク


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    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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    全1件 1~1 1/1ページ
    No.1:
    (9pt)

    今読むと古さは否めないがそれでも面白い!

    『ゲームの達人』でその面白さに開眼した私は、生来のコレクション癖も手伝ってしばらくこの作家の新作が出るたびに買っては読んでを繰り返していた。
    で、この作品も導入部からスリリングに展開する。なんと結婚を控えた主人公の女性がいきなり逮捕され、刑務所に入れられてしまう。幸せの絶頂から不幸のどん底に落とされるというシチュエーションは数多の本を読みなれた現在であれば、さほどの驚きはないものの、当時は本当に開巻と同時に物語に惹き込まれたものだ。

    で、本書を読んでもう20年近く経つのに未だにこの主人公の名前は覚えている。トレイシー・ホイットニーというのがその名前なのだが、読んだ当初は何かの冗談かと思った。というのも読書当時2大黒人女性歌手が有名で、片方は今でも知名度が高いホイットニー・ヒューストン。そしてもう1人はトレーシー・チャップマンというアコースティック系のアーティストがいたのだ。作者はこの2人の名前を組み合わせたのかしらと読中そればかりが頭を駆け巡っていた。

    さて本題に戻るが、本書の特徴は銀行員から資産家との玉の輿に乗った、才色兼備の女性トレイシーがその運命の悪戯から刑務所に入り、それから自らを罠に陥れた者たちへの復讐のため、刑務所を脱獄し、稀代の女詐欺師に転身するという設定にあると思う。
    大体高校生の読むライトノベル系の小説ならば勧善懲悪物が一般的であり、この展開は当時の私にとって新鮮に映った記憶がある。書き忘れたが『ゲームの達人』の主人公ケイトも決して聖人君子などではなく、むしろ自らのエゴを満たすためには殺人さえも厭わない残酷さを持っていた。そういう善悪の曖昧さみたいなものをシドニー・シェルダンの作品で学んだように思う。
    そしてうろ覚えなのだが、確か男の詐欺師のライバルが現れ、2人で腕を競いながらも惹かれ合うというベタな展開も、マンガばかり読んでいた当時高校生の私にとってはすんなりと受け入れられ(そういえば『キャッツ・アイ』というマンガもありました。その頃ではないけど)、素直に作者のサービス精神を喜びつつ読んだ記憶がある。

    しかしそんな世間を知らない高校生の私でも本作に挙げられていた詐欺には首肯しがたいものがあった。
    確か豪華客船で行われる世界一のチェスの名人2人とトレイシーが対決するシーンがあったと思うが、あのトリックにはどう考えても無理があるだろう。ネタバレになるので詳細は省くが、同じ船上にいる客が移動しないとでも思っているのだろうかとだけ苦言を呈しておこう。
    また確か本書であったと思うが、最新鋭の計算機の売り込みで大金をせしめるという詐欺があったが、あれも少し考えれば気づくはずである。実際私はそのトリックに途中で気づいた。ネットがない時代とはいえ、少し調べれば解るはずである。
    その点が私をして満点を与えることができない理由になっているのだが、それでもやはりトータル的には面白く、もうこの作家、一生ついていくぞ!とまで決意した。

    そしてシドニー・シェルダン熱は私の高校(クラス?)で過熱していき、学園祭で作った創作ビデオのタイトルは『明日があるから』というパロディめいた題名をつけるまでに至った(しかしその内容は全く本書とは関係なかったことを付記しておこう)。
    そして数年後テレビでアメリカドラマ版が放映された。作中で絶世の美女のように描かれていたトレイシーをどんな女優が演じるのかと期待パンパンに膨らまして観た思春期の私はその普通っぷりにかなり失望した。いや、美人ではあるのだが、ごく普通の美人だったのだ。シドニー・シェルダンの描く美人の容貌の描写は思春期の私には想像を絶する美女の競演のように想像が膨らんだ。これも彼の功罪の1つといえる。

    Tetchy
    WHOKS60S
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    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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    No.29:
    (5pt)

    書店で在庫無しだから、

    神田に行って探そうと・・・アマゾンで検索出来て良かった。[天使の自立]が見つからないけど、気長に探します。
    リアルタイムでベストセラーだった記憶があるけれど、作家の死後は名作も忘却の彼方・・・ですかね。
    明日(あす)があるなら〈上〉Amazon書評・レビュー:明日(あす)があるなら〈上〉より
    4900430080
    No.28:
    (2pt)

    下巻になって主人公の魅力がなくなり単なる泥棒になってしまった

    上巻の時は、主人公トレイシーの母親が悪党どもに騙されて自殺してトレイシーも陥れられて刑務所に入れられ出所してから悪党どもに復讐する話で応援する気になったが下巻になってスリルをあじわう為に詐欺や泥棒を繰り返す犯罪者になってしまいトレイシーの魅力がなくなってしまった。物語の内容は、電車の中でFBIと思っていた男二人がジェフとブランドンという詐欺師でトレイシーの盗んだ宝石を横取りしようとする。トレイシーも途中で気が付き空港で二人から宝石を奪還する。次にジェフの生い立ちの話に変わる。ジェフはカーニバル一座で人を騙すテクニックを身につける。ジェフは、金持ちの女性と結婚するが自分が馬鹿にされていることに気づき女性の兄とその仲間達を騙し省電力で10年故障しない電算機に出資させ25万ドルせしめる。結局、省電力で故障しない電算機がソロバンだったっていうエピソードは爆笑しました。次にトレイシーとジェフが船上で二人のチェス名人相手にトレイシーが対戦して二人相手に相手が打った手をもう一人の相手に打つ子供騙しの戦法で掛金をせしめる。泥棒家業の元締めみたいなグンダーという人物もあらわれグンダーの指示のもとでトレイシーは、詐欺や泥棒を繰り返す。トレイシーの詐欺や泥棒の内容は、宝石店から10万ドルでエメラルドを買いイヤリングにしたいからもう一つ同じものが欲しいと要求をつきつけ10万ドルで買ったエメラルドを25万ドルで宝石商に買わせたり、オリエント急行で映画プロデューサーの妻から宝石を盗んだり、犬と赤外線センサーの警護が厳しい城から宝石を盗んだり、偽札を作る機械だと言って普通のプリンタを高額で買わせたり、美術館から本物のゴヤの絵を偽物だと騙して安く買ったりした。トレイシーとジェフの関係は、アニメの峰不二子とルパン三世みたいな感じでライバル関係にあった。そして保険会社の調査員クーパーもトレイシーを捕まえようと執拗に追いかけていた。トレイシーとジェフの関係が急速に良くなったのは飛行機の積荷から宝石を盗む犯罪でトレイシーの体調が悪くなりジェフが寝ずの看病をしてから二人は、結婚を誓い合う仲になる。そして最後に宝石研磨工場で大きな宝石を盗んで犯罪から手を引いてまっとうな生活を送ろうとする。トレイシーが逃げる飛行機の中で横に座ったのが今まで懇願しても会えなかった大金持ちのピアポイントという人物だったのはこいつが黒幕だったのか、普通の人間に戻ろうとしたトレイシーがまた犯罪に走ってしまうのか、犯罪組織から抜けようとしたトレイシーに対しグンダーの報復なのか、よくわからない終わり方でした。
    明日(あす)があるなら〈下〉Amazon書評・レビュー:明日(あす)があるなら〈下〉より
    4900430099
    No.27:
    (3pt)

    はらはらドキドキさせるサスペンスドラマ

    内容は、ファラデルフィア信託銀行に勤めるトレイシー・ホイットニーという女性の物語です。トレイシーは妊娠していてチャールズと婚姻が控えていた。マフィアのアンソニー・オルサッティの子分のジョー・ロマーノにトレイシーの母 ドリス・ホイットニーは、騙されて経営している会社を乗っ取られて50万ドルの負債を背負わされて自殺してしまう。トレイシーが復讐でロマーノの家で発砲事件を起こす。オルサッティの仲間の弁護士のペリー・ポープとヘンリー・ローレンス判事により強盗殺人未遂容疑を策略されトレイシーは、15年の実刑を言い渡される。トレイシーは、刑務所内で乱暴を受け子供が流産する。また刑務所内でアーネスチン小僧という黒人女性の友人を得る。脱走計画を企てるが刑務所のブラニガン所長の娘のエミーが溺れているのを助けて恩赦が出てトレイシーは、釈放される。トレイシーは釈放されてから自分を追い詰めた人達に復讐を企てる。ロマーノは、口座に30万ドル振り込まれてブラジル旅行の渡航の手続きをしてボスのオルサッイの疑惑をかい失脚。ペリー・ポープは、カード賭博場の天井にイカサマの覗き穴を作られる策略にあいボスの怒りをかい失脚。ローレンス判事は、ロシア滞在中にスパイとして疑われるような電報がうたれロシアに拘束され失脚。ボスのオルサッティも有能な子分や仲間が失脚したのでおのずと失脚。チェールズは今の奥さんとあまり楽しそうでない生活を見て復讐を断念。ファラデルフィア信用銀行からは自分の預金がなくなっていたのでパソコンを使ったその金額分を送金。復讐は、終わったが前科者としていい就職先にありつけないトレイシー。コンラッド・モーガンの指示で金持ちから宝石を盗んで逃走の電車の中でFBIに見つかり 下巻へ。 はらはらドキドキさせるサスペンスドラマでした。銀行から送金させるスキルがあるのに、なぜわざわざ危険な宝石強盗するのか不明でしたww
    明日(あす)があるなら〈上〉Amazon書評・レビュー:明日(あす)があるなら〈上〉より
    4900430080
    No.26:
    (5pt)

    明日があるなら(下)

    大変面白かった。作品紹介は次のとおり。名門の御曹司との結婚を間近に控え、幸福の絶頂にあったトレイシー・ホイットニーにかかってきた一本の電話。急いで帰郷した彼女を待ち受けていたのは、極悪人どもが仕組んだ非道極まる陥穽だつた…。息もつかせぬスピーディーな展開で読者を完全にトリコにしてしまうアメリカの超ベストセラー作家シドニィ・シェルダンの傑作、堂々の登場。
    一般文学通算385作品目の読書完。1994/06/05
    明日(あす)があるなら〈下〉Amazon書評・レビュー:明日(あす)があるなら〈下〉より
    4900430099
    No.25:
    (4pt)

    早く届きました

    子供におすすめの本を聞かれて、購入(上)に続きすぐに購入しました。
    明日(あす)があるなら〈下〉Amazon書評・レビュー:明日(あす)があるなら〈下〉より
    4900430099



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