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血族



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【この小説が収録されている参考書籍】
血族〈上〉
血族〈下〉
血族〈上〉
血族〈下〉

血族の評価: 3.73/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.73pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(3pt)

裏切り者捜し

エリザベスは、父のサムが極秘調査をしていたことを知る。ロッフ社にここ数年立て続けに起こる事件・事故には、誰だかわからないが会社の最高幹部の関与が疑われる。父は、株式公開させるための圧力だと感じていたらしい。
 エリザベスは事故死にみせかけて殺されかかる。この事件がきっかけで、エリザベスの株式非公開の意思はかえって強くなる。
 ロッフ社には、老化防止薬の極秘プロジェクトがある。エリザベスはこのプロジェクトに期待する。プロジェクトが上手くいけば、株式を公開しなくても会社は救われる。エリザベスは社長としての猛勉強をはじめる。
 エリザベスは再び暗殺されかかる。老化防止薬の責任者は何者かに暗殺される。オリュニュング刑事は密かにサム・ロッフはリーズ・ウィリアムズに殺されたのではないかと疑う。
 極秘プロジェクトがつぶれ、窮したエリザベスはリーズにプロポーズ。偽装結婚により、リーズを血族とし、ロッフ社の経営に引き込む。偽装結婚だったが、エリザベスはリーズを愛しており、やがて二人は「本当の夫婦」となる。
 しかし、リーズを疑うオリュニュング刑事は、エリザベスに、父はリーズに殺されたと告げる。エリザベスは、最初は信じなかったが、聞けば聞くほどリーズは怪しい。また、リーズは過去にエレーヌとつきあっていたらしい。
 リーズに殺されると恐怖したエリザベスは逃亡するが、そこに助けに現れたアレックがエリザベスを殺そうとする。
 エリザベスは辛くもリーズに助けられ、アレックは死す。
 なんだか、最後は、読者の裏をかくことに注力しすぎてストーリーがおかしくなってしまった感じ。
血族〈下〉Amazon書評・レビュー:血族〈下〉より
4900430153
No.14:
(3pt)

財閥をめぐる人間模様

巨大財閥の総帥であるサム・ロッフが登山事故で急死する。ロッフ社の重役であるリーズは下層階級出身だが、サムに見出されたという過去がある。ロッフ社の株主になれるのはロッフ一族のみというルールがある。ロッフ社は未上場同族企業。始祖サミエルが血清を発明したことにより形成された企業帝国。ロッフ財閥は、ロスチャイルドをモデルにしているのだろうと思われる。
 一族の一人・アンナ。スキーで出会ったハンサムなワルターと衝動的に結婚する。子どもはできたが、ワルターは育児に興味なし。ワルターの人格にはどこかおかしなところがある。
 一族の一人・シモネッタ。夫はプレイボーイのイボ。イボには愛人がいる。正妻・シモネッタとの間には女の子ばかり生まれ、愛人・ドナテルラとの間には男の子ばかり生まれる。ドナテルラとのことがバレるとまずいので、イボは口止め料を作りたい。
 一族の一人・エレーヌ。エレーヌは美人で獰猛な性格。何度も結婚・離婚をくり返したあと、おとなしい弁護士・シャルルと結婚し、夫を完全支配する。エレーヌは自分こそロッフ社を経営すべきという野心をもっている。シャルルはエレーヌから逃れるための金が欲しい。
 一族の一人・アレック。アレックは心優しい男。アレックは売れない女優のビビアンに惚れてしまい彼女と結婚する。ビビアンは無学で奔放なタイプ。ビビアンは賭け事で大借金をつくってしまう。アレックには流動資産がないため、途端に金に困る。
 ロッフの一人娘がエリザベス。母は出産で死に、父・サムは仕事一辺倒。淋しい少女時代を過ごす。エリザベスは密かにリーズに憧れている。
 いずれ書き換えるつもりだったのかもしれないが、念のために用意してあったサムの遺言書により、サムの株はエリザベスに相続される。エリザベスはロッフ財閥の経営権を手に入れることになる。現金の必要な親戚一同はよってたかってエリザベスに株式公開を迫るが、エリザベスはみんながなんだか焦っていることを感じ取り、株式公開には同意しない。
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.13:
(3pt)

下巻になって推理小説になった

製薬会社ロッフ社の社長になったエリザベスに魔の手が伸びる。ジープのブレーキが壊されて危うく命を落としそうになったりエレベーターに細工されて落下事故に巻き込まれそうになったりと数々の策略に巻き込まれそうになる。容疑者は、親族のイボ、ワルター、アレック、シャルルと前社長の片腕といわれていた男リーズである。皆がロッフ社の株式を公開するよう求めるがエリザベスは反対する。事件の真相を解明すべく記憶力抜群で会計学の知識やコンピューターの知識に長けたオルニュング警察官が捜査をする。最後の真犯人は、疑わしかったリーズではなく妻が浪費家で借金まみれだったアレックが陰謀を行っていたという結末でした。出来れば推理小説ではなく社長を引き継いだエリザベスがその手腕をみせてロッフ社を再建させるみたいな話になったほうが面白かったように思えました。
血族〈下〉Amazon書評・レビュー:血族〈下〉より
4900430153
No.12:
(4pt)

サミエルがジフテリアを治す新薬を開発するシーンが良かった。

貧しい家に生まれたサミエルが医者の助手になり馬を使って臨床実験を行いジフテリアを治す新薬を開発する。その新薬をもとにロッフ社を立ち上げて巨万の富を得る。サミエルは五人の息子に違う国に行かせそれぞれの国でロッフ社の支店を開かせる。長男は、アメリカに行かせ次男は、ドイツに行かせ三男は、フランスに行かせ、四男は、イギリスに行かせ五男は、イタリアに行かせる。これで世界的規模のロッフ社の大帝国が築きあげられる。時は移りサミエルの孫のサムがロッフ社全体の指揮をとる社長になる。サムは、ロッフ社の株を世間に公開せずに親族だけで保有する政策をとる。しかしサムが登山で亡くなってしまったことで話が急展開する。親族の中には、ろくでもないやつが多くいままで株を売れずに利益を受け取れなかった奴らが株を売りだそうと提案しだす。親族には、ワルダーガスナーという孫娘と結婚した元スキーヤーで色男とか、イボパラッチという孫娘と結婚したが他に愛人を作ったものとか、シャルルマルテルという孫娘と結婚したが孫娘支配から逃れて葡萄農場をやろうと画策してるやつとか、アレックニコルス卿という嫁の散財で借金で首が回らない者がいる。これらの親族を相手にサムの娘で全権を相続されたエリザベスがロッフ社の株を公開して他の投資家を入れないように対決するのがこの物語です。サムの部下のリーズウイリアムスも貧しい家の出で成り上がってきたくわせ者で今後物語にどう関わってくるのか興味があります。下巻に続く。
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.11:
(5pt)

血族(下)

大変面白かった。作品紹介は次のとおり。“裏切り者を罠に掛けろ!”父親が遺した無念のメモを発見したエリザベスは、意志を変えて巨大企業集団の社長の椅子を継ぐ。金に飢える重役たちは、一人の男を除いて、みな血族だ。自分の名が筆頭に載る暗殺者リストまで相続してしまったエリザベスを待ちかまえているものは?
一般文学通算388作品目の読書完。1994/07/31
血族〈下〉Amazon書評・レビュー:血族〈下〉より
4900430153
No.10:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

血族(上) 血族(下)

血族(上)
個人読書履歴。一般文学通算275作品目の読書完。1994/07/20
血族(下)
個人読書履歴。一般文学通算275作品目の読書完。1994/07/31
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.9:
(4pt)

クラシックシェルダンの良作

彼の作品の感心すべき点は
映画やドラマではダルイだけでしかない回想シーンさえも
読者の探究心をくすぐるような構成でテンポよく先へ先へと読ませる点です。
今作もそれが遺憾なく発揮されて終始楽しめました。
やはりシェルダンに資産家の話を書かせると右に出る人はいませんね。
70年代の作品ながら古臭さもさほど感じませんでした。
みな影の部分を持った登場人物の中からいったい誰が犯人になるのかと
推理を巡らせながら読むとさらに楽しくなります。
同年代の他作品に比べるとこれでも幾分落ちる方ですが、それでも最後のページまで
楽しめました。
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.8:
(1pt)

広告の割りにはお粗末な内容

本作が出版されるにあたって、大量の電車中吊り広告が、大げさな宣伝文句を書き立てた。読まなきゃ損する様な雰囲気。ええ、買いましたとも。
読み終わって「何だこれは!最低だ!」と思い、後日再び読み直し、やはり同じ評価。(数年後もやはり同じ評価。売り払いました)
上巻で登場人物をくどくど説明(全員がお金に困っているという安易な設定もひどい)したわりには、下巻での結末がドタバタで、犯人の犯行に及んだ気持ちも全然納得出来なかった。
「あの問題はどうなったのか?」という未解決の問題も多いまま。じっくり時間をかけて書き上げた作品とは程遠い。
だいたい、引っ込み思案で花嫁学校程度の学歴しか持っていない若いエリザベスが、たった3年間父親の元に居ただけで、世界でトップクラスの大企業の社長業が出来るのか?
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.7:
(2pt)

遅れてくる主人公、それ次第

読後の満足感は主人公への感情移入度にかなり左右されることと思います。幾度も暗殺未遂に逢うなど、主役周りははスリリング、更にロマンスや一族愛という背骨もあり盛り沢山です。
その反面、血族や、事件の容疑者候補として登場した重役軍団にまっとうな出番が少なかったのが辛かった。終始「金が必要」という共通の動機の上を堂々巡っていて、逆に印象が薄れていきました。あれだけのページを割いて登場したのだから、もっと不審な言動だとか、容疑者同士で絡み合うだとか、一歩先に進んだ怪しさを楽しみたかったです。

血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.6:
(5pt)

面白い

シドニー・シェルダン好きにはたまらない、ストーリー展開。
上巻は登場人物の説明でほぼ埋まっている。
でもただの紹介じゃなく、これも彼の独特な書き方で
人物紹介なのに、すでにドキドキ、はらはらさせられる。
下巻はサスペンス要素がかなり入ってきて、
またこれも面白い。
購入時はぜひ上下巻同時に購入することをお勧め。
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.5:
(4pt)

面白かった!!!

大企業社長が登山中の事故で亡くなり、
それは事件なのか事故なのか???ということから始まり、
容疑者は”血族”のなかにいる・・・という面白い設定です。

上巻はまだまだ序章といった感じですが、
登場人物それぞれの描写がうまく、それぞれに動機があり、
怪しいのは誰なんだと考えて予想を裏切られ・・の連続で非常に面白い。

下巻も、流れるように物語が進んでいき、
誰が犯人なのか本当に分からなくなる。
警察でさえ怪しく思えてくるから不思議だ。

ただ少々終わり方が尻すぼみな感じがしたのはがっかりでした;
もう少し事件の真相とやらは詳しく書いてほしかった。
読み終わった後にもう一度読もうと思う点では良いのかもしれないけど…

しかし読者としては読んでてとても面白い本でした!
気楽に読める点でもすごく良かった。
ちなみになぜか私の中でのリーズ・ウィリアムス像はオーランド・ブルームでした(笑)
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.4:
(4pt)

やや物足りないかも

大企業の社長が殺される。容疑者は社長を取り巻く複数の人物。途中でなんとなくこの人が犯人じゃないかと思って読んでいたらやっぱりその人が犯人でした。それでもシドニーシェルドン独特の話の展開の仕方は見事で、読んでいて飽きません。ただちょっと意外性に欠ける点が物足りなさにつながるのかもしれません。英語は読み易く、ペーパーバック初心者でも大丈夫です。
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.3:
(3pt)

ソコソコです。

陰謀ものなんですが、サスペクトになる人々のキャラなどながーい描写のあと後半はぐんぐん盛り上がる・・・と言いたいところなのですがそうでもナシ。一連の作品では平均以下、と感じました。
トラブルのもとになる主人公の「執着」に共感できる要素がなくて入っていけませんでした。
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.2:
(5pt)

すごい!

この本は、とにかく登場人物の人柄、生活環境が事細かに描写されていて、おもしろいです!!面白くって、あっという間に読み終わってしまいました!
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
4900430145
No.1:
(5pt)

すごい!

この本は、とにかく登場人物の人柄、生活環境が事細かに描写されていて、おもしろいです!!面白くって、あっという間に読み終わってしまいました!
血族〈上〉Amazon書評・レビュー:血族〈上〉より
490043020X

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