博士の愛した数式

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

博士の愛した数式の評価:

4.32/5点 レビュー 849件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,470件 741〜760 38/74ページ
No.730
(5pt)

違った気持ちで「数式」を見れる

大げさな展開などなにも無いのだけど、静かに家政婦と雇い主という関係が始まり、子供がかかわり、ところどころに事件があり、静かに話が進められていて、終わりも暖かな余韻とともに静かに終わっている。 なんか、登場人物がとてもリアルでユニーク。そして彼らの交流がほんわかしてて、そこがじわじわじわじわと胸にくる。 数式って、こんなに興味深いものだったっけ?と、どこか昔に学校で習ったことのある定理を違った気持ちで読んでいた。 無味乾燥な数学が、とても面白くドラマティックに思えてくるのは著者の筆力の賜物ではないかな。 誰かに大切にされるって、こんなに素敵なことだったんだね、って改めて思う。静かに泣ける1冊です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.729
(5pt)

違った気持ちで「数式」を見れる

大げさな展開などなにも無いのだけど、静かに家政婦と雇い主という関係が始まり、子供がかかわり、ところどころに事件があり、静かに話が進められていて、終わりも暖かな余韻とともに静かに終わっている。 なんか、登場人物がとてもリアルでユニーク。そして彼らの交流がほんわかしてて、そこがじわじわじわじわと胸にくる。 数式って、こんなに興味深いものだったっけ?と、どこか昔に学校で習ったことのある定理を違った気持ちで読んでいた。 無味乾燥な数学が、とても面白くドラマティックに思えてくるのは著者の筆力の賜物ではないかな。 誰かに大切にされるって、こんなに素敵なことだったんだね、って改めて思う。静かに泣ける1冊です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.728
(4pt)

静かに時間が流れる中で

朝目覚めると、身体に貼り付けたメモから「自分が80分間の記憶しか持てない」ことを知らされて博士の一日は始まる。 自分自身を縁取るバックボーンを、何一つ認識できない心細さとは如何なるものだろう。 私たちは、所属する団体や会社、学歴、資格、人脈、過去の実績など自身を取り巻く多くの「後ろ盾」によって相対的評価されることに慣れている。 ところが、ここに登場する博士は、今この瞬間に生きる自我のみが絶対的唯一の存在価値であり、それ以上でもそれ以下でもない。 数学者である博士自身が、「全体との相対的比率を問題としない、絶対的な数値」を言う『絶対数』を体現しているようだが、しかし博士が最も愛する絶対数『素数』に「1」はあてはまらない。 「絶対数」的博士も、独りではその存在に光は当たらない。博士を取り巻く「私」や「ルート」、「未亡人」などの人々が居て初めて博士たり得る、つまりは『素数』の人なのではないだろうか。 文中、「静けさ」を 「あるべきものがあるべき場所に納まり、昔からずっと変わらずそうであったかのような、そしてこれからも永遠にそうであり続ける確信に満ちた状態」と表現する言葉が美しい。 「ああ、静かだ」 一日の終わりには、こうつぶやきたいものです。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.727
(4pt)

静かに時間が流れる中で

朝目覚めると、身体に貼り付けたメモから「自分が80分間の記憶しか持てない」ことを知らされて博士の一日は始まる。 自分自身を縁取るバックボーンを、何一つ認識できない心細さとは如何なるものだろう。 私たちは、所属する団体や会社、学歴、資格、人脈、過去の実績など自身を取り巻く多くの「後ろ盾」によって相対的評価されることに慣れている。 ところが、ここに登場する博士は、今この瞬間に生きる自我のみが絶対的唯一の存在価値であり、それ以上でもそれ以下でもない。 数学者である博士自身が、「全体との相対的比率を問題としない、絶対的な数値」を言う『絶対数』を体現しているようだが、しかし博士が最も愛する絶対数『素数』に「1」はあてはまらない。 「絶対数」的博士も、独りではその存在に光は当たらない。博士を取り巻く「私」や「ルート」、「未亡人」などの人々が居て初めて博士たり得る、つまりは『素数』の人なのではないだろうか。 文中、「静けさ」を 「あるべきものがあるべき場所に納まり、昔からずっと変わらずそうであったかのような、そしてこれからも永遠にそうであり続ける確信に満ちた状態」と表現する言葉が美しい。 「ああ、静かだ」 一日の終わりには、こうつぶやきたいものです。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.726
(5pt)

数学を文学として表現した見事な作品

久々にいい本に出会えました。数学を文学として表現した見事な作品です。友愛数や完全数のくだりなどは、数字の美しさに思わず惚れ惚れです。博士と家政婦の私、そして息子のルートの3人の間の愛情が満ち溢れている、なんともいえないほのぼのとした感じがいいんです。本書を読み終わった後、映画も見ました。映画化されるとイマイチという作品が多い中、「博士の愛した数式」に限ってはイメージ通りでした。子役のルートが良かったですね。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.725
(5pt)

数学を文学として表現した見事な作品

久々にいい本に出会えました。数学を文学として表現した見事な作品です。友愛数や完全数のくだりなどは、数字の美しさに思わず惚れ惚れです。博士と家政婦の私、そして息子のルートの3人の間の愛情が満ち溢れている、なんともいえないほのぼのとした感じがいいんです。本書を読み終わった後、映画も見ました。映画化されるとイマイチという作品が多い中、「博士の愛した数式」に限ってはイメージ通りでした。子役のルートが良かったですね。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.724
(4pt)

数式のように素っ気ない淡々とした物語。なのに、それは胸をうつ。

事故の後遺症で80分ごとに記憶がリセットされてしまう、数学の老「博士」。家政婦とその息子「ルート」。3人が繰り広げるのは、とてもとても静かな物語だ。判で押したように繰り返される同じような日々。退屈であるはずの物語が、鮮やかでかけがえのないものに感じられるのは、博士には、それが決して「昨日と同じ今日」になりえないからだ。朝の目覚め、ルーティンワーク、お手伝いさんを迎えること、ルートの頭をなでること、三人で晩ご飯を食べること・・・。80分しか記憶のもたない博士は、一瞬一瞬を、どんな気持ちで生きているのだろう。静かな、静かな生活であるからこそ、それは心に沁みる。けれど「昨日と同じ今日」を持たないのは、私たちであっても同じなのだ。「今」の大切さを、博士は何も語らずとも、冗舌に語る。お手伝いさん母子と博士が、数学と野球を通して(この二つの要素がまた、ユーモアとペーソスがあってすごくいいと思う)心を通わせていく様は、ほほえましく、温かい。なのに、どんなに心を交感しても「覚えられない」「覚えてもらえない」というせつなさ。そして彼らと両極にある、もう一人の登場人物・未亡人の「決して忘れられることのない」呪縛のような思い。人が人を思うことの、やるせなさといとおしさが、淡々と描かれている。ただの数字の羅列が、実は強烈な意味を持つように、何てことのないエピソードのひとつひとつが、深く強く、心をうつ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.723
(4pt)

数式のように素っ気ない淡々とした物語。なのに、それは胸をうつ。

事故の後遺症で80分ごとに記憶がリセットされてしまう、数学の老「博士」。家政婦とその息子「ルート」。3人が繰り広げるのは、とてもとても静かな物語だ。判で押したように繰り返される同じような日々。退屈であるはずの物語が、鮮やかでかけがえのないものに感じられるのは、博士には、それが決して「昨日と同じ今日」になりえないからだ。朝の目覚め、ルーティンワーク、お手伝いさんを迎えること、ルートの頭をなでること、三人で晩ご飯を食べること・・・。80分しか記憶のもたない博士は、一瞬一瞬を、どんな気持ちで生きているのだろう。静かな、静かな生活であるからこそ、それは心に沁みる。けれど「昨日と同じ今日」を持たないのは、私たちであっても同じなのだ。「今」の大切さを、博士は何も語らずとも、冗舌に語る。お手伝いさん母子と博士が、数学と野球を通して(この二つの要素がまた、ユーモアとペーソスがあってすごくいいと思う)心を通わせていく様は、ほほえましく、温かい。なのに、どんなに心を交感しても「覚えられない」「覚えてもらえない」というせつなさ。そして彼らと両極にある、もう一人の登場人物・未亡人の「決して忘れられることのない」呪縛のような思い。人が人を思うことの、やるせなさといとおしさが、淡々と描かれている。ただの数字の羅列が、実は強烈な意味を持つように、何てことのないエピソードのひとつひとつが、深く強く、心をうつ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.722
(4pt)

温かい本に出合えた

ずぅっと読みたかったこの本。やっぱり読んでよかった、ちなみにこの本を読むまでは・・・と思い映画は見ていない。とにかくじーんと温かい本。「くすっ」と笑いたくなる、「温かい人間関係」の元で成り立つ笑い。「80分しか記憶が持たない年配の数学博士」に「家政婦」と「10歳の男の子」がなじんでいく様子がすごくいい。博士が男の子を学校帰りに自分の家に寄るようにと言うところから3人の心地よい関係は始まる。小学生の男の子が年配の博士を大切に思う・一生懸命になるところはすごくいい。年は離れているがお互い心は通っている、記憶が80分しか持たなくても・・・。阪神時代の江夏投手が3人を繋げる架け橋にもなっているのもいい。そして、野球観戦では可愛らしい子からしか「飲み物・食べ物」を買わない『おちゃめな博士』。博士の「宝箱」の秘密、思わず息を飲む。男の子は博士から、「数字の美しさ」だけでなく「途中で止めたら絶対正解にはたどり着けない」事も学ぶ。大人になり『数学の先生』になった男の子の頭を『子供の時の様』になでる博士の姿・・・じーんときた。温かい内容はもちろん、数学をテーマにしながらも重たい内容にしなかった作者にも感動しないではいられない。さぁこれでDVDが見られるぞぉ。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.721
(4pt)

温かい本に出合えた

ずぅっと読みたかったこの本。やっぱり読んでよかった、ちなみにこの本を読むまでは・・・と思い映画は見ていない。とにかくじーんと温かい本。「くすっ」と笑いたくなる、「温かい人間関係」の元で成り立つ笑い。「80分しか記憶が持たない年配の数学博士」に「家政婦」と「10歳の男の子」がなじんでいく様子がすごくいい。博士が男の子を学校帰りに自分の家に寄るようにと言うところから3人の心地よい関係は始まる。小学生の男の子が年配の博士を大切に思う・一生懸命になるところはすごくいい。年は離れているがお互い心は通っている、記憶が80分しか持たなくても・・・。阪神時代の江夏投手が3人を繋げる架け橋にもなっているのもいい。そして、野球観戦では可愛らしい子からしか「飲み物・食べ物」を買わない『おちゃめな博士』。博士の「宝箱」の秘密、思わず息を飲む。男の子は博士から、「数字の美しさ」だけでなく「途中で止めたら絶対正解にはたどり着けない」事も学ぶ。大人になり『数学の先生』になった男の子の頭を『子供の時の様』になでる博士の姿・・・じーんときた。温かい内容はもちろん、数学をテーマにしながらも重たい内容にしなかった作者にも感動しないではいられない。さぁこれでDVDが見られるぞぉ。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.720
(5pt)

そこに厳然とあり続ける”数式”の孤独な美しさ

人間の弱さと強さ。時間の残酷さと優しさ。そして生きることの辛さと幸せ。それら全てを沈黙のままに抱きしめてそこに永遠に変わらず存在し続ける”数式”の気高いまでの存在感と孤独感。人間は決定的に一人で、だからこそ人と触れ合える瞬間がある…人間の”尊厳”について考えさせてくれる作品です。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.719
(5pt)

そこに厳然とあり続ける”数式”の孤独な美しさ

人間の弱さと強さ。時間の残酷さと優しさ。そして生きることの辛さと幸せ。それら全てを沈黙のままに抱きしめてそこに永遠に変わらず存在し続ける”数式”の気高いまでの存在感と孤独感。人間は決定的に一人で、だからこそ人と触れ合える瞬間がある…人間の”尊厳”について考えさせてくれる作品です。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.718
(4pt)

優しい、お話。

映画化されたということで、恥ずかしながら初めて知りました。結局映画の方が行く機会を逃してしまったのですが、小説だけでも出会えて良かったです。 日本語が、とても綺麗です。 普段何気なく使っている言葉達も、この本の世界では何故かとても美しく聞こえます。現代では段々と汚れてしまっていっている「自分の気持ちを相手に伝えるための“言葉”」、大切にしたいなぁと思いました。 博士の記憶の云々よりも、この小説の中で流れる穏やかで静かな時間がとても心地良かったです。数式の話は文系の私には最初は不安だったけど、でも博士を介して聞くと「なるほど」って思えて、今まで嫌いだった数字がいとおしく思えてくるから不思議です。もっと若いときにこの本に出会いたかったな。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.717
(4pt)

優しい、お話。

映画化されたということで、恥ずかしながら初めて知りました。結局映画の方が行く機会を逃してしまったのですが、小説だけでも出会えて良かったです。 日本語が、とても綺麗です。 普段何気なく使っている言葉達も、この本の世界では何故かとても美しく聞こえます。現代では段々と汚れてしまっていっている「自分の気持ちを相手に伝えるための“言葉”」、大切にしたいなぁと思いました。 博士の記憶の云々よりも、この小説の中で流れる穏やかで静かな時間がとても心地良かったです。数式の話は文系の私には最初は不安だったけど、でも博士を介して聞くと「なるほど」って思えて、今まで嫌いだった数字がいとおしく思えてくるから不思議です。もっと若いときにこの本に出会いたかったな。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.716
(4pt)

数学だけじゃなくって

「僕の記憶は80分しかもたない」という印象的なフレーズで映画かもされた作品です。数学者、彼の世話をする家政婦とその息子を中心に物語がすすんでいきます。数学という普遍的なものの周りに、あやふやな記憶や思い、夢などの要素がちりばめられており、作品として面白いし、バランスが取れているなあと感じました。野球の話が物語の中で大きな比率を占めているのに驚きました。メインのテーマ以外のエピソードが多くて、博士の苦しみ、自分の障害に対する葛藤などが十分表現されていなかったような気がしました。しかし文章は人を落ち着けるものがあり、苦労を感じさせない主人公の家政婦の心の優しさに癒されます。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.715
(4pt)

数学だけじゃなくって

「僕の記憶は80分しかもたない」という印象的なフレーズで映画かもされた作品です。数学者、彼の世話をする家政婦とその息子を中心に物語がすすんでいきます。数学という普遍的なものの周りに、あやふやな記憶や思い、夢などの要素がちりばめられており、作品として面白いし、バランスが取れているなあと感じました。野球の話が物語の中で大きな比率を占めているのに驚きました。メインのテーマ以外のエピソードが多くて、博士の苦しみ、自分の障害に対する葛藤などが十分表現されていなかったような気がしました。しかし文章は人を落ち着けるものがあり、苦労を感じさせない主人公の家政婦の心の優しさに癒されます。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.714
(4pt)

本が読むのが嫌いでも数字が嫌いでも

普段本を読まない人に贈った本。本が読むのが嫌いな人でも読みやすい本だと思う。後、私は数学が嫌いだけどそんな私もこの本にでてくる数字には普段感じない暖かさを感じた。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.713
(4pt)

本が読むのが嫌いでも数字が嫌いでも

普段本を読まない人に贈った本。本が読むのが嫌いな人でも読みやすい本だと思う。後、私は数学が嫌いだけどそんな私もこの本にでてくる数字には普段感じない暖かさを感じた。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X
No.712
(5pt)

数式をひも解く快感

よく売れて、映画にもなった本です。ベストセラーというと、評判を自分の中で膨らませすぎて、期待はずれだったりしますが、この本は、他のベストセラー小説とは、ちがいます。その理由は数学、数式、数字をうまく使っているためでしょう。登場人物、数式、小道具にいたるまですべては、うまく配置され、組み合わされて、うまく織りこまれた物語を形作っています。読み終わったあとのせつなさも読んでいる途中にほっとする感じも、読む人が望むものを満たしています。本当にうまく書かれているお話です。「妊娠カレンダー」もよかったけれど、この作品も間違いなくこの作家を代表する作品となるでしょう。
博士の愛した数式 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式 (新潮文庫)より
4101215235
No.711
(5pt)

数式をひも解く快感

よく売れて、映画にもなった本です。ベストセラーというと、評判を自分の中で膨らませすぎて、期待はずれだったりしますが、この本は、他のベストセラー小説とは、ちがいます。その理由は数学、数式、数字をうまく使っているためでしょう。登場人物、数式、小道具にいたるまですべては、うまく配置され、組み合わされて、うまく織りこまれた物語を形作っています。読み終わったあとのせつなさも読んでいる途中にほっとする感じも、読む人が望むものを満たしています。本当にうまく書かれているお話です。「妊娠カレンダー」もよかったけれど、この作品も間違いなくこの作家を代表する作品となるでしょう。
博士の愛した数式 Amazon書評・レビュー: 博士の愛した数式より
410401303X