博士の愛した数式

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博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全1,470件 841〜860 43/74ページ
No.630
(5pt)

数と優しさと愛が詰まった作品

交通事故で脳に損傷を受け、80分しか記憶が保てなくなった『博士』と、シングルマザーになる道を選び、島の家政婦として『博士』のもとで働く『私』と、タイガースと野球が大好きな、『私』の一人息子『ルート』の、春のように穏やかで暖かくて優しい日々を描いた作品。 『博士』は数字を、数学をこよなく愛し、同時に『ルート』をこよなく愛した。それも過剰なほどに。「子供をひとりにしてはいけない」という理由から『私』と『ルート』を家に住まわせ、「ルートが……ルートが!!」と、ルートが包丁で指の間を切ったときには、怯える子犬のように必死に『私』に助けを求めた。そして、『博士』の義姉である『未亡人』と『私』が『博士』のことで口論している時には、「子主を傷つけてはいけない!」と言って、謎の数式を二人の前においた。 その数式が言いたかった本当の意味が分かったのは、読み終えてから数日たってからのことだ。『僕にとって(家政婦さんと)ルートはかけがえのない【−1】。僕と言う【1】の存在に二人を足しても、今までの生活に何ら支障はない』『博士』はこう言いたかったのだ……そう思うと、心の奥が熱くなってしまった。記憶が80分も保てなくなっても、『博士』にとってはふたりはかけがえのない存在だったのだ。同時に『私』と『ルート』にとっても、『博士』はかけがえのない存在だったように。 数字の世界は、知らないところで人のつながりにも作用している。そう思わせる作品である。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.629
(5pt)

数と優しさと愛が詰まった作品

交通事故で脳に損傷を受け、80分しか記憶が保てなくなった『博士』と、シングルマザーになる道を選び、島の家政婦として『博士』のもとで働く『私』と、タイガースと野球が大好きな、『私』の一人息子『ルート』の、春のように穏やかで暖かくて優しい日々を描いた作品。 『博士』は数字を、数学をこよなく愛し、同時に『ルート』をこよなく愛した。それも過剰なほどに。「子供をひとりにしてはいけない」という理由から『私』と『ルート』を家に住まわせ、「ルートが……ルートが!!」と、ルートが包丁で指の間を切ったときには、怯える子犬のように必死に『私』に助けを求めた。そして、『博士』の義姉である『未亡人』と『私』が『博士』のことで口論している時には、「子主を傷つけてはいけない!」と言って、謎の数式を二人の前においた。 その数式が言いたかった本当の意味が分かったのは、読み終えてから数日たってからのことだ。『僕にとって(家政婦さんと)ルートはかけがえのない【−1】。僕と言う【1】の存在に二人を足しても、今までの生活に何ら支障はない』『博士』はこう言いたかったのだ……そう思うと、心の奥が熱くなってしまった。記憶が80分も保てなくなっても、『博士』にとってはふたりはかけがえのない存在だったのだ。同時に『私』と『ルート』にとっても、『博士』はかけがえのない存在だったように。 数字の世界は、知らないところで人のつながりにも作用している。そう思わせる作品である。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.628
(5pt)

ほのぼの!

私自身、数学を専門にしているので、博士の行動や考えていることに共感することも多かったと思います。数式の美しさと、そこに描かれている人物の心のふれあいがとても温かく、ほのぼのしました。また、人間の記憶についていろいろと考えさせられました。そして大切なことを再確認できた気がします。是非みなさんも読んでみてください。おすすめです。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.627
(5pt)

ほのぼの!

私自身、数学を専門にしているので、博士の行動や考えていることに共感することも多かったと思います。数式の美しさと、そこに描かれている人物の心のふれあいがとても温かく、ほのぼのしました。また、人間の記憶についていろいろと考えさせられました。そして大切なことを再確認できた気がします。是非みなさんも読んでみてください。おすすめです。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.626
(5pt)

安心して読めました。

色々な意味で安心して読めました。色々な場所で優しさが溢れているように感じました。最後の2ページで色々なものを救い、まとめていると思います。このような作品が世の中にもっとあっても良いのでは無いでしょうか?素晴らしい作品、作家だと思います。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.625
(5pt)

安心して読めました。

色々な意味で安心して読めました。色々な場所で優しさが溢れているように感じました。最後の2ページで色々なものを救い、まとめていると思います。このような作品が世の中にもっとあっても良いのでは無いでしょうか?素晴らしい作品、作家だと思います。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.624
(5pt)

好きです。

ルートと博士のほのぼのとした会話。その後ろ側にある設定の救いのなさ。静かな物語。生き生きと語られる数字たち。どれも魅力的です。そして不思議に色っぽい話でした。隠された過去とか弱いんです。博士は多分かつて罪を犯した。それが一般的に罪かはともかく、作中に出てくる彼は不器用なほどに清冽で、それが故に自分を許すことができなかったのではないかと思います。それでも本来ならばすべては時が解決したでしょう。けれど博士の時計は壊れてしまった。彼はもう、新しい友人を作ることはできない。思い出も作れない。時間という特効薬を彼は持たないのです。底知れない先行きのなさで、ルートが"成長する"子どもであることと比べると、その暗さや重さには軽く驚きます。二人の会話は微笑ましく暖かですが、それでもそれを大事に抱えてゆけるのはルートだけでしかない。博士にとっては、毎日ルートは「はじめまして」の人なのです。そんじょそこらの片思いより切ないです。それでも一つ救いがあるのは、博士が何時間もかけて問題を解くことができる、ということです。メモや計算式で、博士は持たない記憶を補える。「余白が足りない」と証明されなかった数式が、幾人もの学者の研究を経てついには証明されたように。神様に比べれば人の一生もまた80分くらいのものかもしれなくても、つなげることでその手帳に記された真実がのぞきみえる。博士は必ず記憶を失うけれど、それでも真実がそこにあり、努力を続けるのなら、いつか何かが残って奇跡が起きるかもしれないなぁと思うのです。願いや祈りもそこにはあるさ。絶望や痛みがやはりあるのと同じように。胸を打たれる作品でした。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.623
(5pt)

好きです。

ルートと博士のほのぼのとした会話。その後ろ側にある設定の救いのなさ。静かな物語。生き生きと語られる数字たち。どれも魅力的です。そして不思議に色っぽい話でした。隠された過去とか弱いんです。博士は多分かつて罪を犯した。それが一般的に罪かはともかく、作中に出てくる彼は不器用なほどに清冽で、それが故に自分を許すことができなかったのではないかと思います。それでも本来ならばすべては時が解決したでしょう。けれど博士の時計は壊れてしまった。彼はもう、新しい友人を作ることはできない。思い出も作れない。時間という特効薬を彼は持たないのです。底知れない先行きのなさで、ルートが"成長する"子どもであることと比べると、その暗さや重さには軽く驚きます。二人の会話は微笑ましく暖かですが、それでもそれを大事に抱えてゆけるのはルートだけでしかない。博士にとっては、毎日ルートは「はじめまして」の人なのです。そんじょそこらの片思いより切ないです。それでも一つ救いがあるのは、博士が何時間もかけて問題を解くことができる、ということです。メモや計算式で、博士は持たない記憶を補える。「余白が足りない」と証明されなかった数式が、幾人もの学者の研究を経てついには証明されたように。神様に比べれば人の一生もまた80分くらいのものかもしれなくても、つなげることでその手帳に記された真実がのぞきみえる。博士は必ず記憶を失うけれど、それでも真実がそこにあり、努力を続けるのなら、いつか何かが残って奇跡が起きるかもしれないなぁと思うのです。願いや祈りもそこにはあるさ。絶望や痛みがやはりあるのと同じように。胸を打たれる作品でした。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.622
(5pt)

約数と完全数

完全数 (かんぜんすう) とは、その数自身を除く正の約数の和が、その数自身と等しい自然数のこと。6 = 1+2+3, 28=1+2+4+7+14 など。古代の人は、最初の完全数が6なのは「神が6日間で世界をつくったから」、次の完全数が28なのは「月の公転周期が28日」と関連があると考えていたとされる。常識ですよ、下のお方。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.621
(5pt)

約数と完全数

完全数 (かんぜんすう) とは、その数自身を除く正の約数の和が、その数自身と等しい自然数のこと。6 = 1+2+3, 28=1+2+4+7+14 など。古代の人は、最初の完全数が6なのは「神が6日間で世界をつくったから」、次の完全数が28なのは「月の公転周期が28日」と関連があると考えていたとされる。常識ですよ、下のお方。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.620
(4pt)

数学は哲学だ

数学と野球という全く別々の話題、記憶が80分しかもたないという一見むりのある設定。こんな小説を破綻なく、しかもあっさりとした口当たりでまとめる事のできた作者の腕はすごいと思う。この作品をまとめられたのは、「博士」という強烈なキャラを中心にすえて、すべての話題やテーマを結び付けているからだ。不器用で、それでも一生懸命な博士の姿は、ほほえましく、応援したくなる。そんな博士の姿をおって、ついついページをめくってしまうのだ。ただ、博士は不器用だ。博士は、真髄なるものを「かぎ括弧」にくくった言葉にしていない。ヒントは、主人公からみえる彼の描写と、彼の残す数式だけだ。 そうした「読み取る」面白さが、この本の一つの見所ではないだろうか。最近ラブストーリーかちょっとハードなストーリーが人気を集めているが、これはまったく異色である。だから、あんまり本を読まない人(そんでもって話題の本しか読まない人)には、あまりおすすめしない。多分物足りないとかんじてしまうだろう。 文章を読むのが好きな人には、この哲学的な面白さがわかると思うので、ぜひよんでみてほしい。 
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.619
(4pt)

数学は哲学だ

数学と野球という全く別々の話題、記憶が80分しかもたないという一見むりのある設定。こんな小説を破綻なく、しかもあっさりとした口当たりでまとめる事のできた作者の腕はすごいと思う。この作品をまとめられたのは、「博士」という強烈なキャラを中心にすえて、すべての話題やテーマを結び付けているからだ。不器用で、それでも一生懸命な博士の姿は、ほほえましく、応援したくなる。そんな博士の姿をおって、ついついページをめくってしまうのだ。ただ、博士は不器用だ。博士は、真髄なるものを「かぎ括弧」にくくった言葉にしていない。ヒントは、主人公からみえる彼の描写と、彼の残す数式だけだ。 そうした「読み取る」面白さが、この本の一つの見所ではないだろうか。最近ラブストーリーかちょっとハードなストーリーが人気を集めているが、これはまったく異色である。だから、あんまり本を読まない人(そんでもって話題の本しか読まない人)には、あまりおすすめしない。多分物足りないとかんじてしまうだろう。 文章を読むのが好きな人には、この哲学的な面白さがわかると思うので、ぜひよんでみてほしい。 
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.618
(5pt)

新しい形の私小説

世間で話題になっており、大学の恩師からも薦められ読みました。  登場する三人(博士、私そして√)が80分に制約された世界で織り成す人間模様は、日本の伝統である上質な私小説に久々に出会えたとい感じがしました。ただ明治期の私小説は異なり数式が人間関係のあやになるところが現代風であり、全く斬新な設定だと思う。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.617
(5pt)

新しい形の私小説

世間で話題になっており、大学の恩師からも薦められ読みました。  登場する三人(博士、私そして√)が80分に制約された世界で織り成す人間模様は、日本の伝統である上質な私小説に久々に出会えたとい感じがしました。ただ明治期の私小説は異なり数式が人間関係のあやになるところが現代風であり、全く斬新な設定だと思う。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.616
(4pt)

忙しくて映画を観にいくことは出来なかったのですがそれが悔やまれました。というのも温かいものを感じたくて読んでみたわけですが80分ごとに消えていく記憶というサイクルの中で80分しか保てないからこその数式を通して愛情というかそういったものを感じさせるところは作者の成せる業といえるのでしょうが、これで終わり??といった感が残ったのも事実でした。そこの部分を埋めてくれるのが映像なのかなあと少し期待してしまうのですが小説と映像作品を比べちゃうなんて少し間違ってますねwでもさらにイメージが高まるなら、もちろん逆に落ちてしまうこともあるけどもう一歩踏み込める!という感を持たせてくれる作品だったと思いました。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.615
(4pt)

忙しくて映画を観にいくことは出来なかったのですがそれが悔やまれました。というのも温かいものを感じたくて読んでみたわけですが80分ごとに消えていく記憶というサイクルの中で80分しか保てないからこその数式を通して愛情というかそういったものを感じさせるところは作者の成せる業といえるのでしょうが、これで終わり??といった感が残ったのも事実でした。そこの部分を埋めてくれるのが映像なのかなあと少し期待してしまうのですが小説と映像作品を比べちゃうなんて少し間違ってますねwでもさらにイメージが高まるなら、もちろん逆に落ちてしまうこともあるけどもう一歩踏み込める!という感を持たせてくれる作品だったと思いました。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.614
(5pt)

私の読書メモ

久しぶりにおもしろい小説を読んだ。高二の娘が借りてきた本を、イッキ読みした。80分しか記憶が続かない不思議な数学者。子供には無限の時間を惜しげもなく用意し、誉め、励まし、保護する純粋な博士。理想の父親像でもある。映画も是非見よう。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.613
(5pt)

私の読書メモ

久しぶりにおもしろい小説を読んだ。高二の娘が借りてきた本を、イッキ読みした。80分しか記憶が続かない不思議な数学者。子供には無限の時間を惜しげもなく用意し、誉め、励まし、保護する純粋な博士。理想の父親像でもある。映画も是非見よう。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.612
(5pt)

とても考えさせられた

家政婦「私」と√の愛に感動し,博士の苦しさ,子供に対する愛に感動し.気づけば涙が出ていました.もし私が80分しか記憶がもたなかったら?日々何を思い,過去をどのように感じ,未来にどのような思いを抱くのか.とても考えさせられた1冊です.
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.611
(5pt)

とても考えさせられた

家政婦「私」と√の愛に感動し,博士の苦しさ,子供に対する愛に感動し.気づけば涙が出ていました.もし私が80分しか記憶がもたなかったら?日々何を思い,過去をどのように感じ,未来にどのような思いを抱くのか.とても考えさせられた1冊です.
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X