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爛れた闇の帝国
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爛れた闇の帝国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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最初はよく分からず、適当に読んでいましたが、後半になり話が分かってくると 読む手が止まらなかったです。 読み進めながらバクバクと心臓が鳴っているのを感じたのは初めてでした。 おすすめします | ||||
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粘膜シリーズは全部読んでいます。 飴村先生本人が、どこかのインタヴューにて本作の事を 『初め書いた時はふぬけた青春小説のようになってしまい 書き直した』みたいな事をおっしゃっていた記憶があります。 以下ネタバレなのでご注意下さい。 中盤まではどう転がるかわからなく面白かったです。が 後半ミステリとしてみて牽強付会(後付け、設定のためだけの 味付け)がやや目立ち、ホラー、超常的な展開も「伝奇か!」と いつもと違い、突っ込みたくなる唐突さを感じました。 説明台詞臭いというか。言い訳臭いというか… 画家漫画家というのも物語には関係なく、親子って設定 (ミステリ=種明かし)のためだけにつけられたように思います。 ほとんど非難になってしまいましたが、この方の次回作(粘膜戦士かしら) に期待をしています。 | ||||
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「粘膜」シリーズは戦争の前後という時代設定だったが、この作品は現代が主な舞台。 なので、これまでに比べて残忍さは減ったが身近に感じる恐怖は増加した。 著者のファンでなくとも、ホラーが苦手な人であろうとも、一度は彼の作品を読んでもらいたい。 「人の体を一皮めくればグロテスクな臓物が詰まっているように、人の心だって一皮めくればグロテスクな感情が詰まっているんだ。後はそれを晒せるか晒せないかの違いしかなくて、君のお母さんは晒せる人だったってだけさ」 この言葉に「粘膜」シリーズから流れる、飴村イズムを感じた。 | ||||
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飴村さんの本は始めて読みました。 意外な展開あり、おもしろかったです。 謎が謎を呼び、これどうなるんだろうと最後まで読み進めました。 残酷な拷問シーンがあり、そこのところが苦手で、読み飛ばしました。 残酷シーンに耐性がない方は、結構きついと思います。 | ||||
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凄いタイトル。 面白かった。冒頭から緊張感のある場面で、そのままぐいぐいと読んでしまった。 読了まで二時間。粘膜シリーズと比較するとグロもエロも控えめな印象。どうしても粘膜シリーズを意識してしまう のは、『凶暴な兄弟』『一人の美女を巡る激しい諍い』『拷問』『日本軍』『爬虫類』『記憶』などなど今作も似たような キーワードが登場しているから。内容は粘膜シリーズとは全く別なものであるけれど、読んでいてこれらのキーワード が頻繁にでてくると粘膜シリーズを思い出してしまう。 粘膜シリーズと比較して感じたことのひとつは、今作のほうが粘膜シリーズよりも、人間の醜さを描き出している。グロが控えめで感情を丹念に あらわしている描写が多かったので余計にそう感じたのかもしれない。 肝心のストーリーは、『兄弟』の争いを軸に歪んだ愛憎が交錯していて、ラストでそうきたかあと予想しなかった展開だったのがよかった。 人物描写がうまくて、人間の狡さが非常によく描かれていて興味深い。不思議と読後感が重苦しくないのとこの後どうなったんだろうと 続きが気になった。 劇画的な内容をこれだけ文章で表現できるのは秀逸。 | ||||
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ノワールな作品だった 著者の作品を読んだのは、本著が初だ 作品との出会いのタイミングは重要だと思う 昔、馳星周著「不夜城」を読んだ時はその刺激な内容に痺れた しかし、中年となった今、あまり刺激的な内容の作品は少しシンドイ 異形なものや、記憶の曖昧さ等といったホラー的な要素もあったが 読みどころは、タイトルが示す通り人の心の爛れた闇だろう 人の心の深層こそが真のグロテスクといったところか | ||||
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粘膜シリーズと比較すると、破天荒さやユーモラスな描写は控えめです。 その分物語の構成や登場人物の心情に重きを置いているように感じました。 私は過去作と同じ調子のものを期待していた為少し戸惑いましたが、味付けの違う飴村作品として非常に楽しめました。 | ||||
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筆者の作品を読むのは、この「爛れた闇の帝国」が初めてだが、大変おもしろかった。 なんというか「見たくないのに直視してしまう」そんな作品だと感じた。 人間のグロテスクな一面がページをめくるたびに目に飛び込んでくる。 「もういやだ、見たくないない」と思っても、手はどんどんページをめくって気が付けば夢中になり読んでいた。 グロテスクな場面も少々あったが、 精神的なグロテスクさの方に重きを置いていると感じたので、グロイのが苦手という方にもぜひ一読してもらいたい。 筆者の粘膜シリーズもこれから読もうと思います。 | ||||
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内容は、他の方々が書かれている通りです。誰にも真似の出来ない飴村ワールド全開です。映像化して観てみたい気もしますが、内容が内容ですので無理でしょうね。せめてマンガにして読んでみたいものです。作者は、勿論、日野日出志先生でどうでしょう。とにかく、爛れた闇の心の醜さに脱帽です。 | ||||
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私は飴村行の作品はすべて読んでいます。 今作はグロテスクな場面は少なく、刺激が少ないように思えますが、 人間のグロテスクな部分をみごとに表現していて、以前の物理的なものから グロさの質を変えてきているといった印象を受けました。 しかし、私は物理的なグロさも好きなので次回の作品では物理的なグロとこの精神的なグロを みごとに融合させた飴村ワールドに期待します。 | ||||
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活字離れがはなはだしく1ページ読んでは眠くなり、集中力が続かず パタンと本を閉じては一週間くらい『積ん読』状態が続き気がつくと マーケットプレイスへ出品・・・などという私ですが飴村作品だけは あっという間にページが進み一気に最後まで楽しんで読めます。 今回の作品は前作までのような著者特有の『ユーモア』はなりを潜めて しまいましたし、冒険活劇的なワクワク感や弱者の立場のものが強者の 立場のものを躊躇なく打ち挫くという痛快さはありませんでしたがそれ でも最後まで『どうなるんだろう?これはどういう謎解きとして帰着する んだろう?』という気持ちで最後まで引き込まれ楽しめましたので失望 までは決してしませんでした。 次回作にはヘモヤンのような強烈キャラクターの復活と『もう一ひねり』 を期待したいと思います。 お薦めです。 | ||||
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粘膜シリーズと比べるとパワーダウンの印象です。 異形のものも登場しますが、河童や蜥蜴人間に比べてインパクトが弱いです。 富蔵やヘモやんといった愛すべきキャラクターや、ジャングル逃避行のような手に汗握るサバイバルシーンも今回は登場しません。 作品としては悪くないのですが、著者独特の破天荒さが影を潜め、「小さくまとまった」というのが率直な感想です。 著者にはもっと「はちゃめちゃ」な作品を期待します!! | ||||
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この著者の作品は、一応全て読んでいます。物凄くグロテスクで目を背けたくなる様な描写が連なっているのに、一度読み始めたら途中で止める事が出来ない。そんな中毒性があります。本書に関しては、今までにあったような、過激な描写はそこまで多くはないと思います。 どちらかと言えば、ストーリーに重きを置いている感じです。 現代の主人公と、戦時中の牢獄に監禁された兵士。 この二人の物語が、どのように関連していくのか読者としては非常に気になって、ページをめくる手が止められませんでした。 ラストで全ての事柄が繋がった時は、少なからず誰しも驚きがあると思います。飴村行だからこそ出来る、叙述トリックという感じでした。 | ||||
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