黄金を抱いて翔べ

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評判

黄金を抱いて翔べの評価:

3.43/5点 レビュー 56件。 C ランク

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平均点3.43pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全95件 61〜80 4/5ページ
No.35
(3pt)

期待しすぎると逆に物足りなさを感じる

読んだきっかけは、このたび映画化されるということと、以前「レディ・ジョーカー」を読んだことがあり、著者のデビュー作を読んでみようと思ったことだ。
詳細緻密な情景描写から、その背景には膨大な取材活動があったことがうかがわれるが、残念ながら余りに細かい記述に自分が着いていけず、その情景を頭の中に描ききれないもどかしさを感じた。
また、金塊強奪に先立ち、ダイナマイトの強奪や殺人を犯しても警察の捜査が及ばないこと、北朝鮮・KCIA・公安・左翼過激派などから追われながらも捕まらないこと、などなどフィクションとはいえ現実感がないことに若干の違和感を感じた。これは、実在の固有名詞と架空の固有名詞(とは言っても連想できる)を混在させる書き方から、読み手はフィクションとはわかっていながらも、実際に起こりえることかもしれないと思いながら読むからだと思う。また、前置きが長い割には、金塊強奪の部分が短すぎ、余りにもあっさりと成功してしまうことにも物足りなさが残った。
黄金を抱いて翔べ Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べより
4103784016
No.34
(3pt)

期待しすぎると逆に物足りなさを感じる

読んだきっかけは、このたび映画化されるということと、以前「レディ・ジョーカー」を読んだことがあり、著者のデビュー作を読んでみようと思ったことだ。
詳細緻密な情景描写から、その背景には膨大な取材活動があったことがうかがわれるが、残念ながら余りに細かい記述に自分が着いていけず、その情景を頭の中に描ききれないもどかしさを感じた。
また、金塊強奪に先立ち、ダイナマイトの強奪や殺人を犯しても警察の捜査が及ばないこと、北朝鮮・KCIA・公安・左翼過激派などから追われながらも捕まらないこと、などなどフィクションとはいえ現実感がないことに若干の違和感を感じた。これは、実在の固有名詞と架空の固有名詞(とは言っても連想できる)を混在させる書き方から、読み手はフィクションとはわかっていながらも、実際に起こりえることかもしれないと思いながら読むからだと思う。また、前置きが長い割には、金塊強奪の部分が短すぎ、余りにもあっさりと成功してしまうことにも物足りなさが残った。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.33
(5pt)

胸が苦しくてたまらない

読んでる途中で配役が決まったので、春樹とジイちゃんと野田の配役がイメージと合わず、読み続ける上で支障になりましたが、幸田と北川とモモはもう、そのものと言えるほどマッチしていて、かなりリアルに映像を見る感覚で読めました。映画化を意識して読んでいたせいでか、頭の中の映像が現実社会と交差して、登場人物の枯渇した人生観を自分の中でも垣間見てしまい、こういう生き方もあるんだなと単純に感じた。ただ、共感するところは一切無い。知らない世界・価値観への興味からか、彼らがどのように最後を迎えるのか、この物語がどのように幕を下ろすのかが知りたくて知りたくて、夢中になって読みました。読んでいて、面白いとかいうのは無いのに、何故読むことを止められないのか、何故読みたいのか。言葉では説明できない感覚。298ページで、それまで坦々と読んできた私に初めて感情が生まれ、整骨院の待合室にいたにもかかわらず、むせび泣いてしまいました。。。しかし、そこからが更にどんどん読ませるのです。ゆっくり泣かせておいてはくれません。一気に最後まで読みきり、私はかなり無になりました。無になってしまったので、すぐに、もう一度読み返しました。二度も読むべき本ではないと思いますが、私はこの本を読み始めてから、今でも、内容を思い出すと胸が苦しくて苦しくて仕方ないので、読み返すことで落ち着かせます。映画化に期待もしますが、また今みたいにハマッてしまうかも・・・と思うと、観るのに覚悟がいると思ってます。チラッと立ち読みしたマークスの山も、読んでみたいと思いました。
黄金を抱いて翔べ Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べより
4103784016
No.32
(5pt)

胸が苦しくてたまらない

読んでる途中で配役が決まったので、春樹とジイちゃんと野田の配役がイメージと合わず、読み続ける上で支障になりましたが、幸田と北川とモモはもう、そのものと言えるほどマッチしていて、かなりリアルに映像を見る感覚で読めました。映画化を意識して読んでいたせいか、高村薫の技か、登場人物の枯渇した人生観を自分の中でも垣間見てしまい、共感するところは一切無いのに、彼らがどのように最後を迎えるのか、この物語がどのように幕を下ろすのかが知りたくて知りたくて、夢中になって読みました。読んでいて、面白いとかいうのは無いのに、何故読むことを止められないのか、何故読みたいのか。言葉では説明できない感覚。298ページで、それまで坦々と読んできた私に初めて感情が生まれ、整骨院の待合室にいたにもかかわらず、むせび泣いてしまいました。。。しかし、そこからが更にどんどん読ませるのです。ゆっくり泣かせておいてはくれません。一気に最後まで読みきり、私はかなり無になりました。無になってしまったので、すぐに、もう一度読み返しました。二度も読むべき本ではないと思いますが、私はこの本を読み始めてから、今でも、内容を思い出すと胸が苦しくて苦しくて仕方ないので、読み返すことで落ち着かせます。映画化に期待もしますが、また今みたいにハマッてしまうかも・・・と思うと、観るのに覚悟がいると思ってます。チラッと立ち読みしたマークスの山も、読んでみたいと思いました。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.31
(5pt)

スリルと哀愁。

面白いです。スリルもあり、哀しみもあり、哀愁漂う本です。大泣きではありませんが、すーっと涙が流れます。印象深いシーンは何度も読み返しました。
黄金を抱いて翔べ Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べより
4103784016
No.30
(5pt)

スリルと哀愁。

面白いです。スリルもあり、哀しみもあり、哀愁漂う本です。大泣きではありませんが、すーっと涙が流れます。印象深いシーンは何度も読み返しました。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.29
(5pt)

女性とは思われない筆致にグイグイ惹きこまれました!

たまたまチャンミンのファンなのでまず原作から知りたくって買いました♪
普段ミステリーも何もほとんど読書をしてなかったのに
著者近影の物静かそうなお顔とは裏腹に
男性かのようなストーリー展開やスパイスに驚きの連続 !@@!
想像力を掻き立てられ、読み終わった時には脱力…
まるでもう一編の映画を見たくらいな心地よい疲労感でした (*^^*)v
その後『週刊新潮』で、井筒監督が22年間ずっと温め続けて
発表された当時の『新潮』を引っ越しの時にも、ボロボロになっても手放さなかった逸話を知り
益々映画化に期待値MAXです'
週刊誌の高(はしごだか)村氏の写真も華奢で可愛い、温和な印象のままでした♪
韓国でもチャミの写真つき帯が巻かれて出版とか
日本でも映画化の帯に東方神起チャンミンと名前が入って出版とか…
一年後のアカデミー賞まで夢がトンでいく作品になるでしょう '
チャンミンの日本演技デビュー記念の第一作としてとても恵まれた原作で
モモを演じるために生まれて来日してくれたんじゃないかとさえ思えるほど
人物設定がピッタリな気がします。

さすが、高村薫氏の初日本推理サスペンス大賞受賞デビュー作、一気に読めました。
黄金を抱いて翔べ Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べより
4103784016
No.28
(5pt)

女性とは思われない筆致にグイグイ惹きこまれました!

たまたまチャンミンのファンなのでまず原作から知りたくって買いました♪
普段ミステリーも何もほとんど読書をしてなかったのに
著者近影の物静かそうなお顔とは裏腹に
男性かのようなストーリー展開やスパイスに驚きの連続 !@@!
想像力を掻き立てられ、読み終わった時には脱力…
まるでもう一編の映画を見たくらいな心地よい疲労感でした (*^^*)v
その後『週刊新潮』で、井筒監督が22年間ずっと温め続けて
発表された当時の『新潮』を引っ越しの時にも、ボロボロになっても手放さなかった逸話を知り
益々映画化に期待値MAXです'
週刊誌の高(はしごだか)村氏の写真も華奢で可愛い、温和な印象のままでした♪
韓国でもチャミの写真つき帯が巻かれて出版とか
日本でも映画化の帯に東方神起チャンミンと名前が入って出版とか…
一年後のアカデミー賞まで夢がトンでいく作品になるでしょう '
チャンミンの日本演技デビュー記念の第一作としてとても恵まれた原作で
モモを演じるために生まれて来日してくれたんじゃないかとさえ思えるほど
人物設定がピッタリな気がします。

さすが、高村薫氏の初日本推理サスペンス大賞受賞デビュー作、一気に読めました。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.27
(5pt)

オススメです

大好きなチャンミンが映画に出演すると知り、
映画の原作本を読んでみたくて購入しました。
読む本と言えば、いつも恋愛系やエッセイなど
で、ミステリーは初めてだったのですが、読んでる
うちに、続きはどうなるの〜とドキドキしながら読み
ました(笑)
ぜひ、読んでみてください!
黄金を抱いて翔べ Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べより
4103784016
No.26
(5pt)

オススメです

大好きなチャンミンが映画に出演すると知り、
映画の原作本を読んでみたくて購入しました。
読む本と言えば、いつも恋愛系やエッセイなど
で、ミステリーは初めてだったのですが、読んでる
うちに、続きはどうなるの〜とドキドキしながら読み
ました(笑)
ぜひ、読んでみてください!
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.25
(5pt)

図書館でも何でもいいから、ぜひ単行本で読んでほしい!

この本を図書館で借りたのは、
動機としては不純ですが、
映画化で東方神起のチャンミンがモモという役を
やると聞いたからです。
あと個人的な偏見ですが、
映画化はたいていの場合、優れた原作には及ばないと思うので、
まずは原作を読みたかった・・・。

ちょっと初っ端だけ読んでいくかな・・・と
図書館の椅子に座ったが最後、
本の世界に没頭し切ってしまい、
途中で切り上げることが出来ませんでした。

恥ずかしながら、高村薫さん、お名前は存じていましたが、
読むのは初めてで。

私が何より心ひかれたのは、
この本の中の「大阪」。
私自身は一度も大阪に行ったことがないのに、
まるでその場に生きているよう。

文庫版のレビューで多くの方がおっしゃっている
「登場人物それぞれが魅力的に書かれている」という点。
私は、そういう感想より、
むしろ、
幸田も、北川も、野田も
この本の中の「大阪」にはかなわない、
或いは「大阪」から君たちはココである必然性はない、と
いわれそうだと思いました。

この本の中の「大阪」にココにいていいよ、と許され、
他の街にいることが決して想像できない人。
この本の中の「大阪」でしか暮らせない人。
それは、モモだと思います。

モモがあまりにも魅力的過ぎて、
この深みを映像化するのは無理・・・と思ってしまったほどです。

単行本の最初のレビューの方がおっしゃっている通り、
幸田とモモを関係性を知りたいなら、
(何かが付加されていない関係性を知りたいなら)
ぜひ単行本を読んでいただきたいです。

私は単行本を読んだから、
幸田とモモに関しては、
魂の共鳴、とでもいうべきものがある、としか感じませんでした。

文庫版は読んでいないのでわかりませんが、
魂の共鳴以外の何かが付加されているなら、
魅力が半減してしまう気がします。

最後に、映画化されたものが
私自身の作品解釈と近いことを願うばかりです。
まぁこればっかりは無理難題としかいいようがないですが。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.24
(5pt)

図書館でも何でもいいから、ぜひ単行本で読んでほしい!

この本を図書館で借りたのは、
動機としては不純ですが、
映画化で東方神起のチャンミンがモモという役を
やると聞いたからです。
あと個人的な偏見ですが、
映画化はたいていの場合、優れた原作には及ばないと思うので、
まずは原作を読みたかった・・・。

ちょっと初っ端だけ読んでいくかな・・・と
図書館の椅子に座ったが最後、
本の世界に没頭し切ってしまい、
途中で切り上げることが出来ませんでした。

恥ずかしながら、高村薫さん、お名前は存じていましたが、
読むのは初めてで。

私が何より心ひかれたのは、
この本の中の「大阪」。
私自身は一度も大阪に行ったことがないのに、
まるでその場に生きているよう。

文庫版のレビューで多くの方がおっしゃっている
「登場人物それぞれが魅力的に書かれている」という点。
私は、そういう感想より、
むしろ、
幸田も、北川も、野田も
この本の中の「大阪」にはかなわない、
或いは「大阪」から君たちはココである必然性はない、と
いわれそうだと思いました。

この本の中の「大阪」にココにいていいよ、と許され、
他の街にいることが決して想像できない人。
この本の中の「大阪」でしか暮らせない人。
それは、モモだと思います。

モモがあまりにも魅力的過ぎて、
この深みを映像化するのは無理・・・と思ってしまったほどです。

単行本の最初のレビューの方がおっしゃっている通り、
幸田とモモを関係性を知りたいなら、
(何かが付加されていない関係性を知りたいなら)
ぜひ単行本を読んでいただきたいです。

私は単行本を読んだから、
幸田とモモに関しては、
魂の共鳴、とでもいうべきものがある、としか感じませんでした。

文庫版は読んでいないのでわかりませんが、
魂の共鳴以外の何かが付加されているなら、
魅力が半減してしまう気がします。

最後に、映画化されたものが
私自身の作品解釈と近いことを願うばかりです。
まぁこればっかりは無理難題としかいいようがないですが。
黄金を抱いて翔べ Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べより
4103784016
No.23
(4pt)

徹底的なディテール

「銀行強盗」という古典的なテーマを徹底的なディテールと陰影のある登場人物たちを描ききった佳作。全共闘、内ゲバ、KCIA、当時の世相もリアリティがある。
 何よりも高村薫がピカレスクロマンから出発したと思えば、その後の作品群の原点として感慨深い。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.22
(4pt)

映画化

今度、井筒監督、妻夫木主演で映画化されるそうです。東方神起のチャンミンも出演すると聞いたので気になり読んでみようと思いました。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.21
(4pt)

大阪を描いた小説の傑作

いま手元に雑誌が無いので記憶ですが、「本の雑誌」のライター陣が読者に答える
コーナーで「大阪が舞台の小説でオススメがあれば教えてください」とあって
挙がっていたのが今作です。
大阪に住んでいるので興味が湧いて読んでみたのですが、中之島、千里、ミナミ、
平野とさほど大きくない大阪の街の描写が巧くてその答えに納得でした。

黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.20
(3pt)

堅く重たい文章だけど、ストーリーは面白い

文章がひたすらに読みにくい。冒頭で躓きかける事数知れず。が、それを耐えれば、さすがと唸る展開が待っている。キャラの思想、性癖、堅く重たい描写など、後に続く高村薫の作品群のフォーマットは、このデビュー作でほぼ出来上がっている。「小説家 高村薫」の原点を垣間見る事が出来ると思う。それにしても、この作品、タイトルがいいなあ。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.19
(3pt)

堅く重たい文章だけど、ストーリーは面白い

文章がひたすらに読みにくい。冒頭で躓きかける事数知れず。
が、それを耐えれば、さすがと唸る展開が待っている。
キャラの思想、性癖、堅く重たい描写など、後に続く高村薫の作品群のフォーマットは、このデビュー作でほぼ出来上がっている。
「小説家 高村薫」の原点を垣間見る事が出来ると思う。
それにしても、この作品、タイトルがいいなあ。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.18
(4pt)

高村さん3作目読了

銀行の地下金庫から金塊を盗み出そうと企てる男たちの物語

入念な計画と物資の調達、実行

長野駅での描写
午前11時、11時半、11時45分、11時48分…
長野を出て10分
12時34分だった
1秒か2秒

いよいよ決行の日
14:00、17:15、17:20…
18:50、18:52、18:55…
21:01、21:02、21:03

自分も同じ時間を共有し、その場にいるかのような錯覚に陥ります

幸田とモモさんの関係
「神の火」「李歐」に似た設定になっています
男性同士の友情を越えた絶対的な信頼関係がストーリーの要なんですね

「幸田さん、あそこへ行ってみようか…」
モモは、フェンスの向うの尖塔を指した。幸田は首を横に振った。あそこは遠い。絶対的に遠い。過去でも現在でもない。彼岸のように遠い、という気がした。
「…いつか行こう」
モモは静かに、だが、しっかりとささやいた。「いつか、行こう…」

いつか行こうと言った教会で、息を引き取ったモモ

この辺りからはずっと目がウルウルでした

男たちの中で唯一家族があった北川
この計画の発案者であり首領ともいえる彼はあくまで脇役
でも彼の存在が無ければこの物語はつまらないものになっていたかもしれません
渋い脇役ってとこかな
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115
No.17
(4pt)

高村さん3作目読了

銀行の地下金庫から金塊を盗み出そうと企てる男たちの物語

入念な計画と物資の調達、実行

長野駅での描写
午前11時、11時半、11時45分、11時48分…
長野を出て10分
12時34分だった
1秒か2秒

いよいよ決行の日
14:00、17:15、17:20…
18:50、18:52、18:55…
21:01、21:02、21:03

自分も同じ時間を共有し、その場にいるかのような錯覚に陥ります

幸田とモモさんの関係
「神の火」「李歐」に似た設定になっています
男性同士の友情を越えた絶対的な信頼関係がストーリーの要なんですね

「幸田さん、あそこへ行ってみようか…」
モモは、フェンスの向うの尖塔を指した。幸田は首を横に振った。あそこは遠い。絶対的に遠い。過去でも現在でもない。彼岸のように遠い、という気がした。
「…いつか行こう」
モモは静かに、だが、しっかりとささやいた。「いつか、行こう…」

いつか行こうと言った教会で、息を引き取ったモモ

この辺りからはずっと目がウルウルでした

男たちの中で唯一家族があった北川
この計画の発案者であり首領ともいえる彼はあくまで脇役
でも彼の存在が無ければこの物語はつまらないものになっていたかもしれません
渋い脇役ってとこかな
黄金を抱いて翔べ Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べより
4103784016
No.16
(3pt)

何年経っても印象に残っている

3年くらい前に初めて読んだにしては物凄い印象を残している作品。
とにかく強盗ものにしても夢のある内容で、手口も普通な術とは一線を画した常軌を逸したもの。他の方も書かれている通り緻密すぎるが故の説明口調が長々続くところはあるがそこは飛ばし読んでしまえばよい。大阪の街の構造を知らない人にとっては面白くない描写がながなが続く箇所もありますが知っている人からしたら頭の中で場所を思い出しながらより一層楽しめる。
黄金を抱いて翔べ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 黄金を抱いて翔べ (新潮文庫)より
4101347115