マークスの山

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評判

マークスの山の評価:

3.77/5点 レビュー 272件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.77pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全218件 81〜100 5/11ページ
No.138
(5pt)

面白いけれど動機が一筋縄ではいかない

昔々読みました。一気に読みました。非常に感動しました。ただ動機に関しては僕にとってはこんなんでいいのかという気がしました。なるほどとは思えなかったですね。先日書庫のレイアウトを変えていた時に出てきたので久しぶりに(15年ぶりくらい)読み直しました。やっぱり動機には納得いきませんでした。他の推理小説を圧倒するずば抜けてレベルの高いミステリーだけに惜しいと思っております。というか惜しいという表現は間違いなのかも。僕の理解力が足りないのかもなあって思ったり。でもやっぱり違和感(物足りなさ?)が残ります。
一言で言えばあまりにも偶然な事柄がうまくつながりすぎということかな。まあ小説はある程度偶然が重なったレアケースの場合を描かれているものと考えておりますが、これはあまりにも・・・普通なら真相は絶対にわからないような気がして・・・。
個人的には精神疾患を患っている人物を犯人にするにはミステリーの禁じ手だと考えているのでまず初めにわかっていたら読まない。でもこれはそういうものでもなかった。推理小説でもないのですよねトリックとか全く対象外の話ですから。
読みにくいっていう評価もあるようですがそれは読み手の力不足だけの話でそうは感じない。僕にとっては不思議な本ですが名作には違いありません。一読をお薦めします。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.137
(5pt)

ただならぬ雰囲気の進行

犯人はだいたい分かってしまうので、犯人探しよりは刑事たちのキャラの魅力や、各人の行動の絡まり合う同時空内の緊張した雰囲気にこそ読むべきところがある。
 犯人の多重人格的な行動と内面を描くとともに、刑事たちが徐々に事件の真相に迫っていくその時間の脅迫的進み具合がおもしろい。
 途中から犯人の存在感が薄れ、その代わりに持ってこられる、昔の学生仲間内での事件の真相もそんなにインパクトのあるものとは思えなかったが、重層的な世界把握の経過に面白さがある、と感じた。解説で秋山駿はバルザックなどの影響があると言っている。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.136
(5pt)

ただならぬ雰囲気の進行

犯人はだいたい分かってしまうので、犯人探しよりは刑事たちのキャラの魅力や、各人の行動の絡まり合う同時空内の緊張した雰囲気にこそ読むべきところがある。
 犯人の多重人格的な行動と内面を描くとともに、刑事たちが徐々に事件の真相に迫っていくその時間の脅迫的進み具合がおもしろい。
 途中から犯人の存在感が薄れ、その代わりに持ってこられる、昔の学生仲間内での事件の真相もそんなにインパクトのあるものとは思えなかったが、重層的な世界把握の経過に面白さがある、と感じた。解説で秋山駿はバルザックなどの影響があると言っている。
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.135
(5pt)

面白かった

上巻が面白かったので、続きを買いました。面白かったです。文章に好みはあるけど、私は好きです。
マークスの山〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈下〉 (新潮文庫)より
4101347204
No.134
(5pt)

面白かった

高村薫をはじめて読みました。大沢在昌が好きですが、文章の漢字が似ていて読みやすく楽しめました。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.133
(5pt)

面白かった

上巻が面白かったので、続きを買いました。面白かったです。文章に好みはあるけど、私は好きです。
マークスの山(下) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(下) 講談社文庫より
4062734923
No.132
(5pt)

面白かった

高村薫をはじめて読みました。大沢在昌が好きですが、文章の漢字が似ていて読みやすく楽しめました。
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.131
(5pt)

高村さん

単行本で読んでいましたが文庫化にあたりだいぶ書き換えたとのことで探していました。いい本です。
マークスの山〈下〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈下〉 (新潮文庫)より
4101347204
No.130
(5pt)

高村さん

単行本で読んでいましたが文庫化にあたりだいぶ書き換えたとのことで探していました。いい本です。
マークスの山(下) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(下) 講談社文庫より
4062734923
No.129
(4pt)

山のメタファー

山で両親を亡くした後遺症か何かで、周期的に気分が変わる殺人者がいる。精神状態を表すと「暗いくらーい山……」「明るい明るい山!」
の時期で行動パタンが違うので捜査線上に浮かびあがらないという設定。
で、この殺人者にある元大学の山岳サークルの人間が集中的に狙われる。この人たちも集団リンチで仲間を1人殺しているがバレていない。

下巻は警察の捜査現場、「捜査が不毛」「現場のいさかい」みたいのが描かれますが、なんとなくつくりものっぽくてなじめません。文庫版ですが(ハードカバー版では内容が違うらしい)。

不正入試というのはそんなに大罪なんだろうか。タイトルのMARKSは山岳サークルの人の頭文字。
逆に精神異常者のほうは
けっこう残酷なやり方でひとをたくさん殺してるのに、ピュアな人みたいにかかれててバランスがよくわからない。

マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.128
(5pt)

現実の世界に当てはまるフィクション

長い話だが、だれた感じはせず、一気に読めてしまう。後半がすばらしい。「マークス」は殺人者の名前であるが、いったい何なのかがだんだん明らかになってくる。マークスの秘密について「仲間の秘密を共有し合った深窓のエリートたちの狂気が、山という閉じた世界に見事に似合っていたからだ。」という文がある。この中の「山」を「財官学政」に換えるとよくわかる。警察も「山」を作っている一組織だからこそ、マークス5人衆を守り、冤罪事件を作り出す。警察内部の軋轢もくわしく描写しているのも頷けるし、この中で必死にもがく合田の様子も手に取るようにわかる。

 ホテルでの事情聴取で「ノムラヒサシ」という名前を何度も使い、マークス5人衆をオトそうとする合田と吾妻。しかし本人は反応を見せない。「いつも人に向けている部分は表層の部分である。そこと全く遮断されたところに実態がある」のだ。現実に眼を向ければ、電力会社が言っていることと、そっくりではないか。実態を知っているのに表層の部分しか見せない。

 初々しい合田であるが「五人の男たちの後姿の一部が己の姿と重なっているような気がして、合田は自分の五臓が震えるような思いに陥った。」には心が動かされる。
 文庫本判は全体的にもっとすっきりしていた感じがするが、こちらのほうが好きだ。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.127
(5pt)

筆力とはこのことか

以前映画の「マークスの山」を観て、映画の出来もあるけれど、暗い内容でイマイチ好きになれなかった。今回たまたま新潮文庫を読んでみたので感想を述べる。
 導入部から映画のワンシーンのような感じでグイと物語に引き込まれるました。それからは時間を惜しんで上下巻を一気に読みました。情景描写や人間描写がきめ細かく書きこまれていて、これが「筆力」というものかなと感心した次第です。
ただ、読み終えて感じるのは、事件の因果関係等に整合性が若干欠けていたり、人間関係にちょっと無理を感じました。が、しかし、これだけの分量を書き、それを一気に読ませる筆力を持った実力ある作家であるということは確実に言えると思います。
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.126
(5pt)

筆力とはこのことか

以前映画の「マークスの山」を観て、映画の出来もあるけれど、暗い内容でイマイチ好きになれなかった。今回たまたま新潮文庫を読んでみたので感想を述べる。
 導入部から映画のワンシーンのような感じでグイと物語に引き込まれるました。それからは時間を惜しんで上下巻を一気に読みました。情景描写や人間描写がきめ細かく書きこまれていて、これが「筆力」というものかなと感心した次第です。
ただ、読み終えて感じるのは、事件の因果関係等に整合性が若干欠けていたり、人間関係にちょっと無理を感じました。が、しかし、これだけの分量を書き、それを一気に読ませる筆力を持った実力ある作家であるということは確実に言えると思います。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.125
(4pt)

緻密で手の込んだ作品

警察の捜査と内部事情が詳細に描かれ、登場人物もかなり多い。
物語の超人的な情報量と、
人物描写の細かさにひたすら圧倒されました。
裕之が、真知子が撃たれたのをきっかけに
一人の人間としての形をもった気がしました。
長い長いお話しの最期は、
追う方と追われる方との気持ちを考えると、
何とも言えず、悲しい最期でした。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.124
(5pt)

下巻へと引き込まれる上巻

あまり先見情報のないまま手にとって読んだが,綿密な描写とストーリー性に引き込まれ,ページ数を感じないほどどんどん読み進められる.上巻は,事件が一本の線でつながる前のいわば全体の序章に過ぎない.読み終わると,下巻を求める自分がいた.
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.123
(5pt)

下巻へと引き込まれる上巻

あまり先見情報のないまま手にとって読んだが,綿密な描写とストーリー性に引き込まれ,ページ数を感じないほどどんどん読み進められる.上巻は,事件が一本の線でつながる前のいわば全体の序章に過ぎない.読み終わると,下巻を求める自分がいた.
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.122
(4pt)

良くも悪くも

題名から「ホワイトアウト」のような活劇を予想していたが、まったくもってそうではなかった。 いい意味でも悪い意味でも。 直木賞受賞作ということだが、芥川賞の間違いではないの?と思うくらい、文章の密度が濃ゆい。 全体としてストーリーの進み方はのろく、決して読みやすい小説とは思えないが、なぜか特に滞ることもなく読み進めることができた。 

 しかし全体の半分以上を占めてるんじゃないのと思うくらいの、警察での捜査描写には少しばかりうんざりした。 同僚同士の怒号に駆け引き、あら捜し、厳しい追求などと、実際の現場でこんなだったら刑事なんてみんなおかしくなってしまうんじゃないのって思ってしまう。

 読んだ後に特に思ったことは、この作家は他の作品でもそうだったが、個々の事件に対しての説明がなされていないままに物語が終わってしまっていることだ。 確かに物語の本題ではないのだろうが、どういう理由、いきさつで殺人に至ったかくらいは示してほしかった。 最初の飯場での誤っての殺人なんか、あれはどういうことなのよ。
マークスの山〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: マークスの山〈上〉 (新潮文庫)より
4101347190
No.121
(4pt)

良くも悪くも

題名から「ホワイトアウト」のような活劇を予想していたが、まったくもってそうではなかった。 いい意味でも悪い意味でも。 直木賞受賞作ということだが、芥川賞の間違いではないの?と思うくらい、文章の密度が濃ゆい。 全体としてストーリーの進み方はのろく、決して読みやすい小説とは思えないが、なぜか特に滞ることもなく読み進めることができた。 

 しかし全体の半分以上を占めてるんじゃないのと思うくらいの、警察での捜査描写には少しばかりうんざりした。 同僚同士の怒号に駆け引き、あら捜し、厳しい追求などと、実際の現場でこんなだったら刑事なんてみんなおかしくなってしまうんじゃないのって思ってしまう。

 読んだ後に特に思ったことは、この作家は他の作品でもそうだったが、個々の事件に対しての説明がなされていないままに物語が終わってしまっていることだ。 確かに物語の本題ではないのだろうが、どういう理由、いきさつで殺人に至ったかくらいは示してほしかった。 最初の飯場での誤っての殺人なんか、あれはどういうことなのよ。
マークスの山(上) 講談社文庫 Amazon書評・レビュー: マークスの山(上) 講談社文庫より
4062734915
No.120
(5pt)

最高の警察小説

今まで読んだ中で、警察小説です。 単なる事件にとどまらない、高村薫ワールドが素晴らしい。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536
No.119
(5pt)

深い。心がえぐられるような大作

サスペンスって、事件が起きてそれを解明していって一件落着!てな感じの物語なんだけど。これ読んでると、一件落着するまでの 逃げる犯人、追いかける刑事、それを取り巻く人間、それぞれの人間の生い立ちや成長の中でつくられた人間性の交わりなんだと、あらためて思う。読み応えある”文学”だった。
マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド) Amazon書評・レビュー: マークスの山 (ハヤカワ・ミステリワールド)より
4152035536