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万能鑑定士Qの事件簿VII



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【この小説が収録されている参考書籍】
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)

万能鑑定士Qの事件簿VIIの評価: 4.00/5点 レビュー 30件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

マルサの女。

夢を諦めず追い続け、夢を叶えるには、希望を捨てず、理想を高く持たなければ、ただの夢想に終わる。

お金はないより、あるに越したことはないが、人生をお金に翻弄され、お金を訴求することに終始して、本当に大切なモノを見失う生き方って、どうなんでしょう?

会社に、単なるイエスマンは要らない。 苦言を呈するものがあるから、会社としても、人としても、新たな魅力が見つかりさらなる発展につながる。
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)Amazon書評・レビュー:万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)より
4043836481
No.4:
(3pt)

面白いが不親切

このシリーズが評判だと聞いて、冷房自粛の夏休みにはには
クリスマスの物語も良いか、と購入。

『可愛いというより綺麗という形容が当てはまる美人顔』の
スーパーヒロインが活躍するお伽噺としては、面白い。

でも、物理法則を無視するような記述がある(詳細後述)のが
不満。これでは『人が死なないミステリー』ではなく
『人が死なないSF』だ。

単純模倣による犯罪の発生を防ぐためかも知れないが、
少なくとも『おもしろくて知恵がつく』をキャッチコピーにして
実名のブランドや企業に関連する知識を載せているならば、
フィクションといえど、何らかの補足説明がなされなければ
読者に対して真摯な態度とは言えないだろう。

ちなみに、著者の責任ではないのだろうが、日本語の本来の
意味からすれば、『知恵がつく』ではなく、『知識が増える』
あるいは『知識が身につく』と言うべきだろう。



〜以下ネタバレあり〜


本巻において物理法則を超越していくつかの例

★敷き詰められた金塊の上をズカズカと歩いていること
 本当は柔らかい純金(モース硬度2.5)では、直角の辺や角を
ぶつけたり擦ったりしただけで磨耗してしまうので、
『金塊を直方体にしていること』も本来ありえない。しかし、
百歩譲ってそのような形状に出来たとして、その柔らかな
金属の上を、純金鑑定のプロが土足で歩き回るようなことは
考えられない。

★レーザーカッターで金塊を切断していること
 一般に金属をレーザーカッターで切ることは出来ない。
理由は金属表面での反射と熱伝導によりエネルギーが散逸して
しまうため。これも百万歩譲って、その散逸をものともしない
高出力のレーザーがあったとして、切断面は、羊羹を包丁で
切ったようにはならず、キャンディーバーをバスバーナーで
溶かし切ったようになってしまう。

★偽金塊の組成を鉄,鉛、銅を主成分としていること
金の密度19.3g/cm3に比較して、それよりも軽い、鉛11.3、
鉄7.9、銅8.9の組み合わせでそれより密度の高い合金を
作ることは出来ない。

万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)Amazon書評・レビュー:万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)より
4043836481
No.3:
(3pt)

作品の巻数が増えるたびのよくなる。

春に1巻から最新刊までこちらで大人買いして最近読了。
初めのころは立ち上がりで説明が多くつまらなかったが巻が進むに連れ内容が充実してきた。

ただこの展開はないでしょうということも・・主人公の今後の活躍に期待してます。本音は千里眼シリーズの方が好みです。復活してください。
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)Amazon書評・レビュー:万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)より
4043836481
No.2:
(3pt)

だんだん面白くはなってきた。

筆のエンターテイナー、松岡圭祐のシリーズ物第七弾。

純金を買ったはずなのに、なぜか合金に変わってしまったという事件が続発し、マルサが動き出す。やがて、おそらくは次の「偽純金」の買い手になるだろう有名ファッション雑誌の女編集長に目をつけたマルサは、鑑定士の莉子にそのファッション誌編集部潜入を依頼し……。

前回でいい感じになってきたこのシリーズ。今回もまたうまくできていました。
最大の謎「純金が合金に変わる」をきっちり土台に置きながら、その周辺で起こる様々な事件も取り混ぜ、作者は話を進行させていきます。
もちろん、ラストの見せ場は、その最大の謎の解明。

もう、すっきり感は抜群。

……なはずなのですが、ひとつ致命的な欠点があって、それで作品は台無しになっています。ラストまで面白く読めるだけに、余計にその穴が惜しくてなりません。

ミステリーという体裁をとる以上、こういう失敗はしてはいけないんじゃないでしょうか。
残念です。

※ほか、ちょっと。
・話自体はとても面白く読めます。穴も気にならない人は気づかないかもしれません。
・誰も殺さないという点を徹底しているのには好感が持てます。
・星は好きな作家の作品なのであてになりません。
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)Amazon書評・レビュー:万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)より
4043836481
No.1:
(3pt)

一気に読ませる力量には感心するが・・・・

この著者の魅力は、まずは一気に読者に読ませる力量でしょう。巻により題材もちりばめているようですし飽きもこないと思います。軽い気持ちで読めます。
但し、この巻のトリックについていうと金の延べ棒の切断面と初めからあった面をすりかえるというのは少し無理な気がします。はじめからの端面には溶かして製作あるので角部に丸みがついているはずですし、カットした面は角部の丸みがないはずです。また、金と鉛や鉄では色が違いますのでカットした時点で金の延べ棒を買おうという人や金の鑑定家は疑念をいだくはずです。
この作者の力量をもってすればもう少しこの点には工夫がほしいと思います。
万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)Amazon書評・レビュー:万能鑑定士Qの事件簿VII (角川文庫)より
4043836481

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