パラサイト・イヴ

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評判

パラサイト・イヴの評価:

3.29/5点 レビュー 78件。 B ランク

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平均点3.29pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全115件 41〜60 3/6ページ
No.75
(4pt)

面白かった。

20年前に社会現象にまでなった作品らしいけれど当時は子育てに終われ気になってはいたが読めてなかった。
最近Kindleされていたので購入し通勤時に読んでみた。
ミトコンドリアの謎の生命体の恐ろしさに圧倒されながらも生化学者らしく冷静に分析して対決しようとする主人公利明のかんじが好みだった。
エンタメ要素も満載で楽しめた。
作者の他の作品も読んでみたいと思う。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.74
(4pt)

面白かった。

20年前に社会現象にまでなった作品らしいけれど当時は子育てに終われ気になってはいたが読めてなかった。
最近Kindleされていたので購入し通勤時に読んでみた。
ミトコンドリアの謎の生命体の恐ろしさに圧倒されながらも生化学者らしく冷静に分析して対決しようとする主人公利明のかんじが好みだった。
エンタメ要素も満載で楽しめた。
作者の他の作品も読んでみたいと思う。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.73
(4pt)

面白かった。

20年前に社会現象にまでなった作品らしいけれど当時は子育てに終われ気になってはいたが読めてなかった。
最近Kindleされていたので購入し通勤時に読んでみた。
ミトコンドリアの謎の生命体の恐ろしさに圧倒されながらも生化学者らしく冷静に分析して対決しようとする主人公利明のかんじが好みだった。
エンタメ要素も満載で楽しめた。
作者の他の作品も読んでみたいと思う。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.72
(5pt)

ミトコンドリアDNA

遺伝子の話だったのでその昔習った高校の生物の授業を思い出しながらよんだ。どうしても近代生物学のミトコンドリアについての学説が必要な小説だと思った。著者の発想に脱帽する。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.71
(5pt)

ミトコンドリアDNA

遺伝子の話だったのでその昔習った高校の生物の授業を思い出しながらよんだ。どうしても近代生物学のミトコンドリアについての学説が必要な小説だと思った。著者の発想に脱帽する。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.70
(5pt)

ミトコンドリアDNA

遺伝子の話だったのでその昔習った高校の生物の授業を思い出しながらよんだ。どうしても近代生物学のミトコンドリアについての学説が必要な小説だと思った。著者の発想に脱帽する。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.69
(4pt)

科学の名を冠した恋愛物

科学的な用語、ホラー色ばかりが注目されがちだが、軸は男女の狂おしいまでの執着だ。
だが、死体をただの物体とみなせない彼を、狂人と笑う事はできないだろう。

多くの人が、墓石の下にある死体を、ただの肉とみなせずに、花を捧げ、手を合わせるのだから。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.68
(4pt)

科学の名を冠した恋愛物

科学的な用語、ホラー色ばかりが注目されがちだが、軸は男女の狂おしいまでの執着だ。
だが、死体をただの物体とみなせない彼を、狂人と笑う事はできないだろう。

多くの人が、墓石の下にある死体を、ただの肉とみなせずに、花を捧げ、手を合わせるのだから。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.67
(4pt)

科学の名を冠した恋愛物

科学的な用語、ホラー色ばかりが注目されがちだが、軸は男女の狂おしいまでの執着だ。
だが、死体をただの物体とみなせない彼を、狂人と笑う事はできないだろう。

多くの人が、墓石の下にある死体を、ただの肉とみなせずに、花を捧げ、手を合わせるのだから。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.66
(5pt)

ミトコンドリアイブ

ミトコンドリアが反乱?を起こして、一人の女性、聖美を殺害し、その夫の精神を操作して自分の幹細胞を培養させ、また聖美の腎臓移植した10代の女性の体を使って妊娠させる。ミトコンドリアが太古の昔から計画していた進化の最終局面で、最後のどんでん返しが。。。

生化学の勉強や実験を少しでも経験した者にだけわかるストーリの展開は、新しいタイプのエンターテイメントである。

ミトコンドリアは大腸菌と同じようにDNAがリング状になっている。ミトコンドリアは、母方の卵細胞に「寄生」しているがゆえに、人類の起源を知るひとつのマーカーとなっている。この遺伝子進化をさかのぼると、最初のイブがアフリカに誕生したことがわかる。こんな話を聞いたことがある方も多いだろう。ところが、ミトコンドリアは完全に母のミトコンドリアの遺伝子を受け取っているだけではなく、父方の遺伝子も受け取っているという。その遺伝子同士の戦いが、どんでん返しの秘密となっている。

ミトコンドリアの遺伝子に、小説にあるような知性や意思があると思えないし、妊娠した胎児が、かりにミトコンドリアが成長を操作できるとしても、その栄養をどのようにして得たのか、なぞは無数にあり、いくらでも揚げ足をとることはできるが、エンターテイメントとしては、十分に楽しめた。

ミトコンドリアは、宿主真核生物が、その遺伝子の90%を奪い取り、搾取による共生とする説もあるが、この小説では、この定説を否定し、ミトコンドリアが宿主を支配しているとする。腸内細菌が人間の情緒を師支配しているという話もあるので、なかなか面白い。

ミトコンドリアは、生物のエネルギー生産に関係している細胞内器官であるが、分化やアポトーシス(自然死)の鍵を握っているという。詳しくは、ネットの転がっているナレッジを拾っていただくことにして、どなたかがレビューに書いているように、命を育てるも殺すもミトコンドリア次第。この発想が、この小説のベースになっているのであろう。

ミトコンドリアの詳細を、いつ学んだか記憶はないが、ミトコンドリアの不思議と、パラサイトイブの話題で盛り上がったせいもあって、読了した本だと錯覚していた。また題名も間違えて記憶していて、ミトコンドリアイブだと思っていた。ずいぶん探したが、なかなか見つからなかった。パラサイトイブとう題名であるこにに気がついたのは、数日前のことである。今回、一気に読破して、初めて読んだ本だと、きがついた。ジャンルとしてはホラーだそうだが、聖美のような女性と巡り合いたいと倒錯した願望を持つのは、私だけではあるまい。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.65
(5pt)

ミトコンドリアイブ

ミトコンドリアが反乱?を起こして、一人の女性、聖美を殺害し、その夫の精神を操作して自分の幹細胞を培養させ、また聖美の腎臓移植した10代の女性の体を使って妊娠させる。ミトコンドリアが太古の昔から計画していた進化の最終局面で、最後のどんでん返しが。。。

生化学の勉強や実験を少しでも経験した者にだけわかるストーリの展開は、新しいタイプのエンターテイメントである。

ミトコンドリアは大腸菌と同じようにDNAがリング状になっている。ミトコンドリアは、母方の卵細胞に「寄生」しているがゆえに、人類の起源を知るひとつのマーカーとなっている。この遺伝子進化をさかのぼると、最初のイブがアフリカに誕生したことがわかる。こんな話を聞いたことがある方も多いだろう。ところが、ミトコンドリアは完全に母のミトコンドリアの遺伝子を受け取っているだけではなく、父方の遺伝子も受け取っているという。その遺伝子同士の戦いが、どんでん返しの秘密となっている。

ミトコンドリアの遺伝子に、小説にあるような知性や意思があると思えないし、妊娠した胎児が、かりにミトコンドリアが成長を操作できるとしても、その栄養をどのようにして得たのか、なぞは無数にあり、いくらでも揚げ足をとることはできるが、エンターテイメントとしては、十分に楽しめた。

ミトコンドリアは、宿主真核生物が、その遺伝子の90%を奪い取り、搾取による共生とする説もあるが、この小説では、この定説を否定し、ミトコンドリアが宿主を支配しているとする。腸内細菌が人間の情緒を師支配しているという話もあるので、なかなか面白い。

ミトコンドリアは、生物のエネルギー生産に関係している細胞内器官であるが、分化やアポトーシス(自然死)の鍵を握っているという。詳しくは、ネットの転がっているナレッジを拾っていただくことにして、どなたかがレビューに書いているように、命を育てるも殺すもミトコンドリア次第。この発想が、この小説のベースになっているのであろう。

ミトコンドリアの詳細を、いつ学んだか記憶はないが、ミトコンドリアの不思議と、パラサイトイブの話題で盛り上がったせいもあって、読了した本だと錯覚していた。また題名も間違えて記憶していて、ミトコンドリアイブだと思っていた。ずいぶん探したが、なかなか見つからなかった。パラサイトイブとう題名であるこにに気がついたのは、数日前のことである。今回、一気に読破して、初めて読んだ本だと、きがついた。ジャンルとしてはホラーだそうだが、聖美のような女性と巡り合いたいと倒錯した願望を持つのは、私だけではあるまい。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.64
(5pt)

ミトコンドリアイブ

ミトコンドリアが反乱?を起こして、一人の女性、聖美を殺害し、その夫の精神を操作して自分の幹細胞を培養させ、また聖美の腎臓移植した10代の女性の体を使って妊娠させる。ミトコンドリアが太古の昔から計画していた進化の最終局面で、最後のどんでん返しが。。。

生化学の勉強や実験を少しでも経験した者にだけわかるストーリの展開は、新しいタイプのエンターテイメントである。

ミトコンドリアは大腸菌と同じようにDNAがリング状になっている。ミトコンドリアは、母方の卵細胞に「寄生」しているがゆえに、人類の起源を知るひとつのマーカーとなっている。この遺伝子進化をさかのぼると、最初のイブがアフリカに誕生したことがわかる。こんな話を聞いたことがある方も多いだろう。ところが、ミトコンドリアは完全に母のミトコンドリアの遺伝子を受け取っているだけではなく、父方の遺伝子も受け取っているという。その遺伝子同士の戦いが、どんでん返しの秘密となっている。

ミトコンドリアの遺伝子に、小説にあるような知性や意思があると思えないし、妊娠した胎児が、かりにミトコンドリアが成長を操作できるとしても、その栄養をどのようにして得たのか、なぞは無数にあり、いくらでも揚げ足をとることはできるが、エンターテイメントとしては、十分に楽しめた。

ミトコンドリアは、宿主真核生物が、その遺伝子の90%を奪い取り、搾取による共生とする説もあるが、この小説では、この定説を否定し、ミトコンドリアが宿主を支配しているとする。腸内細菌が人間の情緒を師支配しているという話もあるので、なかなか面白い。

ミトコンドリアは、生物のエネルギー生産に関係している細胞内器官であるが、分化やアポトーシス(自然死)の鍵を握っているという。詳しくは、ネットの転がっているナレッジを拾っていただくことにして、どなたかがレビューに書いているように、命を育てるも殺すもミトコンドリア次第。この発想が、この小説のベースになっているのであろう。

ミトコンドリアの詳細を、いつ学んだか記憶はないが、ミトコンドリアの不思議と、パラサイトイブの話題で盛り上がったせいもあって、読了した本だと錯覚していた。また題名も間違えて記憶していて、ミトコンドリアイブだと思っていた。ずいぶん探したが、なかなか見つからなかった。パラサイトイブとう題名であるこにに気がついたのは、数日前のことである。今回、一気に読破して、初めて読んだ本だと、きがついた。ジャンルとしてはホラーだそうだが、聖美のような女性と巡り合いたいと倒錯した願望を持つのは、私だけではあるまい。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.63
(4pt)

思わず化学や生物学の道を目指したくなる小説

久しぶりに再読しました。

文系だった私は,この本で描かれる理系の世界にあこがれてしまいます。

ストーリーとは無関係に,ふとそんなことを思ってしましました。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.62
(4pt)

思わず化学や生物学の道を目指したくなる小説

久しぶりに再読しました。

文系だった私は,この本で描かれる理系の世界にあこがれてしまいます。

ストーリーとは無関係に,ふとそんなことを思ってしましました。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.61
(4pt)

思わず化学や生物学の道を目指したくなる小説

久しぶりに再読しました。

文系だった私は,この本で描かれる理系の世界にあこがれてしまいます。

ストーリーとは無関係に,ふとそんなことを思ってしましました。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.60
(4pt)

賞賛

「利己的な遺伝子による細胞内戦争」を、その道の研究者が書き下ろした良質のサイエンス・フィクション。
前半部に稚拙な文章が散見され、筋も『Xファイル』的な既視感が、なくもない。しかし、クライマックスへの加速感が些細な欠点を凌駕し、専門分野をベースにした独自の着眼点とアイディアが光っている。

機器などの専門用語も、分からないなりに「多分、こんな感じだろう」と適当に読み進めば、大きな邪魔にならなかった。むしろ冗長な説明がなかった分、テンポ良く読むことができた。

疑問に感じたのは、
「億年単位で進化を経験してきたミトコンドリアが、その形での自己崩壊を予見できないだろうか?」
という点。
多少、都合の良い展開のように感じたが、まあ、これは重箱の隅をつつくようなものであろう。

独自の発想を見事に小説まで昇華させた、瀬名氏の手腕と労力は、賞賛に値する。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.59
(4pt)

賞賛

「利己的な遺伝子による細胞内戦争」を、その道の研究者が書き下ろした良質のサイエンス・フィクション。
前半部に稚拙な文章が散見され、筋も『Xファイル』的な既視感が、なくもない。しかし、クライマックスへの加速感が些細な欠点を凌駕し、専門分野をベースにした独自の着眼点とアイディアが光っている。

機器などの専門用語も、分からないなりに「多分、こんな感じだろう」と適当に読み進めば、大きな邪魔にならなかった。むしろ冗長な説明がなかった分、テンポ良く読むことができた。

疑問に感じたのは、
「億年単位で進化を経験してきたミトコンドリアが、その形での自己崩壊を予見できないだろうか?」
という点。
多少、都合の良い展開のように感じたが、まあ、これは重箱の隅をつつくようなものであろう。

独自の発想を見事に小説まで昇華させた、瀬名氏の手腕と労力は、賞賛に値する。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014
No.58
(4pt)

賞賛

「利己的な遺伝子による細胞内戦争」を、その道の研究者が書き下ろした良質のサイエンス・フィクション。
前半部に稚拙な文章が散見され、筋も『Xファイル』的な既視感が、なくもない。しかし、クライマックスへの加速感が些細な欠点を凌駕し、専門分野をベースにした独自の着眼点とアイディアが光っている。

機器などの専門用語も、分からないなりに「多分、こんな感じだろう」と適当に読み進めば、大きな邪魔にならなかった。むしろ冗長な説明がなかった分、テンポ良く読むことができた。

疑問に感じたのは、
「億年単位で進化を経験してきたミトコンドリアが、その形での自己崩壊を予見できないだろうか?」
という点。
多少、都合の良い展開のように感じたが、まあ、これは重箱の隅をつつくようなものであろう。

独自の発想を見事に小説まで昇華させた、瀬名氏の手腕と労力は、賞賛に値する。
パラサイト・イヴ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (新潮文庫)より
4101214344
No.57
(4pt)

限界に挑戦した小説

小説には色々なジャンルがありますが、特に好き嫌いが別れる分野に『ハードSF』があります。
これが嫌われる理由のひとつに、下地となる知識と興味が必須、ということがあるのではないでしょうか。
文章でのみ伝える以上、筆者と読者の間に単語に対する共通認識が必要となります。
『遺伝子』と書いてことが済むのは、読者が漠然とでも遺伝子という言葉とその意味を知っていて成り立ちます。

さて、本作『パラサイトイヴ』ですがそういう意味では、筆者の前にはとてつもない困難が立ちふさがっていたことかと思います。
よほど興味がある人でなければ、本作に登場する単語の数々は「何のことやらさっぱり」という事態に成りかねません。
当然ながら小説として物語を読者に楽しませる上で、通俗的でない単語には『説明』が必要となります。
説明を回避する手法も当然あるでしょうし、より文章として楽しめる書き方に留めるということもあります。
ですが、本作においてそれらの手法を取り入れると、また違った小説となったことと思います。
ありていに言ってしまうと、あらすじはB旧ホラー映画のそれです。
要するに、映画版の為体、ご覧の有様という感じです。

瀬名氏の最大の功績は、説明に真っ向から勝負を挑んだことかと思います。
これら説明を退屈な代物にせず、楽しめる部分とし、その細部の拘りによって荒唐無稽な話に命を吹き込んでいらっしゃいます。
だからこそ、この話は小説で楽しめる物で、映像に頼ることなく文字で為しえたということに賞賛を送りたく思います。
前半部からストーリーと平行して続く、楽しめる説明。
中盤から怒濤のごとく盛り上がりを見せる物語。
ラストは賛否両論あるでしょうが、個人的にはあの結末でなければ、それこそB旧映画になってしまったと思います。

この話は小説で読んでこそ面白い、と思います。
映画版を観て小説を読んでらっしゃらない方に、特にお勧めいたします。
パラサイト・イヴ Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴより
4048728628
No.56
(4pt)

限界に挑戦した小説

小説には色々なジャンルがありますが、特に好き嫌いが別れる分野に『ハードSF』があります。
これが嫌われる理由のひとつに、下地となる知識と興味が必須、ということがあるのではないでしょうか。
文章でのみ伝える以上、筆者と読者の間に単語に対する共通認識が必要となります。
『遺伝子』と書いてことが済むのは、読者が漠然とでも遺伝子という言葉とその意味を知っていて成り立ちます。

さて、本作『パラサイトイヴ』ですがそういう意味では、筆者の前にはとてつもない困難が立ちふさがっていたことかと思います。
よほど興味がある人でなければ、本作に登場する単語の数々は「何のことやらさっぱり」という事態に成りかねません。
当然ながら小説として物語を読者に楽しませる上で、通俗的でない単語には『説明』が必要となります。
説明を回避する手法も当然あるでしょうし、より文章として楽しめる書き方に留めるということもあります。
ですが、本作においてそれらの手法を取り入れると、また違った小説となったことと思います。
ありていに言ってしまうと、あらすじはB旧ホラー映画のそれです。
要するに、映画版の為体、ご覧の有様という感じです。

瀬名氏の最大の功績は、説明に真っ向から勝負を挑んだことかと思います。
これら説明を退屈な代物にせず、楽しめる部分とし、その細部の拘りによって荒唐無稽な話に命を吹き込んでいらっしゃいます。
だからこそ、この話は小説で楽しめる物で、映像に頼ることなく文字で為しえたということに賞賛を送りたく思います。
前半部からストーリーと平行して続く、楽しめる説明。
中盤から怒濤のごとく盛り上がりを見せる物語。
ラストは賛否両論あるでしょうが、個人的にはあの結末でなければ、それこそB旧映画になってしまったと思います。

この話は小説で読んでこそ面白い、と思います。
映画版を観て小説を読んでらっしゃらない方に、特にお勧めいたします。
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫) Amazon書評・レビュー: パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)より
4043405014